未来かたるが語る

今日の市況

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2012年05月31日

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かたる:資本主義の原点は昨日話題にした「キック・スターター」のようなものでしょう。あんなサイトが登場すれば、日本も大きく変わるかもしれませんね。金融の仕組みが大きく変わります。個人それぞれが自分の応援するビジネスを育てることが出来ます。少し説明が必要かな? NHKの報道によれば、あのサイトはアイディアを実現させるサイトで、紹介されていた例はNYの地下に使われてない膨大な地下空間があり、以前は地下鉄の操作場だったとの事。その空間に地上から太陽光を引っ張って地下公園を造ろうとするアイディアに資金提供を呼びかけるアイディアに資金を募集する実例が紹介されていました。様々なアイディアはあるが、起業する資金がないからインターネットで資金を集めるプロモーションビデオのサイトが「キック・スターター」なのです。僕にもあるアイディアはありますが資金がないからできない。そこで僕は映像を使って、資金提供をインターネットで求めるわけです。

市場原理と言うのは人々が実現させたい社会を作り上げる仕組みです。みんながおもう訳です。こんな市場ではいけないと…だから長い時間をかけて株式市場を通じて日本を見つめてきました。それがIRNETを続けている理由ですね。末端のセールスだった証券マンの端くれが日本の方向性は間違っていると考えているのです。理屈に合わない株価。おかしいですよ。安くなれば買収されるはずなのに…日本的な仕組みで、それを阻止するわけです。その結果、ライブドアは排除されました。しかしどうでしょう。フジテレビは変わりましたか?日本のメディアは何処か、おかしくないですか? 画一化された報道は日本人を悪い方向に教育しているとしか、思えません。表面上だけの報道を繰り返していますが、あの関越自動車道のバス事故が、何故、起こったのでしょう。その背景を考えたメディアのレポートを見たことがありませんね。おそらく過酷な実態があるので疲れて居眠りをしたのでしょう。規制をいくら強化しても抜本的な社会構成を変えない限り駄目でしょうね。

末端の労働者がまともに暮らすためには、一つの職では駄目で眠る時間を惜しんで、二つの職で資金を得て暮らしているのでしょう。1年や2年なら何とかなるかも知れません。しかし5年、10年、デフレ社会は20年を超えています。限界点を超えていますね。小沢さんが消費税引き上げを拒み、その前にまだやることがあると言い、中央の一極集中から地方を重視する考えを野田さんに伝えたようですが、その通りだと思っています。日本村社会を支える為に中央一極集中を企ててきた官僚政治は手詰まりを迎えました。この話は長くなりますね。いずれまた語る機会があるでしょう。株価が下がると愚痴が漏れますが…単純平均株価を見れば、そろそろ下値を打ってもおかしくない水準です。

スペインの話しなどは一つの材料に過ぎません。最近、良く感じるのは、材料を打ち出し、メディアを誘導して、市場を動かしているだけなのだろうと思うことがよくあります。資金のある人は、東レなどの銘柄を下がるたびに買えば良いし、資金のない人は待てばいいのです。株価はいずれ上昇します。その時に一緒に動けばいいのですね。僕が25年ぶり10週連続陽線を信じ、野村を買って投げましたが駄目でしたね。あのタイミングが限界点だったのです。だからもう一度、やり直し。仕方なく太陽光の材料株のサニックスを選択しましたが、やはり市場にはやる人も居ないようです。材料株も上がらないのだから全面安しかありません。しかし下げていますが、僕はグリーに依然、関心を抱き続けています。もっと下げればいいと…ある意味で願ってもいます。持っている株は下がり続け損をしてはいますが、さらに安く買えるチャンスが来るわけですね。だから下げることも必要なのでしょう。

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2012年05月30日

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かたる:3月17日書いた株式教室の「気になる動き」から2か月が過ぎ、間もなく3か月になりますね。いつだったか忘れましたが、ブラジル株式のボベスパ指数の動きを懸念しているレポートも書きました。昨日の日経新聞の夕刊は新興国通貨が軒並み下落していると記事でした。明らかに「流動性の罠」に陥っている状態です。日本は清貧思想が蔓延し投資行動が起きづらくなっています。デフレ経済が20年も続けば誰でも前向きな投資をするのは難しいのです。FRBやECBが必死になって景気を押し上げる為に流動性を供給していますが…この動きが勝つのか? それとも…日本病が勝つのか? 

しかしこの環境下でゴールドマンサックスは3-4年を掛けて不動産投資を再開し、日本の不動産市場に4000億円程度の規模で投資するそうです。どちらでも捉えられる市場の状況ですね。自分の立ち位置が問題なのでしょう。世界の中央銀行は流動性を供給しているが、「流動性の罠」と呼ばれる現象に陥っているのが、日本やドイツの国債投資に向かっている慎重姿勢。反面、確実に時間をかけ金融危機を修復しているのが米国の経済状態です。つまり現在の市場はこの二人の巨人が綱引きをしており、どちらに市場が軍配を掲げるのかの争いですね。スペインは一時に日本に似ています。バンキアは2010年に7つの貯蓄銀行が合併した弱小銀行です。235億ユーロの公的資金を投入し国有化するそうですね。

スペインは比較的にEUでは規模は大きい方です。しかし日本のように金融庁が強引に強権を奮う国民性とは違うでしょう。日本のデフレが長引き日本化などと非難されているデフレの長期化の背景には、異常な金融検査の実態があります。日本の金融庁は検察などの調査や取り締まりをしてきた人たちも交じっており、犯罪者を作り上げる組織の傾向が強いのです。だから机の中に1円玉が入っていると、営業停止に追い込まれたり、事件をでっち上げる傾向があります。UFJの検査はある意味で結果がまずあり、そこに追い込んだ検査だったのでしょう。もともと不良債権の認定は難しいものがあります。どんな企業でも巨額の融資を続ければ立ち直るものです。三菱自動車や千代化はいい実例でしょう。両社とも三菱グループですね。しかし追加の資金援助がなければ不良債権化します。今でも鐘紡などの企業がバラバラにされた理由が分かりません。双日もあの時の問題会社でしたね。

日本化現象の背景には金融庁の姿勢のような厳格な清貧思想が日本中に蔓延した背景があります。丁度、ドイツの姿勢に似ていますね。メディアは面白おかしく、この動きに加担します。原発事故もおかしな方向性に向かいました。何故、東電に全ての責任を被せるのか?僕には理解できませんね。確かに東電は傲慢で日本村の代表格で奢っていました。ある意味で日本の恥部なので叩かれても仕方ありません。しかし原発事故とその問題は違う次元の話ですね。

日本株が今のように低迷するのは市場原理が根付いてないからです。まやかしの資本主義を日本は国民に教育してきました。大学教育を見れば分かります。入学するのが難しい日本と卒業するのが難しい米国の違いを考えれば、なんとなく真の競争原理が理解できると思います。外見ではなく中身が問題なのです。肩書などどうでも良い。目先の鞘取りがちやほやされ、ディーリングが投資だと誤った理解をしている日本市場でなかなか本当の投資の原点を語るのは難しいですね。

僕に英語力とソフト技術があれば、始めてみたいサイトの一つです。
米国で話題になっている「キック・スターター」。これこそ市場原理を物語る夢の投資の原点ですね。日本でも、みんなで育てたい。

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2012年05月29日

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かたる:昨日、原発の事故調査委員会の参考人として菅元首相は「最大の責任は国にある」と証言されていた。それならば、何故、東電に責任を転嫁したのでしょう。どう考えても有限の1兆から2兆円程度の払える範囲の責任として、あとは国が負うべきでしたね。そうすれば電力料金の引き上げもなく2次、3次の影響を防げました。国家が衰退する責任は政策にあります。もし国の責任にしたら原子力安全委員会とか経産省の役人とかにも責務が広がったのでしょう。本当に間違った選択をしたものです。

人生もいくつかの選択肢があります。結婚、子供の将来、病気の治療方法など様々な選択を迫られます。しかし責任から逃げちゃ、最後まで負け犬ですね。困難な選択が正しいとは限りませんが、迷ったらどうするか? カタルの場合、常に可能性を追い求め挑戦してきましたが、裏目が出ることが多い人生ですね。「選択と結果」きっと時間の概念が大きく欠けているのでしょう。人間と言うのは結果をすぐに知りたがりますが、一つの事象に対する結果と言うのは長い時間がかかる場合がありますからね。株も同じでしょう。最近はディトレの成功者が短期売買を繰り返すケースがあり、メディアもそれを取り上げるものだから、それが近道のように見えるかもしれませんが、違う様な気がします。

もっと、時間をかけた選択が正しいのかもしれません。実験を繰り返し、なかなか結論が得られずに、イライラしていますが、最近はその様に考えていますね。3月の上旬から下落を続ける株式市場、そろそろ日経平均株価などを見れば、止まるような兆しも感じますが、所詮はコバンザメなので、皆が動き出してからの後追いで良いのでしょう。例えば人気株のグリー、僕は下値だと思っていますが、どこが下値かは分かりませんね。だから打診を繰り返す買い方をこれまではしてきましたが、最近は下げている過程は買わずに上げだして、皆が売り始めたら買った方が良いのではないか?とも考えるようになっています。

本日の野村証券は254円が今の所の安値です。止まるそうに見えますが、分かりませんね。依然、下値を切り下げています。仮に、外人投資家が制空権を握っていると仮設するなら、彼らの力のある多くは先物から仕掛けてきますから、キーパーツの銘柄のエレクトロンの株価を観察する必要があります。そのエレクはどうでしょう? 下のチャートを見ればまだまだ下値を叩いたとは言い切れませんね。まだ下げの途上に見えますね。そう考えると、まだ全体は下値があるのでしょうか? 日経平均株価はここ1週間、抵抗らしきポイントに差し掛かったようにも見えますが…定かではありません。

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小沢さんと野田総理の会見が開かれ、どうなるのか分かりませんが、欧州問題より国内政治の動向が気になります。乾坤一擲とはどちらかと言えば、負け組が使う言葉ですね。「掉尾の一振」に近い響きを感じます。混乱しなければいいのですが…。選択と実行の末に生まれる結果。日本はどんな選択をするのでしょう。株価は日本経済を映すか鏡です。せめて努力する人が報われる選択をしてほしいと願っています。

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2012年05月28日

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かたる:日経平均株価を見るとそろそろ止まっても良さそうに感じますね。昨日見た単純平均株価の推移をみれば200円の攻防なのでしょうが…どっちにしても下値は限られているようです。完全に下値のボックス相場に現在は位置しており、何処かでこのボックスを抜けるのでしょう。日本のファンダメンタルを考えればこの水準から更に下がることは考えにくいですね。一時的に200円を割れるようなことがあっても、上げる前の下げなんじゃないでしょうか? 基本は実質と言うごまかし手法を排除し、名目と言う尺度で物事を考えないとなりません。

日経新聞に需要不足とデフレ心理が日米間の違いとデフレの犯人を推測していました。(3面のエコノフォーカス)基本は政策です。脱出するのは簡単なのですが度胸のない政治家や日銀総裁が任に付いているために抜け出せないのでしょう。みんな小粒ですね。円高を利用し資金を捻出すればいいのです。米国の批判を恐れずに実行すれば良いですね。一度1$を200円程度まで持って行けば、みんな驚きますね。あるいは無差別に土地担保融資を実行すれば土地は暴騰します。簡単でしょう。それに国民に希望を与えればいいのですね。未来都市の建設で先ずは被災地を優先して実行して全国に広げるのです。

メディアの清貧思想を排除しなくてはなりません。1億人の世界なのに…僅かな犠牲者の為に全体の法が曲げられています。安心・安全には限度があります。100年に1度しか起こらない事故を防ぐために膨大な犠牲を払う考え方は何処かおかしいですね。被災者の方はお気の毒ですが…援助にも限界があります。甘えるのもいい加減にしないと…。事故は必ず起こるものです。交通事故や様々な事件の被害者の方もお気の毒ですが、全部を防げる道理がありません。

