未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年02月09日)

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かたる:ようやく相場に動きが戻ってきたようで…先物からの裁定買いにより相場が上がり、はや2か月が経過する。世界の中央銀行が協調宣言をしてから、もうすぐ3か月ですからね。その後のECBの後も日経新聞やNHKは一ビオを煽るニュースを流し、株を売らせていました。あの時期、この過剰流動性を指摘した人は居ませんでした。僕も野村証券に懐疑的だったからですからね。その野村証券は格下げリスクを孕んでいるとか…。金融機関の格下げは世界市場では致命的ですね。調達金利が上がり、誰も相手にしなくなるから…、だからドイツ銀行がECBの資金供給を拒否したのですね。レッテルが更なる悪循環を生む負の連鎖を生みます。丁度、ギリシャからイタリアに波及したようになります。

報道によれば…「2011年末の米国世帯の借入残高が大幅に増加した。信用の凍結状態がいわば雪解けの兆しをみせている表れだ。2011年末の米国世帯の借入残高が大幅に増加した。信用の凍結状態がいわば雪解けの兆しをみせている表れだ。」ともなっており、米国金融の動きは注目されます。米国の統計資料で注目されるのは設備投資の動きでしょう。企業は豊富なキャッシュを持っており、この行方が注目されます。FRBのターゲット論の照準はここに当たっています。もう一つがNY連銀のAIGから取得したMBS売却や、銀行の差し押さえ住宅の問題交渉の決着間近との報道です。しかし同時にロイズの人員削減やRBSのアジア資産売却なども報道されています。つまり欧州危機は未だに混沌としているのでしょう。

株の世界では物色の方向性を考える時は、様々なニュースに配慮しなくてはなりません。日経新聞はハッキリ言って、WSJやFTの二番煎の面もあるのでしょう。組織に人が足りないのでしょう、グローバル対応していません。朝日は米国寄りのようにも感じますね。新聞業界と言うのは古い体質ですね。一般紙の場合、先ずは支局に1年の研修です。その後に経済であれば、兜町や日銀、大蔵など順番に回され、海外勤務を続け本社に戻ります。所謂、エリート教育ですが現場の場数が少ないために、自ら考える経験が不足します。僕はIRNETを続け13年ぐらいになるのかな? 頭が悪いから時間がかかりましたが、いくら東大の法学部で記憶力が良くても、彼らは創造力が欠如していますからね。僕の場合は妄想が過ぎますが…推理は大切です。推理を前提にして証拠集めと言うか、データで裏付けを求めるわけです。

何故、三菱UFJが割安のまま放置されているのか? 何故、日本企業はTOBされないのか? 様々な疑問がありますが、その疑問の解を求め仮説を立てます。例えば…今、一番、旬の話題はフェースブックの時価総額がトヨタを上回るとされていますが…。DENAとグリーの見方が焦点になっています。ゲームは日本の文化の一つで、アニメやキティーちゃんなどのキャラと似ています。ものづくり大国を否定するわけではありませんが、世の中で一番価値が高いのは文化であり、芸術ですね。人々の心を動かすものです。だからネット環境が整備されている日本で育つコンテンツを馬鹿にしてはなりません。

今年は日本から海外に羽ばたくことが出来るかどうか…グリーは海外会員数を発表しており、DENAとの違いがIRに見られます。私はグリーの事は良く知りませんが、DENAは早くから海外展開をしているのに、何故、スマートフォンが盛んになっているのに売り上げの変化が見られないのでしょう。グリーも会員数では圧倒的に海外人口が多いのに…セグメントの発表はないようですね。海外売り上げを見込んでないような発表でしたね。両社の評価はここにつきます。仮に今年、海外売り上げの伸びが嘗ての日本と同様に、上がるなら両社とも1万円の掛け声がかかると思っています。だから空売りは出来ません。

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DENAの業績は足踏み、4Qの会社側の推測はあてにできません。自社株買いを実施しているようですが1週間程度のものだと判断しており、人気はまもなく下火になり業績の変化待ちになりますね。グリーの数字は海外推移が加味されているのかどうか…次の四半期数字が非常に注目されます。さらに説明会で日本と海外会員の数を明確にしており私はDENAを売りグリーを買いました。まぁ、同じことなのですね。私の場合は会社側の発表に度々騙されていますから慎重になっているだけかもしれません。勿論、DENAも買うでしょう。…ですが、実質的に節分から休み、あの日の出来高と値動きがヘッジファンドの介入を思わせるような動きだったので魅力を感じています。所詮、仕掛け人の力量なのです。背景のない新日本理化、背景のあるグリー…。

相場の焦点は休みの動きですね。そうして金融株の動向です。エレクは利用通りの展開になりそうな動きですね。そうそう、いつも騙されるカタル君、拘っている007をまた買いました。買って投げ、買って投げ、挙句に新聞配達ですね。今日は余程…ホンダの空売りも視野に入れていました。しかし循環物色の方が強いと判断し大阪チタンの日経報道に魅了されましたね。前から指摘に様に航空機関連は最も安心して伸びる産業ですね。ただチタンの使用量が減り為替が円高なのですね。しかし量産余裕があるのは日本だけなのでしょう。昨年も2割ほどの値上げが通りましたね。今年も期待されます。

限られたカタル銘柄は順調に育っているようです。新規カタル銘柄も新たな筋が介入しているようで、今期の数字は悪いのですが…ものになりそうな動きですね。この銘柄は1年で2倍程度と考えています。早く借金生活から脱するために、少し普通の相場展開が続いてくれれば…と考えています。株が上がれば強気のカタル出番ですが…最近は精彩を欠いているからホームランは要らないがせめてヒットぐらい量産しイチロウ君に近づきたい。今年は200本打ているのでしょうか?

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投稿者 kataru : 2012年02月09日 17:20