未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年04月22日)

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世界は一つになったな。…と思うのが米国の話題で株式市場が動いたりすることですね。日本株だから日本人に決定権があるかと勘違いするのですが、日本人は自主性がありませんね。最近の証券マンの話しを聞いていると…米国市場では…と言います。情けない話ですが事実です。その解説によれば本日は今晩のオバマ大統領の金融改革の演説が気になるそうで…厳しいものが予想されるから売られたと言います。更に週末に開催されるG7の行方が気になるようです。一方、テクニカル面では下値を切り下げ市場に動揺が広がっているようです。外国人の先物の動きからの振幅が大きくなっているようですね。

昼休み、仲間の歩合セールスが「大丈夫でしょうかね、何しろ、目一杯行っているから心配です。」と本音を洩らしていました。

株式市場の値動きは心理戦ですね。
お客様の心理をみると、先日まで高いから買いたくないと思っていたお客様が、高値にも拘らず買いを入れたり、逆に僅かな値動きで売りを出したり、様々な行動を取っています。でも基本は一つですね。大概は恐いと思われる時に、大きな変化は起きないものです。何故なら…誰もが予想される事に対しては、心の準備をして行動するからです。一番恐いのは予期せぬことが起こること。

私は「かたるの仮説」として「日銀のベースマネー論」を信条にしています。
当たっているかどうか…この検証には長い年月が掛かります。だから、今のところ確かめようがありません。しかしこの説によれば、日銀は積極的な金融緩和を実施していますが引き締めはしていません。故に、更に良くなることはあるでしょうが、悪くても横這いの状態なのでしょう。しかし、どんどん悪くなることはあまり考えられません。だから心配ないとお客様にも話しています。昨日の述べたように、一度、大きく上がった株はなかなか下がらない状態なのでしょう。

さて今日の話しは別です。昨日、日経新聞の夕刊を読んでいたら宗教学者の山折哲男さん死を不安がる若者を救う教育を…との題でコラムを書かれていました。
『人間は生まれながらにして不平等なものだ。その現実を乗り越える教育をしないまま形式的な横並び平等主義が横行した結果、平等でないことへの抵抗感から直ぐに嫉妬や怨念、敵意を他人に抱くようになった。個性はその反省から語られるが、此方も輸入翻訳された観念が独り歩きしているだけ。「誰でも個性的になれる」と言う幻想がわがままな利己主義を生み、他方で「個性的でないと価値がない」との強迫観念が子供の心を萎縮させた。日本には昔から「ひとり」という美しい言葉があるが、今の若者はそれを極端に恐れる。個性と平等という観念の押し付けが、結果的に似たもの同士で群れる事に安住させたからだろう。人は一人で生き、やがて一人で死ぬ。その単純な事実をしっかり教えない限り、子供たちは死の不安から逃げられない。』

一部分ですが抜粋しました。なるほど…今の相場が流される動きも理解できますし、今の社会構造も教育に起因しているのでしょう。いつか人間は死を迎えるわけです。相場の世界は、なんとせまい世界なのでしょう。もっと相場観の発想を儲けとは別の次元で考えたら…と思った次第です。

さて日経平均株価のチャートを見ると陰線が並んでいます。チャート論からすれば、かなり強い動きかな?と考えています。下値には買い物の壁が窺えます。天井圏で連続すれば考えますが…出ている位置が、少し下がって連続していますからね。たぶん売り物を消化できると思っていますし、仮に下げても…知れていると考えています。誰しも回復して間もない相場ですから、利食いを先行して入れたくなるものです。

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投稿者 kataru : 2010年04月22日 18:51