今日の市況(2012年03月14日)
かたる:いやはや驚きましたね。1万円を前に休むかと思いましたが、野村などの形が代表的な動きですね。海外展開が期待される個人好みのグリー、DENAが売られ、金融セクターの低位のみずほが買われる。まったく金融相場の色彩そのものです。昨日、カタル銘柄の参考として、新規に取り上げた低位の不動産開発業者も、何れ大台を変えるでしょう。今日はそのカタル銘柄のキャパシタ関連は5%近い上昇のようです。ただ依然、核はなく先物からの相対的な上げに見えますね。それにしてもエレクも抜けてきましたし、ファーストリテイリングの上げ方などは一貫して玉が吸い上がっているようにも見えますね。ここは節目なので通常は止まりますが…。ホンダもそうですが…一気に行くのかどうか。
時代や:なんだか最近のかたるは万年強気のイメージが消えたね。
かたる:そうかな?基本は万年強気で心に太陽を…の精神だよ。こんな時は基本的に「踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損」と言う精神だよ。騙されても良いから乗るが筋だよ。実は時間がなくて調べ始めたが…グラフを作るのが面倒になり、途中で相撲を見ちゃったのだけれど、米国金融株の動きは気になっていたんだね。そんな時にFRBから「実際、資本の大幅な減少が見込まれるが、19社中15社の銀行持ち株会社は、(計画通りに配当などの資本配分を行なうとしても)規制上の四つの最低水準すべてを上回る自己資本比率を維持すると推定された」とストレステストの結果が発表されていたね。
トロ:欧州危機はイタリアからスペインに移動したね。まだ火種は残っているんじゃないの?
かたる:財政問題はそんなに簡単に消える問題じゃないね。日本の現政権は岡田さんの意見が強く原理原則論が反映されている様子だね。パート社員の年金加入は基礎インフラコストの上昇だね。日本で活動するためのハードルはドンドン高くなる。加え公務員の新規採用の削減など…省庁の抵抗が強いようだが岡田さんが推し進めている政策の一つで日本の財政問題を考えれば当然だろう。彼は東大だったね。そうして通産省に居たんじゃないかな?親父はイオンだったけれど三重出身だね。何故か、彼とは細い糸で結ばれているから応援している。彼の親父と僕の上司は親友だったし、岡田さんの友達と僕は知り合いで間接的に良く知っているからかな?
野田さんの参謀として腕を振っており、上手く補佐しているように感じる。もう少し彼のような存在の人間が現政権を支えれば、政策運営も上手く行くと思うが…小沢さんも好きだけれど、消費税反対を唱え、原理原則のマニフェストを守ろうとする姿勢も嫌いじゃない。でも時代が彼を応援しなかったな。米国発と思われる仕掛けに嵌りメディアを敵に回したのは官僚を大切にした田中角栄とは違うかな?新聞はある意味で政策の流れを作る為に利用される。記者と官僚は仲がいいからね。政治部は新聞屋の登竜門だし…。
どうしても株価を考えるうえで、政策が重要になりいろいろ考えさせられる。それにしても小粒だね。日銀総裁の白川さんは…僕と同様の意見が日経新聞に載っていた。個別の融資指導は、昔の窓口指導の範囲なのだろう。しかし日銀が口を出す問題ではなく個別行が対応する問題の筈で、規制の強化が続き個別の芽を摘み取った金融規制は大きく反省せねばならないが金融庁は自らの反省を行わないらしい。融資が伸びないのは過剰な信用規制で恣意的な検査にある。
僕は銀行マンではないし、実態は分からないがUFJが潰されて以来、金融庁の弊害だけが目につく、今朝の読売に大飯原発の検査を了承したと写真入りで載っていました。委員長の班目春樹さんには他意はないが…本来は東電の原発の責任論の当事者の筈で、処分の対象になる筈の人間が新たな判断をしていると言います。人間が居ないのでしょうが…僕には意外な印象を抱きますね。失敗した人間が同じ地位にあり、再び判断する。
日銀の個別融資の話しや班目さんの地位保全は日本村の七不思議のひとつかな?みんなは何も感じないのですか?僕だけかな…何故か、この二つは最近、違和感を覚えました。まぁ、この話は良いでしょう。相場の話に戻しましょう。今日の上げはFRBの演出の一つに見えます。JPモルガンに絡む原因を利用した演出かな?
多くの人は今日の相場を見て完全に流れを認識したように見えます。しかし…通常はこのような動きが始まって初めて方向転換が起こるものです。今日は個人好みのネット株が大きく下がっており、ようやく乗り換えが起こっているようです。ネット株を売り金融株に入れ替えているのでしょう。しかしこの動きは正しいのかな? 通常はここから2週間ですね。節目を迎えますね。
ただ僕は背景に流れる大きなバックボーンの流動性供給による金融相場を支持します。しかし同時に産業革命に匹敵する情報を利用したコンテンツの躍進と言う時代革命も支持していますね。先進国と新興国が水を開けるのはこの技術で、日本はITSなど様々な芽が存在しています。少し下げてきましたがキャパシタなどはこれからの未来技術の一つで実用化段階になってきたのですね。車に採用されると言うことは大変なことなのです。技術的に確立された証明ですね。実験レベルが実用化レベルに変化したのですね。このキャパシタは運動原理のエネルギー革命とも言えます。その象徴としてカタル銘柄に採用しましたが…現状はとても買えない業績内容ですね。
株価は二つ、最も強いのが好業績で、ここに夢の技術革新が加わると大相場になります。先日紹介したJトラストやタカラレーベンは確かに好業績ですが大きく育ちません。夢がないからですね。業績に夢。この二つが揃えば完璧ですね。ただ現実はやはり業績に歩がありますね。必ず、好業績株は上がります。カタル銘柄だったアンリツもいつの間にか4ケタに育ちましたね。LTE関連の本命として期待しファンドが介入した銘柄です。
間もなく株価ステージが変わりそうな鬼ゴムもその口でしょう。まだ埋もれているカタル銘柄も数多くあります。AOCなども代表的な銘柄の一つですね。上がる銘柄はいくつかありますが、グリー、DENAのように企業の進捗状態と結果により相場のタイミングがずれることは良くあります。今注目しているマツダもそうです。いい会社ですが海外展開が遅れ収益化できずにいましたが今回はチャンスですね。
要するに…タイミングを上手く捉えるのは難しいのです。だから狙った銘柄が安くなったら買い待つしかないですね。これが個人が勝てる株式投資の方法かな?所詮、現場に位置する証券マンには勝てないのでしょう。情報力で差がありますね。だってファンドの運用者が友達で、そろそろ仕掛けてみようなどと言う話に個人は勝てませんね。現場に居ないわけで情報力に大きな差があります。新聞などは仕掛けの一環ですね。流れを作り出す材料に過ぎません。
さて10週連続の陽線記録が近づいてきましたね。案外、金融相場の銘柄が強いように見えますが、買っても儲かるかどうか…打診程度で良いんじゃないかな? 野村証券にみずほは金融相場の核ですからね。両銘柄に注目しておれば充分でしょう。僕は株価の下げ足が速くなったネット株も魅力的に見えますが…どうかな? ここから下げが加速し、何度も失敗しているからね。ハハハ…。失敗は成功の糧などと言うけれど、いつも失敗じゃ大変だ。

投稿者 kataru : 2012年03月14日 13:53