この考え方の基本は金融の概念から広がったように感じますね。金融規制は異常ですよ。盗聴しながら社員を監視、厳格なマニュアルの指示通りにしないと処罰されます。人間性を否定した様式ですね。全ては小泉・竹中改革の行き過ぎた弊害が規制と言う形で残っていますね。だから融資が滞るのです。銀行はお金を貸すのが商売でリスクを取るのが当たり前なのです。ところが安心・安全に舵を切ったばかりに、国債投資が進みお金が寝ています。日銀がいくら緩和政策を採用しても元が変わっていないから効きませんね。窓口指導の強化ですね。要するに、貸し出しのノルマを銀行に課し、徹底的に指導すればいいのです。その反面、土地担保融資の不良債権には目をつむります。簡単ですね。

政策にはメリハリが必要なのに…不良債権がなくなっても金融庁の方針は変化がありませんね。徹底した貸し出しノルマを与え、需要を創設すれば何かしら投資が起こります。今日の一面は太陽光発電などの再生エネルギー参入でしたね。シェールガスの行方が見えないから危険な賭けですが…冒険でも面白い政策です。ただその反面、電力料金が更に上がりますから産業の競争力が落ちます。しかし…副作用としてエコ化が進み日本は世界でも指折りの省エネ国になるかも知れません。自然エネルギーの買い取りを巡り投資が起きますね。危険だけれど面白い賭けの政策のひとつです。今日はサニックスが関連では高いようです。

私は前からの持論ですが、キャッシュレス社会の構築が犯罪を減らし脱税を防ぎ、効率化に繋がりますね。厚生労働省は何故、全国で一律の電子カルテを整備しないのでしょう。不思議ですね。何度も繰り返される検査などは無駄ですね。病歴をいちいち聞かれる問診票なども不要です。いくらでも効率化に向ける社会づくりは出来ます。まもなくソフトバンクは投資が一巡します。あと2年程かな? アマゾンの参入は、高いと思っている情報料金を引き下げますね。携帯料金は少し割高です。そろそろ投資は一巡するでしょう。だからアンリツは危険な銘柄ですよ。

希望を与える政策が必要ですね。私は農業と未来都市だと考えています。きっと村おこしが始まるでしょう。東京に経営資源を集め、一極集中で乗り切ろうとした官僚政策は敗退しますね。豊かな生活は田舎にあるのでしょう。価値観が大きく変化するデフレ政策か…。長いデフレも良いかもしれません。価値観が変化している自分が存在します。この事は長くなるのでいずれ書く機会もあるでしょう。カタルはある意味で1%競争に敗れた人間です。あきれたのです。努力すればよくなると信じて我慢してきましたが…市場を一人の力では変えられませんからね。じっと見守るしかありません。

でもおかしいですね。三菱UFJの株価は…膨大な含み利益を抱えユトリがある銀行になってきました。世界中さがし、日本だけが一番、恵まれています。何故、市場は反応しないのかな? いずれ市場は気付くでしょうが…。今はチャンスなのですね。

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2012年05月25日

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かたる:私には今、いくつかの謎がありますが、皆さんにはあまり興味がないかもしれません。でも私は重要だと思っています。昨日、話したように表面化している現象はどうでも良いのです。ギリシャが仮にEUを離脱しても、所詮はGDPが非常に小さな国の話です。問題は連鎖を止めることですね。EU問題の根本は仕組みの話でフランスが共同債を提案しているようですが、ドイツが納得する形で導入されれば、市場関係者は鉾を下ろすことになります。そうなると改善に向かっている米国経済や再び経済加速する中国にスポットがあたり、株価は上昇に向かうでしょう。

私の謎の一つは、JPモルガンが損失を出したポジションを組んだ理由ですね。

CDSを大量に売ると言うことは、世界の中央銀行による量的緩和は、世界経済の安定に繋がるとの読みだったはずです。大きなポジションだったので、かなりの地位にある一流のファンド・マネージャーの意見であり興味がありますね。25年ぶり10週連続陽線の背景を支えた経済の読みが、このポジションにあったのですね。「踊る阿呆に観る阿呆」と今日の市況では解説しました。ただ同時に主役不在の先物主導の上昇だと述べていましたね。残念ながら1989年のバブル相場のスタートラインにおいて、私は現役の証券マンだったけれど、今ほどの知識がなく日本の過剰流動性相場が始まった切っ掛けを覚えていないのです。ある日突然、銀行株がストップ高になった印象しか残ってないのですね。

今は購買力平価によるGDP比較とはいえ、先進国を新興国が抜くと言う現象は大きな転機だと思っています。だってこんな理屈はありませんね。もともと金融デリバティブがリスクの取れない国の成長を押し上げたのです。つまりハッキリ言えば、先進国の運用マネーが新興国に向かいグローバル経済を拡大させたわけです。故に原油価格が高騰し、鉄鉱石などの一次産品が値上がりし、商社は空前の利益に沸いているわけです。その元である先進国の金融システムが綻び、ボルガー・ルールの正当性が信じられているのですから、金融デリバティブによる金融拡大は縮小に向かい、新興国の成長は鈍る筈ですね。私の考える構図は、新興国から先進国に成長の軸が移動すると言うものです。

この切っ掛けが産業革命に匹敵するインターネットの発展や効率化社会の構築じゃないかと考えているわけですね。スマート・シティー構想を始め新社会基盤システムなどの情報コントロール・ビジネスの隆盛です。日立が家電から撤退し社会基盤整備に力を入れ始め見事な経営のかじ取りです。逆にシャープやパナソニック、ソニーは時代の流れを見誤りました。

もう一つの謎は、時代の揺り戻しかな? 米国のシェールガス革命の影響ですね。アップルなどのメーカーは安い人件費を糧に、ファブレスで海外生産を拡大させ、利益を積み上げてきました。しかし中国の人件費は毎年上昇し、欧州危機の影響もあるでしょうが新興国の優位性は消えつつあります。こんな試算があるほどです。中国は石油換算で24億トンのエネルギーを使い5兆8800億ドルのGDPしか生み出さなかったが、米国は23億トンを使い14兆6600億ドルのGDPを生み出した。つまり米国の付加価値生産能力が3倍も勝っていると言うのです。このような局面でシェールガス革命が起こると…世界に広がった生産拠点は米国に回帰する可能性がありますね。

日本はバカ高いLNGを使い発電していますが、米国から輸入すればコストは1/3になると言います。もしこの動きが加速すると…商社の株価は大幅に下落する可能性も出てきますね。何しろ高い資源コストを前提に投資をしていますから…。まぁ、兎も角、シェールガスの存在が、経済のバランスを崩す可能性もあります。こう考えると米国株が欧州危機を目の前にしても、あまり下げずに力強い理由が分かるような気もします。先進国のリーダーが再び成長を加速するのです。

日本には様々な技術が埋もれているのに、音頭を取るリーダーが不在な為に、新しいステップになかなか踏み出せませんね。過去の歴史では万里の長城を築くような剛腕な政治家の出現が求められます。排熱を利用したエネルギー革命やITSやスマートフォンを利用した未来都市の建設など…、国民に夢と希望を与える時代の入口に来ているのに、なかなか現実に進みませんね。PFIの活用なども見られますが小粒なものばかりで政策の域に達していませんね。でも私はヒシヒシと新しい時代のうごめきを感じているのです。本当にじれったいですね。プロポーズを待っている女性心理が分かるようです。

現実の世界は夢の時代のパーツと、強引に新しい扉を開けるショック療法が混雑しているようです。仮に財政問題のコントロールを失ったら…一気に円安の超物価高の世界が訪れ、先ずは大きな下落ポケットに国民は落とされ、新しい時代の扉が開きますね。丁度、太平洋戦争で敗北した日本をイメージすれば良いでしょう。もう一つが明治維新のイメージですね。おそらく確率は後者の選択で、時代のリズムにもその方が合いますね。少子高齢化はある意味で独自文化を効率化させ、世界をリードできるかもしれません。原発事故により自然エネルギーの開発が進み、ファナックが時代を引っ張るかもしれませんね。ロボットの開発を一気に進むのです。家事ロボットなどの開発は、薄型テレビや半導体競争に負けたけれど、もっと付加価値の高い戦いにステージを移す切っ掛けになるかも知れません。負けたからこそ同じ土壌で勝負は出来ず、ステージとルールを大きく変えるのですね。

JPモルガンの「ロンドンのクジラ」さんは、きっと正しい方向性なのです。しかし時間と言う魔物に敗北したのでしょう。この壁はなかなか高いのです。折角、いい方向性や素晴らしいアイディアを生み出しても使うタイミングを間違えば、逆効果になりますね。今日の相場は、どんな展開を見せるのでしょう。未来かたるが復活できるような時代は、いつ来るのでしょうか? それとも永遠に…あすなろかな? 今日は時間があるのでビスタの原稿も、あとで書く予定です。

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2012年05月24日

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かたる:制空権を海外勢に支配され、自力での変化が望めない国に成り下がったのは、日米同盟を選択している国民性かな? 最近の野田政権の選択は大きな間違いはないように感じますが…自民党的な官僚政治の復活を見るような思いですね。国会議員の定数削減などは、一体、どうなるのでしょう。国家公務員の人件費は一時的な時限立法で…お茶を濁し、誤魔化しながら時代を乗り切ろうとしているようにも感じます。でも政権が変わると言うことは東電の利益配分が分かるし…様々なアングラの世界が暴露され面白いですね。

このままの延命策での選択が、いつまで通用するのかどうか…あの時は外圧に国内が揺れ倒幕気運が巻き起こりました。尊王攘夷や開国論など意見が二転三転し選択が揺れましたね。それにしても…不思議な現象です。何故、円高に振れるのでしょう。貿易赤字に転落し財政問題は日々悪化し…シャープだけの選択ではなく、ルネサスも台湾勢の軍門に…?
まだ見えて来ませんね。なかなか…。新しい動きを探していますが…。

米国のシェールガス革命、米国と中国の狭間に揺れる構図は、東西冷戦下の漁夫の利なのでしょうか? いくつかのヒントが、どんな変化を見せるのか…。再び、ギリシャ問題と言う同じ材料で世界の株価が下がるのは、やはり流動性の供給だけでは不完全なのでしょうね。ユーロ債の導入が欠かせないのかな? 金融問題は不良債権の拡大が背景にあり、スペインなどは時間がかかります。健全化に向かっている米国も、まもなく5年ですからね。日本は失われた時代を続けています。ようやく、日本のバブルの処理が終わり、立ち上がろうとした時に米国発の金融ショック、その後遺症を処理したニュースが三井生命の動きですね。

構造的には三菱UFJが選択している動きが、一番正しいように感じますが、日本国債の問題が前を阻んでいます。中小企業の海外進出は日本のグローバル化の浸透を示しているし…東西回廊からミャンマーの開発支援などをみると日本は中国と違い、アジア諸国に支持されているように思いますね。だから世界で一番恵まれている筈です。温家宝発言を見れば、中国はようやく資産バブルから脱出する選択肢を模索している様で、今後の大胆な経済支援が注目されそうですし、米国は高級住宅建設大手トール・ブラザーズの黒字を見ると、最後の砦も、ようやく変化の兆しを感じます。

野村証券は、まだ下値を切り下げていますね。最近の動きは東レなどまで、ようやく整理が始まっています。勝ち組まで…全体の動きが蔓延し始めています。ルックなどの三文役者が動き…RSI30以下の銘柄数は先日992銘柄でしたね。昨日は761銘柄です。225では135銘柄ですね。007の反発をみると…至る所で同じ環境が生まれているようです。真空地帯の下げを続けており、何か変化があれば少ないエナルギーで株価が飛ぶ段階になりました。しかし東レはようやく下げて来たところで…まだ反発の兆しもないですね。つまり勝ち組の下げは、まだ始まったばかりなのかな?イメージは最終コーナーを回り、府中の直線に入った感じでしょう。中山なのか、府中の直線なのか分かりませんが…東レが下がると言うことは、最終コーナーを回ったのでしょう。

やはり信じたいのですね。25年ぶりの10週連続陽線の動きは兆しだと…。果たして今後、どんな動きを見せるのでしょう。今日は心模様を詠っただけですが、何かヒントはあったでしょうか?

