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2012年10月31日
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かたる:とうとう日銀は資産の買い取り基金の枠を2か月連続で増やしましたね。政府の要請が事前に20兆円と伝わっていたから、面子を重んじた結果と受け、市場は戸惑っているのでしょう。異例の政府との共同声明で一体感を演出し、貸し出しに対しては無制限とか…。でも銀行には自己資本比率規制がある訳で、無制限の貸し出しとは言え実際は制限が設けられこの政策の意義は感じられませんね。仮に銀行は貸出枠に余裕があったとすると…日銀は貸出債権を担保に取るのかな? この点は勉強不足で分からないのですが…。まぁ、どちらにしても預貸率の全国平均は70%を割れているので貸出枠の問題ではない筈ですが、都市銀行は常に、ひっ迫状態なのかな?この点を調べてみないとなりませんね。地方はお金が余っているのですが…全国平均は69%ですが東京は98%なのですね。ただ都市銀行は、最近ようやく国際基準の自己資本比率(BIS規制)をクリアできたばかりなのです。だからやはり絵に描いた餅の様な金融政策で、演出効果だけのような気もします。本来の金融政策はFRBのように100兆単位で、日本の場合なら50兆円単位で行わねばなりませんが…、チビチビやっているから時間の浪費になるのですね。
危険資産の購入も僅かだし、国債買い入れも短期国債の比重が多いですからね。この点はFRBと全然違いますね。FRBは政策の目標を明確に示し、実際にそれに沿って行動していますが、日銀は何か顔色を伺い自信がないような…小者が失敗を恐れて行動している印象を持ちます。長期国債の買い入れと言っても償還期間の短いものを選んでいれば効果は薄れますね。それにしても、何故、日銀は2006年の時に、あれほど資金を引き揚げたのでしょう。ここの疑問に日銀は応えねばなりません。金融の世界は市場原理主義で動いているのだから…株価の変化に注意を払わねばならない筈ですね。三重野さんの失政を全く反省していません。澄田さんの間違いを考慮するなら、同じように三重野さんの失敗を生かすべきでしょうね。ETFの購入の仕方も姑息です。小者のやる事ですね。高くなろうとも安くなろうとも政策の目標は流動性の罠を抜け出す事ですから、一貫して強い姿勢が望まれる訳ですね。大蔵省(財務省)もそうですが…、個人的な立場でものを見ているから姑息な考え方になるのでしょう。もっと大局観を持った大きな姿勢で政策を行わねばなりません。
話しは違いますが、メディアもそうですね。石原さんが「政策の一致など些細な事」と述べた言質を逆手に取り、攻撃する人間が多すぎます。僕には石原都知事の意見がよく理解できます。自民党も駄目だし、民主党も落第点なら第三の勢力に賭けるしかありません。だから中央政権体制の打破を石原さんは述べているのでしょう。僕が地方分権を支持している理由は、国家規模で動かすのは難しいから、予算を地方に移せば、何処かの地域は必ず規制緩和で元気になると思っているからです。そうすれば、我も我もと、他の遅れている地域が真似をするから道州制を支持しているのですね。本当は石原さんの言うように中央管理体制を打破できれば一番いいが…、明治維新以来、いや江戸幕府以来、永遠と築かれた血脈の構図はなかなか崩せませんね。だって…つい先日ですよ。細川さんの政権が生まれたのは…日本人の心の中には、やはり武士道などの精神は生きているのでしょう。
さて日銀は再びマネタリーベースを増やすので、株価は当然、騰がる訳です。米国株が世界の景気情勢が悪いのに、株価が上がっているのは、まさに需給バランスにありますね。それでは米国のケースをマネタリーベースと株価の関係をみますと、下のグラフのような関係になっています。如何でしょう。不思議なことに2000年8月から米国株価は2.5で割高水準になっており、その後は一貫して比率は下がっています。本来ならマネタリーベースを増やすべきだったのでしょう。丁度、この時期は金融デリバティブの全盛期に差し掛かります。基本的に市場が先行し実体の金融体制が後になって追いついたのが、金融危機だったとも言えますね。株価と通貨の関係では必然的に金融危機が起こるようになっていたのでしょう。つまり実体の金融体制が市場に追いついてなかった制度上の遅れだったという見方が成り立ちます。金融デリバティブにより一気に国際化が進んだのに…基軸通貨体制がその変化に追い付いていかなかったので、修正を迫られたわけですね。大恐慌時代との比較はできないのは残念ですね。なかなかデータが揃わずに…その検証は出来ませんでしたから、この仮説は信頼に欠けますが…。一理あるでしょう。だから基本的に米国の株価は環境が悪くても横ばいで、過去のケースから考えFRBが極端に資金を絞らなければ、株価は上がり続けるのでしょう。だからこそ、2006年の日銀の行動が不可解なのです。時代を後戻りさせる現象だったのですね。つまり過去の形態に囚われすぎたのでしょう。既に時代はグローバルなのですね。このグラフは米国のSP500をマネタリーベースの数字で割った推移ですね。SP500はTOPIXと同じで時価総額ペースになっていますから…その指標を用いました。
日銀が金融緩和に踏み切った以上、日本株は国際的にみて割安なので騰がる筈ですね。一過性の下げと思われる米国発の「財政の崖」の洗礼が済めば怖いものはないのですが…果たして本当に洗礼が行われるかどうか分かりません。大勢観は強気一色なのですが…そこに若干のアヤがあります。このアヤに拘るか、どうするかは個人の自由ですね。カトリーナ級と言われたサンデーは既に通過し、現職大統領に有利に働いたのかどうか微妙な情勢です。もしカトリーナの様な大規模なら現職の強みが強調される可能性がありましたが…神様のさじ加減は微妙な情勢で…やはり雇用統計などが影響を与えるのでしょう。本来のカタルの予想は既に米国経済は完全復活しているから…何しろシェールガスの効果は大きく、金融政策は文句がありません。だから来年はバラ色。故に白人のロムニーが復権するとの民族論を採用しています。そのシナリオで行くなら日本株も政権が交代になり一気に環境が整う可能性があります。ただ石原氏は尖閣に拘る人ですからね。ここが問題です。だから…やはり運命説なら石原さんは第三の勢力候補にはなりませんね。
今日のニュースはUBSが債券から撤退することですね。この意義はすごいですね。経営者とはこのような決断をする人が経営者なのでしょう。普通はしませんね。この経営者の決断の意味をよく考える必要性があります。つまり株式の時代がやってくるという事なのですが…何故、セルジオ・エルモッティ氏(UBSのCEO)が方針を大転換させたのか?この辺の背景はカタルが現在考えているレポートのマネタリーベースの伸びが関係していますね。既に債券の時代は終わりを告げたのでしょう。日本の銀行は方針転換をせねばなりませんが…果たして日本の社長は彼のような決断を下せるかどうか…。ボーダフォンは孫さんに2兆円で日本法人を売りましたが、その資金をアフリカに振り向けたのです。その為にケニアで大成功をおさめ現在の地位があります。このようなドラスティックに経営方針を展開できる人間が経営者として相応しいのでしょう。その様な器の人間が、日本に何人いるのでしょう。経営行動とは、戦略から考え抜いて大胆にリスクを取る事を言うのですよ。白川さんはこのような経営者を見習うべきですね。当然、政治家も同じでしょう。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月30日
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かたる:今日はどちらをテーマにするかな?
一つはQE3を受けた香港ドルの大規模介入の話は奥が深いですね。一見、見逃しがちのニュースですが、同じような連鎖が、どの通貨にも起こりえます。つまり米国の金融緩和は世界中の金融緩和に結びつくのですね。日本もそうでしょう。だから金融危機で失った資産価格は、このような過程を経て回復されるという事を示していますね。2006年~2007年に起きた金融危機は2010年10月の日銀による「包括的な金融政策」の引き金になったのですね。QE1は2008年11月から2010年6月で米国債を3000億ドル、MBS1.25兆億ドル、その他1750億ドルで合計は1兆7250億ドルでした。QE2は2010年11月から2011年6月で6000億ドルの米国債ですがデュレーションを考慮しましたね。日本に波及するまで最初の行動から、およそ2年も掛かっています。そう考えると…香港の動きはQE2なのかQE3を受けたものなのか? 世界の基軸通過はドルですから、世界中でドミノ現象が生じて追随するのでしょう。
さて今日の本題は一見すると、株式相場に関係ない尖閣問題についてです。非常に面白い主張をNHKの深夜便で聴いたので、その復習を兼ねて簡単にまとめたいと考えました。前原さんにしても、野田さんにしても基本知識が足りないように思うのですね。先ずは我が国、経済の立ち位置ですが、野田さんは財務省論理を優先され米国にべったりですが…、何故、小沢さんが中国に傾斜したかと言えば…以下に述べるような背景があるからでしょう。周恩来、田中角栄の成し遂げた路線を堅持するのが、先人の知恵を継承する我々の使命だと考えます。ベルリンの壁崩壊により東西冷戦構造が崩れ、金融デリバティブの発展でBRICsなどの新興国が躍進したのは、時の流れですね。その動きを示しているのは貿易統計です。下のグラフは2011年までの統計資料です。ご覧ください、既に米国を大幅に上回る日中関係が築かれているのです。
中国との貿易がまだ赤字になっていますが…この現象は、空洞化が完了してないとも言えるかもしれません。だから日本を代表する家電メーカーの株価は、まだ下げ続けているとも考えられます。ただ近年の対中赤字は減っており空洞化が完了に近づいているとも言えます。この辺りの考え方を発展させると、今日とは別のテーマになるので避けますが…面白い見方でしょう。空洞化が終わるという事は、日本のグローバル化が完成に近づくことを意味しており、国内の二重価格制度の終焉とも言えますね。だからTPPは早く締結した方が良いのですね。「三ちゃん農業」に、明日はないのです。コメの二重価格(内外価格差)が存在することが異常なのですね。
論点がそれますから、この話はここまでにして…今日は尖閣問題です。そもそも歴史認識とは何か? ナショナリズムとは? 前原さんも、野田さんも、政治家ならもっと勉強せねばなりません。そもそも沖縄の基地問題もそうですが、我が国は敗戦国ですね。過去の過ちを認め、僕らは謙虚にならねばなりません。減税日本の河村さんは違う意見のようですし、近年の沖縄の人達の感情も変化しています。だから僕の基本認識は古いのかもしれません。
昨日のNHKのラジオ深夜便で尖閣の問題で、孫先亨さんが意見を述べられていましたね。彼は元外交官であり、元防衛大教授をされた評論家ですが…、彼の意見は悔しいけれど一理あります。要するに日本は敗戦国で、無条件降伏をしてポツダム宣言を受け入れたというのです。その時の条件が北海道、本州、九州、四国の4島が日本の領土だというのですね。その他は基本的に外国なのです。ここで1972年に沖縄が返還されましたが、その時に現在の尖閣諸島も定義づけるべきだったのですが、あいまいのままだったのです。しかし現在の米国の立場は、明確に領土問題が存在し、日中間で平和的に話し合えと米国は言っています。つまり日本は実効支配しているが、政府の主張は間違っているというのですね。だから彼は周恩来や鄧小平の「日本の実効支配は認めるが、領土問題は存在し、その問題解決は先に延ばせ」との言質を取ったので、その路線を堅持せよと言っています。ついでに竹島も、米国では韓国名を採用しているので日本は負けです。北方領土にしても…ポツダム宣言を受託した以上、やはり駄目なのでしょうね。参考にして下さい。
僕は基本的に、これらの島の権利を放棄して、領土問題が存在する地域をアジアの共有分にして、中国も日本も、韓国も日本も、ロシアも日本も共同で使えると良いなと思いますが…、難しいかな? 共同管轄は…でも江戸時代は南町と北町奉行が存在し期限で管轄を分けていましたね。いろんな考え方が存在します。自己主張は程々にして領土での面子に拘らず、経済の分野で競争をすればいいのですね。そうして実利を取る方が勝ちですよ。だから日本は敗戦国だけれど…エコノミック・アニマルになったのでしょう。それで良いように思いますね。今の時代は軍事力で領土を取るような時代ではないし、実効支配なんか無駄なだけですね。今回の問題で海上保安庁は予算を増額するし…この予算を海洋調査に充てた方が、余程、価値がありますね。日本海にもメタンハイドレートは存在するそうですね。一説によれば、近海には100年分も存在するとか言われています。シェールガスと同じですね。
そもそも今回の騒動は、前原さんの判断から起きた話ですね。2年ほど前かな? 漁船の拿捕問題から生じた問題ですね。海上保安庁は国土交通省の管轄下で、当然、当時の担当大臣に指示を仰いだはずです。前原さんは若いですね。ヤン場ダム問題にも汚点を残し…人間感情を無視して論理的に物事を進めようとするのですね。だから周辺を嗅ぎまわるルポライターが生まれ、政治資金などで叩かれるのでしょうね。石原さんの様な考え方もありますが、主義主張はしなくてはならないが、株屋としては経済を優先し、折れるべきだとも考えています。その内、どうせ世界は一つになるのです。グローバル化とはそういう事ですね。だから会計基準が統一され、BIS規制が重視されるのです。銀行の自己資本比率が問題になるのも、統一化に向けた作業の一環なのです。EUでは銀行同盟が実現するのですね。
ポツダムだのカイロ宣言だの…面倒な話は兎も角、日銀はどのような方法論で市場に資金を入れるのでしょう。興味はここにあり、米国の大統領選を占う雇用統計値にもありますね。おそらく一旦株価は上がり下がるのかな?でもこの下げ、「財政の崖」の洗礼は受けずにそのまま走る可能性もありますね。イカサマの野村証券は黒字だと発表しましたが、火の車の台所事情ですね。きっと…(僕の観測だからね)でも不思議なものですね。経済と言うのは…野村の格式がなければ、資金を得られずに、とっくに倒産している内容ですが…自分達がイカサマをして資金を集めるんですね。だから自転車操業は続けられるのです。この状態を何年もばれずに続けられるなら、その内、市況は回復して正常な状態になりますね。オリンパスもそうでしたね。厳格に会計基準を当てはめれば、オリンパスはあの時に駄目だったかもしれませんね。山一証券は隠しきれなかったのですね。でも清算したら僅かな金額でしたからね。社長がヤワだったのす。だから資金が回るうちは、やはり正常なのでしょうね。孫さんも同じ状態だったし…資金が続かなくなったら、更にペダルを踏んで自転車を漕ぎ続ければいいか…。面白い発想ですね。正義と嘘は紙一重か…。
2012年10月29日
10/29
かたる:ほぼ想定通りの展開のようですが…果たして大統領選挙後に米国からは「財政の崖」の洗礼を受けるかどうか…。やはりロムニーが勝つなら株価は高くなるという記事が先日のWSJにありましたね。「株式市場と米大統領選」と言う記事です。僕のように民族論的に考える人も居るのでしょう。選挙資金集めも拮抗して来たとか…今週末の雇用統計が結果を左右するのかもしれません。しかし統計上は7%以上の数字で現職の大統領が再選されたのは、過去4回のなかで1回だけでありレーガンの時だけだとか…。この時の失業率は7.5%でしたね。オバマが就任時の失業率は7.8%だったそうで、最近はシェールガス効果から産出地は失業率が非常に低くなっています。
ベースマネーと株価の関係からすれば、米国株は来年から再来年にかけ、今の水準から2倍程度に跳ね上がる可能性は非常に高いのですね。だから僕はロニムーが予想に反し、大統領に選出されると…今も考えていますが、果たして結果はどうなるのでしょう。このベースマネーから見て株価が2倍以上になるという、カタルの仮説は、最近、考えたものです。実は日本から米国を調べたら、ベースマネーとの整合性は、その辺りの水準を示しているのです。この仮説が正しいかどうかも分かりませんが、過去のデータからの推測は充分に成り立ちます。何れ詳しく述べることもあるでしょう。日銀の資産買い入れ基金の観測報道を、日経夕刊でみてからマネタリーベースの考え方に発展させ、株価の連動性に相関関係を見出し、金曜日から土曜、日曜と連載しましたが、もう少しかかりますね。これからの未来予測を書くまで…次回の株式教室を予定していますが、様々なデータが株高を支持していますね。
ただ日本の政治は混沌としていますし、輸出株を見れば後手に回っている企業も多く、これまでの概念をお持ちの人は、都市銀行の株式評価損のような状態なのでしょう。一方で確実に上昇する食品株などデフェンシブストックと言われる株式は、日本ブランドを育てつつあります。安全志向が高級イメージと結びついているのでしょう。でもこの手の株は業績変動が乏しく、安定的な動きの範疇なのですね。だからカタル向きではありません。むしろ大きく売られたサラ金株、日経新聞ではその他金融との表示で報道がありましたが、ノンバンク株はようやく浮上してきました。何度も取り上げた敵討ち相場が、既に始まっています。銘柄によっては、もう数倍になっているものもあります。Jトラストはそうですね。安全ならアコムで、少し博打ならオリコです。みんな株価は上がっていますよ。アイフルは今のところ論外ですが…リスク志向が改善されれば、狙う人も増えるでしょう。何と言ってもリスクはなく、儲かるのは邦銀株が筆頭です。更にリスクオンで証券株まで金融株セクターの中で、何故、かたるが不動産株を採り上げたがっていたか? その理由も何れ述べることがあるでしょう。あっ、…そうだ。いつだったかリートの話と耐震性の記述をしたことがありますが、今日の日経新聞は、その指摘ですよ。だからリートの利回りは当然落ちますね。
