今日の市況(2012年02月06日)
かたる:本日の相場も強くこれで完全に欧州危機を克服し次のステップに入ったようです。しかしそう思った所に、調整局面は生まれるものです。やはり私には短期の揺さぶりがあるように感じています。このままドンドン上がるほど相場は強くはないと思います。理由は金融株の出来高が劇的な変化ではないので…そんなに強い相場にも見えなくなっています。三菱UFJは320円から380円ですね。200日線を上回り悪くはありませんが、劇的な出来高急変と言う訳でもありませんね。「相場は相場に聞け」本日は高寄りし、そろそろ疲れるころでしょう。
代わって決算を発表したエレクは上方修正を期待していたのに…据え置いたとの評価で下放れての陰線の終わりですね。チャート的には明日を見ないと分かりませんが…このラインから下は買ってみたい気がします。世界景気は持ち直すはずで有機ELを始め技術革新の設備投資は続くと考えられますね。更に先物は常に買いが先行するとの読みが働きます。問題は予想される短期調整の形ですね。別にエレクだけではなく、注目しているTDKにホンダ、コマツなどの銘柄に加え、ファナックなどの主力株の動向がどんな形で休んだ後に再び上がるのかですね。
ただ私は近く訪れる短期調整との見方ですが、もう一段高、綺麗に伸びてから押すのが通常のパターンでしょう。今は200日に絡む動きですが、完全にこのラインを抜けて上を付けてから休むパターンですね。もっとも強い形がグリーの動きですね。DENAが追随し追い越せるか分かりませんが、相場的な妙味を秘めているのは買いにくいグリーですね。何故かと言えば…数字の中身なのですね。同じ一株利益の200円の収益構造が国内からだけなのかどうか…海外の課金システムはどうなっているかどうか?この辺りがこの手の会社の評価を大きく変えます。仮に海外課金システムが国内同様になっており、計上しつつあるとしたら、これは怖いものはなく積極的に買い増しになります。
ところが…最悪のケースを考えるとすれば、海外の課金システムが混乱し時間がかかるとか…更に国内も課金システムの社会問題化現象が起こるとか…そうして規制が発動されるとしたら…株価の評価はいくら会社側の予想が正しくてもPERの評価は15倍が限度になるでしょうね。間もなく買えなくなります。しかし株価動向だけ見れば明らかにヘッジファンドのようなアクティブな筋が介入しているようにも見えます。調べれば分かりますからね。もし順調に海外売り上げが伸びると見込まれるなら…PERの評価は最大50倍程度で1万円目標との声が掛かっても不思議ではありません。グリーもDENAも同じですね。だから株価が騰がったからと言って安易な売りは出来ません。日本の人口1億人に対し世界人口は70億人です。ただ携帯環境が整っている国は限られますが、それでも日本の需要の5倍や10倍程度の可能性は充分あります。だから成長株の位置づけが出てきても不思議ではありません。僕は一押しですが、そこまでは評価していません。
やはり抜けてきましたね。日本道路の話ですが…きれいなチャートです。通常は一度飛び出しても不思議ではありません。僕の空売り候補の銘柄ですが、今は怖くて売る話ではありませんね。全体はもう一段高が考えられますが、株価が伸びたら警戒感を持つ場面かも知れません。上手く循環物色に移行できればいいのですが…果たしてどんな展開になるでしょう。
投稿者 kataru : 2012年02月06日 17:19