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2012年05月23日

5/23

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かたる:それにしてもなかなか正常な状態に戻らない世界の金融市場です。欧州では米国発の金融危機の余波を受け、財政状況も問題が提起されユーロの存在価値が問われています。しかしグローバル化の進展を考えれば、地球連邦としては何れ通らねばならぬ壁ですね。SDRが世界の基軸通貨に成り得るのかどうか分かりませんが…米国も交えた金融機能の統一がBIS規制などの厳格化です。ボルガー・ルールもその一環ですが、JPモルガンの損失が金融デリバティブを否定している様な展開です。リスクを回避できるCDSの存在は有意義だとは思います。その為にはCDS市場を活性化させることが必要で、取引量を制限すべき規制は排除すべきだと考えています。バフェットのような考え方が正しいのかどうか…。僕にはBRICsの発展を考えると、人類にとってデリバティブは重要だと考えています。余りに未成熟な為、予期せぬ損失が膨らむのでしょう。ボルガー・ルールはある意味で、日本で行った小泉・竹中改革に似た面もありますね。

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ここに来て再び世界の金利は下げています。
米国の10年物金利は1.7%台まで下落しており、99%の貧乏人と1%の成功者の理由が分かるようですね。たった1.7%を上回る成功を収めることが、難しい現実だと言うことですね。日本の場合は…底値で金利は推移しています。先進国の技術革新が、なかなかイメージできないのでしょう。産業革命は鉄道網の整備など…、人々の暮らしを一新させました。インターネットを中心とする情報革命の利用を促進させれば、お金を多額に使わずとも成長率を押し上げることが可能になると思っています。地方自治体が音頭を取りPFIを利用した公共事業を更に促進させるべきでしょう。情報化の利用が小さなボランティア組織を支え、社会に貢献する新ビジネスが生まれています。


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折角の鎖国制度から培った村論理を更に発展させ、情報を融合し効率的な社会が創れないものでしょうか? コストはたった2%なんですね。今の時代はこの段階でリスクを取れる人が少ないから、金利がこれだけ低いのですね。だから「我々は99%」とのデモが流行るのでしょう。先進国の低金利が続くと言うことは…この程度のコストパフォーマンスを得る産業が育たないことを示しています。つまり従来型の考え方の否定と言う事なのでしょう。成功者が少なくフェースブックなどは例外的な事例なのでしょう。そのフェースブック、売り上げの25倍もの株価を支えることが出来るのでしょうか?

かたるは、前回の日銀の政策会議の前に、緩和期待から僅かな株価の揺り戻しがあるんじゃないかと思い、ワンタッチを狙い野村証券を買いましたが投げさせられ、代わりに太陽電池のサニックスを選択しましたね。市場への参加者が少ないから、仕手系の材料株しか選択がないと思いましたが…その後のコンプガチャへの規制などを受け、ネット・トレーダー達の短期筋も沈んだようです。全体がこれほど低迷すると個別株の動きも消えています。この金利推移は非常に重要です。1%を割れる金余りの現象が存在し、僕も大量の資金を借りて三菱UFJなどを大量買いしておけば、何れ、大きく値戻しすると考えています。何しろ、配当利回りの世界なのですから…。

通常は金利が下がれば、上場企業は資金調達を急ぎ、設備投資を行う筈ですが…勝ち組が少ないのでしょう。メディアは安全・安心を求める報道ばかりです。どんなに安全対策を実行しても事故が起きる時は起こるもの。何故、こんなに単純な理屈が一般化しないのでしょう。余りにも社会の要求基準が厳しく、その条件をクリアできない為に産業が衰退しています。エルピーダからルネサスまで…旧来型の産業形態が否定され、HTML5などのプログラムを書く有能な技術者が1000万を超える高給を得られる新社会か…。99%のデモは産業形態の転換を迫られ、その狭間に揺れる現象なのでしょう。

でも不思議ですね。世界一の債権大国なのに…貿易赤字が膨らんでも円高が続くミスマッチは政策の選択を間違っているとしか…考えられませんね。円高金融ファシリティーに続く政策は必要だろうと考えています。日銀がジャンジャン円を刷って、米国の優良企業を買収すれば間違いなく円高は止まり、国内産業は一息つけるでしょう。いろんな面で日本の改善は進んでいるが…株高の切っ掛けはどんな形で訪れるのか? 外人投資家に支配される東京市場。今日もギリシャの離脱に揺れる展開か…情けない市場の姿ですね。

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2012年05月22日

5/22

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かたる:米国ではJPモルガンの損失が膨らむとか…フェイスブックのIPOを巡りモルガン・スタンレーの不手際が株価の急落に繋がったと批判されているようです。その煽りを食ってジンガの株価も厳しい視線が向けられているとか…。高収益の割に規制を切っ掛けに成長性を問題視されているグリーやDENAにも間接的に影響を与えているようです。様々な携帯コンテンツが開発され、その成長に期待するカタル君。何もゲームだけではないのですが…そのゲームユーザーの会員数を上手く活用できるかどうかに焦点が向かうのは何時になるのでしょう。

読売新聞にはルネサスの増資の記事が掲載されており、日本で製造業を営む難しさが浮き彫りにされています。安心・安全を求めコストを犠牲にする社会は陰に隠れる様々な問題にスポットを充てませんね。一見すると分かり辛い構図なのでしょうか? 東電の処理にあたり原発法の解釈を巡り、その結果が電力料金の引き上げから製造業のコストを悪化させ失業者が生まれる構図は国が疲弊する構図です。電力は全ての産業の要ですからね。

資本主義経済において金融業を苛める構図は成長を阻害する構図です。スペインの銀行から預金が引き出されれば金融業が停滞し、更に経済は悪化します。スペインのみならず多くの関係国が影響を受けますね。負の連鎖が起こります。政治の力で改善するしかありませんが、ユーロ共同債の設立などはドイツの反対があるでしょうし…根本的な解決は先でしょう。それにしても米国は逞しいな。羨ましいですね。

日銀がETFを通じて日本株を吸い上げ、外国人もある程度、日本のアジアの地位を認識しています。25年ぶり10週連続陽線は切っ掛けさえあれば、そろそろ新しいステージに入ることを予感させる展開でした。今日は株価が反発していますが、依然、下値模索の段階なのでしょう。日本の政治が問題にされます。しかしPFIの導入など、社会資本整備に民間資本を活用する話題が報じられ、日本の構造が変化していますね。日経新聞で亀井静香の悪法の影響が報じられましたが市場は反応を見せませんでした。かなりの規模なのに…悪材料を吸収しています。このような現象は下値に届いている一例なのでしょう。

日本の対外純資産が21年連続で世界一とか…。0.6%伸びて253兆円になったと報じられています。かなりの規模ですね。円高を利用した金融ファシリティーの仕組みを拡大させればいいのです。併せてGDPのデフレーターの動きを、最近、何度か採り上げています。大きな転換点に差し掛かっているように感じています。欧州危機は日本が通った道、米国も同様に日本現象の後を追っているように見えます。先進国で先頭を歩んでいるのは日本なのでしょう。団塊の世代が続々と退職し、製造業からサービス業への比重に変化し付加価値のあり方が変わっているように感じます。

最近の表現は少し難しいでしょうか?
個別株の話をしても無駄だと思っているので…全体の方向性の話をしていますが皆さんには私の抱く感情が伝わっているかどうか…。カタルはボヤっとしていますが、最近は日本の変化を至る所で感じているのです。PFIもそうですね。民間の資本を使い社会基盤を整備する。そうすれば効率的なお金の使われ方に繋がりますね。GDPは復興需要の公共事業投資などで押し上げられましたが、戦後に整備された社会資本は劣化し、更新需要を迎えます。この時期にPFIを活用し資金を円滑に流す手法は社会を活性化させます。分かりますかね?団塊の世代の退職は、確かに年金財政を圧迫させますが、同時に新しい産業を育成しますね。最近のコンビニの成長は一過性に見えません。情報を積極的に利用するコンビニの手法は世界に通用しますね。ローソンや7&Iは面白い存在ですね。成長を続けるアジアの人々は日本に憧れを抱き、日本の存在は大きなものがあります。ブランド力を忘れていませんか?

IRNETでは様々なヒントを提示しています。間もなく、相場にもその影響が反映されるでしょう。目に見える形で新しい波動が始まるんじゃないかな?やはり金融株の存在は大きいと思っています。三菱UFJや野村を度々取り上げているのは…日本株の本格的な上昇相場には欠かせない存在だからですね。資本が…お金が経済を動かす糧になるのです。株価が下がっている時に、配当利回りに合う、有望な企業を買うチャンスですね。東レもその一つです。炭素繊維の成長は目覚ましいし、機能性繊維の開発は素晴らしい時代革命です。この発展が何れ世界を席巻するのです。このような成長の見込める一流企業は、全体の株価が下がるときがチャンスなのですね。保守的な運用なら、例えば年金ファンドなどはこのような下落時がチャンスなのです。年に何回か訪れる下落のチャンスを生かすことです。大型企業はこのような下げの局面で拾い始めればいいのでしょう。

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2012年05月21日

5/21

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かたる:多くの人は欧州危機に目を向けていますが…ギリシャが離脱しようが、しまいが大きな問題に発展するのでしょうか? 下手な譲歩をするより厳格に対応すれば良いと思います。当然、連鎖が予想されますがイタリアにしてもスペインにしても、経済力の大きな国への連鎖は起こらないと思います。何れ通らねばならない壁、通貨統合の仕組みを実験している訳で良い手本になるでしょう。

考えてみると国際会議の多い事、G8やG20からAPECなど…様々な会合は開かれています。国際舞台での主張を通すためには世界経済への貢献という経済力は勿論ですが、日本に欠けているのは、軍事力と政治家の地位でしょう。もし首相が公選制になり決められた任期を全うできる仕組みにして、日米同盟重視から自前の軍隊育成へ方向転換すれば力関係は変化するのでしょう。この考え方は一般的でしょうか? もう一つの模索はシンガポールの道、世界中から一流の研究者を招き国家の支援で技術革新を進めるやり方ですね。国力を育てねばなりませんね。

覚ましい経済活動を続けてきた中国はここに来て成長率が落ち始めています。バブルを問われた資産インフレの調整をしているためでしょう。注目されるのは温家宝首相が積極的な財政政策と慎重な金融政策を堅持しながら、安定成長を一段と重視するとの声明を発表したとか…。消費を刺激するために補助金を始めた財政政策は中国が最初に始めましたね。この後の具体的な対策が注目されます。欧州も節約疲れから成長政策を取り入れるとか…次の株が上がる材料がようやく見え始めています。

基本的に成長とは…GDPを増やすことです。付加価値は経済力で家、車、家電などの生活用品を揃えることから始まります。経済の発展を見ると生糸などの軽工業から重工業の発展が成長の過程ですが、だんだん経済が発展すると製品への要求からサービスのウェートが高まります。最初は食べるだけ、人間の要求の食欲を満たすことですね。それが食がたりると、物への憧れの要求を満たす物欲を満たすことに変化し、そのレベルがどんどん高まります。今では有機野菜への要求などへ変化して行きます。中国製品より割高な国内産へ、更には拘りの生産品目へ移行します。

高級なレストランでの食事など…どんどん人間の欲求はエスカレートして付加価値の高い物への要求に変化しますね。先進国では技術革新が停滞し、製品への供給が低下しています。車も家もあるし…冷蔵庫もテレビもみんな揃っている。快楽を求め人間の欲求はどんどんエスカレートして薬物へ走る人も出てきます。物質からサービスへ…さらには芸術への憧れ、美術館のチケットはドンドン高くなり日本では新聞社が主催する展覧会は人気になっています。芸能人のコンサートチケットにもプレミアが付くほどですね。

付加価値の追求は何処に向かうのでしょう。学びもその一つでしょう。定年退職したオジサンおばさんが大学に再び通い勉強をするとか…旅行もその一つでしょうね。日本ではサービス業に大切な「おもてなし」の心が残っており、これが究極の付加価値の向上につながるのではないでしょうか?