カタル銘柄の多くはハイリスクを狙っているために、雑多株が多くゴミになるものもありますが、それぞれに狙いを明確に提示していますから、自分の判断で考えればいいのですね。そのなかの一つのグリーは、間もなく注目される決算が発表されます。DENAは間違いなく新しいステップに行きそうですね。先日の日経新聞の報道は、韓国企業の子会社の真似をしていますね。あの会社は物まねが上手いのですね。アンテナを高く張りゲームが儲かると思えば、直ぐに参入する。今ではグリーと双璧の存在ですね。僕が、どちらが主役か、分からないほどでしたからね。ただ裁判の流れなど見ると、グリーが先行しDENAが後を追って抜いたのでしょうね。だから田中さんが怒ったのでしょう。それも強引なやり方で、市場を占有しようと競争を仕掛けたから…。しかし良いセンスですね。嫌いじゃありません。そのDENAは、今度はどうもNHNの子会社LINEの物まねを始めているんじゃないかな? これは報道からの推測で、市場では噂もないようですが…どうなのでしょう。僕は交遊が狭く最近の情勢に疎いからね。ただこれまでの流れを見ると、僕が社長なら、当然、LINEの流れを汲んだサービスを狙うし、DENAならそれを短期間で完成させそうな素地があります。もしこの推測が正しく、この流れが続く遺伝子を有しているならDENAはひょっとすれば…第二のソニー的な会社に育つかもしれませんね。末永く応援してくださいね。
さて話を戻しましょう。このグリーの数字が見もので…もしカタルの狙い通りの数字が出て発表がなされるなら、株価はこの時期からスタートしますね。今度の上昇は短期波動ではありません。だから空売りは絶対にやめましょうね。裏付けが存在する株価上昇は、基本的に2年や3年程度は上昇波動が続くものです。この辺りの感覚は日銀の政策にもよります。基本的に2006年に40億円まで膨らました資産を減らした原因は、政策だったのですね。2006年1月に、我が国の正義の倫理を決める検察は、ホリエモンを逮捕しましたね。しかしその後、僕は一度、その損失を5月にはリカバリーしたのです。しかし…あの時は、日銀の姿勢が見えてなかったのですね。サブプライムローンからCDSの関係に似ており同じ過ちを繰り返していますね。いや時間的には同時進行だったのですね。
その為にもう一度、揺り戻され、尚且つ深かったのですね。ベースマネーの概念をあの時に知っていれば、ひょっとして回避できたかもしれません。いや僕の性格からやはり無理かな?でも人間と言うのは面白いものですね。器は変わってもこうして生き続けるわけで、今はNHNの遺伝子としてライブドアは残っているのですね。どこに真相があるか分かりませんが…。毎日新聞の西山さんは正義を貫き、時代に翻弄されました。この辺りの背景は山崎豊子さんの「運命の人」を読んでください。実話ですから…。日本村論理に負けた人は、他にもいますね。北海道選出の鈴木宗男さんも、たぶんそうなんじゃないかな? 結局、人生と言うのは面白いものですね。
ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんが存在する傍らに、ライブドアの堀江さんとか毎日新聞の西山さんが存在するのが、人生の浮き沈みなのでしょうね。どちらの言い分も良く理解できます。もちろん検察の言い分は良く分かりますね。自分達が正義の基準を決めるとの奢りがあったのでしょう。幸い、厚生労働省の村木厚子さんは甦りましたね。しかしこの時間的な背景がもう少し前だったら…。完全にアウトで冤罪により監獄に収監されたのでしょう。この辺りにも日本村社会の論理が崩れている兆候が感じられます。要するに55年体制が崩れ、政治が揺れているように…時期が来ているのでしょう。だから大坂の橋下さんが登場し、週刊朝日で叩かれ日本村論理が台頭すると、石原さんが再び揺り戻す。そんな力関係が社会を観察すると見えてきます。株屋の売りと買いの関係に似ています。それぞれに言い分はあるのです。その軍配はどちらに上がるかどうか…と言う決断を証券マンはいつも迫られていました。投資家が売り買いの決断するのは、そういう事なのですね。
明日の朝刊に載るのでしょうが…ホンダが減額修正を発表したようですね。夕刊に間に合ったのかどうか分かりませんが、市場では売り気配ですね。ホンダの焦点は中国市場の見方ですね。間違いなく米国は良く、おそらく米国の方が業績への影響力は強いと考えます。だからこの減額を受けた株価下落は買い場になると考えていますね。過去のケースから見れば1か月程度が…その範囲かと考えています。旭硝子のケースは1カ月程度だったですね。ただね…中国情勢の見極めは難しいですね。民主党は次の選挙で負けるでしょうから、対中関係の修復の可能性は高いですね。でも外務省や日本の官僚組織は石原さんが言っているように、もう機能していませんね。野田さんが財務省論理に乗ったのはよく理解できますが、行先の違う船に乗ったようなものです。野田さんには株式投資をして僕の心情の数分の一でも理解できていれば、財務省論理の片棒は担ぎません。間違いではないが…最善とは思えませんからね。減税日本の河村さんのような人が、支持を集める時代ですから財務省論理は通用しないのでしょう。日本村論理は素晴らしいが、時代に合う形の修正が必要なのでしょう。
あらら…、ジャンアンツが逆転していますね。延長戦で…せめてタイガーズがデトロイトで1勝ぐらい上げて欲しかったな。このデトロイトの気温は6度だそうです。GMの本拠地ですね。全米で9位の都市だそうですね。やはりオバマは再選されないかな? 一見、関係ありませんが、僕は運命論者で、見えない糸を考える方なのです。さて今日のレポートの出来はどうだったかな? こんど皆さんに読んだら、採点してもらいたいものですね。僕の技量でもそのようなサイトが出来るかな? 怠け者のカタル君か…。
2012年10月26日
10/26
かたる:驚いたことに日銀が2か月連続で金融緩和に踏み切るとか…。昨日の日経夕刊は金融政策決定会合が開かれる前から、断定的な表現を用いて報道しています。日経新聞の自慢である、お得意の観測記事ですが…実現の可能性は高いですね。調べてみると、この所の日本株が強く感じられたのは、政府が資産買い入れ基金の20兆円の増額要請をしており、合計で100兆円にするように圧力をかけているとか…言われています。前原さんが前回、金融政策決定会合に出席しており、この意向を受けたものなのでしょう。その結果、日本村社会なので政府の顔を立て、しかも自分達の意向も反映して、折衷案の半分である10兆円に落ち着くという事なのでしょう。先頃の日銀支店長会議では震災復興が行われている東北地域を除く全国8地域で地域経済の景気判断を引き下げました。リーマンショック以来の全国的な規模の引き下げだそうです。尖閣問題で日中経済が大きな陰りを見せ、欧州問題で世界景気も落ち込んでいますからね。だから日経新聞の観測記事とは言え可能性はあります。
しかし不思議ですね。日銀は資産の買い入れを継続的に実施し金融緩和をしており、尚且つ貿易赤字が増えているのに、何故、円が高いのでしょう。説明が付きませんね。そう考えていましたが、調べてみると理由は簡単なことなのですね。下のグラフは日本のマネタリーベースの推移と米国などを含めた世界のものですが…、トレンドが重要なのでよく見て下さいね。ほら、日銀は基本的にマネタリーベースを他国と比較すると…そんなに増やしているように見えませんね。世界的な円高になる訳ですね。
日本の低迷は失われた時代と言われるように…、この停滞の始点は1985年のプラザ合意から1989年のベルリンの壁崩壊ですね。この事は以前に何度か述べていますから省きますが、要するに金融機関が不良債権処理をしている間に、景気はドンドン悪化してきましたが、日銀は「お金の量」と言う観点では、何も対策をして来なかったのですね。この間、金利は下げていますが経済の基本はお金の量ですからね。マネタリーベースとはお金の源であり、この量がインフレやデフレを左右して資産価格に影響を及ぼします。つまり景気の浮き沈みを創ります。このベースマネーがもとになり、貨幣乗数効果が現れるわけです。土地が下がり資産デフレが深刻になっているにも拘わらず、日銀は態度を変えずに一定量の増額をするだけだったのです。ただ2001年9月に同時多発テロが起こり景気悪化に拍車がかかり金融緩和のスピードを変えました。2002年に佐藤工業、2003年にハウステンボスなど次々に倒産し、とうとう「りそな」まで来たので大きく態度を変化させたのでしょう。2002年4月は前年比で36.3%までベースマネーを増やしています。
この背景は、煩わしい存在であるマネタリズムを主張するシカゴ学派の竹中平蔵が居たことも影響を与えているのでしょう。(2001年4月から2006年9月まで担当大臣)日銀の独立性が問題化されたのもこの時期です。きっと大変な圧力だったのでしょう。ただ株が上げだし景気状態が改善されると、2006年4月には一気に引き締めに走り、資金を引き揚げ元の巡航スピードに戻しています。この頃から揺り戻し政策が始まりました。ライブドア事件は2006年1月に起こりましたね。小泉さんが退任され市場原理主義の圧力が消えました。
世界が金融危機に陥っても日銀はあまり態度を変えていませんね。ようやく日銀が態度を変えるのは2010年10月の「包括的な金融政策」の導入からです。2011年の初めに2006年のピーク時を上回りマネーを供給しましたが、その供給も景気が回復すると直ぐに止めますね。それから欧州危機が深まり、昨年末から今年初めにかけ、世界の中央銀行の協調緩和に歩調を合わせ、資金供給を再開しますが…3月にはまた伸び率が鈍っていますね。分かりますかね。デフレをなかなか脱却できない理由がこの辺りにあります。基本は資産価値の上下であり、マネタリーベースの増減推移が株価を決めると言っても過言ではないのです。今度は米国FRBの動きを見ましょう。大胆にマネーを供給し金融危機後は、一気に3倍まで増やしますね。日本と比較して如何でしょう。ハッキリ言って日本は通常の増額トレンドの範疇で一貫していますね。だから為替が円高で推移して、空洞化のデフレ社会が生まれ、失われた時代が続き自殺者を大量に生み、うつ病患者を量産しています。ハッキリ言って犯罪に近いですね。イタリアの地震学者先生に有罪判決が下っていますが…日銀の方が多くの犠牲者を生んでいます。
いくらでもFRBと日銀の違いは説明できますね。
FRBは政策の方向性を一旦決めたら、毎月、相場に拘わらず買い入れを続けます。国債でも住宅担保証券でも同じですね。ところが日銀は相場が上がると買い入れを止めるし、下げると買うような優柔不断な態度に終始します。例えば2011年から始まったETFの購入額推移をみると分かります。株価が上がってきた2011年12月から2012年3月まで日銀は組み入れを止めますね。何時でも減らしますよ…と、市場に警告を与え続け2006年の引き締め策を匂わせる態度に終始していますね。その様子がETFの購入姿勢で分かるでしょう。自分で日銀のホームページに行って、データを作成すればもっと良く分かります。このデータは日銀のホームページから抽出しました。2003年から2006年に掛け、かたるはお客様の資産を10倍以上に膨らましました。3億円から40億円に増やしたのです。その様子がマネタリーベースから分かりますね。浮かれて…銀座のクラブに入り浸った時ですね。今なら冷静ですが…基礎知識が如何に大切かご理解いただけるでしょう。間もなく…相場が始まる予感がする理由が、これらのデータからも垣間見られると思います。
カタルは昨日、サラ金株を話題に取り上げ、不動産株で一段落させると述べています。ある仮説があり、その補足資料を集めていますが、もう少しかかりそうです。でも基本的に株が上がるという背景を、今日は少し説明していますね。日銀の当座預金残高の都市銀行の推移のグラフは此方です。基本的に当座預金が増えれば、お金がジャブジャブになりますね。日銀の業態別のデータは2005年からの提供のようですね。だから残念ながら2002年頃からの変化は分かりませんが…当座預金は期間の長いものがあるので比較はしやすいですね。何故、カタルがソフトバンクのM&A資金の供給を話題にしているか? その背景がわかると思います。みずほはかなりの金額を融資すると報道されていましたね。オリコの株価が上がっている背景も見えてきますね。
データを拾いながら書いていると、グラフを作成したりしますから、あっという間に2時間や3時間はかかるのです。「お金の量」の話は非常に重要なので。もう少しデータを集め解説する必要性がありそうですね。私はマネタリーベースの話で、全てを語ろうとは思ってはいませんが、何故か、株価の連動性は高いようです。30日の金融政策決定会合がどんな結論を出すか分かりませんが、お金の量の話は世界共通の話で非常に重要だと考えています。場合によれば、「財政の崖」で一旦下がると考えているカタル君のシナリオもまた修正を迫られるかもしれません。どちらにしてもQE3の効果は、確実に来年には訪れるのでしょう。消費税の引き上げや、日本郵政の上場など…株価上昇のシナリオは着実に実行されているようです。どうも最後に掛けレポートの出来は今ひとつのようですね。途中で出かけ、書き直しているためかもしれませんが…明日もこの問題をもう少し期間を縮め考える必要がありそうですね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月25日
10/25
かたる:昨日は強く感じた相場です。良く観察すると意外に気付いてない幾つかの現象が見られます。Jトラストを掲げたのはいつの日だったでしょうか? たしか株価は300円に届かなかった水準だと思います。僕はまだ現役の証券マンだったので2年以上も前の話になりますね。実際に大きく上がったのは昨年後半からです。僕の読みは現実には1年も早かったのです。その後、注目しているアコムが上がってきており、最近はオリコの株価も上昇してきましたね。
何れも消費者金融の業界です。過払い請求が一段落し、峠を越えて収益が見直されてきましたが、面白いもので大手銀行の傘下になった為か、適正利潤を重視する方向性になりました。以前は調達金利が下がっても異常な高金利を取っており暴利をむさぼる業界でした。確か28%程度だったかな? 市場での調達金利は、あの当時は既にかなり下がっており7%程度から大きく下がり3%程度だったのでしょう。儲かっているなら自主的に貸し出し金利を引き下げるべきだったのです。
それからサラ金に対する法律が変わり金利が低下に向かいましたね。最近では5%を割れる水準でも資金提供をするようになっています。この法令の改正前まで遡り、過払い金利を返還すると言う最高裁の法律解釈は理解しがたいものでした。何故なら、これまでは許されてきた行為まで、罰則が設けられたのです。法律が変わってからの罰則は分かりますが、法律が施行される前の時間的な空間を遡る処置は、法治国家とは思えません。何しろ後出しジャンケンです。この処置を許せば、今後、この処置を再利用され、国民すべてが犯罪者になりかねないのです。だからあの当時はずいぶん批判したものです。日本村的な裁量決済で市場原理主義とは明らかに違いますね。公正なルールの根底も歪められます。
何故、このような事例を掲げたかと言えば…ソフトバンクも同様の感覚だったのです。ソフトバンクのボーダーフォン買収資金の峠は2012年と当初から考えられていましたが、業績が好調で約1年、前倒しになりました。先日掲げたように、今度、この会社の買収が成功すれば間違いなく2年間は、株価は横這いでしょう。たとえ米国のスプリントの経営が上手く行っても…株価は大きく動かないでしょう。通常はサラ金業界にしてもソフトバンクにしても、業績の裏付けを判断する客観的な評価は、このような時間的な感覚です。
Jトラストは、おそらく関係者が拾って仕掛けたのでしょう。だから通常のスピードより速く、オリコは業界で一番、回復が遅れているから最後に登場しています。時間の概念を感じて欲しいのですね。出来れば秋の夜長に虫の音を聴きながら…。バックグラウンドミュージックは吉田由利子さんの「パープルスカイ」か「ムーンシャドウ」でしょう。彼女の調べは素敵な旋律ですね。先程、NHKの深夜便で「ムーンシャドウ」のピアノ版を放送しており気に入ったので早速、iTunes storeで購入した次第です。僕のお気に入りは、この2曲でした。だから200円ずつ払いましたね。皆さんもユーチューブで聴いて気に入ったら、是非、購入してくださいね。このようなソフトは…情報は有料なのですね。当たり前の感覚なのでしょう。彼女は僕に感動を与えてくれたのです。だからお金を払うのです。無料だからと言って、相手に敬意を表さない行動は、僕のアイデンティティーに反しますからね。この拘りが生きづらい結果を招いていますが…。
此処が問われる訳です。サラ金の話は…非常に興味深いですね。武富士は上場に際し不適格だという評価がありました。そりゃ、そうですね。サラ金屋は社会のダニのような存在です。他人の不幸に付け込む、やくざ的なイメージが存在します。だから債権回収業がやくざ屋さんの収益源になっていますね。故に上場審査が厳しく査定されました。しかも金利が下がっても彼らは暴利を貪っていました。だから社会的な制裁が加えられたのです。
私は法令制定前の行為は許されると市場原理主義を元に主張しましたが、日本が選択した道は村論理の裁量決済でした。その為に武富士は倒産の道を歩みました。当然、僕は証券マンとしてこの処置は理解できませんでしたね。故にお客様に迷惑をかけてしまったのですね。哀しい現実でした。だからアコムは「敵討ち」なのですね。儒教の精神を元にした日本村論理は素晴らしい…でも現実はTPPとの狭間に揺れています。選択と言うのは難しいですね。好きな大好きな彼女を…自分の意思に反し「ふる」こともあるのです。会いたいけれど、やせ我慢をして「切なさ」に耐えるのですね。「パープルスカイ」は、その響きを有していますね。
この原稿は深夜に書いています。故に…こんな響きの原稿になっていますね。仕方がないのです。この曲は僕の心を揺さぶり涙も誘います。でもユーチューブで映像を見ると…微妙な歪みが感じられますね。おそらく…吉田由利子さん本人の映像なのでしょうね。きっと若い頃は綺麗だったのでしょう。今でもマズマズですが、クラブのマダムのような…イメージですね。思わず、石川さゆりの「風の盆恋歌」の世界を連想させます。「♪若い日の美しい 私を抱いて欲しかった…」富山の越中八尾を舞台にした高橋治の作品を…、吉田由利子さんの映像を見ていたら、何故か想い出され、同等の響きを抱いた次第です。高橋治の世界も良かったですね。同等の響きは宮本輝の世界にもありましたね。…最近は山本周五郎ばかり読んでいますが…。同じくNHKの深夜便でさきほど、大岡玲(あきら)と読むんだそうですが…彼が昨日は山本周五郎の「青べか」を題材に話していましたね。小説と言うのは読む人によって感じ方が大きく違うようです。だから吉田由利子の感じ方も人ぞれぞれなのでしょう。秋の夜長にウッカを煽りながら…昔、別れた彼女を想い出すのですね。男と言うのは困った動物です。何故か…昔、付き合った彼女が今はどうやって生活をしているのだろう?とか…幸せかな?…などと考えるのですね。自分が何もできないのに…何故か手を差しのべたく…感傷的になっています。深夜ですからね。明日はどんな相場を展開するのでしょう。
