未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年02月20日)

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かたる:11月30日に世界の中央銀行の協調姿勢から、ECBの50兆円、日銀の10兆円、そうして中国の2回目の預金準備率引き下げの金融緩和で、金融相場の色彩が強くなってきました。業績数字が悪く買いにくいのですね。多くの人は利食いを先行させ、中には空売りをしている様相でしょう。しかし現実は金融相場の色彩が濃厚です。

金融相場の強さを見る上で、注目されるのはやはり「みずほ」でしょう。理由は公募価格に位置しており、売り物がいくらでもあるからです。つまり今回の金融緩和により、一気に第一段階の売り物ゾーンに突入しました。ここからが正念場。この売り物の壁に対する動きがどうなるか? 当面の一番の見所ですね。正直に言えば、ここまでは真空地帯で多くの売り物はありませんでした。しかしみずほに代表されるように、ここから上は、どの銘柄もかなりの壁でしょう。

もう一つは指標面で過熱感がありますが、ある意味で健全な形に見えます。理由は不正取引が発覚したグリーなどの個人投資家が主体のネット文化銘柄が軟調な展開です。このセクターはいつも批判されます。ライブドアと同じですね。日本の社会環境では、なかなか既得勢力を打ち破る社会体制ではありませんね。マイクロソフト、アップル、グーグルなど米国の文化は時代の変化を容認する実力社会ですが日本は違いますね。この文化の違いで日本は失われた時代を何年も過ごしています。必ず、新参者は抵抗に遭います。ソフトバンクしかり…。この社会の洗礼を乗り越えないと駄目なのですね。成長分野で参入した介護のグッドウィルも消えました。

フジテレビの日枝さんを始め、新日鉄や経団連の仲良しクラブの皆さんが社会の変化を容認しません。でも僕は時代の流れだと思います。AKB48が日中の親善大使に任命されたように新しい力を使うべきでしょうね。

さてカタル君、折角、11月末の世界の中央銀行の協調姿勢から金融緩和の動きを捉えて、早めに過剰流動性相場の指摘をしていたのに…野村証券の動きに付けずDENAに拘っていました。理由はNGモコでしたね。その後、マツダはここ2日間、調整を強いられるでしょうが、円安が続くならばこの銘柄も選択のひとつでしょう。証券株と同様に注目されます。

しかし過剰流動性相場を指摘していますが、ここまでは真空地帯なのですね。更に世界の金融機関はボルガールールに動きを抑えられます。だから僕は、やはり一気に立ち上がる過剰流動性相場には見えないのですね。一度、試みた空売りを再び利用してみたいような気がしています。相場は相場に聞けと言いますが…この心理が(反骨精神か?)きっと僕の敗因なのでしょう。テクニカルは売りを示しているが、相場観が違うと戸惑いますね。この時間差の壁が埋まりません。だからテクニカルを勉強し始めましたが、テクニカルが売りを支持しても…心が逆らいますね。このジレンマの壁をいつ超えられるのでしょう。
僕の今の関心は、全体が休んだ時の動きですね。その形が楽しみです。ここ数日休んでいるネット文化銘柄が上がると思っていますが…。果たして、そのような動きに成るのかどうか…それとも全体がさらに沈むのか?

さて、みずほの株価を注目していますが、おそらく抜けません。仮に抜けても僅かな値幅の筈。野村証券も同様でしょう。金融相場銘柄が売り物の壁に入りましたから、当然、エレクの動きから見れば、ホンダも上値は限られると考えています。ここで、もっとも注目されるのがコマツですね。中国の金融緩和第2段で…しかしまだ預金準備率の段階です。直ぐには株価は連続で反応しないでしょう。主力が止まり、次のステージがどんな形になるのか? ここが今の相場の焦点ですね。

11月末の動きからECBのクリスマスに繋がり、日銀、中国まで想定通り動きました。これで一連の金融緩和の材料は完了です。もう一つは考えられるのは欧州の峠越えですが…これは既存路線ですね。間もなく、バラ色の金融相場の最初の調整を迎えます。

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投稿者 kataru : 2012年02月20日 13:16