今日の市況(2013年01月17日)
かたる:いやはや…びっくりしましたね。僕がイニシャルで書いた銘柄の一つが、いきなり書いた翌日にストップ高とは…。お金があれば買っていましたがディーリングをしているわけではないし…。何度か、この銘柄もIRNETで過去において取り上げています。要するに適度に休んでおり、業績の変化率が見込まれる可能性がある訳で、故に、人気になりやすいのですが…。この数字が曲者で、サニックスは札付きの悪、故に仕手筋に狙われやすいのでしょう。もしこの決算予想が事実なら株価はまだまだ騰がる可能性が高いのです。理由は一昨年かな? 菅直人が退任する折に決めた自然エネルギー発電?(太陽光発電)の買い取りの法案にあります。だから四季報の業績予想数字が正しいのかも知れません。
重要なことは株価が休んでいることですね。だからカタルの候補銘柄に選ばれていました。充分な休養と業績の見通しが立つ事。決して、結果論で文章を作っているわけではなく、前日に友達の証券マンからも電話をもらいイニシャルの銘柄を教えてほしいという事なので、理由などを述べて教えてありますから彼が証人です。Yを買ったのも理由がありますが業績の数字が今一、Jは二つの掛け言葉、一つはバイオ関連のJと、もう一つはYに関係あるJですね。こちらのJはパナソニックも関係しています。でも、こんなことは結果論で、事前に予想しており、株がストップ高したから悔しいのですが、所詮、買ってなければ意味がありません。証券マンとは違いますからね。やはり株価が上がるタイミングはなかなか見えないという事です。
しかし…意外に相場は脆いですね。
円安のペースが速かったために、利食いのタイミングを計っているときに、丁度、甘利発言が伝わり為替相場が動き、株にも影響を与えました。しかし10円に対し1円ですからね。その割に脆い株式市場のイメージでした。追加で幹事長の発言もあったようですが…日本の政治家も市場経済に慣れないとなりません。しかし昨日のように、当たり前の動きで大きく下げる光景を見て、まだサニックスが賑わったので、相場は持っていますが…。少し僕のイメージより、市場は弱いのかも知れません。サニックスが市場資金を吸収できるような器ではない筈ですが、この銘柄が選択されたことが、若干の気掛かりでもあります。
しかし売りではない筈です。もう少し骨のある筋が、打診を入れていると思っています。それならば、物色される銘柄が同じ仕手系の材料株でもサニックスより、もう少し大型企業の筈ですね。この辺の動きがアベノミクスの副作用を連想させるようになりますね。仮に簡単にみずほが150円台に再び戻るようだと、相場観の修正が余儀なくされますね。僕はもう少し強いと思っているので、流動性のあるグリーの選択が正しいと考えています。事実、サイバーエージェント、Dガレージなども株価は戻り歩調ですね。この流れの中から選択されるのが、休養十分で業績のサプライズが予想されるグリーと考えていたわけです。しかし市場はサニックスの選択でした。本当はYが一番なのですね。でも市場参加者は素人集団で、どうしても目先の業績に惑わされるようです。株価が上がるのは、シャープのような大赤字から、劇的に変化する業績の変化率なのです。赤字から黒字化の時に大きな相場になります。その変化が急伸するほどいいのです。何故、シャープは、この時期に工場を売ったのか? 財務マジックの可能性が高いですね。まぁ、この話しは又にしましょう。僕はシャープを高く評価していますが、相場は休みの段階だと考えているからです。むしろグリーに順番が来ていると考えています。
さて昨日の続きですね。カタルの謎は業績推移の違いです。下の四季報の業績予想数字を見て下さい。同じ業務内容で何故、グリーが減益でDENAは増益なのでしょう。コンプガチャの影響度がグリーの方が高かったのでしょうね。加えて資金管理に違いがあるのでしょう。グリーは子供ですね。MBAを有する経営者の考え方より、仕事に没頭し邁進しているイメージです。故にポカが多いですね。訴訟からアナウンスメントまで広報の管理も不十分のようです。決算期がずれている為に単純に比較できませんが、DENAの2011年3月期の売り上げの伸びは6462億円、一方、グリーは9405億円です。その後、DENAは3300億円と伸びで、グリーの四季報予想の伸びは3176億円です。この事から分かることは、グリーが携帯ゲームでは一番だという事です。