さて、ここからは昼に起きて原稿の続きを書いています。朝、目覚め新聞を取りに行くと郵便物があり、市民税の追徴課税分の請求書ですから…いきなり現実に目覚めましたね。米国の市場原理の仕組みが日本でも採用されていれば、いきなり高額納税者になるのに…今は浮浪者の世界ですから、現実は厳しいな。昨日の原稿に…と言うか、何故か相場を見ながらサラ金株の話を冒頭に掲げたかと言えば…適正利潤の考え方に意味があります。どんなに儲かっても自制して適正利潤を考えねばなりません。確かに利用者が勝手に利用してお金を払うのだから、問題ないというのが市場原理の考え方ですが…日本は「惻隠の情」の国ですからね。だから田中さんは奢りをただし、適正利潤を考えるべきなのでしょうね。サラ金業界と同じ響きを持っている携帯ゲームの世界です。世界競争の目途がある程度たったら、自制して社会貢献を考えねばなりません。
市場を通じて色んな現象を眺めていると…結局、西武のやり方は歴史の中では通用しませんでした。楽天の三木谷さんは、良く歴史を勉強した方が良いようですね。彼の経営の仕方はある意味で先進的ですが…同時にいやらしさも感じます。ソフトバンクが利益を計上して税金を払っている意味を、もう一度、考えた方が良いですね。今度、ソフトバンクは利益を隠しますね。何故、株価の横ばいを予想しているかと言えば…仕組み上、いくらでも利益を隠せるようになるのです。月が雲に隠れるように…。所詮、決算など「まぼろし」なのですね。長く金融の世界に携わり、騙され続けるとそう考えるようになります。成功組、二人のそれぞれの経営の仕方は面白いものですね。孫さんが世界標準を成し遂げ、ジョブズ氏に近づく瞬間を楽しみにしています。投資とは…株主になって永遠に応援することを意味していますね。頑張れよ。
ここまで書いて…実はこのレポートは構想の一部分だと気づきましたね。サラ金株から不動産株まで書いてレポートを一段落させる予定だったのですが…。まぁ、素敵な旋律に触れたから…今日はもう「よし」にしましょう。お互いに長いと疲れますからね。僕は一度寝て起きて、元気があるけれど、読者の人は昨日の続きから…読んでいるわけですからね。「惻隠の情」は良い響きの言葉ですね。相手を思いやれば…恋も成就します。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月24日
10/24
かたる:米国株の変調が気になるので調べてみたら、どうも9月21日の辺りから仕掛けが始まっているようにも感じますね。僕のこれまでの予測は、大統領選までは株価が強くその後に大きく下がるという仮説は間違いだったかもしれません。そこで仮説を組み替えないとならないかもしれません。時間軸が早まっている原因は、好調な米国経済の回復が背景にあるのかもしれませんね。当初は共和党のロムニーは劣勢でした。しかし…早めの金融緩和QE3は意外な効果を生むかもしれません。来年の米国はバラ色…。
そこで、もし影の誘導師が存在すると仮定すれば、黒人のオバマから主導権を奪回する為の演出として、投票前に一気に株価を落ち込ませる作戦かも知れませんね。大統領選で、オバマ大統領の経済手腕を疑わせるには、株価を下げることが何と言っても効果的です。勿論、昨日の下げは企業業績の影響で為替がドル安修正に動いているのも一因だとも言いますが…。まぁシナリオの修正はよくある事で、自分の頭の構造を、市況を注意深く見守りながら相場観を修正させるわけですね。どっちにしても下落を予想していたので構いませんが…いろんな点を修正させるわけですね。
民族論的な考え方に対するご批判はあるでしょう。しかし歴史を見ると、カタルはその様な事をよく考えますね。だって男女同権なら賃金は同じはずなのに、統計上はいつも男性の方が高いのです。この傾向は世界共通です。女性の首相も少ないですね。アパルトヘイト的な発想は、簡単に消えないとも考えています。日本でも先日の週刊朝日が謝罪したのは、橋下さんの同和(同胞融和)絡みの記述が、やくざ絡みの話しより、問題になったからなのでしょう。岡林信康の世界は、やはり存在するのでしょう。久しぶりに彼の歌をどうでしょうかね? こちらです。代表曲は山谷ブルース、チューリップのアップリケ、手紙などですが…。因みに、手紙の詩は実話だとされています。僕が中学生の時代ですね。最後にこのくそ食らえ節もなかなか面白いのです。
民族論は兎も角、どのように相場観が変化するかと言えば…米国経済が好調なら住宅より先に車ですからね。何故なら、金融危機前の米国の自動車販売の推移は、毎年1700万台程度だったのです。それが月次では瞬間1000万台を割れるわけで…車のハイテク化の進化などを考慮に入れれば、買い替え需要はかなり存在します。QE3の影響は雇用改善に繋がり余裕が生まれます。久しぶりに米国主導の世界景気の回復が期待されます。シェール革命は大きなことなのですね。間もなく分かりますよ。パマナ運河の拡張工事は2015年2月に開通しますね。この解説は後に譲る事にして…。
例えば、富士重工の業績見通しが変化しました。スバルはもともと米国で人気になっています。ホンダと並んで注目されますが、ホンダは中国なども持ち、スバルの方が米国市況の影響を受けるわけで…株価動向もその通りに動いていますね。株価はやはり正直に反応しますね。全体市況が緩むと…日経新聞のDENAの記述が前面に相場に現れ、スクウェアとグリーの話題が表面に出てきますね。全面安にならずに米国市況の影響も限定的になっており日本株の割安感だとか…金融環境の良さなどが日本株全般を支えています。この背景は震災が影響し、貿易赤字からの修正が働いているのでしょう。昨日述べたユニクロが世界企業の仲間入りした背景など…。空洞化の修正、国際標準の話ですが…関係しているのでしょうね。
実はこのようなデッサンが非常に大切だという事を皆さんに知ってもらいたいのですね。特に地方金融の財務担当者に方に、カタルのページを読んでほしいのです。かたるは現役時代、長らく地方金融法人の営業も担当していました。信用組合から信用金庫、地銀など…運用知識のレベルは低く、今も変わっていないでしょう。今頃、AIJ問題から厚生年金基金の運用が問題化されていますが…多くの国民はこの設立からの経緯である運用代行の意味も分かっていませんね。証券界は僕が現役の頃に、この運用を解散しました。流石に運用は無理だと考えていたのでしょう。解散できたのでプロ集団の面子は、一応保っていますね。残念ながら、我が国、地方銀行の預貸率は非常に低いのですね。多くは国債運用に頼っており、ここが将来問題化します。だから早めの対処を実行してほしいのですね。何故、1%を割れる国債を買い続けるのでしょう。昨日、私はお金が人を育てると実例を掲げ述べています。地方の金融マンは頑張って欲しいものです。規制を跳ね除けて…奮起して欲しいのですね。下に預貸率の実例を掲げておきます。黄色は50%割れです。
岡林さんの久しぶりに歌を聴いたら、気持ちが萎えてきました。人間の感情など不思議なものです。だから孫さんがツイッターで呟いたのでしょうが…。彼は立派だな。僕にはなかなか行動に移す勇気がなかなか生まれません。でもそろそろ何かしなければ…叱咤か。
2012年10月23日
10/23
かたる:世界の株価はやはり米国を中心に動いているのでしょう。戦後、日本は米国の庇護の下で成長を続けてきましたが、その陰には様々なマジックにより、成長を遂げたのでしょう。一例を掲げれば、安い労働力と勤勉な国民性と言えば聞こえは良いですが、実態は教育の意義を軽視した画一的なロボット化教育により達成された、従順な奴隷制度のようなものでしょう。終身雇用、年功序列は儒教の精神に沿った良い仕組みでしたね。プラザ合意(1985)からベルリンの壁崩壊(1989)はその様な枠組みを壊す「仕組みの崩壊」を生みましたね。リストラクチャリングとは企業の再構築を示しますが、国家的な仕組みを再構築しているのが、このデフレ下の「失われた時代」と言う停滞ですね。下のグラフは日米間のGDP推移です。
「ベルリンの壁崩壊」は結果的に市場原理主義の拡大を果たし、世界共通化に向け大きなスタートを切りました。ギリシャに端を発したEUの混乱も、どうやら銀行同盟の導入で一元化の道を歩みそうです。チュニジアで失業中だった若者が果物や野菜を街頭で売っていたのを、販売の許可がないと警察が取り締まり、品物を没収したことに若者が抗議する為に焼身自殺したのをきっかけに、起こったジャスミン革命が「アラブの春」として、次々に独裁政治を転覆させ、今ではシリアに広がっています。どうも…中東はまだきな臭く、政情が安定している筈のクェートも大規模なデモが起こっているとか…。更にイランも不安定です。この背景はプルトニウム量が関係し、核保有するためには高純度のプルトニウムが必要になる為に、大量のプルトニウムが必要だとか…。その製作の為にあと6か月ほどイランはかかると推測され、来年の春には必要量を確保できるとかで…仮想敵国のイスラエルは騒いでいるのですね。まぁ個別の流れは兎も角、「アラブの春」はイスラム教への関心を生み、相互理解が深まり世界共通化に向けた考え方の統一に向かっています。
文革で揺れていた時に周恩来の計らいで市場原理派の鄧小平が政権を握った時に、毛沢東が死を迎えるのは、なんとも神様の粋な計らいでしょう。更にこの市場原理体制が確立され始めた時に、金融デリバティブのピークが訪れるのですからね。偶然と言うか、歴史と言うものは面白いものです。金融力さえあれば、ある程度の能力さえあれば、大きく発展できます。お金は道具に過ぎないのですね。山中教授がノーベル賞を受賞し、たまたま理解のある野田さんが政権を担っていたので予算が付き、あのお金は、将来、きっと大きな成果に結びつくのでしょう。問題は此処なのですね。お金が人を支え、その生活環境が豊かな人を育て、人類の未来に発展するのです。何故、私が金融株に拘っているか?
お金は人を育てるからですね。
孫氏の事例もそうですよ。あの時にシャープの佐々木さんの後ろ盾があり、銀行の支店長が、今では間違いなく背任横領罪ですが…そのギリギリのタイミングで度量のある支店長と巡り合ったから、今のソフトバンクが存在しますね。ハッキリ言って批判されたパラソル戦略があったから、今の低料金の情報化社会が生まれ、日本が先進国の地位を保てるのですね。シャープの佐々木さんや銀行の支店長の好意が、今の日本を支えているのです。
だからこそ金融株が大きく育たないと、豊かな日本の復活はありませんが…ようやくその時期がやってきたようにも感じるのですね。何故か? 一つは国際的にみて日本株は、ようやく国際比較が出来るような水準になってきましたね。株価水準が国際比較できるようになったという事は、日本の仕組みが国際標準になってきたという事ですね。TPPでコメの自由化を認めなくてはならない理由はここにありますね。冒頭に様々なマジックで日本は成長してきたと述べました。このマジックとは米国の庇護で確立された内外価格差ですね。一昔前の日本を振り返ればわかります。何故、安売りをウリにした、ユニクロが世界トップと肩を並べることが出来たのか? 日本のあり方を考えるうえで、非常にいい事例ですね。そのユニクロはようやく1兆円を超える売り上げを達成し、スペインのZARA、スウェーデンのH&M、米国のギャップなどと並び世界トップ水準になったのです。そうかZARAはスペインだね。だからスペイン国債もやはり大丈夫かな?
僕が上京した頃(1989)、株価のPER30倍は安い方でした。多くの銘柄は50倍とかを維持していましたね。その理由付けに株式の持ち合い構造が指摘されていました。だから2006年に新日鉄と銀行の株式持ち合いを、揺り戻しと呼び、かたるは批判していたのです。時代を戻す日本村社会勢力が存在します。村構造の源泉は郵政の資金であり財政投融資の存在ですね。ルネサスを技術保存の名目で、再建に手を挙げた産業革新機構(INCJ)の存在を今週のコラムで批判したのは、このような背景が存在するからですね。ただこの判断は難しいのです。市場原理主義の米国でもGMを救済しています。AIGは金融業で、CDSの大元締めだったので救済は必要でした。金融と言う世界はアイディアの世界で非常に上下が激しい世界です。僕の生活を見れば分かりますね。1か月の生活費が20万の時もあれば、僅か3時間程度の飲み代で20万を使い切るのを可能にするのも金融の世界なら…でしょう。まぁ、故に批判も受けます。
しかし金融デリバティブの存在が共産圏の中国を市場経済に引き入れたのも事実です。領土問題は、ある意味で驕っているようにも見えます。尖閣で敵対する海上保安庁が、中国乗務員を乗せた炎上する貨物船の救助に向かい64名の命を救ったとか…。久々に日中間の明るい話題ですね。是非、この機会を有効に使ってほしいものですね。野田総理が特別機を仕立てて、救助した乗組員を送り届ける演出も有効だろうと考えます。中国はパンダ外交する国民ですから、「郷に入れば郷に従え」で…如何でしょうか? 日銀の支店長会議でリーマンショックに匹敵する経済環境だとか…、中国の観光客相手に商売をする人たちの苦境を考えれば、ピエロになる勇気も必要でしょう。側近の人は早く考えてくださいね。
さて相場はやはり機が熟しつつあるようです。為替の影響もあるようですが、相場は強いですね。この背景は米国経済の好調さにありますね。接近が伝えられる米国大統領選のテレビ討論はロムニー有利になるのでしょうか? 興味深い出来事が満載の今日この頃、巨人の3連敗からの3連勝など…ほのかな明るさも感じられます。
2012年10月22日
10/22
かたる:本日の日経新聞で関心を持って読んだのは、中国関連の「大兄になるなかれ」、経済統計が載っている「景気指標」に、最後は「光格子時計」の話ですね。
まぁ、中国の記事の中では「ジニ係数」の話は、所得格差がどの程度あるかという指標ですが、99%のデモが起こった米国は2009年の数字で税引き前のジニ係数は0.468だそうです。日本はずっと低いですね。世界比較のグラフは下のものです。実はこの記事の中で関心を持ったのが、人口ボーナスの話で、この峠が2015年と言う話ですね。一人っ子政策の影響が加速度的に表面化するのは、あと3年です。故に「体制移行の罠」や「国進民退」が問題化される訳ですね。あとは記事を読んで自分で考えてくださいね。
景気指標では、何時も述べているカタルが問題視している「中小企業資金円滑法」の亀井静香のごり押し政策のツケの話ですね。日本の金融界で、唯一の汚点ですね。これは国際的には問題になる額ではないと思いますが、軽視も出来ません。
最後に、1秒の定義って?
今では原子の振動数によって決まる?あれ、僕の理解は確か…。地球の自転と関係があるんじゃなかったかな?との思い、認識のずれを調べてみました。
此方がその解説です。セシウム133か…との話ですね。
以上が日経新聞からの気になった記事の部分です。
一般的には記事を読んで終わりですが、僕の場合はこのレポートを書く以上に、考えを発展させて調べてみます。その点、インターネットは便利ですね。でもネット上の記事を鵜呑みにしているわけではありません。あくまでも参考程度ですね。それぞれ多少の誤差はあるものです。ジニ指数も色んな計算方法がありますからね。統計と言うのはサンプルを取る場所によっても違いますね。東京と沖縄では所得格差があり違いますし…国によってもデータの取得方法が違えば、当然、結果も違いますから…安易に鵜呑みは出来ません。
日経新聞では「オバマ有利」となっていましたが、WSJの調査では「並んだ」という記述もありましたね。米国大統領選の最後のテレビ討論が間もなく行われますね。ロムニーはリビア問題をターゲットに攻撃するのでしょう。NY市況を受けて、本日の日本株は下がっていますが、僕は大統領選が行われるまでは、米国株は高いと考えています。当然、連動性のある日本株も強含みを考えており、三菱UFJが先頃の高値398円を更新できるかどうか?に関心を持っています。カタル銘柄のユビキタスが金曜日にストップ高し、今日も高いようですが、基本的に直ぐに続騰するようにも見えません。ただQBは時間をかけながら浸透すると考えており、業績推移をみながら取り組むべきだと考えていますね。この点はJ・TECも同様です。何度でも手掛けることができるのでしょう。そうして何時かは華が開くと考えています。
いつか述べたことがありますが…多くの銘柄は下がっているのに荏原は堅調な動きを続けていますね。あの損失計上で減額修正をした時から動きは変わりました。発表後は下値を付けに行きましたが…約1か月後の6月に付けた251円が底になっています。このような業績変化の株にプロは注目しますね。しかしそんなに良いと思っているわけではないのですよ。何故、ここで取り上げたかと言えば、たまたま僕の株価ボードに載っており、動きが堅調に見えたから掲げただけの話で…プロが選ぶタイミングの話を書こうと思っただけなのです。先日、僕は本来、相場が堅調ならJ・TECをこのタイミングで仕掛けると書きましたね。その後、山中教授のノーベル賞受賞の話しから一時的に人気になりましたが…。今は相場のエネルギーが低いために、おそらく直ぐには相場にならないから、一旦は利食いかな?と述べました。その続編ですね。基本的に荏原は景気敏感株の部類ですから…世界景気が不透明な時期ですから早いかもしれませんが、不安材料がなくなった時に通常は注目しますね。だから決算に織り込まれた5月10日発表後から株価を観察します。減額修正が織り込まれるまで、およそ1カ月でしたね。
まぁ、この程度の株なら市場に多く存在するわけでカタル銘柄の候補にはなりませんね。カタルは常に10倍程度を狙っていますからね。J・TECやユビキタスは候補の銘柄ですが、荏原は残念ながらそんなに大きくはなりませんね。三菱UFJもよく引き合いに出していますが同じことですが、取り上げている意味が少し違います。カタルは米国大統領選後に株価は下がるという予測を立てていますが、その後は超強気なのですね。何故なら、QE3の効果が生まれるからですね。ようやく、以前、カタルが解説した米国の人口からみて車の販売が低水準の状態が長くは続かないと述べたことが、表面化し始める時期になっていますね。車の耐久年数が伸びてもだんだん我慢しきれない段階になっているのでしょう。だから米国販売で利益の伸びが良いホンダが来年は注目されます。来年の春から夏にかけてホンダは人気になると考えていますね。3000円台もあるのではないかな?