最近は農業に関心が向かっています。付加価値の高い製品だけを出荷する究極のブランドを育成し世界へ向かって輸出する。きっと車に変わる最大の輸出品に変わる筈。そんな予感があります。一流品の作物を育てる農業技術は長年の経験と知恵が生かされた付加価値の塊でしょう。豊かさとは何か? 最近は相場を離れ、そんな事ばかりを考えています。

さて相場ですが、そろそろ止まり始める現象が至るとこで垣間見られるようになってきました。下値模索が始まっているように感じます。新しい胎動を一早くを捉えることが出来るでしょうか?

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2012年05月18日

5/18

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かたる:悪いニュースに敏感な株式市場ですが、良いニュースもありますね。金融危機の最終章に関する報道がありました。前からかたるは米国の完全復活はGSEの問題解決と述べています。既にAIGまでは見通しが立ち、もうすぐ米国の金融機能は復活します。その関連ニュースですね。米国の住宅債務の差し押さえ件数は高止まりしたままですが、住宅ローンの遅延比率が低下していると言う報道です。米国抵当銀行協会の発表によれば3月末時点の支払いが30日以上延滞している、あるいは差し押さえ状態になっている住宅ローンに対する比率は11.8%だったそうです。前年同期は12.8%、前々年同期は14.7%だったそうです。一方、遅延しているが差し押さえになっていない人の割合も前年同期の8.3%から7.4%に低下しているようです。この調査は全米の住宅ローンの88%にあたる約4300万件を対象にしていると言います。

時間がかかる話ですが、確実に改善している様子が窺えます。日本は20年近い歳月をかけましたが、米国は素早い対応で改善が進んでいる実態が分かりますね。ムーディーズはスペインの銀行格付けをさらに引き下げJPモルガンのダイモンCEOは議会証言と悪いニュースもありますが確実に金融危機の爪痕は改善しています。ギリシャはどうなるのかな? まぁ、あの程度の小国がEUに逆らっても欧州全体への懸念は広がらないと思っています。問題はオランド政権に変わったフランスとドイツの関係でしょう。メルケル首相の率いるキリスト教民主同盟は選挙で後退を余儀なくされ、ドイツでも節約疲れが至る所で吹き出ています。まだ見えませんね。口で成長路線を言うのは簡単ですが、どんな対策をするのかが問題ですね。

株式市場は下げていますが、長年、相場を見ていると結局は株を上下させるだけの材料なのでしょうね。市場経済と言うのは様々な問題を提起し常に政策の修正を迫っているのでしょう。だから結成前から問題視されたEUの仕組みが、ギリシャを実験として再評価を迫っているのでしょう。JPモルガンの損失はボルガールールに繋がり流動性の供給を狭めるもので新興国の株価が下落している背景はこの金融規制懸念が背景にあります。ただ新興国のGDPが購買力平価とはいえ、先進国を抜くのですからそろそろ逆転現象が生じるのが普通でしょう。

1―3月期は円安になったこともあるのでしょうが、GDPデフレーターはようやく水面下から顔を出すかどうかの水準まで改善して来ました。相場を眺めていると為替に影響を大きく受けるようです。今日は自分で計算してグラフを作成する時間がないのですが、内閣府の数字発表から誰でも簡単に計算できます。日銀は金融緩和を実施しETFやリートに投資をしていますが、なかなか資産デフレを止めることはできません。しかし米国と同じでいつか止まりますね。もう既に回復傾向は鮮明に出ています。問題はどの時点で相場にその効果が出て来るのでしょう。前回の25年ぶり10週連続陽線はやはり予兆なのでしょうね。

だって常識的に考えれば、ベルリンの壁崩壊が東西冷戦の壁を壊し、金融デリバティブの発展が新興国の躍進に結びつき、その成果が先進国とのGDPの逆転現象になりました。グローバル化が進み先進国に偏った富が新興国へ流れ水平になった状態ですね。今度は産業革命と同じで技術革新による文明開化の進化で先進国がリードすると言う考え方は自然だと考えています。シェールガスの役割が問題ですが…日本は震災により割高の自然エネルギーへ傾斜し、見える化のスマートグリッドが進むのでしょう。情報と現実社会の結びつきの技術が効率社会を後押しするのでしょう。先進国の躍進はロボットなどの未来技術ですね。スマートフォンの応用も日本では盛んになっています。だからIT技術者が不足し年収1000万円と言う異常な状態になっています。

もっとも付加価値が高いのは、文化でありソフト資産なのですね。製品でもないし資源などの一次産品でもありません。少子高齢化でサービスの価値は上がるのです。この生活環境は日本が一番でしょう。「おもてなし」の心は日本の美徳ですね。株価は下がっていますが政策の方向性さえ間違わなければ、もう既に舞台の幕は上がっているように感じているのは私だけなのでしょうか? シャープが台湾企業の軍門に下り、敵対したライバルのソニーと松下がタッグを組みサムソンに挑む構図を政策支援しても、後ろ向きな緩和ケアに過ぎません。政策とは日本の文化をアジアに広め、新たな経済圏をつくる総合力が必要なのでしょう。東西回廊などのどぶ臭い社会基盤整備から、アニメのソフト戦略の広がり、ファッションのIT化など面白いビジネスがたくさん芽生えているようです。

まぁ、かたるの頭の中には昨年辺りから、新しい世界観が広がっているのですが、なかなかその流れに合う銘柄が見つかりません。ヤフーと同じく、米国のマイクロソフトを上回る空前の成長株が誕生する日が近いかもしれませんね。情報のアンテナを確り張って、市場を眺めていれば、何れ、アンテナに引っかかる銘柄も出て来るでしょう。駄目な相場の時も諦めず、常に冷静に相場を眺める努力は必要ですね。昨日は上がった相場も今日は「元の木阿弥」でも野村は寄り付きの269円を保っています。下げ圧力も限界点に近いのでしょう。ただやはり底打ちしたかと思っても参加者が少ないのが分かりますね。グリーの出来高のピークは8日の1380円ですが、16日は1359円、今日は今の所1366まで…出来高が減っており止まる前兆のようにも感じていますが…普通の相場ならこの辺りが底値近辺の筈ですが…参加者が少ないと言うことは、新たな支援が必要で業績の変化を待つかもしれませんからね。何とも言えません。

2銘柄の代表的な銘柄の株価に若干触れましたが、自分の資金量により投資姿勢は変わります。所詮、誰も先の事は分かりません。だから自分の資金量に見合った投資を考えねばなりません。前回のRSIからの仮説は外れましたが、興味深いグラフの変化ですね。今後、どう変化するのでしょう。テクニカル分析の分岐点を探る努力も必要なのでしょう。まだデータが不足していますが、何れ応用できるでしょう。

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2012年05月17日

5/17

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かたる:流石にこの株価水準になると株を売る人は減るらしい。何しろ20年以上も下げ続けた強みが発揮されるのでしょう。フェイスブックの上場を控え、IPOを巡り話題を呼んでいます。過去の最高金額はビザで196億5000万ドルだったとか…仮に41ドルと言うことになると調達額は198億5000万ドルとなり(1兆5940億円)過去最高になるそうです。日本でも新規上場の時期が恵まれた楽天などありましたが比較になりませんね。このフェイスブックの誕生は先進国型の技術革新の産業なのでしょう。

時代が大きく進むために様々な発明や発見がありました。産業革命は歴史の中でみると僅かな期間ですが、実に調べてみると1760年から1830年に起こった比較的に長い期間の時代変化を総称しています。織機の発明やワットの蒸気機関のエネルギーをピストン運動から円運動へ転換させた改良などが有名でしょうか? この改良が蒸気機関車になり鉄道網を構築しました。さらに遅れますが1876年グラハム・ベルが電話機を発明します。時代の成長スピードが速くなる瞬間ですね。

ここで何故、日本はそろそろ株価が大きく反転する環境が整っているか?の話しですが、一つはバブル崩壊後の長い時間をかけて民間銀行の不良債権は綺麗に片付いています。唯一の不安が日本国家の財政問題や地方財政でしょうが、欧米の金融機関と比較し非常に優位な立場にあります。二つ目は先日の購買力平価の話で、先進国のGDPを新興国が抜いたと言う話ですね。中国を見ても分かるように人件費などの優位性と言うか、内外価格差の是正と言うか…先進国の水が新興国に流れ、両者の水の高さが同じ水準になったのでしょう。新興国は従来型の製品造りで先進国に並びました。太陽電池も中国が世界でトップですね。

ここに来て携帯端末が主役になり、テレビもこれから大きく使用方法が変わるでしょうし、情報と実生活が結び付き、この隙間を埋める産業の発展がキーポイントを迎えますね。インターネットは素晴らしい産業革命の道具ですね。フェイスブックの調達額が最高になるのは、ある意味で自然な流れですね。先進国型の生活スタイルを模索している日本は非常に面白い存在ですね。介護のトップはニチイでしょうが、ワタミも魅力を秘めています。農業を手掛けているからですね。日本の農業が世界をリードする時代が来るんじゃないかな? 最高級品のトマトなどは非常においしいですね。トマトジュースもそうですね。あの価格は僕も高いと思うけれど…世界に向けて大きな需要があるのでしょう。その溝を埋めるのがネットと言う情報網であり、物流システムなのでしょう。

沢山の便利なスマフォアプリが開発され、どんどん人間は進化します。日本ではおもてなしのサービス精神があり、第三次産業のサービスで世界をリードできるんじゃないかと考えています。少子高齢化は生産面ではマイナスのイメージですが、サービス面から見れば恵まれた環境かも知れませんね。この流れに乗っている産業の株がこれからの時代をリードする可能性は高いのでしょう。介護の問題は現代社会の抱える重要なパーツの一つでしょう。日本はこの面で世界最先端の技術蓄積が日々進んでいます。このノウハウは世界で大きく成功するでしょうね。

長いデフレ環境から、日本には投資家は不在となりましたが、新しい視点に立って相場を考えてみる必要があるような気がしています。何も負け組のソニーやパナソニックがタッグを組んで世界に立ち向かっても、所詮は製品の世界ですね。何度も言いますがネットテレビのソフトを提供できる仕組みづくりが必要なのですね。ネットとテレビを融合させるアップルのアイフォーンのようにアプリの開発を他の人が出来るような環境作りを交えたネットテレビ網を構築するなら有機ELの世界でも世界を席巻できますが、ただ有機ELのテレビを造って売るだけじゃ、3流の世界ですね。情報と製品を結び付けサービスを提供する発想が必要なのでしょう。

新しい時代は育ち始め、世界の中央銀行は流動性を供給し、扉は既に開いていますね。あとは切っ掛けだけ…日本の政治が変わり、どんどん前に進む政治に変えて実行と検証ですね。やってみなければ分からないことは世の中たくさんあります。株を買って恐くはないが、時間だけが見えない壁ですね。画一化教育をされた日本人は、日経新聞が欧州不安を1面で大きく報じると怯みますが、いつも最後に日経やNHKが出て来るのでしょう。

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2012年05月16日

5/16

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かたる:早くも…ギリシャのユーロ離脱の影響が考えられています。一番怖いシナリオは連鎖なのですね。ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペイン…色々とありますね。ECBはギリシャの銀行融資を停止し、ギリシャ通貨の「新ドラクマ」は導入当初から混乱が予想され資金逃避が起こりますね。物価は天文学的に跳ね上がり、様々な混乱が予想されますが、市場経済ですから何れ落ち着き、最初の混乱から数年が経過すれば、貿易のルールにも影響されますが、海外企業が生産基地を構えるかもしれません。何れ変動相場制の為替が痛みを和らげます。ただギリシャの混乱予想が広がるから、どうしてもドイツ国債がマイナス金利になったり、キャッシュ比率が高まり投資が減速します。中国は日本より欧州依存比率が高く影響を受けますが、日本はどちらかと言えば米国依存の国で影響はありますが、相対比較で見れば中国より有利ですね。

日本にはどんなに株は安くても冒険をする投資家は少なく、どうしても海外投資家の姿勢に相場は左右されます。JPモルガンが多額の損失を計上すると、関係ないのに世界の金融株は売られます。まぁ、どちらかと言えば…JPモルガンの損失が金融規制強化につながる懸念が、世界の金融株を売る理由なのでしょう。日本が時間をかけて不良債権処理を実施してきましたが、欧州や米国はまだ完了していません。度々、IRNETではGSEの問題を取り上げています。米国金融の完全復活は、フレディーマックやファニーメイなどの政府系の住宅融資会社の立ち直りに焦点があります。やはり時間がかかるのですね。デフレ下の不良債権処理は時間を要するのです。この背景は新興国の躍進ですね。

