今日の市況(2012年02月02日)
かたる:本日もかなり強い展開ですね。弱気になってはいけないような相場ですね。基本的に何故、そう思うかと言えば…日経新聞が好意的な記事を載せたとはいえ、動きの良かった野村証券の動きですね。昨日も述べましたが、基本的には下げても不思議ではなかったのですが300円台に入りましたね。先の高値327円を抜けるかどうか…更に三菱UFJが買われています。金融株が買われると言うことは経済活動が活発になることを示します。何故、金融株が買われないのか…カタル君の謎の一つです。
仕方がないから、無理やり日本国のソブリンリスクを掲げて株安の原因を勝手に納得していました。週足ベースでみると過去MACDがプラスになると売られる傾向があります。既に大きく売られることもなく、大きく買われることもありませんが、鍋底のような展開を続け2年ほどの時間をかけて、右肩上がりの展開を続ける局面に移行するのかもしれませんね。仮にソブリンリスクが原因なら、民主党の消費税の法案が通過すれば、更に買われる筈です。果たしてどうなるのでしょう。私の感覚では600円以下の三菱UFJはおかしな株価と感じますね。
さて金融セクターが上がると言うことは、全ての株価の位置が修正されますね。配当利回りで買える銘柄は多く、価格修正されるのでしょう。理屈としては貿易赤字も要因の一つかもしれません。何故なら、現在の経済運営が強制的にデフレからインフレに変化するからですね。円高だから企業物価を消費者物価に転嫁できないのです。全ての人間心理の後ろ向きの発想はデフレ政策に起因すると述べても言い過ぎではないでしょう。明日の消費を今日の消費に…消費税の段階的な引き上げは、人間心理を早めの消費に向かわせますね。
ここまで半強制的にデフレからインフレ社会に追い込まれるまで決断できないのでしょうかね? まるで僕が株を買い続ける心理に似ていますね。駄目な株を損切りできずに買い続ける心理ですね。このように述べていますが、私自身、このまま上げ続けるか分かりませんね。キーワードは金融株の位置ですが、同時に先駆したエレクなどの株価動向が指標株となるでしょう。自動車が好調な環境なのは誰の目にも明らかです。欧州の落ち込みを米国や新興国が補うと思います。ただ1月のトヨタは中国販売が低調だったようですね。春節の影響か…もう少し様子を見ないと分かりませんが中国経済はキーワードに違いありません。まだ預金準備率を引き下げませんね。2月中にやるのかどうか…CPIの動向が注目されます。欧州は高かったですからね。資源価格は下がりません。
既に水準訂正した225銘柄が更に上がるためにはもう少し時間が必要のようです。だから一度、押した方がスッキリするように感じていますね。金融株にしても窓をあけて上げ続けるほど買い需要があるのでしょうか?今年は全体的に欧州危機などのリスク要因が減り、株は堅調なのでしょうがこの2週間の上げが強く戸惑っているのが現状心理です。
さて決算発表のシャープは大きく売られ、強いと感じていたホンダは寄りだけの動きですね。コナミは好業績にも拘わらず売られており、個人投資家が元気になる相場なのかどうか…ただで遅れていたソフトバンクやイビデンが上がっており循環物色に移行している動きも感じられました。昨日、変化の見られていた商船三井が続伸するなど…面白い動きですね。先駆した銘柄は高値で調整し、出遅れ銘柄の物色が続いているような展開です。
カタル一押しのDENAは3連騰ですが、依然。水面下を示すMACDのマイナス水準です。(12-26-9)OSCIはプラスですが…。みんな中途半端な水準ですね。順番的には休んでいる復興関連が再び反発するかどうか。なかなか筋の通っている復興銘柄は太平洋セメントでは重いですからね。そうかと言って、日本橋梁などの理屈に合わない株も駄目です。大成、大林などの大型ゼネコンでは個人を惹きつけられるかどうか…日本道路などは良いのですが…良すぎて味がありません。所詮…復興だからね。未来都市建設なら一大相場なのですが…。
新規カタル銘柄の有機ELでも良いのですが、目先の業績が悪く手の入れ方の筋の力が問題になりますね。どんな筋が買っているのか分かりませんが…おそらく外人ファンドは何処かで仕掛けますね。ただこの感覚は僕の感覚ですから1年程度、早いかもしれないのです。業績に寄与するのは来年だから、やはり年後半かな?とも考えています。これまで仕掛けが早すぎて嫌になるほど待っていますからね。だいたい鬼ゴムがそうだし、まだ開花してない太郎君ことAOCもそうですし、折角、環境は整っているチタンなどは為替が邪魔をしています。条件がなかなか揃わないのですね。
まぁ、兎も角、明日以降の三菱UFJの動きに期待する次第です。
投稿者 kataru : 2012年02月02日 17:30