ただ今はどの株も買っては駄目だと考えています。おそらく「財政の崖」の洗礼は必ず訪れるのでしょう。しかしその洗礼は逆にチャンスだと考えています。果たして、洗礼が行われるかどうか分かりませんが…そう考える方が自然でしょう。ただこのレポートを流し読むのではなく、自分の眼で決算書を見て、株価波動を調べ、自分で検証しなくてはなりませんね。かたるはいつも自分では、そのように心掛けています。だから光格子時計の話などにも興味を抱いたのですね。僕のレポートが皆さんの参考になれば幸いです。
2012年10月19日
10/19
かたる:日本村社会のいやらしい部分が垣間見られ、この状態で未曾有の黄昏感が消え、希望の溢れる朝日は昇るのでしょうか? 橋本市長の暴露記事が週刊朝日から発売され話題をさらっています。前回の浮気話から、今度は小学6年生の時に亡くなった親父さんの話で山口組の組員だったとか…、叔父は殺人事件に関与したとか報道されていると言います。村社会の洗礼を受けていますね。まだ国政に参加する前から叩かれているわけで、奇妙な構図です。メディアのいやらしい部分です。聖人君子の人間など居るのでしょうか? 日本では相続税の関係からなかなか人が育たないのではないでしょうか? 貧困では教育が出来ませんし、人間の心を歪めますね。ある程度の環境がないと人は育ちません。孫さんは親父さんが、何とか成功していたので留学できたのでしょう。さらにおばあちゃんの苦労話などが糧になっているのでしょう。このようなケースがあり、本人に資質があって時代の流れが味方をしないと、なかなか育つものではありません。どうにか…世に出ると必ず橋下さんのように叩かれます。孫さんもそうですね。色んな揶揄が存在します。
僕らはメディアに誘導され、行動を捻じ曲げられています。オスプレイV-22を見ると分かります。他のヘリコプターと比較して事故率がそんなに高いとも感じられませんが、大きな反対運動が起こっています。しかし日米同盟の関係から見て、性能が格段に高くなる配備は、防衛能力を強化し当然の導入だと思います。残念なことですが、また沖縄で女性への乱暴事件が米軍兵士によって引き起こされたと言います。しかし別に米兵に限らず一般の日本人の起こす可能性はあります。自衛隊員だって、警察官だって、学校の先生でも、みんな確率的には同じようなものでしょう。ニュースの報道の中で、学校の先生や警察官などが事件を起こすと派手にメディアは報道しますが…、職業がそんなに重要なのでしょうか? 最近ではこの範囲が公共性のあるなしに拘わらず広がり、上場企業だと会社名が発表されるケースも多いようです。
僕には意外な…違和感を抱く事件が、最近、起こっています。インターネットなどの掲示板に犯行予告を書いた人間が、誤認逮捕された事件ですね。まぁ、悪質ないたずらの域を大きく超えていますが、そんなに警察官は暇なのでしょうか? 事件にもならないうちに逮捕する。米国ではテロ対策の関係で、未然防止の予防的な処置が講じられるようですが…インターネットの掲示板は無数に存在するでしょうから、きっと検索ソフトを使って調査するのでしょうね。だんだんSFの世界に近づいてきましたね。誰かが頭の中で強盗や強姦などを想像しただけで逮捕され、罰せられる時代になるのかもしれませんね。そうしたら小説家などみんな犯罪者になりますね。時代の流れが清貧を求め、どんどんエスカレートして中国共産党の文化大革命のような展開になるかもしれません。最後は行き過ぎますからね。先日の周恩来の証言で綴るドキメンタリー番組は非常に良かったですね。是非、政治家の人は参考にされて方が良いでしょう。NHKではオンデマンドでみられると思うのですが…どうかな?今、検索をかけたら駄目でしたね。見られないのかな?9月30日だから見逃し期間が終了したようですね。また機会もあるでしょう。
まぁ、そんな事より、最近はシニア世代の流れが日本では注目ですね。今日の日経新聞にも一部掲載されています。もう一つはウィンドウズ8の存在です。このソフトはタブレットとPCを結び付けるもので面白い存在ですね。パソコンを買い換える必要性も感じますね。僕も時々PCの画面を触ることがありますからね。これは便利だと思います。日経新聞のFTの紹介記事は、ソフトバンクの事を発展させて現金比率の話を掲載していますね。先日、僕はROEの話をして、無借金の松下、パナソニックの批判をしました。覚えていますかね? ソフトバンクは財務レバレッジを目一杯に活用して企業経営をしています。そうしてパナソニックは無借金に胡坐をかぎ、低迷を続けていると…だからROEの高い企業は借金をして事業を拡大させなさいと展開した記事の引用と言うか継続版ですね。
僕はIRの支援事業を計画しており、色んな戦略を練っていますが、今日は株価が大幅安しているスタートトゥデイと言う会社も、その口ですね。折角、ROEが高く成長を続けているのに…戦略が乏しい為に成長が減速しています。昨年から、もし機会があればいくつかの提案をする予定だったのですが、僕のアイディアを採用していれば、おそらくこの業界でもっと活躍できたでしょうに…確かソフトバンクだったか? 共同で海外展開を図っている筈ですね。ネット事業の要は、物流サービスで…日通やヤマト運輸はアジア進出を確立させて流通網の整備を果たさねばなりませんね。中国の物流網を制覇するチャンスですね。日本のシステムは素晴らしいですよ。はやくこのインフラ整備を、国を挙げて育てるべきですね。通信と物流のインフラ整備をアジアで確立させれば、日本の覇権力もより強くなります。そうすればインターネット産業の第二の成長期に突入できますね。日本モデルがアジアで覇権を制します。ネックは物流と通信ですね。だから、ねっ、ドコモさんあなたの出番なのですね。果たして加藤さんはその点を頭に描いているかどうか…誰か機会があったら彼に伝えてくださいね。ヤマト運輸や日通の社員の人も、機会があれば社長に話して下さい。
アイディアは無数に存在しますが、実行に移すには難しい問題がたくさん存在します。ソフトバンクのスプリントの買収は、米国政府の意向が問題で、今は中国の三一重工が米軍基地に近い風力発電所の買収を、大統領命令で差し止められ裁判になっていますね。米国は尖閣を種に日中関係の騒動を煽っている可能性もあります。日本のメディアは米国に支配されているのでしょう。独立国として考えると日米同盟を破棄して徴兵制度を復活させ、独自の軍隊を持ち宇宙開発費などの予算をもっと引き上げる必要があります。安全のただ乗りなどあり得ないですね。政治家も国民もアマちゃんです。米国はGDP比で4.25%だそうで、中国は1.9%、フランスは2.3%、イギリスは2.2%、ドイツは1.3%でロシアは3.5%だそうです。日本は0.9%なのです。まぁ、マジックがあるのでしょうが、2008年のIMF統計での表面上は、この数字だと言います。
もし軍事費を使わないなら、戦略的な技術開発をもっと行う必要があります。ところが…復興予算に隠れて核融合の予算処置が講じられたとか…それもたった42億円ですよ。復興予算規模は複数年度なのでしょうが19兆円規模だったですよね。何故、隠れて核融合の実験炉の予算を組み入れる必要があるのでしょう。このような予算まで削るなんて、トホホの世界ですね。山中教授が指摘した雇用形態も問題ですが…もう少し先端技術の予算を考えた方が良いですね。宇宙開発費もそうですね。米国は既に民間時代に移行していますね。
頭のいい人間はこのチャンスを逃がさずに利権を生かします。政治家はチャンスですね。小沢さんは地元ですからね。だから離党できたのかな?なんて…色々株屋は考えます。兎も角、株の世界を考えるにあたって、いろんな要素が影響しますから、幅広いアンテナが必要ですね。ソフトバンク株はしばらく投資の対象にならないですよ。残念ながら2年間は動かないでしょう。先ずは買収の形態が明らかにならないと駄目ですし、スプリントの立て直しが見えるまで駄目ですね。KDDIの田中さんは、先日僕が考えた行動をするかどうかわかりませんが、KDDIの賞味期限も同じく2年ですね。ギリシャからスペインまでの欧州危機は銀行同盟の導入が具体化し、どんどん進化していますね。しかし…僕は今の株価上昇に不信感を抱いていますね。確かにバラ色の米国回復が…スタートしそうな予感もあります。何故ならQE3の影響は、来年出てきますね。それなのに…既に住宅新規着工は離陸を始めています。
株式の相場展開を考えるうえで、色んなパーツが存在しますが、そのいくつかの事例を掲げ相場展開を考え行動しないとなりません。おそらく今の展開はあと2週間程度なのでしょう。米国の大統領選が終わると、やはり「財政の崖」の洗礼が始まると考えています。しかしQE3のおかげと、人間の防衛本能で回避されるのでしょうね。だからおそらく、その洗礼時期がチャンスとなる筈ですね。株価面の見どころとして、今回の金融株の上昇波動がどの程度か?11月後半から12月に予想される下落波動がチャンスになるように考えていますね。でも僕の予想は外れることも多いですからね。本当はQE3発動前に一旦、米国株は下げると思っていたのです。しかし下げませんでしたね。僕の予想は見事に外れました。このように、よく外れます。
おそらく自民党が政権を取るのでしょうが…例のアホな200兆円構想が実現される可能性も出てきますね。どうやって予算を獲得するのか?おそらく日銀のインフレ製造機能でしょう。19兆円の復興予算で日本の景気は潤っています。消費税などの…いくつかのパーツを組み合わせると、来年は面白い株式相場になりそうですね。明日はそのパーツの話を書こうかな?とも考えていますね。今日の相場は、NECとスタートTの動きかな?個別銘柄を解説しても良いけれど、そんなものは面白くないし、あまり意味がありませんからね。
2012年10月18日
10/18
かたる:まぁ、新しい時代はこんなものなのかもしれませんね。米国の経済指標は元GEのCEOジャック・ウェルチ氏さえ疑う内容が続いています。今年に入って続いた失業率の推移は8.2、8.3、8.1と何れも8%台だったのに…、9月に入り0.3%もいきなり改善され7.8%となった事実を、大統領選を控えた政策筋の陰謀説まで出るのですから…。2回目のテレビ討論はオバマ氏が優勢で、どうやら二期目もオバマ大統領が継続しそうな様相です。オバマ大統領の就任演説を受けた1月20日のNY市場は、大幅下落で332ドル安の7949ドルだったのです。現在のNYダウは13557ドルで2007年の10月11日の14198.10が新高値、終わり値では10月9日の14164.53ですね。僕はどちらかと言えば、オバマ大統領を清貧思想者と決めつけ批判してきましたが間違いだったようです。金融筋には厳しいが、この環境下で良くやっているのでしょう。市場の結果論を見れば、最高値まであと640ドル余りです。
QE3発動の直前まで株価が下げて、金融緩和の発動を受けて株価が上がるパターンか?と考えていましたが、株価は下げずに、高値揉み合いを徐々に抜け出すパターンになっていますね。大統領選の行われる11月初めに高値奪回を出来るのかどうか…。思い出します。あのスピーチは名演説だと言われ多くの英語の教科書に広く用いられました。国民の熱狂的な歓迎を受けたのに、株価が大幅安してどうなるのか?…と心配したものです。
今朝の日経新聞はインド経済のマイナス面を多く掲げていますが…この内容はおかしいのではないかと疑っています。確かに少し前まで、政治の混乱などが経済情勢を悪化させているとして株価が大きく売られていましたが、最近はかなり元気のいい動きになっていますね。此方も米国同様にもう直ぐ20000台に突入しそうな動きを示しています。何か僕らの感覚は間違っているんじゃないか?…と最近は考えていますね。
今は高値圏の株価ですが、僕は必ず一度は、米国は「財政の崖」を懸念した洗礼を受けると考えています。つまりこの新高値を目指す上昇には違和感を抱いているわけです。同時にソフトバンクのM&A資金が邦銀の融資で実行されるという現実も噛みしめているわけです。誰が考えても貿易赤字は続く訳で、経常収支の黒字幅は徐々に減り続けるのでしょう。加工貿易立国の成長シナリオモデルは、とっくに崩壊しています。おそらく中国もそうなのでしょう。シェールガスの開発は米国の取って大きな武器ですね。そこで大統領が就任した時にオバマは雇用を増やすために製造業の復権を誓いCMに肩入れしましたね。公約通り金融緩和の影響を受け、為替はドルの独歩安の様相です。日本の自動車メーカーも挙って米国での現地生産体制に力を入れています。
まだ見えてないから、上手く文章が書けませんが…漠然としたシナリオ(音楽=旋律)が頭の片隅に流れています。金融デリバティブの発達はベルリンの壁崩壊から新興国の発展を促進させました。そうして僕らは中国株投資に動いたわけですね。しかし今は全く逆の構造ですよ。欧州危機は年金資金も含め新興国からの資金の引上げを図りました。だから僕は長らくブラジルの株価に注意を払っていたのですね。金融規制も総資産を圧縮する手立てですね。自己資本比率規制は、そういう事ですね。これらを総合すると、新興国から再び停滞した先進国への成長が加速されるのがセオリーの筈ですね。ファッションの流行と同じように景気循環も繰り返されるはずです。そう考えると米国の新高値奪還は当たり前の構造に見えてきますね。
ここで日本の事を考えると…野田政権は景気の落ち込み見通しを重視し経済対策を指示しました。えっ?と誰もが思ったタイミングですね。政局への配慮があるとも言われていますが、赤字法案を人質にする自民党の姿勢には、嫌気がさします。長らく失政をしてここまで日本を駄目にした張本人は自民党ですからね。3ちゃん農業の農業政策を見れば分かります。このツケはどうやって解消させるのでしょう。赤字法案も景気対策も協力して、総選挙も同時に求めるのが大人の政治ですね。田中慶秋法務大臣の政治資金問題などを大げさに捉える方がおかしいと考えています。確かに政治家の信条に対する根底の部分ですが…個人的な事より国政を優先させるべきですね。この機会に日本国民も一旦政権を委ねたら、任期一杯は任せるのが当たり前だという常識を、もう一度考えるべきですね。だって2年や3年程度で体制が整いますか?マスコミに先導され、馬鹿な概念を植え付けられたものですね。野田政権は外交問題で大きな汚点を残しましたが、このタイミングの経済政策の発動はなかなかのものです。どのような形になるのか見ものですよ。
株価もそうですが…今の日本の経済情勢も、もういい加減に自律反発する時期なのですね。何もしなくても内需が増え始める筈ですよ。何故、僕が百貨店の売り上げ推移などに関心を持っているか?日本にはGDP500兆円余りの底力があります。国民みんなは、おそらくカツカツの貧困生活を強いられている筈ですね。要するに底辺を這いばっている印象です。僅かな恵みも天与の恵みになるのですね。僕は嘗て一晩に20万円を使い遊んでいましたが、今の20万円は天与の恵みですね。不思議なものです。同じことですね。株価は下がりませんが上がるかどうか?…は分かりません。しかしソフトバンクの事例にみられるように徐々に周りは変化していますね。米国が新高値を付け、住宅指標が改善してくると一気に購買力が復活し溢れるようになります。何故なら本来、QE3は必要なかったけれど、アクセルを踏み続けているから…一気に加速する可能性があるのでしょう。「ベルリンの壁崩壊」で新興国に流れた波は、「アラブの春」で先進国に戻るのでしょう。
2012年10月17日
10/17
かたる:僕は昔からソフトバンクの応援者なのです。だから今回のハードルも難なく乗り越え、スプリントを上手く手懐けて欲しいと願っています。ただ同業者のドコモやKDDIにとっては千歳一隅のチャンスですね。基本的にソフトバンクを傘下に収めるなら、価格競争に持ち込めば可能性は増しますね。日本の携帯料金は国際比較から見て割高です。理由は通話に力点がなく、ネットの利用で情報量が増えているためですね。しかし割高なのは事実です。LTEの投資はこれからですが…、高速通信への備えは一段落します。問題は基地局の整備なのですね。その通信網が完成されているわけで、あとは基本的にバージョンアップに過ぎません。ソフトバンクは他社に比べ資金難で設備投資を怠っていたために、イー・アクセスを買収する手段に出たのです。
しかしドコモやKDDIは、ソフトバンクのような設備投資などの資金の必要性はなく、しかも今回の買収が決まれば、ソフトバンクは再び身動きが取れなくなります。だから価格競争を仕掛けるチャンスです。仮に料金を2割程度引き下げれば、ソフトバンクの利益は減り返済計画が崩れることになります。ソフトバンクには、当然、経営危機が訪れます。僕がKDDIの社長なら、ソフトバンクからの乗り換えの優遇処置を講じ、価格競争を仕掛けます。幸いKDDIはソフト戦略に力点を置いており、更にこの戦略を押し進め異業種と組み、ソフト面を充実させますね。具体的には落ちぶれているソニーのゲームと映画のソフトを組み入れます。更に東宝や東映、日活などの映画会社からNHKや民放と幅広くソフト提供の仕組みを構築しますね。スマフォは器に過ぎませんから、ソフトを充実させたものが勝利を治めます。ソフトバンクは自然と落ちぶれ、スプリントを再び売却し、自らも統合を模索するようになります。
