今日の市況(2013年02月12日)
かたる:列車が山を越えると加速が早くなるのが当たり前の現象です。株価も山を越えたものは安心感が与えられ参加層がさらに増えます。そうして株価は加速して行きますね。しか暴走列車に乗り込む勇気のある人はいないでしょう。だんだん参加層は離れて行きます。この列車の目的地は様々です。それぞれには行先が書いてありますが、多くの人に見えません。通常、人間は我慢が出来ません。更に値動きに魅せられますから、どうしても人気銘柄に目が向きがちですが…。しかし多くの人気銘柄は偽物のケースも多く存在します。素人眼には分かりませんね。勿論、宝石鑑定のように鑑定する代物が、既に確定しているものならば専門家も事は簡単ですが、株式は日々変化し、状況において宝石自体が突然変異をする事があるから厄介です。あの時代は本物でしたが、技術が一般化した現代において偽物に変化しました。…なんて事例はたくさんあります。
昔は誰もがテレビなど信じませんでした。箱の中の人間が話すなんて…。しばらく経つと今度はカラー版が登場します。劇的な変化が生まれました。画期的な新技術など、あまり登場するものではありません。しかし産業革命時期のように…そうしてインターネットが後押しし、情報が共有化されると謎の解明が一気に進みます。昨日はNHKで古代コンピューターの解明がなされていました。海の底から引き揚げられた訳の分からない化石上の物体が、アルキメデスの作った食〈日食や月食など〉を表す天文版だという謎を解明する番組でしたが、この解析には多くの人が参加し、最新のコンピューター技術を使い構造が解明され、使われた歯車の数が解明されていきます。「53」と言う素数の歯車数を巡って謎解きが始まる描写はドキドキしましたね。あの番組を見て、あぁ~、今、僕らは産業革命時と同じ状況下におかれているんだな。と実感しましたね。カタルはベルリンの壁崩壊からアラブの春であるチュニジアのジャスミン革命を情報化の進展が起こした革命だと考えています。既にインターネットが利用され世界中の様々なニュースが手に入るようになっています。TEDは素晴らしいプレゼンのアイディアですね。僕は月曜日のEテレを良く観ます。昨日はロボットの話しでした。コンピューターの発展と情報化の進展は、多くのアイディアを現実にします。素晴らしい時代ですね。
どうやら予想通り野村証券はボックスを綺麗に抜け始めたようです。しかし四季報の現状の数字を見ると明らかに割高で買いにくいでしょう。でも僕は本日、再び買いました。資金が余りないので僅かな量ですが…。あっちこっちに買いたい銘柄が見えるのは、困った現象です。選択する選択肢が増えると人間は躊躇い、結局は選択することを止めますからね。三井住友建設からみずほへ、そうして再び野村への選択肢は金融相場路線の選択です。果たして重視してなかった為替のマツダはどうなのでしょう。もともと金融緩和の為に円安が発生しており本家は金融相場ですね。その影響により付随して円安が生まれ、マツダが誕生しました。その本家を抜きスターになることに矛盾を感じますから、この地位を逆転させ一幕は終了するのでしょうか? まぁ、マツダと野村を比較することが土台無理な話です。3流相手にトップ企業が…トヨタなら分かりますが、マツダでは…この発想が貧困ですね。
金融はアイディアの勝負なのですね。様々な情報の選択肢の中から、皆が何を選択するのか? 自分が選択するのが基準ではありません。皆が選択するのが基準になりますね。しかしカタル君はみんなが間違っていると考える事がよくあり困ったものです。現代の相場は素人集団に集まりで、どうしても人気が単純化します。もう少し洗練されると流れがもっと綺麗に表れるのでしょうが…。休む時は休ませねばなりません。相場が若い時はどうしても参加層が限られますから、高値を維持できずに下がることがよくありますね。その休みをどう活用するか? 勝負が別れますね。しかし予想通り野村証券は値動きが良くなってきましたが、売り板が少ないですね。本当でしょうかね? 何故、100万単位で板がないのでしょう。玉が吸い上がっているのでしょう。
さて枠を空ける作業を継続させながら、同時に下値の銘柄も信念を持って買い集めるには資金が足りません。何処かに資金を集中させねばなりませんね。この選択が運用成績に影響を与えます。まだ一幕は続いていますからね。一般的には上昇3か月ですね。甘利発言からか…相場は休むと考えていた時期に鞭が加えられ…この動きが憂いを残さねばいいのですが…どうも新展開が見えないのが気になりますね。二期目のオバマ大統領は既に、移民、銃規制、気候変動を優先課題に据えることを明確にしています。ある元政権当局者は、大統領は演説で気候変動対策の一環として、温室効果ガス排出の削減を提案するだろうと述べた。とか…気になる動きです。北京の公害は深刻化し環境を前面に押し出せば、中国の進展をセーブできます。この辺りの動きにも注意は必要でしょう。
二幕を考える時期になり、幕間に食事をするのは歌舞伎の世界の話し、あの弁当はこけら落しで変わるのでしょうか? 上手いものを食べるためには、多少のお金も必要ですからね。良い選択が出来るかどうか…。しかし運命とは不思議です。昨夜、昔のお客様から電話があり、これも神の啓示と考え、わざわざ既に発注済みの注文を取消し、選択肢をアレンジしました。現実社会は、まか不思議な現象の上に成り立っているのでしょう。
投稿者 kataru : 2013年02月12日 12:25