それにも拘らず、DENAの今期最終利益の伸びは751億円ですがグリーは146億円の減額になっています。この予想が株価に現れ、DENAは6月に1392円から反発して3000円台に突入し、一方、グリーは2840円から1400円台と下げたままの評価に繋がっています。背景には「コム」の存在もあるのでしょうし、音楽配信分野への展開もあるのでしょう。ここで疑問が生まれますね。これほど評価が違うのは同じ収益源なのに明らかにおかしいと考えています。更に新規分野は軌道に乗るまでお金がかかり、利益は生まずに経費が先に計上されます。加えていくら成長分野とは言え、LINEやカカクトークに続き、3番手のコムが利益を計上できるのでしょうか? 現状は9000万人、7000万人に対し、コムはまだ500万人と…時間にして1年半程度の遅れを挽回できるのでしょうかね? おそらく利益が出る前に、相当な経費の計上が求められると考えるのが普通ですね。DENAの四季報予想の裏付けは、乏しいのかな?とも考えられます。
しかし、もし正しいとすれば…。この背景が実現されるためには、大きく海外部門が伸びる可能性が考えられますね。グリーの田中さんは、訴訟の経緯からみてDENAへ相当なライバル心を抱いているようです。彼の心情の推察から、絶対に携帯ゲームで首位を守るために、海外展開に相当なエネルギーを費やしている可能性が高いと考えられます。故に今期予想の売り上げの伸びが、DENAと同程度の予想なのに最終利益が減るのは、経費を相当、海外につぎ込んでいるためでしょう。グリーの会員数は日本が15%で、海外が85%だと発表されています。それにも拘らず、実際の売り上げの90%以上は日本で上げられたものなのでしょう。この整備に取り組んでいる成果はニュース・リリースから見て、間もなく出て来るものと予想している訳です。だから市場の評価は間違っていると考えている訳ですね。この修正は決算期が近づくたびに、数字が見えるようになれば、誰かが必ず仕掛けますね。
グリーの市場の人気度は折り紙つきです。だから僕は昨年からグリーも選択肢に加え買っていたわけですね。大切なことは株価が下値圏に位置しているという事です。マツダやシャープ、アイフル、野村証券、三井住友建設などの人気株は高値圏に位置しています。だから全体が休み調整が始まれば、背景のある材料株は、必ず買われるはずです。実はサニックスもその候補銘柄だったのですね。全体が買われているのに、休んでいましたね。株価位置が安いことが最大の買い材料でもあります。その代り、いつ騰がるのか?分からないのですね。シャープのように正しいタイミングで選択される場合もあるし、いくら業績伸びが良くても、なかなか見直されない場合もあります。
むかし、鬼ゴムを薦めたことがありますね。明らかに割安で大きく業績が伸びているのに、なかなか選択されませんでした。市場人気とは不思議なものです。グリーの人気度は大衆から支持されており、一度、人気化すれば必ず市場のスター株的な存在になりますね。問題は業績数字です。しかしこの数か月間、市場は大きく水準訂正したのです。それにも拘らず、相場が閑散な昨年と同程度の評価は何処が歪んでいます。最低でも3割程度は上がっても良い筈ですね。海外展開の読みが見えるようになると一気に新高値を目指す筈です。DENAはその様な背景があるから買われている筈ですね。何故、グリーはDENAに追随しないのでしょう。この点が謎なのですね。だから市場は間違っており、適正株価と現実のギャップは開いていますから、全体が休む時にグリーは大きく株価を水準訂正すると考えている訳ですね。しかし全体も下がらない筈ですね。米国金融も動いており、選択は間違っていません。
投稿者 kataru : 2013年01月17日 12:11