未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年01月29日)

かたる:そろそろ早ければ二段上げのタイミングが近づいているかもしれません。どちらかと言えば、野村証券のチャートが市場全般の動きを物語っているかもしれません。昨日はソニーが大人気になる辺り、市場の出遅れ物色も一巡する象徴かもしれません。ソニーの純資産価格は1869円です。まだリストラから成長戦略が見えない企業の株価を現状で純資産価格以上に買うのでしょうか? 逆に株式の評価損の減額により大手銀行の最終損益は過去最高に迫ると報道されており、こちらは純資産価格より大きく見劣りする株価の状態です。理屈に合いませんね。このような違和感は何処かで修正されます。

先日、カタルは何度かDENAは上がり、グリーが上がらないのは不思議な現象だと考え、LINE、カカクトークの会員数を報じて、DENAのコムを材料に株価が大きく見直されるのは、理屈に合わないような記事を掲載しました。何故か、グリーは上がらずにDENAの株価が下げ、この違和感は消えてきました。しかし僕はおかしいと考えています。DENAも上がるべきで、グリーも上がるのだろうと考えています。そうして四季報の予想数字にも違和感を抱いていますね。300億円ラインから1500億と5倍に売り上げを引き上げたのはゲームの力です。しかしこの5倍の原動力は国内ゲーム部門の筈ですね。何故、海外売り上げが寄与しないのか?これは大きな謎です。故に時間が解決する問題だと推測し今年は何処かで大きな転換点を迎えると考えている訳です。その転換点で業績の伸びが加速されると、PERの評価が15倍程度まで伸びると思っているのですね。だから両者とも新高値は確定的だと考えており、何処でスタートを切るかの時間の問題だと考えている訳です。

ソニーが大きく買われる現象を見て、相場の資金流入は続いているのでしょう。問題はどの程度の資金量かと言う話です。野村証券を見れば分かるように、先日指摘した460円台が下値で揉みあいに入っています。最も早いケースは間もなく抜けるパターンです。しかし米国の12月の中古住宅販売は、あまりいい数字ではありませんでした。野村が買われる根拠として、投資キャッシュフローに賭けた資産効果を狙っている訳です。先日、ソニーが米国不動産を売却し利益計上して、資産価値が見直され株価の訂正波動入りの切っ掛けになりました。つまりソニーの本社ビルが簡単に売却できる環境が出来ているのでしょう。だから野村の投資キャッシュフローは生きてくると言う読みですね。先日、イタリア国債への投資の進言を、野村の経営陣は蹴ったとの話をしました。この事実は野村には余裕がないことを示していますね。そうして社長は一株利益が50円程度は必要だと、利益水準の話をしていた時から、株価は動意づいてきました。まだ株価は200円台の時の話です。

しかし昨日の米国の10年物の国債金利は2%を超えてきましたね。耐久財受注が好調との事で、米国景気の回復が確認され金利が上昇しました。この事例もFRBによるヘリコプター作戦(お金をばら撒く金融緩和)の効果によるものだと考えられます。財政の崖の懸念が薄れています。この場合は財政政策の引き締めによる需要減の懸念ですね。つまり本家の金融相場の回復に繋がるいくつかの現象が表面化されており、日本経済も年初から述べている総資産効果を実感する相場が確認されていることに繋がります。この辺りが理論武装の根拠になりますね。あとはチャート面のタイミングの問題です。もしこの辺りに予想通り物色意欲が戻るなら、相場はかなり強い形になりますね。

ほら、思い出してください。かたるはこの時期の週足罫線を見て「首つり足」の連発で、強弱感が対立していると述べていたことを…。このラインを突き抜けるなら、もう一段高、ボリュームがアップすることになります。シャープのチャーとの形が一番きれいです。野村証券もなかなかですが…昨日、反発したアイフルは少し劣りますね。三菱UFJの500円台乗せは時間の問題、みずほも銀行は新値追いを再び始めますね、この1か月の年初からの調整は、良い時間感覚です。人間心理は連騰に弱いのですね。休んでは上がり、休んでは上がり、この作業を繰り返すと…やがて人間心理は大きく変わります。先日のソニー米国本社の売却記事が切っ掛けになり、ソニーが人気化したように、本日の最高益に向かう観測記事が切っ掛けになり大手金融の人気になれば、年初から話している資産効果相場の指摘は、正しさが証明されることになります。

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あらら…原稿を書いている途中で、みずほの175円は戻り高値更新かな? 他はどうでしょう。三菱UFJも戻り高値ですね。しかしまだ500円を付けていませんね。安いなぁ~。良いですか…総資産効果の意味を、皆さんはよく理解していませんね。先日、政府は名目成長率と実質成長率の予測を発表し、名目が実質を上回っていましたね。つまり資産効果が生まれるという事なのですね。あれは予想ですが…。昨日の新聞は、輸入物価に言及していましたね。インフレは簡単なんです。問題はタイムラグが生まれる事なのです。だから僕はアベノミクスの副作用が話題になると述べているのです。まだ遠い先でしょうが…。参議院選挙時に問題化されるかもしれませんが…。今日はその話は止めましょう。

僕の今の迷いは、007への惹かれる思いですね。ユビキタスの株価は予想通り人気化になっていますが、まだ参加層は目先筋が多く、一般人の関心は薄いようです。しかし有力筋が参戦しているのは事実のようですね。値動きから推察されます。この銘柄は野村銘柄です。上場公開時の株価は2007年11月14日ですが40万円でした。幹事証券と言うものは公開株価に責任を持っているものです。かなり詳細に企業分析をして株価を設定します。それからまだ5年ですからね。今年は6年目ですね。途中、任天堂との契約が切られていますが、そのようなリスクを含め企業価値を分析し上場に繋げるのですね。

このような背景があり、村田との資本提携ですからね。QBの実用化など…。夢だけで買った株価を、通常は実現段階では上回るものなのです。だから自社株買いした10万円以下の水準は安いと考えています。僕の迷いは、上がるみずほを売ってまで、株価が上がった007を、更に買い増しするかどうか?と言う選択です。流石のカタル君も30万円の007は買いにくいのです。だから10万円以下の時にもっと株数を揃えるのが筋ではないかとも考えている訳ですね。所詮、みずほは300円から500円の器でしかありません。それに引き換え…アララ…株価が安かったので007の話題を採り上げたら…再び高くなってきた。この話はここまでにしましょう。

現状のソニーは大きな銘柄に見えません。単なる水準訂正の域を出てないと思います。まぁ、僕の予測もいい加減なものですが…、今日はシャープ、野村、アイフルの人気株のチャートを見て、僕が抱いている調整波動の休み方を実感して下さい。

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投稿者 kataru : 2013年01月29日 11:01