基本的に人件費の安い新興国は、先進国からの生産移管により、昨日述べたように、購買力平価のGDPを大きく押し上げ、一人あたりの所得の向上に繋がりました。 フォックスコンと言う子会社を有する台湾の鴻海精密工業を思い浮かべると良いですね。世界最大のEMS(Electronics Manufacturing Service)の会社は、グローバル展開を計る訳です。この形が新興国と先進国の成長の違いのイメージです。でも購買力平価での逆転現象は変化の時機が到来しているのでしょう。金も売られ、ドイツ国債のマイナス金利など…日本が歩んだ日本病が世界中で蔓延し始めた印象ですね。ある意味で日本は世界で先頭を切っているトップランナーかも知れません。国債の値上がりで空前の利益を誇る邦銀は、何故、見直されないのでしょう。三菱UFJは良い会社ですね。

最近は個別株の話をあまり掲載していませんが、全体相場が沈む以上、個別の優劣で株価が動き続けることは稀で、どうしても市場全体のリスクである「システマティック・リスク」の影響は避けられません。先物から見直された株式市場は、再び先物で売り崩されています。しかし日銀はETFを購入しているわけで、この効果は冷酒のように効き、何れ大きく株価位置が変わるのでしょう。その変化日は近いとは考えていますが、いつか分かりません。投資家層の薄い今のままの市場では、なかなか新しい展開は期待し辛いのです。だから個別株の話をしても無意味ですね。
多額の設備投資負担が必要な有機ELがいよいよ登場しますね。サムソン関連で参考銘柄をかたるは掲げていますが、年後半は面白い存在で材料株人気になる場面があるかもしれません。それにしてもソニーとパナソニックが共同で有機ELの製造をすると言う話が成功する確率は、どの程度あるのでしょう。

日韓のFTA交渉が難航しているのですから、まだ技術的に日本は優位な立場にあるのでしょう。日本には現代自動車はあまり見かけませんね。長期保証を武器に米国進出している現代は日本勢を抑えシェアを拡大させています。悔しいけれど…世界で勝てる日本企業の領域が、どんどん狭められているような気がします。欧州危機の落ち着きが見られるまで相場は沈むとの見方が大勢ですが…東レなどの好業績銘柄の参加チャンスでもあるのでしょう。このように地味な値動きの株は、このような非人気の時期に投資しないとチャンスを逸しますね。資金が乏しければ、株価が上がり始めてから参入すれば良いし、資金が豊富なら下値を買い下がればいいのです。

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米国の消費動向はマズマズですが、仮に米国の景気指標がどんどん悪化すれば、QE3の話題が出てきて相場が立ち直るのでしょうか? どんな形で再び上昇相場に推移するのでしょう。エレクトロンのチャートを見ると、先物からの影響はそろそろ限定的なものに見えます。ただ野村証券はなかなか止まりませんね。ホンダも同様です。決算数字を発表したユビキタスですが、赤字は当初から予定していました。期待をかけたQBは情報端末への大量採用は期待薄ですが、カーナビは期待できそうですね。他にもキャッシュデスペンサーやコピー機など沢山の応用製品がある筈で営業力が問われるようです。この手の株は残念ながら今の環境下ではどうしても見送られます。何れ業績面で変化が出てきますから株価にも変化が見られるでしょう。グリーと同じで業績面の変化を待っている段階なのでしょうね。

日銀のETFの買い入れはだんだん効果が増してくるのですね。同じ100億円でも継続すれば110%、120%と株価効果が出て来るのです。玉が沈み浮動株が薄れます。確かに金額的に僅かですが無限の資金源を有する中央銀行に勝てる人は居ません。欧州危機など一時的な混乱に過ぎませんね。あとは日本の政治が前に進めばだんだん前向きな考え方に変化するのでしょう。1%割れの国債金利が0.8%割れに近づいていますが先進国のデフレは技術革新により終わりを告げます。情報を取り入れた現実社会は既に技術的に可能な時代になっており、あとは強烈なリーダーシップを待つだけですね。日本は震災から復興の段階でスマートシティーの建設も実行しやすい環境下にあります。多くの条件は揃ってきましたね。あとは切っ掛けだけなのでしょう。頑張れ!野田政権。

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2012年05月15日

5/15

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かたる:今日のホンダは少しショックですね。まだ止まらないのか…と言う感じです。出来高のバランスや環境から考えて横ばいでも良さそうなのに…。結局、世界の中央銀行の結束から、ドラギのクリスマスプレゼントと言う流れから生じた一連の動きは、日本の相場環境を変えることは出来なかったのですね。だいぶ環境は整っていますが、長い長期上昇波動は未だに訪れず…か。もう市場には名目成長率が、毎年増え続け、株価が右肩上がりに成長する時代を知る人は居なくなるのでしょうか?

まぁ、確かに沢井のように地味な動きの存在の成長会社はあるのでしょうが…僕のような性格の人間には、性に合いません。国債金利を見れば、まだまだデフレ時代は続くと日米とも物語っているようです。中央銀行が買い入れているから当たり前なのですが、1%を割れる水準で、更に買い続ける愚行が必要なのでしょうかね。こんなことを考えているのは僕だけかな?1%だよ。人間の努力と言うのは年率30%程度のものでしょう。

日本国内の機関投資家などに、流れを求めても無駄だろうし、考えられるのは日本の選択が新しい時代に相応しい選択を決断することですね。何しろ、日本は世界に先駆けバブル経済の崩壊を経験し、その後、清貧思想を続けドイツのメルケルなんてもんじゃありませんね。文化大革命のような盗聴を平気で行う清貧思想を実行しているのです。法律が不良債権に認定しなくても良いと中小企業向けの支援をしているのに…銀行は不良債権認定をするような厳格な国ですからね。1989年に日本は先進国の中で、いち早く金融破たんを経験し、バブル崩壊し始めて永遠と23年間ですよ。

米国の金融危機は遅れる事、20年以上ですからね。欧米の混乱はまるで昔の日本です。大規模の公共事業投資を自民党は実行し…誤った選択が1000兆円の借金、世界の先進国の財政赤字は大きく、ついに先日、新興国のGDPが先進国のGDPを抜くと言うIMFの推計が登場しましたね。購買力平価とはいえ、これが現実なのでしょう。つまりようやく先進国が成長できる順番が来たのですね。ホンダにはアシモ君が居ります。僕は既に自動車なんか韓国なんかにくれてやり、もっとロボット開発に力を入れるべきだと思っていますが…開発にはお金がかかり、儲けなくてはなりませんからね。いつになったら夢を語り楽しい相場環境になるのかどうか…。

下げ相場を20年以上経験していると…1%を割れる国債金利が異常だと言う認識さえもなくなるのですね。既に0.9も割り、0,8%台だと言います。実質成長率なんか基準にするから政治の選択を間違うのですね。人間社会はいつも名目の世界なのです。一体、何処の誰が、物価が下がったらと言って豊かになったと実感できるのでしょう? 何故、多くの人が「3丁目の夕日」にノスタルジアを抱くのでしょう。昭和30年代は希望に溢れていたからですね。正しい選択を繰り返せば、やがて名目成長率は上がり、努力する人が報われる時代を多くの人が感じることが出来るようになります。格差拡大を嘆き、我々は99%だ…などとスローガンを掲げ歩く愚行は避けることが出来ますね。1%に入るのは大変な努力で、運に恵まれないと、なかなか…。しかし、この確率が10%、30%と高めるのが名目成長率に主眼を置く政治の選択ですね。簡単なことなのです。日本は欧米から比較し非常に恵まれた環境にあるのですよ。

その中核銘柄の三菱UFJが純資産価格以下と言う現実を、多くの政策スタッフは実感してほしいものですね。そうして自ら株主になって政策を実行してほしいものです。証券マンも大変だな。自分の努力じゃ…どんなに努力して無駄になる世界が続いています。マツダの株価を見ると…野村もまたいつか来た道ですね。日本企業はどんどんシャープ化現象になりそうな…0.8%の世界です。時期は到来している筈なのに…。

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2012年05月14日

5/14

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かたる:やはり、一番、魅力のある株はグリーかな?…と感じています。
ただ同時に日銀は僅かな規模の金融緩和拡大を続けているとはいえ、累積緩和は何れ冷酒のように実体経済に効くのでしょう。まるでゆでカエルのようなものかな?とも同時に感じているわけです。劣後債発行に追い込まれた野村証券は時間切れになるか…間に合うのか? ハイリスクの賭けですね。両銘柄のリスク感覚は、同じようなもの。野村は金融株だから倒産の二文字である紙くずリスクもあるし、グリーは国内規制強化リスクと言う壁を抱えています。株式相場の先行きを読むのは難しい。日銀が危険資産を買い取る禁じ手を実行しているのに、なかなか資産デフレは止まりません。不思議なことですね。筋論はどう考えても金融相場を支持しているわけです。20年以上も清貧思想を続けているので、こういう時代背景になったのでしょう。

先日、ニュースで子供たちの運動能力の実験結果を発表していました。なんと体育指導を受けている子供たちが、体育指導を受けない子供達より運動機能が劣っていると言うのです。「えっ?」このニュースを聞いた時に耳を疑いました。理由は体育指導の時は、一人一人順番に子供に同じ演技をさせ、順番が来るまで子供たちはおとなしく待っています。一方、指導を受けてない子供たちは、順番を待つことはなく自由に遊び回る…訳ですね。しかもその間に色んな運動をします。こういう事らしいのですね。指導教員が少人数なので、多くの子供は演技の順番を待つのでしょう。

先日の関越の事故が引き金で法律が改正され規制が強化され、今度はホテル火災でスプリンクラーの規制が強化されるとか…。事故があるたびに規制の基準が問題視され、どんどん効率が落ちるのですね。原発事故が起こると科学進歩より、安全・安心を求める国か…金融規制により雁字搦めにされ、投資活動が起きなくなり、日銀だけが必死になって資産デフレに対峙している様子が、垣間見れますね。きっと白川さんは、苦々しく感じているかもしれません。なにも株屋だけが、時代背景を嘆いている訳じゃないのでしょう。223円から417円に跳ね上がる野村は、再び200円台に沈んでいます。でも面白い位置ですね。

昨日はチャート分析をしましたが、25年ぶりの10週連続陽線も上値抵抗線を抜け切れていないのですね。もう少しと…と言うところで壁に押し戻されました。もう少しだったのに…お金はたくさんあります。ムードを変えればいいのです。時期は到来していると思うが、なかなか実態の変化が見られません。長い失われた時代の終焉なのでしょうが…。新しい兆しは、先物からの上昇ではなく、もっと力強いスター銘柄の誕生なのか? それともゆでガエルのような…いつの間にか始まっていた。と気づかされるのか?

