今日の市況(2010年03月03日)
米国トヨタの販売が意外に検討し僅か8.7%減だったとのでトヨタが買われたといいますが、昨年の2月の数字自体が非常に低いものですからね。ADPの数字は明日、日本に伝わるのでしょうが、どんなものでしょう。兎も角、最近は自動車だけが関心のあるセクターですからね。視野が狭いこと…。英のプルーデンシャルがAIGのアジア部門を買収すると昨日伝わりましたが、買収総額が355億ドルと巨額で為替も動き、更には買収資金を捻出する為に増資をすると言う事で、プルーデンシャルの株価が希薄化懸念で20%も下落したと言います。適切価格なら株価は動かない筈なのに…。
ラチェット効果からか、それとも景気回復か?
…分かりませんが、スパンコール付きの73万円もするドレスが売れているとか報道されていました。原宿の表参道が寂しくなった日本とは少し様相が違うのでしょうか?
前回予想されていた利上げを延期したオーストラリアは、0.25%を引き上げ年率4%にしたそうです。この背景には資源国の好調さがありますね。鉄鋼石価格や石炭価格は今年、再び値上げ予定です。新日鐵は4月から2割程度の値上げ交渉を始めるそうです。中国向けの鉄鋼輸出も好調で、特に薄板需要が引き締まっているようです。ビスタニュースの読者の皆さんは、この話しを聞いてピンと来て下さいね。
新聞記事を読む場合、考えて読むかどうか…この訓練が非常に重要です。
最近、記憶力の悪い私は、新聞の切抜きを実践しています。本当は記事の出た日の株価チャートや業績推移なども合わせて保存すれば良いのでしょうが…。ツガミが12月22日だったかな? あの記事の辺りはチャートも貼り付けをしていたのですが、最近はチャートや業績はしていません。簡素化しましたが、未だに切り抜きは続いています。貧乏人は金持ちになるために努力はしないとなりません。くだらないかな?と、思ったのですが意外に役立っています。お客様にいい加減な数字を陳べるわけにもいかず、出所を明らかにしないとなりませんからコンプライアンスでうるさいのです。電話が録音されており誤認介入なるミスをなくさないとなりません。役人はケチを付けようと思えば、たいがい思い通りに出来ます。小沢さんはよく免れましたね。きっと政治的な駆け引きがあったのかな?
まぁ、そんな話しより相場ですね。
相変わらず売買代金は少なく弱い相場です。何故かと言えば、折角、日経新聞が報道した商船三井の記事や日産自動車の記事は反応していませんね。普通なら株価に反応が見られても良いのに…。動いている株は小さな銘柄だけで、しかも直近の株価が下がった銘柄ですね。JUKIは違いますが、フォスター電機に旭ガラス、そうしてファーストリテイリングなどは株価が下がった銘柄です。更に相変わらずですが、自動車がらみの株が強い動きをしています。しかし今日は為替の影響か? 注目しているマツダなどは安かったです。あまり儲かる相場ではないので、上がったら売り下がったら買えば、何度か売り買いをして多少の儲けがあるのでしょう。
スター株がそろそろ欲しいですね。
一方、下げたほうではGMのリコールの影響か?ジェイテクトが売られていました。第一三共も安かったですね。売買代金はどうにか1兆円台を確保していますが、やはり大型増資の資金が寝ているのでしょう。資金還流しないうちに第一生命だから市場は可哀想に…。フェアなルールもなく歪められた偏見のなかで争うわけです。私が、ぼやくのも分かるでしょう。政府のデフレ宣言を受けて12月に臨時の金融政策会議を開いたのです。誰だってインフレ・ターゲット論をようやく採用すると思いますね。ところが18日の白川会見は明確に否定するのですから…ね。別に明確に否定することはありませんね。誤魔化しておけば良かったのに…。彼の正直なキャラクターなのでしょう。でも不満はありますが、以前よりは、ずっと金融緩和姿勢を貫いていることは数字をみればわかりますから、株式相場は明確ではありませんが、緩やかな回復に繋がっているのでしょう。
確実に業績が上向いている幾つかの銘柄があります。昨日も私はヒントの記事を掲載していますね。コマツが18ヶ月ぶりで大型プレス機械を受注したと…。さっそく関連銘柄も動意付いています。何れ上がる株なのでしょうが、果たしてタイミングが直ぐに来て効率的なリターンが得られるかどうか…。僕らは常にスピード計算をしながら投資をしているわけです。だから上がった株が休むのは良いのですが、噴きもしない上がらない株まで休みの時間が長くて…トホホですね。辞めた先輩が言っていました。多くの人は株価が下がると興味を失いますが、彼は最大の好材料は株価が下がることだと常に言っていましたね。下がった株の業績を点検し、大丈夫なら自信を持って買えば良いのですね。GSがブリヂストンのレーティングを引き下げたと言いますが…先日はシティーが引き下げたあとに直ぐ再び上げていましたね。レーティング情報などに振り回されることなく、自分で環境を考え行動すれば良いのでしょう。
投稿者 kataru : 2010年03月03日 18:47