今日の市況(2010年02月23日)
実は今日、知ったのですがウォール・ストリート・ジャーナル(W.S.J)の日本版があるのですね。有料サイトなのですがさっそく会員になりました。どうも日本のメディアは偏った報道しかしてないようにいつも感じます。でも今日の日経新聞のFRBの戦略の仮説は分かりやすかったです。まだ詳しく読んでいないのですが、要するに貸し出しを促進させ、正常な金融システムに向う準備なのですね。このあと、かなり高金利な住宅担保証券を売却するのでしょう。その受け皿とも考えられますね。一つの現象が、様々に波及します。少し前に、株が下げた原因の中でバンカメの訴訟問題がありました。覚えていますかね? 不本意ながら、バンカメは和解に応じたのですね。
トヨタの公聴会は今晩から3回行われます。他に24日と3月2日に日程が変更になったようです。トヨタ社長はWSJに「基本に立ち戻る時」との寄稿をしたらしいのですが、米国の新聞はやっと社長が出てきたと言う書き方でしたが、日本のテレビなどでは、本人は最初から社長自ら出席したかったが、要請がないのにこちらから出向くと先に言うのは出しゃばりすぎと受け取られかねないとか…の慎重論を述べていました。少し米国と日本では捉え方が違うようです。
BARRON'Sの記事では大手ファンドが銀行株に投資しているとの記事がありましたね。そういえば、他にも欧州の投資家が日本の銀行株は割安だと述べていました。まぁ、割安だと誰もが思っても、実際に買う人がいなくては仕方ありません。そういえばインフレ・ターゲット論が盛んに報道された時にWSJは、やっと日本もインフレ・ターゲット論を導入するらしいと、呆れた記事を掲載していました。外人から見れば、やはり不思議な国なのでしょう。そんな訳で新しい情報源を入手し、少しご機嫌です。
さて今日の市場はGSユアサや川崎汽船が並んでいましたが、気付いていましたかね?
最近の新高値銘柄は自動車関連が多いですね。今日の値上がり上位にもTPRにミツバなどが顔を出していました。買っていないのですが、ずっと以前に、このようなチャートは、その後、大相場になる可能性があると述べたDeNAは戻り新値を更新しています。ツガミも初期波動が大きいし…。人気株の中では商船三井もマズマズの初期波動でした。このように他の銘柄を見て、今の流れを掴むわけですね。自動車が上がるという事は、他に良い筋の銘柄がないか?とか…。株式投資はどちらかと言えば連想ゲームに近い存在なのでしょう。しかし経験がないと自動車関連と言ってもピンと来ません。
例えばトヨタの公聴会問題の中でブレーキとアクセルの話の中で、他にパワステの話しも出ています。仮にパワステもリコールの対象になり販売台数が多ければ、当然、多額の損失が発生する可能性があります。この話しを聞いてピンとくる人は、ジェイテクトなどを連想するのでしょう。だから今日はこの株としては多い658万株の出来高に商いは膨らみ値下がりしていました。でもどうかな? 買い場かもしれません。先日の小糸製作もそう感じるのですが…どうかな? 他に、今日はたぶん値決めなのでしょうが、フォスター電機に日本ケミコンなどが、売られていましたね。逆にコイルの東光などが上がっていました。
何気ない新聞記事がヒントになり大儲けできることもありますし、その逆もあります。私の場合お客様から銘柄を聞かれるケースが多いですね。お客様が選ばれた中から、なるほど良さそうだな。と思う銘柄に一緒に相乗りをさせていただくケースが良くあります。最近の成功例では三菱電機かな? 事前にパワー半導体の記事を読んでいたからでしょう。お客様が買われたら、一応、自分なり調べる場合が多いですね。
実はこのフォスター電機もそうです。
かなり上げていたのですが、お客様が買いたいと言われたから、関心があったので調べたのです。そうしたら良いのですね。アップルの関連だけではありません。車に搭載するスピーカーがかなり伸びるのです。今回もこのスピーカー工場の増設資金の為に自社株の売り出しを行うとか…。兎に角、情報をもらって自分が感じたら、先ず自分で調べて納得したら投資すべきなのです。自分で調べもしないで株を売り買いして、儲かるような甘い相場環境ではないでしょう。頑張って下さい。予想通りなら、しばらく上昇相場の筈です。
投稿者 kataru : 2010年02月23日 17:31