ドコモの社長ならアジア戦略かな? 何故ならソフトバンクを苛めても統合のチャンスはありません。どう考えても公正取引員会の許可が下りませんね。KDDIなら可能性はありますがドコモは価格競争を仕掛けても妙味がないのです。故に僕が当初考えていたアジアの通信網の整備に動いた方が得策でしょう。市場原理主義とは、こうやって競争をしながら切磋琢磨して成長を続けるのです。相手の戦略を見ながら自己改善を図らないと成長はありませんね。市場原理主義は、ある意味で公平です。KDDIがこの機会を逃せば、ソフトバンクに時間を与えれば、間違いなくKDDIはソフトバンクの傘下になりますね。日本ではドコモとソフトバンクの2社だけになります。そうして世界競争ですね。利用者はKDDIが動いた方がソフト面も充実して、さらに利用料金の引き下げに繋がりますね。時代が進化します。KDDIにとって買収が決まって2年間が勝負でしょう。ドコモはアジアの通信インフラ網を確立させるチャンスですね。本当はインドなどの巨大需要ですが…インドネシアやベトナム、ミャンマーなど東西回廊のアジア地域を中心に投資するべきでしょう。
市場原理主義は、ある意味で公正なのです。会社が公開されることにより、常に精査されています。イカサマが出来ませんね。ところが日本村社会は株式の持ち合いなどで、人的な関係を持ち込み公正な競争を歪めています。市場原理の社会ではカルテルのような共存意識はないのですね。常に公正なルールの中で競争をするのです。だから理想と言われた社会主義や共産主義を凌駕し、ベルリンの壁崩壊に繋がったのですね。しかしこの市場原理が行き過ぎると…もう一つの問題の2極化が進み、常に勝者が決まるのです。市場原理の世界ではソフトバンクの孫さんに、KDDIの田中さんも、ドコモの加藤さんも勝てないのですね。そりゃ、人間の生い立ちが違い、経験も違います。最後の勝負はやはり人間性でしょう。だから市場原理が進むと…金融デリバティブが進化し、金融の力を独占すると富が偏り、一部の勝者と大多数の弱者の世界になります。
ここでハンディキャップを設けることになりますね。累進課税などの考え方は、こういうところからきているのでしょう。今は市場原理が行き過ぎた為に、その修正をしている最中ですね。故に金融規制が設けられ、足かせが嵌められているのです。でも社会構成は市場原理のこれまでのスピードに慣れていたために、急に方向転換が出来ませんね。それがスペインの不良債権であり失業問題にも繫がっています。日本は1989年にその絶頂期を迎え調整を続けています。もう十分に慣れていますから政策転換を諮っても良いと思いますが…なかなかその気運が起こりませんね。米国は基本的に2006年、いや2008年でしょう。今日の日経新聞の株取引7年ぶりの低水準とありますね。日本は二つの意味で叩かれていますね。だから長い時間を要しています。ベルリンの壁崩壊は米国の庇護がなくなったことを意味します。わが国の未来は「プラザ合意」の時に決まっていたのですね。そうして4年後に、現実となって表面化しました。1985年から4年かけて仕掛けが創られ見事に嵌ったのですね。鎖国制度の価格維持システムが崩れたのですね。あの時からユニクロの躍進は決まっていたのです。ユニクロが1号店を出したのは、1984年の話ですね。1994年に広島へ上場し、1997年に東京に上場しました。考えてみるとユニクロは時代に恵まれた会社ですね。2006年~2008年は金融危機ですからね。ただ既に峠は越している感があります。先日、紹介したロンドンの「PRIMARK」の新鮮さはユニクロにはありません。
勿論、柳井さんはこのような時代背景をどの程度分かっているのか疑問ですが、兎に角、時代が味方したツキのある人です。孫さんと一緒ですね。楽天の三木谷さんも嫌いだけれど、時間が見方をしています。時の流れと言うのは不思議なものです。話を戻しましょう。日本の鎖国制度が村社会の崩壊により崩れ、空洞化が生まれていますが、既に貿易赤字になっており、間もなく時間をかければかけるほど、経常収支の黒字も縮まります。この黒字額がなくなると、急激な円高が進展しますから…孫さんの決断は素晴らしいタイミングなのですね。しかも金融危機の時期で、欧米の金融機関は資産を増やす事が出来ないのです。しかし邦銀は既にユトリが生まれているのです。ようやく邦銀がリスクを取る融資を始める時期が来ました。ソフトバンクの買収はここに非常に大きな意義があるのですね。
皆さんはソフトバンクの買収に興味があるでしょうが…カタルは違います。ようやく日本の銀行が変わる時期が来たと考えています。アコムが上がる理由もそのような背景がありますね。三井住友がプロミスを組み込み変化し始めています。問題は先日の金融規制がどのような流れになるか?おそらくアコムは三菱内に吸収されるのかな?三菱はフェアな会社ですから、決して安い価格で買収はしませんね。内面的に内部抗争が熾烈な三菱ですが、対外的に非常に紳士的な会社です。僕の友達も年収の1年分も補償して移籍を促しましたね。これまでの事例も全てフェアです。他の会社は違うのに…。信用力を重んじるグループですね。千代化の事例も三菱自動車の事例もすべてそうですよ。日本はやはり三菱なのですね。
さて今日の焦点はここにあります。邦銀がリスクを取る融資を始めたという事は…ようやく金融経済が回復する黎明期に突入したのでしょう。長かったですね。実に24年になります。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月16日
10/16
かたる:ソフトバンクの買収が決まり、後は米国政府の容認と日本政府の対応が問題になるかな? 日本と言う国には、目に見えない壁が存在し、規制業種は余程の覚悟が必要ですからね。暗黙のルールと言うか…日本村社会の目に見えない壁が存在し、ソフトバンクの行為は、NTTグループの牙城を揺るがすもので、面子に泥を塗った形なのです。しかし時代が進展しており、問題にならなければ良いのですが…妬みの心は厄介なものなのです。まぁ、いざとなれば日本のソフトバンクを売却し、一旦、買収したスプリントを再びスピンアウトさせ、グローバルに展開しても良いわけです。更にグローバル企業は何処に本社を移転しても良いわけですからね。56歳の孫さんは、まだ冒険を出来るのですね。しかし銀行団はこの金額の巨額融資を支えられるのかどうか…どのような形になるのか見ものですね。
同時に…あの無借金の優良企業の松下が6000億円のコミットメントラインを設けたとか…冒険を忘れ安住を模索した企業の行く末を象徴したような現象ですね。ある日、資金繰りを相談しに、部下が孫さんの所に行った時に「僕が良い解決方法を教えてあげるよ。自転車の漕ぐペダルを、もっと早く漕げば良いんだよ」と言ったとか…。自転車操業の極意だそうで…なるほど可能性は薄いけれど理に適っていますね。松下は傘下のグループ企業を組み入れて、隙のない布陣にしたはずですが…。日立のようにスピンアウトした傘下企業を沢山持っているのは、ある意味でイカサマですから、パナソニックの方が理に適っている筈なのに…。きっとグループ内に安泰の心が根付いていたのでしょう。ソフトバンクは走り続け、パナソニックは歩き始めた。この違いは歴然としていますね。
僕はここで述べたいことは…日本にはたくさんの優秀な企業が育っています。つまりROEが20%以上に企業(258社)はたくさんあります。無借金が良いと思っている経営者も多いですが、この経営方針は間違っていますね。借金をして資産を拡大させ走るべきでしょう。新聞はソフトバンクの行為を否定しますが、それは間違っていますね。日本には無尽蔵の金融力があります。この低金利の金融力を使わない方が、経営者としてのノルマを果たしていませんね。弱小の成長企業は、どんどん借金をして挑戦を拡大させてほしいものです。口で言うのは優しいけれど…行動は難しい。孫氏の行動は称賛に値しますね。頑張って欲しいな。4年後はどうなっているのでしょう。つまりソフトバンクの株が次の展開を迎えるのは3年後辺りでしょうね。ただ、株屋人生を送ったものとして…非常に残念です。ソフトバンクの株式を仕手化させ、高値で1兆円程度の公募増資を実現させてあげたかったですね。この点、野村の社長は反省すべきですね。現役の証券マンの諸君は、「僕らは、何の為に働いているのかどうか?」自問すべきでしょう。有利な条件で日本村社会の金融力が花咲いて欲しいですね。
この買収の融資条件が、どの程度かは、ある意味で日本の金融力の底力を見るうえでの試金石にもなります。グループ企業への融資規制が強化されるそうで…アコムの株価動向の背景には、この規制が影響しているのかもしれませんね。カタル銘柄のJ・TECが今年の高値になってきました。本来はこの時期に仕掛け、仕手戦に持ち込むのが正しい時間の概念の筈です。このクラスは浮動株が少なくやりやすいですね。ソフトバンクも本当は仕手戦を始めるべきなのです。問題は市場のエネルギーなのですね。投機心を揺さぶられる投資家が、どの程度、市場に残っているかどうか…この辺りも試金石になっています。日経新聞には配当利回りの話が載り、我が国の銀行株が上位に並んでいますが…スタートしても良いのですが…なかなか躍動感が生まれません。
株価が動いているうちは、何とか人気化しているように感じますが…一度、灯が消えた後の展開が問題なのです。株価位置が低いうちは良いのですが…株価位置が高くなると、人気が続きませんからね。僅かな値動きで相場が崩れていきますね。この背景は日銀の力不足、政策のあり方が背景を決めています。バックグランドが確りしてなければ、企業努力は実りませんね。どんなにリストラを実施し、改革改善をやっても、それを上回るスピードで円高が進めば、空洞化は加速され、マーチだけだった逆輸入は小型セダンのラティオまで拡大します。300万台死守を謳っていたトヨタだって、高級車の生産を移転させますね。貿易赤字が定着し、今はチャンスですね。今回は色んな面で構造改革を促進させるチャンスです。僕の考えているスピードと孫さんの感覚は一致しているようです。
折角、ミャンマー政府支援の為に5000億円もの借金を棒引きにしたのに、他国の追随があったのかどうか定かではありません。日本のニュースも限られた報道でしたね。人口が5000万から6000万人程度なのでしょう。東西回廊を結ぶアジアのインフラ整備を加速させ、ベトナムからラオス、タイ、ミャンマーを結ぶ経済支援を拡大させれば、日本の労働人口の問題も解決しますね。欧州で14年に銀行同盟に実現とか…で、その後も政治統合も視野に入っているとか…。中国と違う形で日本の経済力を使う投資は、促進させるべきでしょう。いずれアジア地域もEUのような展開を迎える日が来るのでしょう。
ところで昨日の映像を見て頂けましたかね…このページの訪問者は毎日およそ3800人、カウンターを数えたら500人ほどが見たようですね。読者の1/7の人達が見られたようです。あの映像は、アイガーの北壁を登る映像で、スイスにある標高3975メートルの山、アイガーの北壁は、もっとも登攀が困難だと言われる三大北壁のひとつ。プロのアルピニストでも登り切るのに2日間はかかる北壁を、スイス最速のアルピニストであるウエリ・シュテックさんは2時間47分33秒という短時間で成し遂げた映像です。彼は三大北壁の残り2つ、グランドジョラスの北壁も2時間21分、マッターホルンの北壁も1時間56分で、すでに登頂を果たしていると言うのです。ただ2011年5月に同じスイス人のダニー・アーノルドさんが、この記録を20分ほど塗り替えました。このアイガーの北壁は当初(1958年まで)死者が多く、25回の登頂の内15人が亡くなったとか…新田次郎さんも小説にしていますが、映画化もされているようです。この映画紹介のコラムも面白いですね。人は何のために生まれ、どんな人生を送るのでしょう。孫さんには孫さんの人生があり、皆さんにもいろんな人生が存在します。ウエリ・シュテックさんは死を賭けて挑む記録に意味があるのかどうか…考えさせられます。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月15日
10/15
かたる:下のグラフは米国大手金融機関6社の金融危機後の平均株価の推移を示しています。私は何度も金融と実体経済がかみ合わないと本当の成長過程には入れないと述べています。ソフトバンクへの巨額融資は実現するのでしょが…この背景は日本の金融機関が完全に立ち上がってきたことを意味していますね。通常、買収資金の融資をするような危険な賭けを金融機関は冒しません。この手の融資はハイリスクの部類に入りますからね。それでも実行される背景があるから買収交渉が進んでいるのでしょう。日本経済も金融の力を借り徐々に実体経済も強くなる過程なのでしょう。ただ金融当局の姿勢はずいぶん遅れていますからね。政策当局の指導部の考え方が古く、なかなか日本経済が新しいステップを踏み出せないでいるのも現実です。
ソフトバンクの買収は電波を使う話なので規制業種ですからね。買収が許されるかどうかも非常に微妙な問題ですね。いくら日米間系が改善しているとは言え、米国にとってみれば面白くない話でしょう。グローバル化の進展度合いと言うか…米国の姿勢も分かりますね。ソフトバンクが成功するとか…そういう次元の話ではなく、日米関係とグローバル化を占う意味で非常に興味深い話なのですね。IMF総会で新興国の発言権を拡大させる話がありましたが、米国議会の了解が取れてないという事で先送りされていますからね。基本的に今の枠組みは米国主体に変わりがないのですね。イランやシリア、欧州危機も米国金融の力が微妙に影響しての進展なのでしょう。このような背景があるからアコムの株価は正常な株価へのステップを歩んでいるとも考えられます。
ただ一方でグローバル化から離れた弱小の会社の株価はドンドン下落しています。通常はあり得ない価格まで売られていますね。最近はこの事が気になってしょうがありません。この背景は年金資金の撤退があるのかもしれませんね。AIJに絡み他の年金運用でも不正運用があるようで…不安感が渦巻いている様子なのです。先ほど、政策規制当局の姿勢を問題視しましたが、能力が欠如している様相なのかもしれません。例えばカタルが以前、関心を持ったケミコンやAOCなどは、どうやって株価を説明するのでしょう。損失に歯止めが見えないソニーの株価は財務的に観て安いと感じる水準ですが、他の株価推移をみると、決算を機に再び売られるとも考えられます。政策が影を生み出す株価かな?川柳の世界のようですね。
ソフトバンクの株価の下落度合いも、市場のエネルギーと言う点で気になりますね。買収はプラスにも感じられるのに、ここまで売られるとは…目先筋の動きしかないようで市場の懐の浅さがやはり気になります。だって考えてみれば分かりますね。僅かな期間を我慢するだけで、世界に羽ばたく通信会社に育つのですね。デファクト・スタンダードが確立されれば…スマフォ経由のアプリの恩恵を受けられるのは、大元の通信会社です。アップルだって太刀打ちできませんよ。ソフトバンクがアップルを傘下に収める可能性だって見えてくるのですから…。きっとヘッジファンドは、この点を焦点に動く可能性も出てきますね。株価が安くなればですが…。ソフトバンクの営業CFは7400億円ですから2年で買収資金を返済でき、スプリントの借金も同様に2年程度でしょうから、合計で4年ですね。更にこの下落は演出との見方も成り立ちます。この安値で密かにソフトバンクの株式を買い、ソフトバンク株をスプリント株主に割り当てることもあり得ますからね。いくらでも焦点は戦略によって変わりますよ。安易な空売りは慎むべきですね。
今の市場は米国の大統領選に絡む動きが焦点で、最初の関門が「財政の崖」に対する対応でしょう。財政赤字は僅かながら減り出しています。ただ必要ないとも思われたQE3の金融政策を発動したわけで確実にインフレの火種が増しているのです。金融危機が表面化した2008年9月から4年が経過し、更に拡大させる金融政策か…そろそろ米国経済も新たな展開を迎えることになります。まだ時間はかかるものの、確実に下値を切り上げる金融機関の株価推移をみれば、その兆候は読み取れるでしょう。やはり日本が先行できないものなのでしょうかね? 市場原理の世界において本家の完全復活がないと日本株はスタートを切れないのでしょうかね? 日本の方がずっと健全なのですからね。その意味で今回のソフトバンクの買収話は、いろんな点で試金石と言う見方も成り立ちます。一つの現象によりいろんな点が見えてくるのですね。みんな繋がって動いているのです。
人間の感情とは…些細な切っ掛けで大胆な行動が生まれるものですからね。底流に流れる僅かな流れの変化を読むことは非常に大切なのですね。学校の先生も同じことが言えます。生徒の行動の影に隠されたメッセージを読み取ることができるか?その事が、いじめの発見にも役立ち、早い対応が深い歪を正すのですね。傷は浅いうちに直した方が良いのでしょうね。2005年8月、武部さんがホリエンモンを担ぎ出した時点で、今の日本村社会復権の火種が生まれたのですね。社会正義のボタンが押された瞬間なのでしょう。市場原理主義が日本に定着しない瞬間ですね。小泉氏が解散総選挙を決め市場原理派の躍進を決めたのに…巻き返しが起こったのです。ベルリンの壁の崩壊の時に平和の恩恵をうけると勘違いした構造に似ていますね。
目に見えない影の流れ…この読みが非常に重要なことが分かりますね。ただ僕にはその読みが出来ないし、仮に感じたとしても行動を転換するのは容易なことではないですね。激動の時代とは…前言を翻しても、何をしてもありなのでしょうね。ただ時代の対応力を増すことに、のみ力を注ぐべきなのでしょう。2年や3年は肥しの期間に過ぎないのでしょう。構想が練り直され洗練されていきます。慌てる事はないけれど…貧乏人や心の狭い人間にとって、この時間の壁は高いものです。アイガーの北壁か…?
