今日の市況(2012年03月30日)
かたる:相場は強くなったものですね。下げなくなりましたね。一時の下がり続ける相場と違い躍動感が生まれ始めています。この背景は25年ぶりの10週連続上昇の為に眠っていた投資家層の参入があり厚くなったのでしょう。個人投資家の金融資産と言うのは馬鹿に出来ないものです。最も注目されるのはみずほなどの値動きですね。金融株の投資層は厚くこの上昇が投資マインドを支えているのでしょう。
さて今日のキーワードは外国人の日本国債売りのニュースでしょうね。2兆円規模だそうです。デフレからの脱却なら国債を買う理由はなく、強制的な改革も買う理由がありませんね。どちらでも…売りポジションに有利な状況です。カタルの仮説もこの動きを支持しています。消費税が引き上がるなら官僚は本格的に政策転換すると言う仮説ですね。彼らも自分達の改革まで手を付けられ、民主党の新政権は操りやすいのでしょうが…ここらで政策転換との認識が広がるかもしれません。ただ民主党政権はカタルの「小さな政府の…」とは違い、復興庁に歳入庁など、どんどん広がる政府組織のイメージです。日本人の悪い性格ですね。何でも政府頼み…個人の自由を重んじる米国のティーパーティーのイメージとやはり国民性の違いかな? 江戸時代からの村論理が染みついているのでしょう。
資源価格の下落は、戦略備蓄の放出報道で、一時的な現象ですが米国の景気を助けます。この背景を考えると「マリーン計画」の影響があるかもしれません。最近のブラジル、中国、インドを含め新興国への資金投資が減っている背景があるのかな? アクティブな投資家は先進国の復権の動きを見せるかもしれませんね。このバランスをどう判断するか?一番怖い現象は金融の保護主義の広がりです。ECBの金融緩和はその動きを加速させたようですね。少し説明が必要かな? 最近の解説は難しいからね。銘柄選別には基本的な考え方の理解が必要なのですね。銘柄など…その流れの中で動いており経済の背景に流れている動きを捉える必要はありますが、この背景を読むのは難しく余程の下準備と様々なニュースを組み合わせないと理解できませんからね。
多くのネット投資家はレーティングの引き下げなど…を理由にしますが、その背景を理解する人は居ません。アップルの現金放出の意味とか…先日の影武者さんの安全資産からリスク資産への広がりの発想などは非常に重要なのですね。FRBもECBも日銀も企業に眠る内部留保の活用を促しています。その兆候です。VWなどの動きとか…先日のシャープへの出資の台湾の鴻海精密工業の行動などはこの範疇の動きで経済の躍動を表しています。勝ち組の投資ですね。日本では富山の金型企業18社がインドネシアに進出したそうですね。日本では中小企業が海外進出をしています。例の円高対応の金融ファシリティーの政策ですね。

だから一時的に円高の動きになっていますが、円安方向には変わりなく円ドルキャリーの動きは広がるのでしょう。だから「マツダ」なのです。今日は下げていますがね。多くのメディアの解説者はこの点を理解してないか…一般人に合わせているのか分かりませんが素人レベルの解説です。僕だって最近ですからね。様々な失敗を繰り返しようやくあるレベルに近づいたけれど…最後の壁で躓いている印象ですね。だから皆さんは分からなくても毎日IRNETを読んでください。その内に理解できるようになります。そうして僕の意見を批判してください。メールを頂ければ応えます。何故、IRNETを毎日読むのか?時間が稼げるからですね。僕がこの領域に達するまで100億円近いお金を使い、30年以上の勉強の時間が稼げます。株を上げるのは簡単で政策なのですね。
過去、数年間、いつもこの場面で相場は崩れてきました。その象徴が野村証券とみずほですね。この2銘柄の動きは非常に注目されます。既に調整局面に入っていますが、この休み方が問題です。カタルの予想は横這いですね。25年ぶりの10週連続陽線は伊達じゃなく、円安方向も震災の影響もあり政策の動向もあり変化し始めていますね。なにしろ中小企業が海外進出ですからね。富山だけでなく日本金型工業会主催でシンガポールへ、中小企業庁支援で25社もの社長が視察したそうです。このような動きは現場では当たり前の流れなのでしょう。だから円安方向は変わりません。
更に野村やみずほが横ばいを予想するのはFRB議長の談話です。27日のABCTVでバーナンキ議長は「勝利宣言をするにはあまりに時期尚早だ。最近のニュースは良かったが、我々は慎重になり、これが持続可能なものになるよう確実を期す必要がある。尚、完全な回復軌道に乗ったと確信できる状態ではない」と述べています。違いますね。あの時の速水元日銀総裁とえらく認識が違います。米国はGSEの処理が済んでそれからですね。今の状態なら来年にはそのニュースが出て来るでしょう。どうでしょう。
住友不動産が、何故、象徴的に上昇したか?このような背景がありますね。しかも住友不動産は2年分以上の在庫投資をしています。だから外人投資家は好んで買いました。相場が崩れないなら…もっと儲かる銘柄がありますね。だから野村やみずほの動きは大切なのですね。買わなくていいのですよ。見ているだけで…マツダが上がるのは、これからです。私は5月の決算発表の時まで上げ続け、更に5月に超人気株になると考えています。200円を超えると思っていますね。その程度の上値は最低の水準ですね。彼らが演出する筈で…今はその時期だからですね。ただ環境が応援するかどうか?この辺りが相場の出来を左右します。信じられない人は172円の下値のボックスを抜いてから参戦すれば良いでしょう。だんだん動きが加速します。
長く、毎日IRNETを読んで自分なりに考えてください。何故、カタルはその様に考えているのか理解できるようになります。勿論、未来予測だから外れることも多いですが、考えるプロセスが大切ですね。当たるとは言いません。グリーもDENAも時間の予測は経営者でも分からないからですね。どの時点で海外売り上げが急激に増えるのか?今年はその転換点が来るはずです。株式は半年先を歩むからその兆候が見えれば動きますね。僕は新潟支店にいる時に任天堂が海外進出をしました。500円の任天堂が7000円前後だったかな…公募増資を切っ掛けに大きく育ちましたね。数年、成長を続けました。スマートフォンはそのイメージですね。目先の細かい動きより大きなトレンドを感じてくださいね。
スマートシティーの日立も人気ですね。この背景も何度も話しています。互いに頑張りましょう。ビスタの読者の方は今日も原稿を追加します。時間があるので書く時間がありますからね。

投稿者 kataru : 2012年03月30日 11:46