未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年02月10日)

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しかし情報と言うのもいい加減なものですね。
昨日のNY市場の高騰は「ドイツ政府などが、財政悪化懸念が強まっているギリシャの支援策を打ち出すとの報道を受けて、投資家心理が改善。」と解説されていましたが、他の資料によればマーストリヒト条約により、欧州連合の既定では加盟国に対し他国の債務の肩代わりを禁止していると言います。まぁ、色んな観方があるのでしょう。

同じように今日の新聞を読んで…あれ?記憶違いかな?と思った記事がありました。
中国の1月の自動車販売が124%増となっていたからです。たしか昨日の日経新聞は84%増となっていたはずだけれど…2.2倍はすごいな?

調べて見たら日経本紙は「乗聯会」と言う調査会社で、今日の資料は「中国汽車工業協会」のものなのですね。しかも昨日の数字は乗用車で121万8700台でした。中国汽車工業協会の発表では乗用車は131万6000台なのです。まぁ、販売台数とか生産台数とか登録台数とかの違いは、色々あるようです。しかしすごい数字が続きます。私はマツダの53%増の数字に驚きましたが、上海GMが首位で8万3900台、一汽VWが8万3000台、上海VWが6万5100台などと売れています。

昨日も書きましたが、何故、日経新聞が車の過剰生産懸念を、この時期にデカデカと書くのか良く分かりません。何故なら日本の場合は20%前後の伸びが10年以上も続いたのです。トヨタは今でこそ世界で一番になりましたが、昔は後発メーカーで倒産の危機にあったことがあります。その時に三井銀行が助けてくれました。でも前回、三井銀行が助けを求めた時に、トヨタは支援を断りましたね。その話しは兎も角、そうしてモータリゼーションが始まり、トヨタはヤフーのような成長企業に変身しました。

今の中国はモータリゼーションに突入したばかり、しかも13億もの人口を抱える国です。技術革新が求められる車作りで、日本が中国メーカーの後塵を拝するものでしょうか? 日経新聞などのマスコミの影響や小泉首相の靖国参拝で出遅れた日本ですが、これから巻き返し本番です。生産基地は2年で完成しますが、販売網の確立には10年を要するといわれています。

この背景を裏付けるのは、ジェイテクトやツガミの工作機械の受注動向です。兎に角、中国を中心にすごい伸びを示しているのです。日産自動車は完全な黒字転換を果たしましたね。詳しく見てないのですが、株価の動きは芳しいものではありません。市場はもう少し躍動感があっても良いですね。目先的な動きが多く、資金が回ってないのでしょう。実は私のお客様も期日を迎えており、昨年8月の高値の清算を強いられています。そんなことで少し弱い動きなのでしょう。今日はトヨタに続きホンダのリコールが話題になっていたようですが、過剰反応をし過ぎでしょう。リコールなど結構、頻繁に行われています。

日経新聞に載るかどうか分かりませんが、インドネシアも人口も多くGDPも伸びています。人口は2億3100万人ほどで一人あたりのGDPは2300ドルくらいだと思いますが、昨年10月~12月の成長率が5.4%増だと言います。ベトナムの原子力で日本は敗退しましたが、丸紅と鉄建、横河ブリッジなどの共同体がハノイ~ホーチミン市の鉄道路線の改修工事を45億9000万円で受注したとか…。今日の日経産業新聞には大和ハウスの中国での大規模なマンション販売の記事が掲載されていました。内需が駄目なら積極的に外に出れば良いのです。

しかし大京の黒字決算や国土交通省の建築基準申請緩和などの動きからか? H型製鋼などの建設機材も底打ち気配にあるようです。ピンと来る人は株価と結び付きますね。
まぁ、詳しくは銘柄を掲げませんが、今日もマズマズに展開でした。
でも自社株買いにはビックリしましたね。復配企業があったり…。赤字から黒字転換する銘柄が、相変わらず、狙い目なのでしょう。ビスタニュースで採り上げた銘柄を覚えていますか? 例えば一例を挙げれば下の銘柄を参考に採り上げて、「初期波動の強い銘柄はその後大きくなる傾向がある」と書いたことを覚えていますか? 僅か3週間で1年の高値を更新した動きを見て、あの時に原稿を書きました。同じような銘柄は他にもありますね。まぁ、頑張って下さい。

休み明けの12日金曜日のアップは遅くなります。ご容赦下さい。

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投稿者 kataru : 2010年02月10日 18:49