人によっては登れないのに…僅か2時間47分で登り切るとは…すごいものですね。更に昨年、この記録を20分余り縮める記録が生まれたとは驚きですが…、何と言ってもこちらの映像はすごいですね。色んなスピードが世の中にはあるものです。
2012年10月12日
10/12
かたる:僕の読みは変な形で当たるものだなぁ~。前からソフトバンクの株価は高い水準だと考えていたんですね。しかし…今回の買収が成功するのかどうか分かりませんが…僕の予想とは違いましたね。僕はアジア地域の情報インフラ整備に夢を託したかったけれど米国とは…意外でした。株価は大きく売られているようですが、もし買収が成功すれば面白いと思いますね。財務的に大きな負担ですが大丈夫でしょう。まだ若いんだね。目一杯に財務レバレッジ(金融戦略)を使い経営している印象です。ボーダフォンの買収はゼロから2兆円ですからね。あの当時と違い現在は金融機能が劣化していますが、これまでの経営実績と日本の経営基盤と言う背景がありますから、前回の冒険より、遙かに今回の方がハードルは低いのでしょう。ただ通信会社は規制業種なので、どのような政治的な判断が下されるのか?ここが注目でしょうね。
しかし狙いは何でしょう。為替相場から見て円高は明らかで資産移転メリットの可能性もあります。つまり、いざとなれば日本のソフトバンクを売っても良いわけですね。日本の政治混迷を考えれば、市場原理が確立されている米国の方が無難な選択なのかもしれません。一般論では設備投資のメリットを指摘する声も出るでしょうが…そんな事ではないでしょうね。日米間の連携は強く経済の融合を考えれば、法人需要を取り込むメリットは計り知れないでしょう。この買収が成功して数年後に欧州での基盤を設ければグローバルな通信会社が誕生します。最近はファーストリテイリングなどの国際組は成功しつつあります。何もソフトバンクが米国の通信会社の買収に動いても不思議ではありません。M&Aは時間を買えますからね。このような動きが続けばやがて円高も修正されますね。ドル円の相場は2割ほど割高になっていると思われます。まぁ、それだけ日銀の努力不足とも言えますが…。この為替環境は日本企業の保守性に主因があるのでしょう。だんだん考え方がグローバルとなり定着して行く過程なのでしょう。ニトリも米国に進出したりして頑張って欲しいものです。
さて尖閣問題で揺れるなかですが…一部で日中対決とも揶揄されていたノーベル文学賞を、前評判の高かった村上春樹さんを押さえ、中国の獏源さんが受賞されました。僕は村上さんの本を少しは読みましたが、良く理解できませんでした。きっと読み方が足りないのでしょうが、こんど皆さんが絶賛する1Q84を読んでみようかと思っています。山中さんは受賞するかなと思っていましたが…村上さんは外れるんじゃないかと、漠然と考えていました。故にコラムでは、山中さんを採り上げましたが…村上さんは書きませんでした。まぁ、J・TECの事が頭にあったからかも知れませんが…。此方の予想も奇妙な形で当たったものです。その獏源さんの「豊乳肥臀」と言う作品は、性描写が多いという事で非難されていた時期があったとか…。彼の作品の中で「赤い高粱」が映画され、「紅いコーリャン」として映画化されていました。この結末は日本軍が侵攻する姿が描かれているそうですね。
流石に中国です。ユーチューブにその映画が投稿されていました。中国語しかありませんが映像は此方です。映画のあらすじは此方です。日本の軍事侵攻の模様が残虐に描かれており…過去の出来事とは言え、日本人としては嫌なものですね。多かれ少なかれ、戦争は異常な精神構造の中の出来事ですから、このようなことがあったのかもしれません。しかしこの時期に彼が受賞するとは…不思議なものですね、巡り合わせと言うのは…。この映画の主役を何処かで見たと思ったのですが…そうです。むかし僕は皆さんに「初恋のきた道」と言う映画をお奨めしたことがあります。その主人公ですね。章子怡(チャン・ツィイー、チャン・ツーイー)と言う北京の女優だそうです。一度、翻訳されていれば、彼の作品も読んでみようかな…とも考えています。しかしインターネットと言うのは便利な道具ですね。
さて今日の株式市場は、今の所、反発しているようです。やはりアコムは強いですね。すこし長い目で見ていると良いのでしょう。武富士のかたき討ちですからね。さて今日は出かけるのでこの辺にします。ところで、僕はスマートフォンを持ってないので使ったことはありませんが、もうすぐ決算シーズンになり9月期の中間期決算が発表されますから、その数字により株価は大きく左右されます。皆さんも業績の推移には大いに関心があると思います。僕のホームページをスマフォでご覧になっている方も多いでしょう。そこで今日はiPhone/iPadアプリの「適時開示なう」をご紹介します。上場企業の適時開示資料を見たいときにすぐチェックできるので便利かと思います。一度、検討されてみてはいかがでしょう。
【アプリ名】適時開示なう
【ダウンロード先URL】https://itunes.apple.com/jp/app/shi-shi-kai-shinau/id554079966?ls=1&mt=8
【紹介サイト】http://mpocket.jp/apps/now.html
【閲覧できる情報】TDnet開示資料、EDINET開示資料
【利用料金】無料
2012年10月11日
10/11
かたる:劇的な展開で世の中、何が起こるか分からないものです。
先程、ヤンキースとオリオーズの3戦目の戦いが、3-2とヤンキースの勝利で終わりました。第2戦はイチローの巧みなホームで1点を勝ち取りましたが負け試合になり、第3戦目は黒田の投球内容も良かったのですが1―2で負けていたのです。しかし土壇場の9回で3番ロドリゲスに変えて、代打イバネスの登場でケリがつきました。しかも、たった二振り、何れも初級、二打席連続のホームランで王手をかけましたね。それにしてもイチローの後半こそ活躍しましたが、やはり精彩を欠いたように見えますね。大丈夫かな? 米国はフェアな国ですからね。来シーズンは契約できると思うが…?マークが付くのは否めません。
トヨタは噂にのぼっていた補償を実施するようですね。「補償プランは2つ。車が損壊した場合、全国のどの4S店でも買いかえが可能。買いかえの場合、通常の見積価格にメーカーが2万元を上乗せする形で下取りする。もう1つは修理で、4S店で修理する場合一定の優待措置を適用する。広汽トヨタの補償対象となるのは9月10日から9月21日までに壊された車で、オーナーが警察の証明書、カスタマーサービスへの問い合わせ記録、保険会社の書類を提出しさえすれば、会社の確認を経てすぐに補償される。」と報道されています。
尖閣湾領土問題を経て、得をしているのは現代自工ばかりでなく、米国もその恩恵を受けているようです。フォードの9月の中国での売り上げは前年同月比で35%の大幅な増加だそうです。日本車の販売が大きく落ち込み漁夫の利を得ている格好ですね。僕ばかりでなく今回の領土問題には米国の仕掛けとの説が、他でも散見されるようになっています。何故、米国は日本のレベルの低い政治家を巧みに操り、仕掛けるのか? 中国の成長を阻害すれば、つまり時間をかければ中国は自然に沈没します。要するに時間が必要なのですね。もし金融危機の影響で米国がフル回転できない状態が続き、中国だけが成長を続けると仮定すると、中国との覇権争いが芽生える可能性もあります。米国が世界で唯一、気になる存在はイランではなく中国の台頭でしょう。その為に軍事費削減の中でも、太平洋地域だけは力を維持させています。第7艦隊と言うのかな?軍事的な知識がないカタル君には呼び名は分かりませんが…ようするに仮想敵国中国への備えですね。何故、時間稼ぎが必要か? 中国の人口構成は一人っ子政策の影響で歪なので、日本以上に高齢化の進展が早く、やってくるからですね。つまり社会のお荷物が増えます。このように書くと批判を受けますが…経済的には付加価値を生み出す能力のない老人は、社会のお荷物です。効率化の世界ではそう考えますね。
ここで話題を変えて…日本が何故、有望か?と言う話をすれば、間もなく団塊の世代が大量の退職期を迎えます。既に一部では突入し始めましたね。先日、百貨店などの人材派遣の話がニュースになっていました。都心では新しい商業地域が増え、人材は不足すると言うのですね。ここで高島屋などの百貨店株に注目する理由の背景が分かると思います。松屋などを見ても分かるように、都心にある不動産価値は株価の時価総額以上のものがあります。ところが百貨店の古い体質が抜け出せず…ブランドはあるのに有効に経営資源を活用していませんね。つまり経営者の頭が変わると…収益構造が大きく変わるチャンスがあります。更に百貨店にはこの団塊の世代族がかなり居ります。年収700万~800万の人間が辞めて、年収300万への世代変りが起きています。当然、収益力はアップしますね。色んな条件が整っています。団塊の世代はデパート族でもありますね。大量に退職する団塊の世代相手の商売に、百貨店が取り組めば収益力は上がります。だからどのデパートか分かりませんが、株価が大きく上がる背景があります。株価は低迷を続けていますからね。何年も売り上げが減り続けている業界に変化が訪れる時期がやってきます。
この背景は何も百貨店業界だけではありませんよ。団塊の世代の退職は全業種の話です。くしくも円高で空洞化が進み貿易は赤字を続けています。おそらく10年以内に国内の製造拠点の価値が見直されるでしょう。此処での懸念は技術の伝承ですね。遅れている金融庁はようやく銀行の海外業務の規制緩和をすると言いますが…ようやく、努力の仕方によっては、国内でもチャンスが訪れる時期は近いのでしょう。
先程の尖閣諸島ですが…。中国側の言い分もある意味でよく分かりますね。争議の存在を認め、問題を棚上げにすればいいのでしょう。争議の存在を認めるという事は、日本の領土ではない可能性を認める敗北を意味しますが…仕方ないですね。何故、前原さんはあの時期に漁船の拿捕を容認したのでしょう。問題が起こった9月7日は海上保安庁の上部機関である国土交通省の国務大臣は前原氏ですから、当然、拿捕するかどうか? 海上保安庁から国土交通省を通じて、当時の担当大臣である前原さんに意見を求めるわけですね。その時に彼は米国に相談したかどうか分かりませんが、あの漏洩された拿捕の映像を見れば違反は明らかで、その正義感だけで決定を下したのかは不明です。あるいは現場の勇み足なのか? しかしその後のゴタゴタから、内閣改造後の人事を見れば、政治的な意図があると思っても不思議ではありません。何故なら、前原さんは問題の国土交通省からその後、外務大臣になっていますからね。
「地理的に見ると、国際的に公認されている領海の範囲もまた、釣魚島が中国領であることを示している。釣魚島列島は台湾の大屯山の延長であり、1960年代に発効した大陸棚 に関する条約に従えば、釣魚島列島は台湾島の一部分となる。釣魚島と台湾の間の水深は200メートル未満だが、釣魚島と沖縄の間の水深は1000メートル以上に達する。また釣魚島と南西諸島は、深く幅のある海溝によって隔てられている。」との主張も分かりますね。最近では簡単に確かめられます。グーグルの地図はよく出来ていますよ。
人間が行動に移すにはなにかしら、行動に移る背景がありますね。昨日は近所のトラブルから痛ましい事件が起こりましたが…あの事件も積年の恨みが背景にあるのでしょう。第三者はその背景を知らないから、なかなか事件を理解できません。
踊る阿呆も、もう少し踊る背景を考えないとなりません。株を単にアルゴリズムなどと割り切って売り買いするがために、正統派の考え方が流される環境になっています。AIJ投資顧問の年金問題に端を発し、調整が完了したはずの株式相場は、年金の株式運用撤退の余波と日銀などの買い支え勢力の需給争いのようにもみえますね。株は単に業績が良くても上がりません。時代的な背景が必要ですね。更に演出効果を高める仕掛け人の存在も必要なのです。仮に日本を市場原理主義の方向性に向かわせるとすれば、市場の活性化は必要な条件になります。その為に株式相場の背景を知ることは、非常に重要なことなのですね。カタルが、何故、政治的な尖閣問題まで触れるのか? この考えはカタル独自の考え方で事実とは違うでしょう。しかし、新聞やテレビだけでも色んな背景を想像することは出来ます。この想像が時間と共に定着する考え方となり、相場が動いていくのですね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月10日
10/10
かたる:傷ついた米国に世界景気の回復を願うのは酷なことですね。ドイツ人はきっと優秀な民族なのでしょうね。人間の成長は、気候が大きく影響を及ぼすように感じています。ベルリンは北緯52度30分、NYは40度42分、ロンドンは51度30分ですね。東京は34度41分です。こう考えると日本の首都を北海道へ持って行くのが自然な流れのようにも感じます。
僕は実際に郷里の田中角栄の演説で、彼の首都移転構想を聴いたことがあります。彼は金権政治で批判を受けましたが、人間の度量と言う点では高い評価の人でしたね。清貧思想の福田さんとの角福戦争は有名な話です。町長の倅だった福田赳夫は大蔵省に入るエリートでロンドンに派遣されたのできっと優秀だったのでしょうね。貧困生活の中から土建やあがりの田中角栄と相容れないものがあったのでしょう。ドイツの清貧思想はこの気候、風土が大きな影響を与えているのでしょう。ギリシャの楽天的なバブル思想の考え方と大きな違いがあるのでしょうね。
世銀とIMFの総会がエジプトの政情不安の影響で、東京にかわり2万人もの人が訪れているとテレビでは言っています。そのIMF総会で邦銀の日本国債保有率が問題化され指摘されているというのです。調べれば分かりますが、債券投資が優位になり始めたのは、欧米では2005年辺りからです。しかし日本は永遠と続いています。昨日はイタリア国債とスペイン国債の話しを少ししましたが…投資の感覚が株式より、ずっと長く大きく違いますね。しかし投資の世界では、株と債券は常に組み合わせ比率を変えて運用するようになっています。今日の日経新聞には「惑う欧米年金マネー」の特集が組まれていますが…ジョージ・ソロスの相棒だったジム・ロジャーズは早くから代替投資を薦めていました。彼の発想は基本的に世界人口の増加が背景になっています。
重慶市トップの薄氏のスキャンダルが報道され、共産党内部の権力争いが表面化したのが今年の3月頃でしたね。事件の発端とされるイギリス人のニール・ヘイウッドさんが死亡しているのが発見されたのは2011年11月です。薄氏の腹心だった王立軍が米国大使館に駆け込んだのが2012年の2月ですからね。何故、このような話を始めたかと言えば、最近の日中間の争いを複雑にしているのは中国国内の権力抗争が背景にあるからでしょう。ところが、この手の人間の欲は人のつながりを重視する生活環境が背景にありますから、若い指導部の民主党政権では、内容分析が上手く行かないのでしょうね。だから政策が後手を踏んでいるとも言えます。
実に深刻な事態に発展するとも考えられますね。何故なら反日デモを見ていると毛沢東の写真を掲げてデモをしています。先日の周恩来のドキメンタリーを見た人なら、僕が懸念する背景が理解できるかと思います。合わせてワイルド・スワンの本を読む必要があります。中国で起こった文革の動きを良く知る必要があるからです。共産党の内部抗争はテレビドラマのスパイの世界を想像すれば良いでしょう。人間関係は複雑で権力抗争は人間欲のいやらしい部分ですね。欧州危機を複雑にしているのは人間の生まれ育った生活環境が大きく影響しているのでしょう。人間は不思議な動物で光にも大きな影響を受けます。人間には体内時計があり、朝日を浴びて行動することが体内時計をリセットすると言います。この何気ない作業は非常に重要なようですね。北欧では白夜が続くので、うつ病患者が多いというデータがあるそうです。分かりますかね。実際に、僕は便秘症のようで運動が足りないのだろうと感じていましたが、新聞配達を半年やり10キロ痩せましたが、排便も尿の出も良くなりましたね。つまり運動するように人間の身体は作られているのでしょう。今はこの2か月すこしで、また5キロ増えましたが…トホホ。
株に関係ない話だと思っていられると思いますが、最近は時代の流れである歴史観、人間の考え方の基本が相場の流れを左右していると考えるようになっているのですね。要するに時代の流れに逆らって生きようと何年もむなしい努力を続けましたが…結局、駄目だったのですね。故に情報のあり方や歴史観に興味を抱いているのです。人間の運命とは不思議なものでNHKラジオの深夜便のストリーミングで昨晩、大江健三郎さんの話を聴きましたが、東大のフランス文学者の渡辺一夫先生の影響を受けて、彼が奇異な人生を歩む過程の話は面白かったですね。作曲家の武満徹さんと運命的な出会いをするなど…既に老齢なので彼の喋りは聴きづらかったのですが…。人生観とか、生きる考え方が面白いのです。僕は何故、文化勲章をと文化功労者を拒否したのか分かりませんでしたが「「私は、戦後民主主義者であり、民主主義に勝る権威と価値観を認めない」と言う記述をネット上で発見しました。ネット上の話なので正しいかどうか分かりませんが面白いですね。国民栄誉賞も批判しているようですね。昨日の生き方の話を聴いて彼の行動は納得できるものですね。彼、固有のアイデンティティーを守り通し生きる男の存在を感じた次第です。
僕がここで言いたいのは、人間と言うのは環境に大きく影響されるという事です。いじめ問題で悩んでおられる人も居るでしょう。生活環境を変えることは良いことかもしれませんね。何度でもリセットできるのかも知れません。僕は会社を辞めるにあたり、東京を離れようと考えましたが妻の反対で駄目でしたね。本当は京都に住もうと思い住宅まで決めたのですが…。今はのんびりと自然豊かな山村で畑仕事をしながら暮らしたいと願っていますが…なかなかいい機会に恵まれませんね。
シャープが再び新安値とか…。あらら…昨日は一旦売りかな?と感じたJ・TECは買われていますね。まぁ、相場がスタートするのかもしれませんが…どうでしょうかね? 今、関心のあるのはソニーの株価ですね。内容から見れば明らかに割安でオリンパスへの出資に成功し、オリンパスの内視鏡などの微細化に貢献できるなら「社会の糧」になりますね。しかし株価はまだまだ長期の下落を続けるとも…考えています。
良い響きですね。「社会の糧」か…自分が生きていることで、社会貢献できるならどんなに幸せなことでしょう。やはりノーベル賞は爆弾テロと言う弊害も生んでいますが、良いものですね。原子力も同じようなものだと思っています。僕は核分裂だけでなく、核融合まで研究を続けて欲しかったな。無限のエネルギー開発なんて素晴らしいね。理論上、可能なのかどうかわかりませんが…株の事も書かないと駄目かな?
ソフトバンクですが、やはり下げてきましたね。基本的にチャート論でもそうですが…高値揉みあいを続け、抜け出るエネルギーは相当必要なもので、一度は下落しないと抜けないものです。何故、銀行株に拘るかと言えば、金融は実体経済力と同じ力を有しています。金融力と実体経済が合わさって、本当の発展に繋がるのですね。債券が買われるという事はエネルギーの充電を意味するのでしょう。つまり本格的な上昇相場はまだまだ訪れないという事ですね。しかし「財政の崖」などを何れ懸念する相場になりますが、心配はないのですね。人間ですからね。大きな不安に、現実に直面すれば回避行動をとるのですから…。故に相場はなかなか強くならないのでしょう。なるほど…J・TECが買われても不思議では環境なのでしょう。
2012年10月09日
10/09
かたる:山中さんの受賞が決まり良かったですね。多くの新聞は山中さんの受賞の感想を国民の税金から予算が執行され、そのおかげだと述べられたと日本国への感謝を採り上げていますが、カタルの評価は基礎研究からの表彰だという事ですね。この基礎研究が確立されたおかげで多くの成果が、これから生まれるという事ですね。人類への恩恵はこれからなので、ノーベル賞は早かったとも言えますが…非常に大きな貢献だからでしょう。更にもう一つ、彼は科学の進歩は速く、倫理面の整備が必要だと国に注文を付けていました。この点がカタルには科学者らしいな。きっと彼は近い将来、倫理面の問題が生じると考えているのでしょう。例えば、人間のクローンが創られると…どうなるのでしょう。そうして記憶も移植できるようになると…考えただけでSFの世界が一気にやってきますね。
今日のニュースはベネズエラで大統領選があり、チャベス大統領が4選を果たしました。これで2019年までの20年間も独裁政治がまた始まりますね。権力は腐ると言いますが…米国は2期しか大統領の座を維持できないようになっています。大統領選のテレビ討論ではロムニー氏が有利だという前評判で、支持率が再び拮抗してきたと言いますが、選挙資金集めではオバマが優位で、現状はやはり現職が2期目が実現する確率が高いのでしょう。しかしバンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOは、不動産関連ローンの処理に目途がついたと述べています。つまり住宅市況は改善の入り口に突入したのでしょう。QE3で資産価格の上昇が後押しされ、金融の力が戻ってきますね。2006年からわずか6年で、あの金融危機を克服できるのでしょうか? カタルの幻想に従えばオバマ有利の大統領選ですが、経済回復が本物ならロムニーが当選することになります。
何故、米国は強いのか?