今の若者は非常に脆いですね。精神的に少し叩かれると崩れるのです。きっと子供の時分に競争の機会が失われているのでしょう。切磋琢磨などと言う言葉は死語になっている日本の時代背景をグリーのコンプガチャ規制からも感じるし、色んな規制が強化されるたびに、あぁ、生きづらい国になったな…と僕だけが感じるのでしょうか? 少し前に花村萬月の「ワルツ」を読みました。特攻崩れの男が任侠の世界に足を踏み入れる話です。 ヤクザの世界には、あの任侠心がある筈だと思うのは幻想なのでしょうか?確かにどうしようもない連中の集まりだから893のブタなのでしょうが…。

欧州危機も、追い込まれると人間と言うのは耐えられないものなのでしょうか? ギリシャの争いは、ある意味で興味深い事例ですね。相場を通じて色んな景色が見えるものです。相場は実体経済を映した鏡、それならば好調な米国経済を反映する鏡は「ホンダ」かな?出来高が増えてきた007は変化があるのだろうか? 相場と言うのはタダの数字ですがその背景に様々な人間模様が存在し、色んなことを考えさせられます。「夏は、まだかと待つ走馬灯」

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2012年05月11日

5/11

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かたる:株式相場を見ていると色んな模様が見えてきます。ただ儲けるだけの手段の為に…面白そうだと言う理由だけで、この世界に足を踏み入れてきたけれど…逆に選択の難しさを最近は感じています。自分の考え方と世の中の動きは相反することが多く、常に矛盾を抱え生きてきました。

先ほど、NHKのSONGSという音楽番組の再放送を見ていました。「尾崎豊」の特集です。彼の曲は「I LOVE YOU」くらいしか知らずに、しかもさわりしか知りませんでした。番組だけの知識ですから多くを語ることはできないけれど「一所懸命に生きる」姿を感じた次第です。心の叫びを聴く思いですね。誰もが抱える心の葛藤を表現している曲が多いようです。だから彼が亡くなっても多くの人が未だに彼に惹かれるのでしょう。

丁度、プラザ合意が行われた1985年、日本の絶頂期に彼は音楽活動を離れ、NYに行き(1986年)自分の新しい姿を求めるのですね。誠実で真剣に生きてきた心の葛藤を歌詞に綴っています。新しい姿を模索し、もがきながら生きている最中に、覚せい剤取締法違反で服役したそうです。音楽家の定番ですが、番組では母の死を切っ掛けに落ち込んでいく姿で描かれていました。真相は分からないけれど、彼の歌詞の中には確かに心の葛藤が垣間見られ、多くの人が共感を覚えるのでしょう。誰もが経験する壁のようです。僕の学生時代の背景に似ているように思いました。

きっと人間はいくつになっても、ガキなんじゃないかな?と最近感じます。昔は屁理屈を述べる大人に反発したものですが、その少年が大人になっても、やはり同じで心の葛藤を持っているのですね。人間はきっと20歳でも、30、50でも、きっと70歳でも100歳になっても同じなんじゃないかな?

「…きしむベッドの上で、優しさ持ちより きつく躰 抱きしめあえば…」

彼の心境の気持ちがよく分かりますね。心のなかに空いたポッカリした空間を、なかなか埋めきれない、せつなさが伝わってきます。誰もが惹かれるフレーズでしょう。

また野村証券は沈んでいます。市場原理を否定する考え方も分かります。何しろ、鎖国を続けた江戸時代から続いた村論理が、日本人の心に生きていますからね。グローバル化できずに、内向きになる企業経営者の心もよく分かります。でも支え合う村社会の精神構造は甘えを生み、自律心を大きく欠いているように映ります。メディアの放送内容を見ていると相変わらず政府や官僚批判ですね。この道は僕が辿った道だけれど…最近は違うように感じていますね。

結局、選択のちがいなのでしょうね。人生にはいくつかの岐路があり、必ずその選択を迫られます。子供が進学するときも病気をするときも、いじめに遭うときも…恋愛もそうです。相手を愛するあまりに身を引く生き方もあるでしょうし…様々な選択を迫られ生きてきます。その自分が辿った道、選択の結果が今の人生です。10代のガキはガキなりに…50代になっても青臭く世間を考えるわけです。

きっと日本にとって、この「失われた時代」と言う表現は、他人依存で好きではありませんが、デフレ社会の停滞する時間は、多くの人々に様々な思いを与え考えさせる時間の空間なのでしょうね。「新型うつ」の出現も時代背景が創りだした現象でしょう。さて僕が辿った失敗を多くの人が繰り返しているようです。証券マンだったために、毎日、上がる株を探し続け挫折したわけですが、現場を離れ1年と6か月が経過します。考えてみれば実質成長率が名目成長率を上回るGDPデフレターが問題にされる環境ですから資産価値の塊の株式は下がり続けるわけですね。だから単純平均株価が20年以上も減少を続けるわけです。この原因は内外価格差などの鎖国制度の壁ですね。日本には島国根性を擁護するために様々な規制と言うか仕組みを構築してきました。年功序列も終身雇用もその枠組みの中で存在してきました。しかしグローバル化の進展でその壁を維持できなくなったのがプラザ合意、尾崎豊が自分探しに旅立つ時代です。彼が死んだのは1992年だそうです。株式市場では既にバブルが崩壊し株価は暴落をしていますが、世間ではようやくバブル崩壊に気付き慌てはじめる時代でしょう。

日本の選択は常に合理的ではなく効率的ではなく…困難を緩和する対処療法を選択しています。真剣に生きる尾崎はやはり挫折するわけですね。世の中の矛盾を心に痛く感じたのでしょう。自由に生きたい、でも学校教育ではパーマを問題にして髪を強制的に切らされるのです。個人の自由が認められない社会。村論理ですね。みんなと同じように生きなさい。変わった格好をして学校に登校するといじめに遭うか、異端視される社会構造ですね。画一化教育が生んだ弊害が至る所に吹き出ています。何故、問題が起こると直ぐに安全・安心を求め規制に走るのでしょう。僕にはやはり理解できないのですね。尾崎の「15の夜」はそんな反発でしょう。確かに倫理観は欠けていますね。盗んだバイクで走ることで、自由になれっこないのです。でも若者の抵抗感は理解できますね。日本と言う社会には、その若者を馬鹿なことをやって…笑って諭す時間的なユトリもないのでしょうか?

何か、最近の社会はどこかギスギスしています。孫正義が成功した背景は銀行の支店長の寛容さでした。今の社会構造では背任横領にもあたる不良貸し付けですよ。しかし、その寛容さがソフトバンクを生み、情報化社会の壁を破ったのですね。たった1億円の話ですよ。今の銀行の支店長に「1億をかぶれ」と言ったら、一体、何人が受けるのでしょうね。1%も居ないのでしょうね。僕は0%と言う数字は信じたくないが、マニュアルでは0%の社会ですね。多くの人はヤクザの世界を否定しますが、任侠心は素晴らしい生きた心ですね。はみ出し者を救う心です。何故、社会は否定するのでしょう。度量がない社会構造になりましたね。

欧州危機の原点もバーナンキの選択もドラギの選択も…すべては人間が最善だと思って選択する決断です。株式相場は常にその選択の鏡となって動いている生き物なのでしょう。今日は休みなので少し酔いながら書いています。今日の市況に相応しくない内容ですが…週末の夜に酒でも飲みながら、尾崎の叫びに耳を傾け、自分の人生と日本の社会を考える時間も、たまには良いでしょう。

I LOVE YOU…

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2012年05月10日

5/10

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かたる:どういう形で事態が進展するのか? ギリシャ国民も勝手な人種だな。EUには留まりたいが緊縮は嫌だと言う。まぁ、ドイツの強硬姿勢が生んだ弊害が修正されるのが市場経済なのだろうか…オラウンド新大統領の誕生は決して株式市場にマイナスではないと思うが…問題は超緊縮か、それとも成長を加味するか?と言う選択で日本の場合は一概に言えないが、掘っては埋める公共事業投資を大切なお金をつぎ込んだので効率が悪かった話しで折角の大型投資が時代の進歩に繋がらなかった。

でもこの大型投資は全てがダメな訳ではなく、IT進化は森政権の光ファイバー網整備などの恩恵でNTTが大型投資を政府の意向を受け実行したため。この情報化整備でソフトバンクのパラソル戦略は強引な手法だと批判を浴びたが、そのおかげで時代が進化させましたね。一番不可解なことは労働政策ですね。試行錯誤したのは分かるのですが、グッドウィルを潰す必要があったのかどうか。国家戦略により企業は育ち、優遇される産業や沈む産業が出てきます。エルピーダの失敗は日本の生産業は、既にいろんな条件が合わずにモノづくりの考え方を変えろと理解すべきなのでしょう。

今回の東電への公的資金投入の話は市場原理を無視した社会主義的な仕組みですね。本来、GSなどが提案していたのか分かりませんが、東電を分離して原発に関わるコストを有限化させ、民間資本で立て直すのが自然の方策で世界中から資金を集めれば1兆円程度なら直ぐに集まったはずですね。それを税金を投入し尚且つ国民負担も増やすやり方で、痛みを国民に押し付けました。国民を騙すやり方ですね。本当に官僚は頭が良いですね。悪知恵だけは一流です。ただ今度の交通事故でまた規制が強化されますが、安心・安全は非常にコストがかかるのです。しかしどんなに規制を強化しても不可抗力はある訳で、どこで線引きを図るか?難しい選択ですね。

その一つコンプガチャの一斉禁止の選択は業界側の意識的な選択で幕引きになりました。まさかの展開でしたが時間を稼いだことが良かったですね。前向きに薦めます。後ろ向きの案件に時間をかけ闘争しても効率の悪い行動ですからね。通常は材料が出尽くしで新展開に入るので株価は騰がるのです。しかし全体の市況が弱く、マイナス評価の業績推移が見たいと言う意見も分かりますね。つまり株価はここで仕手化して上がり始めるか?時間の推移を追って業績のマイナス状態を確かめてから新展開を迎えるか?どちらかの話。コンプガチャの禁止が一時的な進展の時間を業界から奪い、3000億円程度の直接被害でおそらく周辺を入れれば、兆円単位でしょうが58人の被害額は数百万円の話ですね。僕には、何故、教育論に話しが飛ばないのか分かりませんね。

最近、新型うつと言う鬱病の新種があるそうで、それは若者が守られているから、挫折を知らずに小さいころから訓練されてないからだと言います。どこまで過剰な清貧思想が蔓延して行くのでしょう。まぁ、日本の良さでもあるが行き過ぎはマイナス面の方が大きいと思います。ECBの金融拡大策が引き金になり25年ぶりの10週連続陽線になりましたが先物だけであれだけ動くのですね。筋からすれば日銀が動きデフレからインフレに、実質から名目に移行すべきですね。ただ金融庁の規制など変化が必要です。しかし金融庁の雁字搦めの規制が、三菱UFJの海外進出を後押ししているわけですね。世界の銀行の中で三菱UFJは一番先頭を走っているように僕には感じます。ユニオンバンクは米国で展開していますが(日経報道)、水面下でインドの銀行買収も進んでいるでしょう。既に中国では内陸部まで支店を設け、UFJの買収が進化に繋がっています。

25年ぶり10週連続陽線は単なる兆しだったのでしょう。やはり日銀の姿勢転換から金融庁の方針転換が切っ掛けになり三菱UFJが最初の初動波動で株価は2倍になり、それから本格的な金融相場に入るのかな?…なんて漠然と考えています。野村は体力が続くかな?時間闘争ですね。来年には米国のGSE問題も新展開を迎えるのでしょう。筋論からすればホンダの株価が先頭を走るのかな?ようやく止まったようにも見えますね。このような段階でいつも買いを入れるのですが、下がることも良くあるのですね。だから打診なのです。勿論、業界の規制受け入れで新展開を迎えるコンプガチャのグリーやDENAを狙うのも分かります。ただ先ほども言ったように二つの考え方がありますね。慎重派は業績推移を求めるわけです。今の相場環境では此方の考え方が主流なのでしょう。丁度、荏原が損失を確定させて不透明要因が消えたことが株価の上げに繋がったように、グリーやDENAも仕手化はせずに業績発表を待つかもしれないのですね。仕手化するか、業績発表を待つかは相場環境に大きく影響されます。

どんなに好業績でも相場全体の影響を今は参加者が少ないので大きく影響を受けます。システマチックリスクと言うものですね。相場全体の影響が個別株に反映されます。やはり流れに逆らい、果敢に攻めるカタルのような考え方はデフレ下の経済では通用しませんね。ましてや日本は社会主義の国です。市場経済の選択は否定されますからね。個人の自由より縛られた安全・安心の社会を求めるわけです。この環境を変えるためには教育論をすべてで、ここを変えないとなりません。最近は子供を日本で教育させるのを止めて海外に出す親もいますね。さて今日はここまでです。時間切れですね。野村も300円割れのこの水準で止まるかどうか…ホンダも同じことが言えますね。RSIの数字推移からみれば下値固めをしている筈。果たしてどうなるかな?

