今日の市況(2011年03月04日)
かたる:今日は週末なので…。
マスコミの報道の仕方に疑問を覚えるのは僕だけでしょうか?
『姜氏は先月27日に発生したトラブルの状況を説明して「一部の記者が無許可で撮影を行い秩序を乱した。確かに規定に違反した」と応酬、「どの法律のどの条項に違反したか教えて欲しい」と詰め寄られると取材申請の「関連規定」に違反したうえで「問題は法律うんぬんではなく、中国で事を起こそうと考えていることだ」とかわした。』と報道されています。中国の姜瑜副報道官の発言を聴いて、僕は日本もそうだな。…と考えています。事実を正確に報道するのではなく、恣意的に誘導して悪戯に悪意の満ちた方向へ、視聴率などを考え、面白おかしく世論を誘導しているように思えるのです。
今回の京大受験のカンニング問題も不正には違いないが、事件を大きく扱い過ぎると考えています。もともと日本の大学の仕組みがおかしいのです。ハーバード大学のサンデル教授の授業を思うと、そう感じますね。誰でも入れるようにすれば、自分の実力を考え大学を選ぶようになります。この事件をきっかけに、このような問題の解決へ議論を誘導するなら兎も角、レベルが低いマスコミは、興行の世界の大相撲もあのような扱い方をするし…本当にメディアの姿勢は情けないですね。
さて相場ですが、強いですね。今日の日経新聞の日銀によるETF購入の話が本当なら、株価は下がりませんね。まぁ、金額まで書いてあるから本当なのでしょう。米国もFRBの姿勢は明確ですね。その動きは2年物の米国債金利の推移をみれば分かります。11月4日の0.3276%から完全に相場は離脱しましたね。1月28日は0.5385で底を打ちその後2月8日に0.8488まで上昇し、ここに来て3月1日に0.6408とボトムを売ったように感じます。まだ1%以下の水準ですから明確ではありませんが、景気は確実に上向いているようです。詳しい形は此方から…
現在のカタル投資は色んなシナリオに投資しています。少ないお金でいろんなシナリオを張るのには無理がありますね。世の中にはいくつかの進む道が考えられますが、あらゆる可能性の中から、実現性の高いシナリオに賭けるわけですね。でも底流に流れている流れは一緒です。基本は中央銀行や政府の方針です。だから日経新聞の、あの解説は非常に意義があります。日銀は本気なんだ…と思わせる効果があります。株が多少、上がったからと言って手を緩めては駄目ですね。まだまだ単純平均株価は完全なデフレの世界なのです。
相場は難しい段階なのです。まだ年初から指摘しているインフレ懸念は、充分に市場は織り込んでいません。日経新聞がさらった触れたくらいですから…ね。必要以上にインフレリスクを述べるようになれば、または市場参加者全員が恐怖を感じるほどまで認知すればそのリスクは消えますね。ECBが早ければ、来月にも金利を引き上げるのだと言います。昨日の解説は省いて良いですよね。企業物価指数と消費者物価です。基本的にタイムラグがあり企業は原材料費の上昇を、ある程度は吸収しますね。日本は更に「改善」を続け、物価高を克服しようと頑張ります。だから日本株は世界で一番強いのでしょう。あとはインフレが国民の心理を変えることですね。この影響は非常に大きく22年ぶりの転換になります。
京大カンニング受験の浪人生も追い込まれずに済んだのです。可哀そうに…ある意味で時代の被害者かな?
個人投資家がようやく動いてきましたね。昨日は実に5日間連続陽線の銘柄数が110も出たのです。本当は連続するといいのですが…残念ながら本日は53銘柄でしたね。このような指標や日銀の動向をみれば、一番気になる下げ相場のリスクは少ないようです。ただ主力株は既に調整入りですね。おそらく値幅ではなく時間調整を強いられるのでしょう。そうして物色範囲は先駆した銘柄から、二番手、三番手に広がるのでしょう。最近は低位の仕手系銘柄が物色されているのも、その一環の流れでしょう。昨日、空売りをしてやられたトーヨーカネツですが、負けは負けですが…今日はかたき討ちです。
今日も賑やかですね。レアアースを使わない磁石開発の銘柄として戸田工業やリチウムを使わない蓄電池開発の住友電工などが賑わっていましたね。でも所詮は、目先は業績に寄与しないから一過性の動きなのでしょう。僕は売っていませんが、そう考えています。やはり株は業績の数字が問題ですね。現役生活31年のキャリアは語ります。株はやはり数字だと思いますね。それも変化率の見込める数字なのですね。石油の来期の数字は楽しみだよ。それでは、また来週。
暇の人は此方の記事も面白いですよ。
投稿者 kataru : 2011年03月04日 18:44