未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年02月17日)

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かたる:いやはや…魔坂のサプライズで驚きからの転換ですね。
ただ全体は上がっていますが、真空地帯を駆け上がるイメージで実態は強いのかどうか…少し戸惑っています。一つは人気株が生まれないことですね。先物からの買戻しが主体のようで、日本を代表する銘柄に買いが続いているだけの印象です。主体が外人投資家の買いだからでしょう。トヨタの動きを見れば分かります。

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あまり強くないのかな?…と感じるのは、強い相場は材料が出ると回転が効くものですが寄り付き高になり、下がるケースが多いですね。本日のマツダもその形です。先日の大阪チタンもそうでした。まぁ、携帯ゲームのDENAやグリーは上がったので調整が入っても不思議ではありませんが、この調整の仕方は買いが継続してないようですね。新たなファンドの参加はないのでしょう。グリーは横ばいから値幅を下げる調整になっています。時間調整より値幅調整の方が回復は早いのでしょうが…。基本的に株価が下がるのは、弱いから起こる現象です。おそらくDENAもグリーも海外進出を、急いだのは昨年の話ですから…どこで収益化するか? この辺りが焦点ですが、その海外展開が遅れているのかどうか…株価が騰がって来たら面白いのに…ね。

他の銘柄で大きく期待出来るのはあるにはありますが、大きく育たないのですね。たぶんせいぜい2倍程度でしょう。ひとつのカタル銘柄の太郎君は、今日は高いですね。先日の決算数字は在庫価格の調整か?数字が悪かったですが、今年は注目されますね。更に最近、新規にカタル銘柄に採用した2銘柄の有機ELTとキャパシタ関連は好調のようです。両社とも誰かが注目しているようで、買いが入っているようですね。株価は注目してから、相場全体の後押しがあり、既に上がっています。でも大阪チタンはサッパリですね。最近、見切り売りがあったようですね。しかしチタンの使用量が減っているとはいえ、業績の数字は落ちないでしょうね。007は依然、興味は増すばかりですが…如何せん、足元の数字が悪すぎます。最近の家電は、全てWiFi通信が利用されているようですね。スマフォ効果でしょう。この点で何か出て来るかどうか…。

米国景気の改善で、業績数字が上がるのはホンダでしょうね。しかし乖離調整をしない銘柄はありませんからね。コマツもそうです。何度もIRNETで取り上げ上がってきましたね。だって足元も数字はそんなに落ちないのですね。欧州危機でも地域売り上げのセグメントを見れば分かる話です。日銀の本気度を、どう考えるかが当面の焦点ですね。そこで最近の米国の金融株の動向を平均で見てみました。下のグラフです。大手6社平均値ですが、およそ安値から3割の上昇で、やはり過剰流動性の可能性も高いようです。ムーディーズの評価とは違い、市場評価は中央銀行の動きを捉えています。

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全体のボリュームが上がり、やがて個別株物色も盛んになるでしょう。僕は、やはり試金石として好業績のグリーの動きじゃないかと考えています。ずっとDENAを追ってきたので、本当はDENAを取り上げたいのですが、NGモコへの追加支出がなく海外展開の遅れが確定しているためですね。グリーへの評価は海外会員が提示されているので、変えたのですね。DENAの方が進んでいると思ったのですが…この点は定かではありません。まぁ、何れ分かるでしょう。どっちでも同じことです。大差はありません。

相場があまり強くないと考えているのは、ソフトバンクの動向も一因です。ようやく上げ波動になってきましたが、未だに底入れがチャート上は確定しているとは言えません。要するに今の相場は、流動性供給による買戻しの裁定買いに、日銀のサプライズが加味された二段ロケットのイメージなのでしょう。本物の金融相場なら、流動性供給から実社会の景気が上向き、やがて金利が上がります。日米とも同じです。しかし今は流動性を供給している最中で中央銀行が国債を買っているので金利が下がっているのでしょうね。本当は都市銀行は長期債を中心に、この機会に債券を売るべきでしょう。

今は過剰流動性相場の入り口で、未だに金利が下がっていますね。だから信頼感は、今まで騙されていることもあり今ひとつなのですね。ただ先ほどの米国金融株の動向、さらに日本株の動向、特に大型公募のみずほの株価などは、これからも動きが注目されます。

流れの読みで収益は大きく変わりますね。外人投資家の評価をどう考えるか?僕はそんなに強くないとの考え方で、ずっと空売りも視野に入れていましたから、すんなり乗れませんでした。野村証券は100円上がりましたね。ECBの資金供給を受け264円でその後231円の後で345円ですからね。マツダの120円台からの169円も大きいですね。いくらでも儲かる手段があるのに…好業績のグリーに惹かれているのは困ったものです。いったん外したのですがやはり考え方は変わらないようでしょう。ネット文化は日本を代表する産業だから故に株価も評価されると思っているのですね。まぁ、追証の懸念もあり株数を落としましたが…本音はここにありますね。

流動性相場ならお手のものですからね。いくらでも利益を上げられるようになるでしょう。その前に洗礼を受けねばなりません。だからみずほの株価は注目されます。僅か130円ですからね。1億でも2億でもいくらでも売り物があるでしょう。10億株ぐらい買っても僅かな金額です。本物の過剰流動性相場なら確実にみずほは狙われます。何しろ公募株のうち返しがかなりあるでしょう。株価を飛ばさずに玉数が集まるのはそうないでしょうから…。だから…ここから注目されるのです。

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投稿者 kataru : 2012年02月17日 15:38