一つは資源が豊富にあることです。エネルギーはシェールガスが発見され、いや開発能力が進んだのかな? だから原油価格は高止まりしているのでしょう。金融緩和はインフレを促進させ、技術進歩を促しますね。量的緩和により原油などの資源価格が上がり、そのおかげで新しい資源開発が進み、技術進歩が促進します。インフレが悪なのでしょうか?この視点は面白いですね。更に豊富な穀物があり食料が確保されています。何より米国はチャレンジする仕組みづくりが上手くできていますね。一度ぐらい失敗しても、前の成功者なら税金を7年遡って返してもらえます。日本では会社なら越年できますが、個人は駄目ですね。日本の制度は矛盾している部分が多いのです。更に、米国は自立を促しています。ロムニー氏がフードスタンプの受給者が増えており、この傾向に歯止めをかけようとの趣旨で発言をして失言を招きましたが、基本的に共和党は市場原理主義の傾向で、小さな政府を目指し努力する人が報われるような仕組みを目指しています。つまり自立が当たり前だという資本主義の精神です。カタルの娘が米国の大学に行ったために、担任教授のバーバラから学費は誰が出しているか?と聞かれ、結局、米国へ行かずに大学を辞めて就職しましたが、日本では親が出すのが当たり前ですが、米国は本人が払うのが基本的な精神なのですね。だから学費を溜めてから再び大学に戻り勉強する人も多いのでしょう。日本人はそんな人の割合は少ないのではないでしょうか? かたるは最近、色んな知識欲に目覚めていますね。この年になって面白いものです。このように個人が自覚を持ちチャレンジする仕組みは米国が上ですね。故に資源も食料も知識進化もあり米国の優位は続きます。だから株価も強いのでしょうね。
最近の株価で強いのは、インフレになって少し困っているインドですね。一時、政治の混迷で売られましたが、今は逆に規制改革で外資参入を歓迎しており、この外資の流入が株価を押し上げているようです。インド人は頭も良いですからね。カタルのマンションにもインドから働きに来ている人が住んでいます。おそらくITの技術者なのでしょう。奥さんは日本語をあまり理解していませんが…きっと英語なら話せるのでしょうね。山中教授が将来を心配し、注文を付けた倫理面での規制が、技術進歩の足かせにならなければいいのですが…。先日、スマートフォンからの家電操作の問題で、電波関係の規制があるらしく、たしかパナソニックだと思ったけれど…製品にクレームが経済産業省からつきましたね。法律が現実に追い付いていないのですね。技術進歩の足かせになっています。だから山中さんの発言は大きな意味を持ちますね。ある程度は規制などせず、実際にクローンの問題などが出てきたら…もう一度、考えたらどうでしょうかね? 基本的に自由に研究させるべきでしょう。まぁ、難しい問題です。その内、クローンを製造して、心臓がダメになれば心臓を、腎臓がダメになれば腎臓をと言う具合に、人間のパーツを変えて何年も長く生きられるようになるかもしれません。早い話が脳の記憶などの機能を移植できれば永遠に生きることが可能になりますね。考えただけでワクワクもしますし、恐ろしくも感じますね。
中国は無秩序に固定資本形成だけを増やして成長を続けてきました。住宅や紙、鉄鋼の過剰生産が指摘されていますが、情報のコントロールの大切さがわかりますね。日本と同じような失敗をしていますね。日本は未だに情報をコントロールする技術進歩が大きく遅れています。ITSなどの近未来技術の活用を促す総合的な管理能力が欠けているのでしょうね。丁度、飛行機の管制官のように、色んな情報を総合的に管理し計画を進める必要がありますね。よく縦割り行政の弊害が指摘されますが、その話をもう少し前にすすめ、都市計画に役立ててほしいものです。だから地方分権なのでしょうね。規模を小さくすれば実験も進むでしょう。スマート都市の実現は急務です。遠隔医療なども進み、僻地村でも遠隔地ロボット手術が可能な時代なのですね。
今日の相場は山中フィーバーが続き、遺伝子関連などの中小型株が一時的な上昇をしています。カタル銘柄のJ・TECもストップ高を付けましたが、一度、利食いをするのも手でしょう。また買えばいいのです。あるいは一部を売られ、下げたら買えるように保険を掛ける手法は良いですね。所詮、株などは上がる銘柄は決まっています。その株価動向をよく見極めて、買い場を探し、一度に買わずに何度かに分けて買う事ですね。あとは時間の概念も採り入れて売買すればいいのでしょう。ただ見極めは難しく、株価が上がり続けることもあります。このような時に、高値で売った価格より高い価格で買い直す勇気も必要になりますね。しかし大概、このような突飛高は長続きしないものです。
ここで債券投資を考えてみましょうか…先日、と言ってもかなり前ですが、イタリア国債が7%を超えたことがあります。調べてみたら昨年末から今年初めでしたね。あの時にカタルは日本国債を売って、イタリア国債を買えば良いと述べましたが…覚えていますかね? ちょうどその頃、野村のファンドマネージャーも首脳部に提案をしましたが、案を蹴られて会社を辞めましたね。スペインも同じなのかもしれませんね。スペインに気が向かないのはイタリアに比べ産業が見劣りするためです。しかし…イザベル1世の活躍をみると…あの強大なイスラム勢力をイベリア半島から追い出したわけで、やはりスペインも買えるのかな?と最近は考えています。金融危機混乱の主因はギリシャの「いかさま」とは違い、たかが住宅バブルですからね。歴史を見ると800年程度、イベリア半島をイスラム圏が支配していたのですね。キリスト教徒はレコンキスタ(国土回復運動)を成し遂げるわけで、国民性はやはりイザベルの血を受け継いでいるのでしょう。
つまり株にしても債券にしても投資の根底にある姿勢は…混乱はチャンスなのですね。問題は時期だけなのです。日本のような長期的な下落は非常に珍しいのです。通常は2年から3年程度で回復するものですね。企業業績もそうです。だから業績で買われたものは2年から3年かけて売り買いを考えればいいのでしょう。考えてみればカタルは500円台だったかな? 三菱UFJは割安だと思って買っていた時期がありましたね。もう力がなく100万株も集められず、せいぜい20万程度だったかな? あの当時、東電をたたき売り三菱UFJ銀行株に切り替えたのですね。もしあのアプローチをしなかったら、震災であのお客様は、財産の大半を失ったことになりますね。勿論、切り替えをしなかった人も大勢いますが…人間の運命は不思議なものですね。今は360円ですからね。僕は500円でも安いと感じていたのに…。
最近感じるのはケミコンなどの株価の推移をみると、パナソニックもソニーもそうですが…未だに下落を続けているという現実ですね。ソニーなどはとても買えた代物ではありませんね。いくらになるか全くわかりません。現在でも割安圏ですが…余程の努力をして業績が上向いても、株価が大きく上昇する期待がないですね。何故でしょうか? 続きを書きたいけれど、もう長くなってきましたので…今日はこの辺にしましょう。面白い話題でも…長いと互いに疲れます。最近の話は面白いでしょうかね?なかなか壁を乗り越えられないカタル君、最近はこのモヤモヤの正体が掴めそうな予感も、時々感じるのですが…もう直ぐ時間切れになっちゃいますね。ハハハ…。
2012年10月05日
10/05
かたる:何故、今頃、領土問題などが問題化されるのでしょう。
政府が買った価格は20億円、たった20億円でマツダの販売が大きく落ち込み、トヨタも販売不振で中国生産を半分にするとか…当然ですね。日本車に乗っているだけで殺されるような目に遭うのですから…常識的な考えで、中国人の行動はおかしいと文句を言っても始まりませんね。漁夫の利を得る現代自工か…。米国は、尖閣は日米同盟の範囲内だと明言したと言いますが…度々、領海侵犯をしているのですから、問題にされている海域で日米共同の軍事演習をすれば良いと過激な意見に流されます。ただ米国はこの状態は歓迎でしょうね。自国経済の影響は少なく中国の力を削げますからね。米国の画策に嵌っている日本政府のイメージですね。領土問題は元と円の直接取引の拡大を防ぐように元の国際化の力を弱め、やはり米国の策略じゃないのかな? 日米同盟など本当に実行されるのかどうか…あてになりませんね。仮に戦争に発展しても米国の利益になります。
韓国は政府予算で竹島の海外PRを大々的にはじめ、メディアへの広報活動を活発化させています。竹島へ、自衛隊のヘリコプターが領海侵犯を犯したと、韓国では騒いでいます。中国は韓国と共同戦線を張っているというし…。まぁ、僕も日本人だから強硬論に傾きますが…棚上げして30年後に再び話し合うとか…模索の道はいくらでもありそうに考えます。人間の感情は基本的に時間が解決します。故に時間を置くことですね。
90年代後半から2003年まで…公的資金投入で日本の銀行株が騒いだ時期がありましたが、スペインを始め、おそらく他の欧州金融株も同様の状態でしょう。考えてみれば分かります。イタリアだって国債は売られたわけですし、欧州のどの銀行もイタリアやスペインの国債を持っていますからね。この含み損だけでもかなりの金額でしょうし…当然、不良債権は膨らんでいる筈ですから、金融機能はドンドン劣化しています。しかし不思議ですね。何故、金融危機発祥の本家である米国は立ち直りつつあるのでしょう。GSEの処理を前倒しすると発表していますし、JPモルガンのケースを見れば問題化した処理を加速させているようにも見えますね。株価も金融危機発祥時に近い水準ですからね。問題の処理能力が違うと言うか…市場原理を守る国と言うか…。アイデンティティーの違いでしょう。問題は地価でしょうね。日本は21年連続の下げですよ。日銀は充分に緩和していると言いますが…土地の価格が21年も下落を続けるのは、どう考えても失政ですね。土地本位制で成長の原動力を得ていた日本国なのに…です。金融機能を無視した経済を模索しているようですが…どうも味のない相場はこの政策が影響しています。長期低迷社会を模索しているように感じますね。頼みの綱は世界的なインフレか…。
アップルの株価などを見れば分かりますが…米国は明らかに正常な動きですね。既にバブルの領域でしょうが…見方は二分されます。それにしてもサムソンのキャッチアップ能力はすごいですね。嘗ての日本企業ですね。昔の日本はサムソンのような立場でしたが…今じゃ、まるで話になりませんね。やはり21年も地価下落のように、長すぎる時間で縛る処理が正しかったのかどうか…。これじゃ蛇の生殺しですね。前原氏が竹中さんに続き9年半ぶりに日銀の金融政策決定会議に参加することで、昨日は買戻しが進んだようですね。昨日の値上がりは、この事に起因する買戻しが主軸のようですね。しかし日銀は動きませんね。所詮は責任をとれる人間が上に居ないから大胆な批判を恐れるような対処療法になる訳です。ただ例えば三菱UFJですが、この安値が359円だから、ここが一つのポイントになりますね。もし打診の買いを入れるとしたら、この近辺が一つの狙い目です。まぁ、どっちにしても350円台は岩盤圏でしょうが…。
ロムニー氏がテレビ討論で勝利したと伝わっていますが…劣勢は否めませんがひょっとすれば…とも考えています。僕はある先入観を持っていますね。オバマが大統領の選出されたのは難しい時期だからですね。金融危機の影響は続くのです。しかし仮に白人のロムニーが大統領に選ばれるなら、金融機能はもう直ぐ回復するのだろうと…見ているのです。歴史を見れば戦略的に情報を操るのはやはり白人の種族なのでしょう。何の根拠もありませんが漠然とそう考えています。
大勢を動かすには風が必要なんじゃないかな?
日本と言う国が大きく動く為には自民党政権の復活では駄目なのでしょう。維新の会がいったん断ったみんなの党に近寄り、再び、第三勢力を結成させ政権を担うような風が起こるとか…。民主党もいろんな経験を積み賢くなっている筈です。今のところは頂けませんね。野田政権は外交で汚点を残しています。米国のロボット化しているように見えますよ。折角のチャンスを悪手に変えていますね。
まぁ、なかなか躍動感は感じられませんが…QE3を受け期待が失望に変わり始めたのでしょうが、そんな事はありませんね。このQE3は確実に効くはずですね。だから米国の自動車販売も伸びるし、地価も回復するのでしょう。こう考えるとホンダは昨日大幅高しましたが、ターニングポイントの可能性もありますね。まぁ、年末にかけホンダを買って来年の春に売るとかとの「賭け」もある意味で成立しそうな発想ですね。直近の安値は2353円でしたね。量的金融緩和を採用した中央銀行の意図には敬意を表するべきでしょう。
2012年10月04日
10/04
かたる:何故、今日は高いのでしょう? 良く分かりませんね。日銀への期待から為替が円安に振れているとか…米国の景気指標がマズマズだとか…色んなことが言われているようですが、少し違和感を持ちます。でも確かに下値は岩盤で、ここ2、3日も述べているように三菱UFJの350円台やみずほの125円は下値近辺ですからね。要するに値ごろ感がある所に、為替などの動きから先物主導の動きなのでしょうが…。米国は自動車販売を見ても分かりますが順調に見えますからね。でも今日のような訳の分からない動きが一番歓迎です。要するに下値なのでしょう。市場にも「魂の叫び」があるのでしょう。
実は先程、NHKで冲仁さんの「旅のチカラ」と言う番組を見ており、フラメンコと言うのは歌い手とギターの両者の即興の掛け合いから、生まれているらしいのですね。知りませんでした。北インドから移民であるロム族がルーツらしいのですが、ジプシーをスペイン語ではヒターノと読むのだそうですが…歌い手のカンテと踊り手のバイレ、ギターの3要素からなる芸術らしいのです。だから歌い手は自分の人生観を即興の歌に込め、ギター奏者も自分の人生を語る掛け合いなのでしょうね。放浪の民族が苦労して生活をしており、その苦難の心の叫びがフラメンコと言う芸術になって行く。きっと苦難に満ちた人生観が背景にないとあの心を捉える歌が完成しないのでしょう。冲仁さんは日本人として初めてスペインの3大ギターコンクールで優勝したのだそうですが…なかなか歌との掛け合いが上手く行かずに…何人かの有名な歌い手を探し一緒に競演させてもらう番組でしたが、心の底からなかなか分かり得るものではないのでしょう。冲さんは37歳だそうですからね。訪ね歩く歌い手はどう見ても50歳以上ばかりで…。人生観が歌になるフラメンコか…。
最近は色んなことに刺激を受け、昨日のクローズアップ現代はMITメディアラボの所長に選ばれた伊藤さんの話しでした。彼の話はカオスの時代を生き延びるためには柔軟性が大切だという事らしいのですが、僕は柔軟性がなく失格ですね。何と言っても、この施設の存在が面白いのですね。MITのメディアラボとはマサチューセッツ工科大学のはみ出し者が集まった研究施設のようです。一体、誰が資金の援助をしているのでしょう。きっとこのような施設が米国にはたくさん存在し、発想の源になっているのでしょう。日本の大学はどうなのでしょう。資金源を文部省に頼っている日本と米国は寄付かな?資金源の違いでしょうか? 移民の国の米国はある意味で、理想を追って生きているイメージです。FRBの政策も常に前向きだし、自己理論の実験をしていますね。昨日発表された原子力委員会かな?逃げ道のある発表とは少し違いますね。正面からぶつかっているイメージです。日本人はどちらかと言えば、全てに対し真剣勝負ではないですね。仕事も遊びも…どこか中途半端なイメージがあります。
楽天の三木谷さんは、今度は何を買収するのでしょう。彼はいつも非常に良い買い物をしています。今回のイー・アクセスも実はソフトバンクの競争相手だったらしいですね。彼はいろんな面で運を味方につけているイメージです。僕は嫌いですが…何故なら、赤字の借金を抱えている会社を買収し、楽天本体の利益を隠しているからですね。そうやって税金を逃れているからですね。西武と同じ手法を用いています。いい加減に大きくなったのですから、正当な方法で経営をするべきですね。その点、ソフトバンクは好きですね。公共性があるから利益を出さなくては色んなことを言われるので、利益を計上し税金を払っている面もあるんでしょうが…若手を育てたり、何より、目一杯に金融力を利用して勝負している点が好感を持てます。ボーダーフォンの買収のための借金返済は、ようやく峠を越えて来たところですね。多少、余裕が出来たところでの再びの買収です。しかも繋がりにくいとされる欠点を補った良い選択ですね。実はカタル君の息子は、今回はソフトバンクからKDDIに乗り換えるのだそうです。理由は繋がりにくいから…という事だそうです。
最近の市場を見ていると外需は低調で内需関連が意外に強いようですね。建設などの株価は下がりませんね。多少の上下はありますが、既に底値圏の株価位置ですが、大相場に発展するためには、やはり金融の力が欠かせないのでしょう。僕のこの考え方は間違ってないと思います。金融株は弱く、だから当面、株価は大きなうねりを出せないのでしょう。しかし既に日本の金融機関は世界中で一番恵まれているのです。何故、経営者は踏み出さないのでしょうかね?三菱UFJの米国子会社のユニオンバンカルは現在全米で22位だそうです。時々、同業他社を買収して規模を拡大させていますね。アジアでも同様の手法を用いて発展させるべきだと考えていますが…どうなのでしょう。経済の基本は情報と金融力ですね。この二つをある程度、手に入れることが出来れば…支配力は無限に広がります。産業はルネサスを見てもシャープを見ても分かるように、所詮は金融力の世界の話しなのですね。
だから、どんなに馬鹿でもお金をかけ教育を施せば、ある程度の人物が出来ます。しかし独創性と言うか創造力は別の次元の話ですね。先ほど登場した伊藤さんですが、様々な職業を体験し放浪しており好奇心があり行動的だったから、現在の地位があるのでしょう。僕には好奇心は同レベルかと思いますが、行動力が大きく欠けているように感じていますね。社会で活躍している人を見るとみんな行動的ですね。いつまでもグズグズしていませんね。今日は株価は上がっており元気に見えますが、なかなか力強い大きな変化は未だに感じられません。ある日突然、金融株が全てストップ高するような劇的な変化が訪れるのでしょうか?やはり原点は金融株の動向が株価を大きく支配すると考えています。ただね。先日紹介したようなアコムのように、既に離陸し始めている株価もあり…探せばいくらでも長期上昇波動入りした銘柄はあるのでしょう。アコムは当面、買いだけでいいのでしょうね。武富士のかたき討ちだと思えば、こんな程度じゃ…とてもとても、かたき討ちになりませんもの。細かい売り買いなどしなくても良いのです。大勢観と言うのは2年や3年程度は流れが続くものですからね。きっとグリーも来年は大きく華が開くと考えています。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年10月03日
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かたる:僕もずいぶん日本人的な感覚になってきたのでしょうか?世界中のニュースを聞いても何故か悲観的に考えてしまいます。日経新聞の一面にはカローラの話が載っていました。何れトヨタの300万台死守も撤回されるでしょう。無策と批判される日本の金融政策ですが…世界一の債権大国なのですから、この経済的なユトリを使わずにどうするのでしょう。貿易赤字が膨らみ、財政赤字が膨らみ、何れバランスが崩れますね。消費税引き上げでそのスピードは緩みますが、10%では到底追いつきませんからね。社会負担が引き上がると当然日本を脱出する人も居るでしょうが、ファーストリテイリングの売り上げが1兆円を超えたとか…すごい規模ですね。しかし世界基準ではどうなのでしょう。今はインターネットがあり、このような疑問に簡単に答えてくれますね。H&Mが2009年度で世界一だそうで1兆2319億円だそうです。ZARAなどを有するインデックスが1兆1388億円、米国のギャップが1兆1159億円だそうで…ファーストリテイリングが4位ですからこの水準は世界で肩を並べるわけですね。ロンドンにもユニクロがメインストリートに出店されており少し割高な価格だったようです。しかしユニクロには既に昔の激安店のイメージはないのですね。
デフレ産業で大きく伸びたユニクロやニトリなどのイメージでしたが…こう考えるとニトリの世界展開は大きく遅れている様で、経営努力でいくらでも大きく伸びる素地があるのではないでしょうか?あとは経営者次第でしょう。ニトリは革命的な価格形態ですね。僕は大塚家具で一度、色んなものを買いましたがもしニトリを利用していれば、おそらく1/10は大げさかな?でも確実に1/5ぐらいには収まっていますね。僕がお金を使ったのは2003年から2004年かな?その頃のものは、そろそろ皆壊れてきました。あの当時50型のテレビは100万円でしたが…そろそろ画面に不具合が生じています。一度パネルを取り換えたのですが…最近の家電製品は製品の寿命が短くなっているのでしょうか?それともハズレの製品だったのでしょうか…。しまむらも頑張っているのですね。4000億円台の売り上げは世界でも7位に位置するようです。
ユニクロが激安店だと思っていた人間の感覚は間違いで既に世界的なアパレルメーカーになりましたが、ロンドンで大流行りのメーカーが確か「PRIMARK」という店です。パークストリートとオックスフォードストリートの角にあり、連日、長蛇の列だそうです。確かに安いのですね。東京と比べロンドンは寒く厚手のセーターを買ったのですがたしか20ポンドだったかな?3000円に満たないのですね。東京ではおそらく2倍の価格はするでしょう。ロンドンの激安アパレルをお求めなら、一度、行ってみると良いでしょう。まぁ、この価格だから縫製はいい加減なものですが…そこそこの製品です。
当初、割高と言われていたようですがソフトバンクのイー・アクセスの買収の話ですが、僕は孫さんらしい決断だと思いますね。借金の返済が峠を越え資金繰りにユトリが出てきたこと…更に設備投資負担が増える事を考え、何と言っても電波の割り当てが増えますからね。いずれKDDIも買収の対象になるでしょう。ただ携帯会社は儲け過ぎです。だれもまだこの事を言いませんが、いずれ社会問題とされるでしょう。LTEなどの投資が一服すると利益の問題が問われるでしょうね。公共性があるという事はあまり儲けてはならないのです。適正利潤を確保しても良いのですが利益の増大を評価しませんね。だから株価面では売り場でしょうね。僕はそう考えています。ソフトバンクの株価波動をよく見れば分かりますが、この株も何度も売り買いが出来ますね。その度にお金を大きく膨らませますね。おそらく誰かがこの波動を利用している可能性があるのではないでしょうか?