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2012年05月09日

5/09

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かたる:今年から取り入れたRSIの指標数字。225のデータを取り下げ波動が止まったと底入れ予測を提示したのが先週の株式教室の頃だったかな? 30以下の数字が極端に減り始めたので底入れ観測を書いた仮説を立てた訳ですが、その頃から下げがきつくなっています。この数字を元に僕は野村証券のワンタッチを日銀の緩和政策で狙えると考え試みたけれど、その規模の問題とタンミングの悪さでサプライズはなく市場は不満を述べました。その後、フランスの選挙の動向が判明し、米国の統計悪化、ギリシャの議会とコンプガチャの悪材料が次々に起こり現在に至っています。ここに来て欧州問題は混沌とし始め、いよいよ下げのクライマックスを演じているのか…それとも最終章ではなく二幕、三幕なのか?と言う相場展開ですね。

もともと25年ぶり10週連続陽線は欧州の緩和策を評価したもの。そうして日銀のバレンタインプレゼントでしたね。基準通貨を管理するFRBはQE3を見送っています。その理由はQE2効果が市場で出ているためですね。その結果、米国の景気指標が改善され実際に自動車販売は伸びています。住宅も底値買いが増えていますね。銀行は差し押さえを増やし始め、不良債権処理もいよいよ最終章に見えます。GSEの問題(米国住宅金融)も時間を要する問題ですが、AIGの決算数字を見れば順調に金融機能は戻り始めています。米国は改善傾向がはっきりしている所に、欧州の財政規律などの既存の枠組みの不透明感の広がりですね。

欧州の選択は緊縮財政への疲れ、日本と同じ選択なのです。日本はバブル崩壊後、財政的に多少のゆとりがあり、公共事業投資をバンバン増やしました。あれは橋本、いや竹下政権下でしたね。ふるさと創生事業などと言い全国の地方村町に1億円をばら撒きましたね。温泉を掘った村や金を買った村、色々でした。その後、何度も大型の財政出動をしましたが、肝心の資産デフレを放置したために不良債権は一向に減りませんでした。結局、最後はUFJを潰す強権を発動して、金融庁の独自判断で不良債権認定をして強引に引き当てを積んだのです。

その後のリーマンショックで中小企業円滑法だったかな? 亀井静香の演出で不良債権の山はありますが、この数字は乗り越えられるでしょう。しかし欧州、スペインはひどい状態ですね。スペインの銀行は日本の90年代初期か半ばの状態なのでしょう。でもEU全体で見ればスペインはリゾート地のようなものでしょう。米国ではマイアミに相当するのかな?ドラギ総裁が実行したクリスマス・プレゼントの効果はこれから市場に出てきます。そう気にはしていませんね。この下げ相場は、ただの演出と思っているのは僕だけかな?

野村は難しい評価ですが、ホンダは米国経済の状態を物語る会社ですよ。予想している200日線を今日も上回っていますね。現時点でマイナスからプラスに変化していますね。個人投資家のマインドが低いのは25年ぶり10週連続陽線の効果を全く受けず、ネット株は昨年から調整波動を続けています。DENAを見れば分かりますね。そうしてここに来てコンプガチャ、面白いですね。ある意味でワクワクしています。何故か?可能性のある株が僕のイメージする下値を大幅に下回っているからです。もっと下がれば面白い。

昨日も確か触れましたが、日本の国策が決められる瞬間です。わずか58人の教育されていない子供の被害を大げさに捉え、日本を代表する産業の時価総額は2000億以上も飛ばしたわけです。確かにゲームと言う産業を育てるべきか?社会に貢献するのかどうか?難しいですね。教育論の問題だからです。でも消費と言うのは人間の感情を刺激する産業でソフト産業は付加価値の高い産業です。軽工業から重工業に移り、生糸から車に変わりました。しかし最も高い付加価値は芸術の世界、ゲームもある意味で人間の欲を刺激する消費と言う考え方が成り立ちます。洗濯機や冷蔵庫は生活を豊かにした。ゲームは余暇と言う時間を豊かにしたのです。ストレスを緩和し、病気を防いでいるかもしれません。そう捉えたらどうかな? ゲームは子供の教育上、好ましくないと言う視点で見るのではなく…。規制は国の方向性を決める大切な問題です。58人の僅かな被害者の為に国策を向けるのか?それとも世界の娯楽を豊かにする産業を育てるのか?どちらが正しい政策なのでしょう。問題の視点はここにあるのです。

ここに来てパイオニアのカーナビもすごい技術ですね。まるでSFの世界になってきました。間もなく自動運転になるでしょう。シャープらしさも出てきましたね。蝶々の羽を真似た扇風機は素晴らしいね。お掃除ロボットも…シャープは液晶で失敗しましたが面白い企業です。さて東レが下げてきました。ようやく株価が崩れ始めましたね。ここからが儲けの場面に変化します。1年に何度か…不透明さが増し、株価が大きく下げますが逆にチャンスなのですね。騰落レシオは…まだ充分とは言えませんね。今日の市況の一番上からリンクしていますよ。この株価指標は時間をずらしてアップしていますが…過去の今日の市況から株価指標を見てジャンプしてください。

もともとRSI50以下は株価が下げていることを示しています。だから30以下の数字が極端に減っても株価が下げていても当然です。でもホンダは止まっていますね。あとは個別の注目企業の株価が下げ止まるかどうか…もちろん、多くの人が注目するグリーもその主要銘柄の一つです。さてどうなりますか…楽しみ、楽しみ…。リスクを取れない人は株価が上がり始めてから買えば良いし、リスクに余裕のある人はホンダなどの指標銘柄を見てから行動すればいいのです。野村も指標銘柄の一つです。東レもそうですね。マツダなんかもう下がそんなにないですね。でもあまり円高水準が続くと怪しくなります。でも先日の円安でかなり為替予約を実行している筈で4-6は勿論、うまい担当者なら7-9もある程度しているかもしれませんね。多くの銘柄が下値範囲に来たように感じるが…はたしてどうなるでしょう。

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2012年05月08日

5/08

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かたる:それにしても…日本人と言う人種は臆病なのかな? 日本には人材がいるのかどうか…長い政策不信を見ると選挙などが有効に機能しているのかどうか疑わしいですね。関越道のバス事故でまた基準が変わるようなことをニュースで言っていました。でも実験データがあり検証されるなら問題ないが、事故が起こったから直ぐに既存の規制を強化すると言う後追い的な規制強化は、どんどんエスカレートして非効率な社会構成にならないのでしょうか? 

証券界に長くいて規制の実態はすこし異常な水準だと認識していました。電話内容を録音し盗聴が日常的に行われ個人の自由がありません。まぁ、安心・安全だと言えばそれまでですが…どこまでマニュアル化が進むのでしょう。人間の尊厳はなくなるのでしょうか?世の中にはいろんな考え方がありますからね。株価も同じですね。人により評価が大きく違います。

25年ぶり10週連続陽線は時期が来たことを告げているように感じています。どっちにしても長いデフレ時代が終焉するのですね。自主的にコントロールして抜け出すのと強制的に強いられるのと大きな違いがあります。日銀が緩和政策を採用し金融システムが崩壊した後の構築は容易でないことは日本のケースを見れば分かりますね。欧州各国が財政規律重視から成長路線重視の財政政策拡大策を講じる道を模索していますが、この道は日本が辿った道です。日本の場合は多くが効率の悪い公共事業投資に消え無駄使いになりました。道路などの社会基盤をさらに拡充しても相乗的な経済効果は新興国と先進国では大きく違います。国が成長する過程においてお金を使うところは変わるのですね。

ただ長いデフレ社会でいろんな工夫が身についてきたようです。そろそろ具体的な未来都市建設を始めてもらいたいものです。キャッシュレス社会の実現はGPS機能が義務化されどんどん進化しますね。最近では行政機能もようやく効率化を求めはじめハローワークの地方移管も実験が開始されました。なにも株価が全てを物語っているとは言いませんが、至る所で変化があるのです。その変化のスピードや方向性をコントロールするのが政策ですね。今回のグリーやDENAをはじめとする「コンプリート・ガチャ」などの規制も一つの国の形を求めるものです。一部の教育機関では既にアイパッドが子供の教材として使われ始めています。電子黒板の普及も急がれますね。投資の原点はやはり教育でしょう。

話しが飛んで焦点がぼけています。
今日はそんなに時間がないから、相場全体はRSIの水準から転機は近いと感じていますが、グリーやDENAのコンプガチャ問題からの展開は株価評価を変えるステージが変わる瞬間です。この株価の位置から安いのか?高いのか? 自分の立ち位置で評価が変わりますね。持っている人は材料が出尽くしで海外売り上げの評価に繋がると考えますし、持っていない人は規制の影響はこれから出て来ると慎重に構えます。カタルは前者の考え方で絶好の買い場が訪れていると判断します。何故なら、時間が経過すれば海外収益が加算され何処かでスマフォゲームのブームが世界的に訪れると考えているからですね。その覇権争いを演じているのでしょう。そう考えています。しかし現実の選択は分かりませんね。僕にとってグッドウィルの現実を見せられ、あの時は、最初は派遣問題を叩き、二度目に介護を叩きましたね。行政指導に真剣に取り組んでないと言う理由で意識的に行政は強権をふるい解体に追い込みました。その少し前はUFJもそうでしたね。行政の強権と言うのは恐いものですね。前例がある訳です。グッドウィルにUFJと…ソフトバンクは上手く総務省の移行を汲んでいるようです。日本は難しい国です。正論はなかなか通りません。

現実は不可解な事がよくおこるし、会社側の発言をどの程度信じるか?と言う問題もでてきます。もう少し補足したいのですが時間になりました。中途半端で恐縮ですがまたにします。欧州危機はポーズですね。そんなに気にしていません。野村の株価水準やホンダなど…の株価位置は落ち着く水準の筈ですね。そろそろステージの変化が見えてきても良さそうに感じています。頑張れ!日本

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2012年05月07日

5/07

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かたる:フランスでオランド候補が大統領に選出された様で、緊縮財政の転換が見込まれます。ギリシャも同様の結果ですね。しばらくは既存の枠組みが転換されるので様子見が主流で、通常は混乱を避ける為にリスク回避されますから、市場は下げる可能性が高いのでしょう。しかしオランド候補は成長路線を掲げるわけで、景気にマイナスと言う評価は間違いでしょうね。フランスよりギリシャの方が気になりますね。ユーロ離脱の道を歩む可能性が高いのでしょうか?

まぁ、現段階では何とも言えず、多くの人が流れを見極める為に、しばらくは市場から距離を置くのでしょう。しかし考えてみれば分かりますが、市場にとって一方的なマイナス評価には感じられませんね。成長に力を注ぐわけですから、通常はプラス評価するのが普通でしょう。よってカタルはそんなに下げるようには思えません。ただこれまでのメルケル・サルコジの主張に変化が起こる訳ですから、意見統一が難しくなりますね。市場が動揺するとすれば、不一致が混乱を生むと言う点でしょうか?

力強い米国株は景気指標の悪化を受けFRBの行動に注目が集まります。自動車販売など見れば既に自律成長過程に突入したようにも見えますね。ホンダなどの業績は大きく回復する筈で、この株価の押しは注目されますね。ここ1か月程度、日本株も調整色を強めていますが、最近、かたるは相場の潮目の変化を考えていますね。このところ採り上げているRSIの変化を重視しており相場の流れが変わるのではないか?と感じているわけです。一般的には既存路線が転換される訳で、不安が先立ちます。上記のように不透明要因が増すと人間は先ずリスク回避に動きます。しかし…新しい展開が始まる夜明けの訳で相場が転換点になることもしばしばです。目先は一度売られるとは思いますが、意外に相場はあく抜けをして新しいステージに突入できるかもしれないとも感じているわけです。

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例えばグリーの評価も似たようなもので、今日の株価動向は注目されます。一方的に売られる展開になるとは思えません。そりゃ、マイナス要因ですから株価は下がるのでしょうが、前回の下値程度で意外にも抵抗し反転する可能性も充分ありますね。それは評価が変化するからですね。これまではガチャ問題の懸念で相場が下げてきましたが、その行方が違法との認定を受け決着され、新しい展開が予想されるわけです。携帯端末を使ったビジネスは栄えるわけで、その方向性に変化はありませんね。国内だけじゃないし…海外では別の評価もあるでしょう。だからチャンスのようにも感じられるのですね。まぁ、カタルの場合は余裕がないので買い向かう訳に行きませんが…チャンスが来たようにも感じます。何処が分岐点かどうか…。

欧州問題は、どちらにしても時間がかかります。オランド大統領になっても予算をある程度、成長分野に割く程度で、フランス大統領が変わったから欧州の既存の枠組みが大きく変化するとは考え辛いですね。むしろ米国に関心が向くのでしょう。雇用統計値は予想を下回り始め、QE2の麻薬効果が薄れてきた可能性がありますね。市場はFRBの動向に一喜一憂する展開が続くのでしょう。仮に欧州がオランド大統領の誕生で混乱し世界市場に動揺が走れば、FRBは行動を起こしやすくなります。新しいステージが幕開けしたようにも感じられますね。

米国のGSE問題はあと一歩です。AIGの決算数字は回復しており出口が見えています。流石、市場原理の国ですね。あまり報道されていませんが、米国の自動車販売は好調で販売予測は増額されています。外人投資家は冷静な判断をしているのでしょう。どうも潮目は近いように感じますね。一方的な売り人気を多くの人は想像し不安になっているかもしれませんが、オランド大統領の誕生などを受け、大きな下げにはならないのではないかな?

