今日の市況(2013年01月24日)
かたる:16日に270円近く日経平均株価は下がり嫌な感触を持ったものです。そうして2日後の18日、今度は300円近い上げを演じ、ホッとしたのですね。しかし通常はこのような高値圏での大きな上下は、強弱感を表すサインです。かたるは売りのサインを出来高面から解説しています。つまり下がると考えていました。しかし大きく下がるとも考えても居ませんが…、次の目安は先駆した銘柄の動向でしょう。先駆した銘柄?
シャープやアイフルなどの仕手系の銘柄ではなく、本筋のラインですね。野村証券がその指標銘柄になるのでしょう。一見すると野村証券は下げ波動が続いているように見えます。9日には466円、17日は463円、そうして今日の安値は、今の所、寄り付きの465円のようです。今までのデータでは460円のラインが下値のラインのようです。その前のチャートで株価が飛んでいるのは25日―26日の459円から466円ですね。まさか、その下の18日―19日の404円から415円の窓を埋めるようでは…相場は壊れてしまいますね。だいたい25日から26日の辺りが下値の目途なのでしょう。
短期調整から一段高へのシナリオもあり得ます。まだ金融政策の効果は出ておらず今年半ばから年末にかけ実体経済に影響を及ぼす筈です。ガソリンなどの輸入品の価格は連動する仕組みになっていますが、小麦や加工品のパンまで波及するまで相当の時間が掛かります。ましてや最終価格の消費品の価格上昇は企業の努力で原価が吸収されますからね。でも昨日だったか…何処かで読みましたがオーストラリアの農家がうどんの原料の小麦の作付けを減らしていると言いますね。日本のうどんは中国の豚の餌より価格が安いようです。このような末端の現象は日本のデフレ状態を物語る一つの現象で修正は当然なのでしょう。
かたるはアベノミクスの副作用が問題になるまで株価は上げ続けると考えています。株価の下げに対し過敏になる必要はないでしょう。むしろ買うチャンスですね。問題は買うタイミングですから、かたるは野村証券を掲げ解説したわけですね。今年に入ってからは、どちらかと言えば、どの株も上がらないと思っていました。故に仕手系の材料株と考えていましたが…カタルの候補外から選択されています。先日、候補を掲げた三つの選択の中から、かたるはYこと007を選びましたが、実際はあの候補の中からサニックスが人気化し、二つのJの掛け言葉のJ・TEC7774は人気になっています。エレクトロニクス面のJは、まだ人気化していませんが…。僕はグリーも前から選択していましたが、まったく圏外で今日も下げています。アララ…買値を割ったようです。まだ背景の舞台が整わないのでしょう。奇妙な話ですが…上がる前には良く下げますから…ね。そう考え良い方に解釈しましょう。株の最大の買い材料は株価が下がることですから、大きく下がるなら、また買えば良いでしょう。
僕は株が上がる背景を頭に描いており、背景が崩れない限り強気を維持します。たまに見込み違いがあり失敗もしますが…そう多くないと思っています。だって僕の時間軸は非常に長いですね。007にしても3年目のトライです。通常、まともな会社なら3年も経過すれば努力して変わるものですからね。業績面では買えないはずのソニーまでも水準訂正したという事は、やはり三菱UFJは有望だと考えますが…外人投資家は何をしているのか…。この2月、3月は赤字から黒字転換する銘柄が選択される時期だと考えてもいますが、業績面で見えるのは米国の自動車など、米国絡みの関連企業でしょう。チャート面からみるとシャープも形がきれいになってきましたね。最も早いケースが1か月程度の休憩ですが…もう直ぐですね。しかしアイフォン5Sの発売は秋以降ですから、春ごろIGZO採用の発表があるのでしょうか? この時間有意差は1年程度で早晩サムソンは追いつくのでしょう。300円台のシャープの上値は最大800円程度と思われ、カタルがこの水準から手掛けるべきかどうか…。100円台のシャープは非常に魅力的だったのですが…。
一方、同時期に人気だったアイフルは、少し調整が遅れているように見えますね。何と言ってもマツダですね。このまま下げらしい下げを演じないで超人気株の可能性も秘めているようです。この株は500円台から800円程度まで狙える器ですからね。あの時に僕は今の環境が訪れると考えていたのですが…。この銘柄も3年程度のタイムラグがありましたね。007が育ってほしいものですが…背景が整わなければ相場になりません。今日株価が下げているグリーもそうですね。海外展開の進展は一般の人には見えない訳です。しかもこの会社はポカも多いですからね。マネジメント能力が備わっているのかどうか…DENAの存在は確認済みですが…グリーは定かではないのです。欠陥品ほど惹かれるのは株価水準が安いからでしょう。
原稿を書いている途中で、全体は戻し気味のようです。あらら原稿をアップする前に野村証券も株価を回復してきていますね。何度も書きますが、アベノミクスの副作用論が巷にあふれかえるまで株価は心配ないと思っています。そうしておそらくその副作用の心配も杞憂に終わると考えています。今は円安を梃に相場は戻っていますが、僕は違うイメージを描いていますね。なかなか出来なかった内需の復活が起こるのだと期待しています。キーワードは定年退職者のパワーですね。この世代に焦点を充てたビジネスが育つのでしょう。沢井などは何度かIRNETでは取り上げています。しかし地味な為にカタルの好みに合わないし…しかしこのデフレ下で確実に成長しています。年金運用には格好の対象ですね。この澤井が世界に旅立つのは何時なのでしょう。日本の高齢化ビジネスは世界に向け大飛躍を演じるでしょう。
グリーはその一里塚と言うか…一つの実験でもあるのですね。だから自分で参加し確かめるのです。このスピード感を養うのですね。沢井とグリーは一見すると関係ありません。ファーストリテイリングとニトリも関係ありません。しかし国内から海外と言う点では共通点がありますね。沢井が海外展開を考えているか分かりませんしニトリに計画があるかどうかも分かりませんが、時代は既にグローバルで世界に視点を移す企業に的は絞られます。僕は楽天の三木谷さんは嫌いですが、彼の経営手腕は素晴らしいですよ。既にグローバル展開の布石をいくつも打っています。沢井は1000円台だったのですね。しかし10年ですよ。今は8000円台です。何れ1万円を超えるでしょう。でも僕は買わないのでしょう。でもお金の筋が違えば、絶対に欠かせない銘柄の一つです。年金資金はこのような銘柄の浮動株を集めるべきなのですね。三菱UFJもその候補です。
僕らは貧乏人の個人投資家だから、やはり値動きに魅せられます。グリーや007の華やかな値動きの出発は、いつの日なのでしょうか?
投稿者 kataru : 2013年01月24日 11:55