考えてみればお金儲けは簡単なことですね。時間軸をずらせば良いのです。ところがこの時間軸と言うものが貧乏人には大変な課題なのですね。三菱UFJにしても350円台はやはり下値でしょうね。あと下があっても僅かなものでしょう。何度でも利用できますね。素質のある株は限られますが、業績が伸びる会社は大体わかりますね。問題は株価の読みですが、現在は市場の参加者が少なく相場が跳ねません。短期筋のプロしか参加しておらず、政策も愚策が多いので大きな変化が望めませんね。大概は跳ねれば売り場になります。だから空売りの方が儲かりやすい環境です。しかし中央銀行が量的緩和を実施しており通貨の不安定な国から叩かれます。QE3の影響は、早速、イラン経済に現れてきたようですね。ある意味でQE3は国家戦略ですね。戦略的な米国にはなかなか勝てませんね。
僕は尖閣問題の背景を一般の新聞やテレビ程度しか知りませんが、何故、前原氏が容認したのか?おそらく背景があるのでしょう。しかし前原氏本人がこの段階まで読んでいたかどうかは定かではありません。竹中平蔵のUFJ騒動も後で知れば国家戦略だったとの見方も出来ます。一部の報道では彼は年末年始に移住するそうで、明らかに1月1日現在に課税されるシステムを悪用しているという指摘もあります。本当かな?と僕は思うのですが…娘が2月に結婚しロンドンに行きましたが、今年、住民税を請求されています。もし昨年末なら、この住民税は払わなくて良かったのです。およそ年間で20万円ほどなのですが…。如何でしょう。このような知識を知らない人は大勢いると思います。もし知識があれば…それを利用する人も出て来るでしょうね。僕は未だに住民税を分割納税しています。いったいこんな貧困生活をしているのに…いくら税金を払っているのでしょう。1億以上は納めているのは確実でしょう。もし米国なら…過去に納税した分を遡って請求できるのですね。たしか大きな損失を抱えた場合、7年前まで税金を請求できるのですね。日本では駄目なのですね。仕組みが違うので敗者復活戦はありません。米国は一度、敗れても敗者復活できる仕組みがたくさんあります。ところが日本は死者に鞭打つように納税義務が課されています。
如何ですか?IRNETを見ていると、たまには情報の価値を役立ててくださいね。別に株の話ではなくてもいいわけですね。山本周五郎の「ながい坂」を読みましたか?あれは良い作品ですね。できれば「樅の木は残った」と「虚空遍歴」を読んでから「ながい坂」をお奨めしますが、別に連作でもないし…「ながい坂」だけでも構いません。彼は浦安に住んでいた時期があるのですね。「青べか」はその頃の生活模様が書かれており、古き日本村の様相が描かれています。あのようにのんびりしたものなのですね。今では浦安はディズニーランドが出来たり、高級住宅地として開拓されたりしていますが…昔は長閑なものですね。
相変わらず、高人気のSNSゲーム関連ですが、次のターゲットは四半期発表の少し前でしょね。いつかな? 調べてみれば簡単に分かります。今から宣言しておきますが、大きく株価波動が変わる可能性がありますね。こんなことは常識です。僕は、三菱UFJは安いとしていますが、まだ下げ波動なのですよ。でも下値は知れているので、もう直ぐ横ばいになるでしょが…そうするとまたチャンスが来ますね。別に売りそびれても構いません。何れ大きく上がりますね。要するに時間軸を何処に設定するかの問題なのですね。ソフトバンクはイー・アクセスを買収したので、暫くは資金的にユトリがありませんが、1年か2年すればまた大きくユトリが生まれますね。あの会社はすごいですね。金融機能をフル活用しています。つまり財務レバレッジを極限まで利用して経営をしているのですね。ところが多くのベンチャー企業は財務面の専門家が居ないのでしょう。非効率な経営をしています。一度、金融工学を良く知っているコンサルタントに相談すべきですね。特にROEが高いのに無借金の会社などは、折角、上場したのですから知名度を生かすべきですね。上場メリットとは何かを考える必要があります。
今の関心は前原さんが国家戦略でどのような方向性を発揮されるか?見ものですね。僕は期待しているから失敗を酷評しています。そう言えば蓮舫さんはどうしたのでしょう。彼女のキャラにも期待しているのですが…折角の器を育て利用しない手はありませんね。次期選挙は自民党政権でしょうが…どうも頂けませんね。時代の流れかな? 韓国との通貨スワップ協定を打ち切るらしいですね。イランが通貨インフレで、背景にモサドの策略もあるのでしょうか? これらは重要なパーツですね。勿論、日経新聞の棚卸資産の増大、資産の回転率の問題もある意味を持っています。アイフォーン5の対応でしょうが…この辺りにもお金の匂いがします。ロイドは棚卸補償保険を創ると良いね。きっと需要はあるでしょうね。やはり金融はアイディアの世界ですね。みずほもまた125円の位置ですね。色んな思惑が考えられます。頑張ってくださいね。
2012年10月02日
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かたる:また僅かな値動きの期間に突入し、次は米国の大統領選が終わり、「財政の崖」が話題になる頃なのでしょう。欧州は、ギリシャは相変わらずですが、スペインのストレステストが終わり一段落ですが、この余波がフランス辺りまで波及するかどうか…ドイツも陰りが見え始めているようですね。FRBがQE3を実施できるのは、シェールガスのおかげでしょう。エネルギーの輸入を減らせますね。日本の天然ガスは18ドルで、相場は12ドル前後、シェールガスは6ドルぐらいなのでしょう。もっと安いかな? 圧倒的に価格競争力が強いのですね。日本の場合は明確な国家目標がありません。場当たり式の産業政策で技術進歩も遅れ気味、原発ゼロなどと言う間違った政策目標を選挙目当てで発動したために、天然ガスの価格交渉でも足元を見られていると言います。故に割高な燃料の購入になり電力料金の値上げは続きます。一番期待できるのは米国ですね。しかしまだまだ金融機関は痛んでいます。ベア・スターンズを買収したJPモルガン相手に訴訟が起こっていますね。これじゃ、リーマンを買収した野村も、まだまだ戦線恐怖の段階ですね。
市場原理の世界では開拓者だけが先行利益を享受でき、二番手三番手はリスクが大きいのでしょうか?そんなイメージです。バーナンキの実験は続きますが、相変わらずインフレ圧力が高いですね。選択肢はないのでしょう。きっと日本のようになるのか?それとも…インフレを取るかです。尖閣問題がクローズアップされたのは、前原氏が許可した中国漁船拿捕からですが…この領土問題はある意味で米国にとってプラスです。中国はその罠に嵌っている可能性がありますね。もともと沖縄も敗戦後、米国は台湾に帰属させようと働き掛けたことがあるとか…台湾は断り、ソ連は千島を貰ったのだそうですね。米国のバランス外交と言うか…戦略的な仕掛けがあるのでしょう。今回の前原さんの行動も米国の仕掛けの一環かも知れませんね。その米国では、どうもロムニー氏の失言が多く、オバマ政権が続く様相です。つまりこの金融危機の対応はまだ峠を越えてないのかもしれません。中央銀行の協調姿勢は自然の流れでグローバル化に対応していますね。だから経済的に価値が高い資産は値上がりするのでしょう。ここで経済的に価値が高いとは…どんな評価なのか、一度、考えてみる必要があります。
さわりですが…日本国民はある意味で従順ですから安全では勝りますが、経済政策などが悪く少子高齢化が進むので税金などのリスクが高まりますね。欧州は劣化した南欧の負担が続きますから、やはり論外かな?やはり米国は有望に見えますね。何と言ってもシェールガスに穀物の輸出国ですからね。その点、ロシアと言う選択肢も可能性がありそうです。日産や三菱はロシアに進出していましたね。新安値を付ける日産自動車もPERは割安な領域になってきましたね。665円と言えば…一株利益が82円とすればPER8.1倍ですね。どの株も割安の水準だと思うのは、カタル君の潜在認識が時代に合わなくなっているのでしょう。カタル君の潜在的な認識は、BPSつまり一株純資産に、EPS一株利益の10倍を足したものが基準になっています。例えば日産自動車なら一株利益が82円で、純資産が737円なら、820+737円=1557円ですね。通常の経済状態ならこの程度の株価が常識的な数字だと考えています。
それでは何故、TOBされないのでしょう。現在が金融氷河時代だからですね。折角、開発された金融デリバティブ機能も信用規制の中では輝きが失われています。故に経済活動が鈍り失業者が溢れます。しかし日本の失われた時代もそうですが、今の時代の流れは、99%デモもそうですが、間違った清貧思想に向かっていると思っています。今でも竹中平蔵を悪者に思っている人達が大勢います。確かに彼らの行動により、UFJが消えたので…三菱のカラーから考えれば、UFJの残党は冷や飯を食わされ続け、人生の悲哀を味わっていることでしょう。あの当時、幹事長までやった北海道出身の武部勤さんは次期選挙にも出ないんだそうですね。71歳の年齢もあるでしょうが、日本村社会の本質を改めて考えさせられます。
社会に、時代に沿うかどうか…と言う基本的な考え方は生きるうえで、非常に重要なのでしょう。カタルは下げ続ける株式相場に向かい、孤軍奮闘と言うか、馬鹿の一つ覚えで買いばかり言っていましたが…これほどの時間が掛かるとは考えもしなかったのです。何度もチャンスはありました。しかし日銀総裁の対応は、いつも後手ばかりで、しかも規模も小さかったですね。消費税の引き上げが決まったので、今度は対応を変えるかと思いましたが、やはり10兆円程度のモーションでしたね。市場原理主義者にとってみれば、最後の頼みはバーナンキですね。今、行われている実験の成果は来年になります。年末の「財政の崖」と言う壁を処理してからの話になるのでしょう。
野田政権の領土問題に対する姿勢を見ていると、こりゃ、駄目だな。と考えますね。尖閣の国有化に絡み中国との密約があるかと考えましたが、無かったのですね。おそらく米国に唆されているのでしょう。だって東京都知事があのような態度に出るのだから、国有化して問題の鎮静化を図るべきですね。しかし中国当局への根回しもないまま、実効支配的な行為を取ったものだから…共産党内部の過激派を抑える術はなくなるでしょう。中国はついこの間まで文革をしていた国ですよ。過激な内部闘争がある国で、日本国の利益を押し付けられる道理がありませんね。たった20億か30億、あるいは周辺の資源開発権も含めせいぜい数千億円にも満たない金額でしょう。ところが今期の損失は明らかに1000億円単位で出てきますね。ハニーズなどは有望な銘柄でしたが、空売り銘柄に変わりましたね。エコカーの駆け込み需要がない日本の経済需要を見ると、消費税引き上げの駆け込み需要が期待される住宅関連もどうか?疑問にもかんじますが、東栄住宅などはチャートの形も良く期待される銘柄の一つです。
2012年10月01日
10/01
かたる:かたるがメインテーマのしている「市場原理主義と日本村社会の構造」が揶揄されている記事がWSJに「オリンパスとソニーの提携、日本企業文化のしぶとさ示す」として掲載されています。ここでは「オリンパスは多くの外国人投資家が要求した大胆な改革を実行する代わりに、株主も兼ねる主力取引銀行の支援や日本の業界のパートナーからの支援を受けるという、旧来の日本方式でこのスキャンダルをほぼ乗り切った。」とされ、更にシャープやルネサスの話を日本的な解決として用いていました。市場原理の中では、まずは企業文化の大きな変化が要求され、大幅なコスト削減などの合理化が求められ無駄な部分を削ります。そうして競争力の強い利益率の高い分野に経営資源を集中させ特化して行きますね。総資産経営のROAから自己資本利益率を高めるROE主体の考え方へ傾斜しないと市場では評価されません。
具体的に考えると、ドコモがSNS型ゲームに参入すると言いますが…果たして飽和市場の社会性の問題が指摘されている業界に、これから参入して独創的なゲームが創れるのでしょか? 既にSNSゲームも芸術作品のような水準にレベルが上がりつつあるのでしょう。任天堂はあれだけの財務的なユトリがあるのに、次々にヒット作を生み出せませんでしたね。いくら資本力があってもファイナルファンタジーのような独創的な作品の二番煎じのドラクエなどしか開発できないでしょう。ゲームもある意味で芸術作品と同じで独創的なものを単なる真似で次々に生める道理がありません。おそらくグリーのカードゲームは色んな仕掛けがあり、多くの人を魅了しているのでしょう。
こう考えると、無駄な経営資源を使うことになりますね。売り上げを伸ばすために利益率の低い投資を行う可能性が高いですね。自前で一からSNSゲーム市場を開拓したならともかく…ゲームはある意味でソフト産業ですから、サムソンのようにハード開発をするような発想は間違っていると思います。それとも携帯ゲームは、それほどまだ幼稚な知識レベルの水準なのでしょうか?任天堂が初期に開発したドンキーコングなどは確かに幼稚な水準のソフトでした。しかし…既に黎明期は脱しているのでしょう。日本企業の多くはこのような無駄な投資をします。嘗ての日立がいい例ですね。未だに総資産経営に拘っていますね。企業トップの意識改革が出来ていないから、いつまでも低い株価水準で世界競争に敗退するのですね。一概にWSJの指摘が正しいとは思いませんが、一理あることが事実です。
今日は盛りだくさんですね。日経新聞の16面の景気指標を見てもらうと分かります。昨日かな?ケインジアンとマネタリストの話に少し触れましたが、テーラーからエバンスだそうですね。私も知らなかったから、この解説は自分で読まれた方が良いでしょうね。要するに日銀は2005年から何もしていないという日銀批判ですね。ベースマネーを増やすならFRBのように大胆に行動しないとなりません。FRBは総資産を2倍、3倍に増やしているが、日銀は2005年当時の149兆円だと述べています。ただし、この記事の確認はしていません。裏を取らないと、新聞にも時々、誤報と言うかマジックがありますからね。兎も角、テーラーからエバンスと効果がないなら、効果が出るように追求する米国と、自分達は精一杯の仕事をしていると、成果が出てないのに自己弁護する日本の違いを表現していますね。先ほどのROAとROEの世界の話と一緒です。要するに市場原理主義と日本村論理の話ですね。
さて相場を解説してもあまり意味がないので、最近は銘柄の上下の背景を解説するよりこのようなマクロ的な考え方の背景を探っていますが…皆さんには難しいのでしょうか?面白くなければ方向性を変えることも出来ます。メールをくださいね。さて一昨日と昨日に放送された周恩来首相の側近が語る歴史模様は、素晴らしいドキメンタリーでした。良い出来です。流石、資金力が豊富にあるNHKの作品です。政治家は是非、あの番組を見るべきでしょう。少なくとも中国を知るうえで、ユンチアンの「ワイルド・スワン」を読んだりして勉強せねばなりませんね。驚くのは日中国交回復に向け、周恩来首相がこれまでは夜中から朝方まで仕事をして、明け方に眠り午前11時頃起きて再び仕事をするという生活習慣を、田中角栄の朝型の生活習慣を知って、自分も田中角栄に合わせて生活習慣を朝型に変えて日本国首相を迎えたという証言ですね。ここまで気配りをする人間がいるなんて凄いことですね。更に4人組との戦いでは周恩来が死んだことで民衆の空気が変わり、毛沢東がなくなると一気に改革が進むという歴史的な事実があり、やはり大きな時代の流れは自然と時間が流れないと駄目なのですね。
今は、市場原理主義はなかなか日本村論理に阻まれ浸透しません。2006年からの挫折の人生を顧みると時代の流れと言うものがあるのでしょうね。今日の市場も下げ相場が続いていますが、下値は黄金の岩盤です。心配はいりませんね。何度でもやれますね。また買い場になってきました。グリーについては先ほど少し触れましたね。変化と言うか、同じ金融でもアコムなどはかなり強い波動を鮮明にしていますね。三菱UFJと比べると分かります。だんだんこのような動きが広がるのでしょう。
さて能力が疑われる民主党の前原氏、彼が担当だった時期に中国漁船拿捕が行われました。確かに彼の行動はあの映像を見れば正しいですよ。領土問題を抜きにしても明らかにモラルに違反していますからね。しかし彼はこのような事態になることを考えていたのでしょうか? 国家間の筋書きを描く外交は用意周到に運ばないとなりませんね。例え米国と密約があったとしても、その約束は反故にされる可能性もあるのです。その場合の対策まで練って事に当たらねばなりません。更に周恩来は、外交は相手の立場もあり、逃げ道を用意してあげないと成立しないとも証言されていましたね。あの通りでしょう。中国国内にもさまざまな意見があるのでしょう。今回の組閣は田中慶秋(74)などと言う人もしがらみ上、入っているようですが若い人が多いですね。前原さんは50歳なんですね。彼は八ッ場ダムでも汚点を残し今度は国家戦略か…。手痛い損失を貴重な経験に変えて、頑張ってもらいたいものです。外務大臣は48歳の玄葉さんか…国連での応酬をみると大丈夫なのだろうか? 兎も角、頑張って欲しいものです。
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