今日の市場は米国の雇用統計を受け株安の連想と、欧州の混乱を受けリスクを避ける動き、更に人気株のグリーやDENAの新商法に対する違法認定を受けての混乱などが予想されますが、どれも次の展開が待ち構えており、この水準から更に大きく下げ続けるようには感じられません。今日は市場を観察している時間があるかどうか分かりませんので、寄り前に「今日の市況」を書いています。さて、どんな展開になるのかな?

追加分

グリーやDENAを推奨している、かたるの見方を、今日のストップ安を見て載せるべきだと思うので追加分を書くことにします。基本的には相場は調整局面で最後の場面かなとも考えていますが、この手の株の評価は難しく分かりませんね。過去、何度も行政当局には痛い目に遭っています。グッドウィルの事例も不可解な展開でした。もともと雇用の流動化は国際化に対応した形で契約社員は形態が一般化したところに行政の規制が入り社会的な地位が失墜したところに、追加の成長業種の介護分野で違法行為があり認可を取り消したわけです。どのような背景があったのか分かりませんが、きっと行政当局の怒りをかったのでしょう。

時代が先行し法律が後追いになることは良くあることです。国家の概念が培われていきます。日本と言う国をどのような形にすべきか? 私は先進国の成長率を高めるためには、情報と現実との融合だと考えています。出来ればゲームも現実対応した商売とコラボすべきでしょう。マックと提携するとか…ユニクロと提携しキャラクタの相対評価を高めるのですね。そうだな。サンリオの世界をイメージすれば分かりやすいでしょうかね?日本版のサービスを、世界共通のデファクト・スタンダード(標準化)に採用されるように努力すればいいのです。その過程に携帯ゲームのようなものが生まれ、今回、問題化されている射幸心を煽るコンプリートガチャと呼ばれる商法も生まれたのでしょう。これを育て文化とすべきか?今回の違法認定のように厳格に規制すべきか? 難しい判断ですね。

日本は過剰な規制社会でそのおかげで治安が比較的安定しているとも言えるし…個人の自由が束縛されているとも言えますね。例えば大麻は麻薬に分類され多くの国では違法とされていますがオランダでは一般販売が認められているとか…。基準を何処に据えるか難しい判断ですね。アルコールだってそうですね。僕の考え方は個人の自由を重んじて個人の責任の範囲で出来るだけ他人に迷惑をかけなければ許されると思っていますが…保護しなくては駄目だと言う意見が一方にはある訳です。現段階では違法判定が本当なのか、ガセなのか分かりませんが、大新聞が報じているのですから、裏が取れているのでしょう。

さて影響力ですね。僕は会社の関係者じゃないし売り上げ度合いは分かりません。でも過去の事例とかみると、極端なケースも想定内の訳です。コンプリートガチャが射幸心を煽っていたことは事実でしょう。一般的に手に入る情報の中で判断するとすれば、正直、ストップ安は意外でしたね。普通に商いをするものと考えていました。そんなに本質が叩かれているわけではなく海外売り上げが育つ直前で、かえって新しいステージに進めるかな?と考えています。お金があるならのんびりと下値を買い下がりますね。信用では現引きを出来る範囲に留めるべきでしょう。違法認定は社会的な地位を失わせ、いろんなコストがアップします。

でもここから売り上げ推移が海外の寄与により、急激に伸びることもありなのですね。そうなる可能性も高いのですね。まぁ、貧乏人は目先信用分を外すしかないでしょう。そうして再起を図る訳です。個人の資金的な余裕度で対応は異なるでしょう。僕はグッドウィルのような最悪のケースは考えていません。仮に相場の変転が先に延びるにしても、以前、DENAがSNSで叩かれ監視員を増大させたときの株価のイメージしか頭にないですね。だって、あの海外会員数はやはり魅力的ですからね。

結論は人によりそれぞれ行動は異なると言うものです。私はこのような携帯ゲームの世界でもデファクト・スタンダードが存在すると思っています。だから下がればチャンスは膨らむようにも考えていますが、反転がいつなのかは分かりません。これで回答になっていますかね? 因みに僕はお金がないから半分処分しました。でもほんとうは売りたくなかったですね。買い下がりを実行してみたいのです。ただ僕は貧乏人だから…仕方ありません。「株なんか、倒産しなければ買い下がり続ければ、いつか株価は反転する」と言う考えが、ここ20年以上、アダになっているわけです。

でも意外に市場の厚みはないなぁ~とも実感していますね。やはり先物主導の25年ぶりの10週連続陽線で…スターが生まれずにきたので相場が脆いのですね。野村はとうとう300円割れ、ホンダもまもなく200日線上ですね。そろそろ僕の想定していた下値の下限に到達しましたね。これからどうなるのでしょう。

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2012年05月02日

5/02

かたる:今日はあまり時間がないので、午前10時ごろ原稿を書いています。折角、米国の景気指標が強く株も高いのに…若干、為替は円安方向ですが株価は冴えませんね。方向感が見えません。昨日は企業業績を受けエレクトロンが下げたようですが、基本的に底からの立ち上がり局面の筈で、欧州が悪く、中国も追随するかも知れないのですが、米国はいち早く立ち上がりそうで、もし雇用も改善が続き不動産絡みの処理が済めば、流動性供給のタイムラグと考えてあわせれば金融相場に歩がありますね。25年ぶりの10週連続陽線は大相場の「ハシリ」とも受け取れます。

しかし止まりませんね。野村証券がこのセクターの主役の地位を占めていますから、このチャートで解説しましょうか…。

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通常はaの安値をみてbで反発するのが普通ですが、aの安値356円をcの地点で割れていますね。その後もd、e、と下値を切り下げています。この分じゃ300円割れは確定のようにも見えます。しかしRSIは既に底這い状態に突入し、昨日はエレクトロンを始め多くの値嵩株が値下がりしています。ここに来て指数のコア銘柄を叩いているので、ひょっとすれば、やはり客観的なRSIの底入れ判断は正しいのではないかとも考えるわけです。今は従来型の駄目相場への突入と何処かで反転の二つのイメージを抱いているわけです。

まぁ、本格的な金融相場なら慌てることもなく…前回の野村の選択は「慌てる乞食はもらいが少ない」の口でしたね。少ない資金で回転させるには目先を狙うしかありません。今日は考えられるシナリオのルネサンス版であるスマフォのゲームのグリーやDENAが買われています。可能性は充分ありますが…こちらも業績の変化を確認してからで充分間に合うのでしょう。新しいテーマの太陽電池はアルバックのように業績は悪いですが、最後の叩きのようにも見えますね。

25年ぶりの上昇も中身は先物の動きだけで、スターは生まれていません。当然、ゲリラ戦が続くような見方も出来ます。さてここまで書いていたら。思考力が鈍ってきました。ここでお休みを頂き、時間があれば、夜にでも追加の原稿を書きます。…だがお約束はできません。この水準からの急落する株価は魅力的に見えますね。どのシナリオも可能性がありそうです。


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2012年05月01日

5/01

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かたる:まるで白川さんはピエロと一緒ですね。市場と言うのは性質(たち)が悪いじゃじゃ馬娘の印象です。白川総裁とバーナンキと言う二人の男を手玉にとり、もてあそんでいる印象です。何故、緩和策を実施した日本の円は、GDPが予想より悪く緩和策を期待される米国より買われるのでしょう。実際に行動したのは白川さんです。甘い言葉でこっちの方が良いプレゼントを…と言葉巧みに誘導しているプレーボーイはバーナンキですね。誠実にプレゼントを差し出しているのに…。市場と言うわがまま娘に翻弄される次第ですね。まぁ先月の期待感が残るチャンスを生かせない白川さんが悪いのですが…それにしても再び79円か…。QE3まで市場は求めるのでしょうか?

今日は先物からも売られている印象ですね。先週末、そろそろ底入れしている可能性があると述べました。理由はRSIの数字が改善し始めているためですね。ただ僕の選択は本格的な金融相場ではなく、市場がまだ弱いと判断し博打株を選択しました。勿論、正論を通し東レなどの押し目を丹念に買うのが良いのでしょうが、正直、それじゃ面白くないのです。政策の選択が思うような形にならなければ、教科書通りの理想的な相場は訪れず、調整が長引かされるのは仕方ありません。RSIの改善は調整が最終段階であることを示しているのでしょう。もともとRSIが下げ止まっても50以下の水準では株価は下げ続けます。今は底を模索している所なのでしょうね。通常はここからの下げは、買い下がりに歩があります。好業績で資金的にユトリがあるなら打診を入れる段階です。野村証券の317円か…かたるは300円割れまで想定していますが、何処で止まるのでしょう。

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今日は指数採用のコア株であるエレクトロンも大幅安していますね。この水準は200日線の位置です。折角、先駆していたのに…ここで大幅に下がると言うことは、また「元の木阿弥」になるのでしょうか? 株式市場は積み木崩しに似ていますね。せっかく高く積み上げたのに、いたずらっ子のジャイアンのような奴が壊しに来ます。エレクは市場より先駆して動く性格があるから、少しこの下げは気になります。このような動きを見ると野村のは300円割れで止まるのかしら…と不安が台頭しますね。一番嫌なイメージである劣後債の発行が頭をよぎりますね。

東電の処理はどうなるのでしょう。枝野さんは相変わらず強気で、貸し手責任と株主責任を追及しています。その為にGSなどは分離案を出し民間資本を入れようとしていますね。この分離安は原発処理を有限責任にしようとする案ですね。かたるの1兆円か2兆円の有限責任にして民間資本を入れればいいと言うアイディアと一緒です。監督責任が問われないなら、監督する意味がありませんね。強制力があるのに監督責任が問われないなんて…薬害訴訟でも国は負けていますから、産業、許認可企業は国と同じ立場の筈ですね。

高配当を宣言したソフトバンクは多額の設備投資をこなしてもユトリが出てきたようですね。42円の価格設定は大きく市場の注目銘柄に間違いありません。カタルは博打株を選択したのは市場が弱いと読んだからですね。通常は野村証券も止まる位置だったんです。既に株式需給は大きく改善され僅かなバランスで株価が動くようになっています。今回の25年ぶり10週連続陽線は長い調子が終了した宣言のようなイメージを抱いています。だからチャート的には前回の安値。昨年後半の安値を下回らずに止まる筈ですね。

全体が沈んでいるから大きな銘柄を出来ません。よって仕手材料株が選択され、格好の政策支援がある自然エネルギーは社会環境が応援していますね。メディアは相変わらず震災報道は多く、原発反対のキャンペーンを繰り広げており、自然エネルギーの選択の為に電力料金が上がることは容認されるでしょう。故にソフトバンク、京セラ、アルバック、フェローテックなどの太陽電池関連の株価位置は低く面白いのでしょう。市場は博打好きだからサニックスを選択したのだが…今日は今の所はおとなしい動きですね。どうなるのでしょう。

ただ他に下げている銘柄の中でも、注目銘柄はたくさん存在します。どれを自分が選択するのか? 人それぞれなのです。選択はやがて結果となって判明します。

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