今日の市況(2013年01月15日)
かたる:みんなが考え絞られた人気株には、株価が上がる何かしらの背景があります。景気の循環サイクルにもそれぞれの理由があります。通常、景気が悪化すると基本的に金融政策(金利の上下などの通貨量のコントロール)や財政政策(公共事業投資や減税など)の処置が実行されます。こうして需要を喚起し正しい景気循環を促すわけです。需要が増えれば設備投資が起り、新しい需要が生まれ人材不足に陥りますから人件費が上がり、人々は可処分所得が増えますから消費も増え、消費が増えると更なる好循環が生まれますね。こうして景気循環の成長シナリオの輪が広がり、次々に拡大投資が続いていきます。人間は基本的に「あすなろ」なのです。明日は檜をめざし頑張る訳ですね。
さて日本の場合はこの循環の輪からはみ出したのですね。過剰投資と言う現象です。1980年代に入ると貨幣乗数効果は10倍を大きく超え12倍台に入ります。どうもこの辺りから過剰投資がスタートしたようですね。そうして、とうとう日米摩擦の段階からプラザ合意に発展します。ここで強くなった円を利用して発想を変えるべきでしたが、輸出による需要増のマジックを捨てきることが出来ずに、円高訂正と言う無駄な抵抗をして日本はバブル経済に発展しました。あの時に貸し出し競争を厳しく取り締まれば良かったものを…馬鹿な指導者が見過ごしたのです。その後、この輸出構造が支える構造改革が迫られ、鎖国制度の内外価格差が崩壊する現象が、ユニクロなどの企業が誕生した背景ですね。ニトリはどうなのでしょうね。まだ国内に拘るのでしょうか?ファーストリテイリングだけが国際展開を実現できる企業基準なのでしょうかね。
さて今日は1月15日です。昔から「節分天井、彼岸底」と言う言葉が用いられています。先駆したシャープやアイフルは一服を入れ、野村証券も目標値の500円台に乗り一旦休憩しています。マツダはまだ上昇を続けている様子ですね。100円割れのスタートですから安値から株価は2倍以上になったわけですね。多くの人気株は大体同じような形ですね。プロは常にスピードを重視します。なるべく、ディーリングが行われる対象の人気株を先回りして選択しようとしますね。2倍、2倍、2倍と繰り返せば、あっという間に大金持ちになりますからね。かたるは銘柄を入れ替え始めています。どうしてかと言えば、先駆した銘柄が明らかに休みの状態に入ったと思っているからです。下がると考えているわけではないですよ。あくまでの時間調整が必要だと考えているだけの話です。人気株の2倍の水準に比較すると、買われているように感じる邦銀の株価はそれほど上がっていませんね。三菱UFJは350円程度だったのですが現在は486円ですね。だから38%の上昇ですか…。みずほは、此方も36%程度の段階ですね。しかし大型株なので良く騰がっている方でしょう。
最近、異色の流れでは、カタル銘柄のDENAが元気になっています。グリーと比較して自社株買いやコムの未来成長期待が、株価を押し上げているのでしょう。コンプガチャの影響も軽微のようで海外などの新展開も望めますからね。コムのライバル、LINEの利用者数は1億人が目前で、昨年末現在で9000万人だそうです。一方、2位のヤフーとカカオジャパンが運営しているカカクトークは7000万人だとか…。残念ながら、新興のコムは500万人の利用者だと報道されています。上位2社はいずれも韓国企業です。「スカイプ」のスマフォ版ですね。グリーもそうですが、パソコンや日常生活で流行ったものを携帯端末版に切り替える事が成功に繋がっています。最近の謎を披露する日も近くなってきました。もう直ぐ、この背景を語る時期が来るのでしょう。明らかにDENAには新規のグループが参戦している動きですね。この株は今回の上昇相場では流れに合ってなく、独自の展開で株価が1392円から回復してきて、本日は3300円台に入って来ました。もともとカタルは1万円目標を掲げていた株です。前回は4330円で失速しました。
実は売ったのですが、三井住友建設も謎を秘めています。僕には、この株が上がる背景が良く分からないのです。おそらく今週は株価が飛ぶ可能性があり悩みましたが…大半を既に売りました。もしこの株がこの水準を抜けると、チャート的な節目がなくなり一気に大きく株価は水準訂正し300円台に向け更なる人気株に育つ可能性もあります。しかし僕はディーラーマンでもないですからね。代わりにある株を選択し打診買いを入れました。2倍、2倍、2倍の高速回転を目指すには、このような株を探し続ける必要性があります。勿論、先日、買い増したグリーも候補銘柄の一つなのですが、他にイニシャルだけ提示すると、今日打診買いしたYや、注目しているSやJなど様々な銘柄があります。いずれ必ず騰がるのですが…常にスピード感が問われる訳ですね。何処で買われるのか?そんな事が分かれば、今頃、ノーベルを超える財団を設立できており、苦労はしませんね。実験の為に僅かな株を残した三井住友建設は、最後の飛びに入るのかな?トホホ…。まぁ、切り替えたみずほも堅調ですし、良しとするかな?
でも僕は、間もなく全体が上がる相場が、一旦休みに入ると考えている訳です。だから銘柄を入れ替えている訳ですね。野村証券を考えれば分かります。この株を更に買い上がる勢力が出て来るのかどうか?ここで一服して背景を探る必要があるかもしれませんね。次に上がる時は、シャープの場合は決算発表時が注目されますね。大幅な赤字を発表しているときに株価が急騰して来ると、素人は空売りをしますからね。野村は収益の回復度合いが決め手になります。10-12月期のサプライズはなく1―3月期の発表が注目されます。やはりこの株も3月決算が発表される5月上旬が、次のスタート時点として注目されますね。だいたい、こんなイメージです。カタルが考えている休みの時間の意味ですね。つまり、およそ4か月弱の休養期間に活躍する株は、今まで上がってない株からの選択になると考えている訳です。
あらら…DENAは株価が飛んでいますね。何か出たのかな? まぁ、良いでしょう。マツダも相変わらず人気が持続していますね。僕には今までの人気株はいずれも休みが必要だと考えていますが…DENAは波動が違いますよ。これは続くのでしょう。おそらく新高値ですね。僕はグリーも順番が来ていると考えていることは、以前も述べていますね。DENAが良いのか、グリーを選択するべきなのか?この謎を、もう披露すべきかな? なんでもタイミングが重要なのですね。結果は同じことでも…、プレゼンをするタイミングは非常に重要です。勿論、プロポーズもそうです。盛り上がったら一気に行くべきでしょう。色んな障害は、後で考えれば、笑い話になることがよくあります。
さて今日の重要なキーワードは、人気と言うのは、飽きるものなのです。皆が気付かない時がワクワクするのですね。そうして密かに秘めた思いが、皆に認められる時が、一番、高揚感の高まる瞬間です。DENAの株価が見直され、嘗て人気の高かったグリーは完全に敗者になっている謎は、解明されるのでしょうか? 株価が上がる理由は皆が納得するものでないとなりません。昨日も触れましたが、見せかけの信用創造は弊害が必ず生まれます。バブル期を見れば分かります。既に香港の新聞ではアベノミックス批判と言うか、懸念が語られ始めています。このような兆候は想像されていたことですが…公のメディアで取り上げられているという所が、重要なのですね。だから必ず相場には、このような懸念を払拭する必要があるのです。幸いなことに米国系ではなく中国の話ですが…、しかしこの作業は欠かせませんね。
投稿者 kataru : 2013年01月15日 11:21