今日の市況(2013年02月15日)
かたる:これで、ほぼ予想していた銘柄は上がったことになるな…。11月の選別銘柄の中でSUMCO、NTN、日軽金HD、そうして太陽誘電と4銘柄を選択し、SUMCOが当初から人気になっていたけれど、遅れていた太陽誘電が上がったことで選択していた4銘柄が全て予想通り動いたようですね。違っていたのはグリーだけか…トホホ。まぁ、グリーもここ数日は注目される株価位置になっていますが、買収や海外投資などの投下資本が、選択肢を変えたDENAより有利になるかどうか…今後の見方が別れますね。投下したお金が生きるか死ぬかの分かれ道なのでしょう。シャープの堺工場や野村のリーマンのように、必ずしも成功しているとは言えない事例もあり資金が生きるか死ぬかの見極めは難しいですものです。時代の見極めにもより変わるものですから…ね。
007の数字も数字が悪かったようで、村田に自己株式を売却しているから、当然、特別損失が発生する筈なので、数字結果は当たり前ですが、上がった株価を維持できないのは市場全体の動きが、眉唾かどうかの見極めにもかかっているのでしょう。市場はアベノミクスの真価を問う展開に入ったのでしょうね。ここで残念なことは、野村が568円の公募価格もクリアできなかったことです。おそらく既に第一波動の調整に入っているのでしょう。延長波があるかどうかは分かりません。しかしマツダの下げなどを見ても、ソニーもそうですが、確実に真価を問う相場に入ったようです。
グリーの動きは、明らかにアベノミクスの副作用を象徴している動きです。もしカタルが考えている様に、海外売り上げが今年何処かの時点で計上されるなら…この動きは分からないでもありません。この時期が既に4―6月期は駄目なのでしょう。7-9まで相場は読みますから、この辺りに変化点があるなら、早晩、新しい動きに入る筈です。10―12月期以降なら、その時間分を下値で揉み合うことになりますね。出来高面からみて前者の可能性もあると思うのですが…損益分岐点バーをかなり引き上げているから、それを吸収し伸びる糊代は存在するかどうか…。お金があればやりようはありますが、ないケースは我慢するしかありません。残念だな。折角のチャンスなのに生かせないなんて…。
アベノミクスの真価を試すと言っても、野村はやはり整理未了のまま新展開を求めようと第3波動を仕掛けたことが、敗因なのでしょう。いくらなんでも現状の数字しか見えないのに…見えない未知の利益を買うことに問題があったのかも知れません。007の数字も見てないのですが、当初、予想していた内容でした。問題は4―6月期の動きですね。これが明らかになるのは8月ですから…。場合によれば1―3月の数字が発表される5月にも新しい変化が生まれるかもしれません。通常は株価に反映されるはずですが、小さな企業の場合、個別より市場全体に影響を受けフォローされていないからですね。だから直近の数字も反映されないケースは良くあります。J・TECを見れば分かりますね。その場合は、今日の下げ辺りの筈です。ここは年初に僕が仕掛けた数字で、この辺りが分岐点になる可能性もあるでしょう。
まぁ、弁解はこれぐらいにして…どうせ、負け戦の解説ですから…。早くからアベノミクスには副作用があり、成長戦略が見えないと述べていましたが…今回の一番の首根っこは抑えていますね。それはデフレ対策です。まぁ小手先の賃金値上げ要請ですが、複合不況のデフレ状況の中で、効果がないわけではなくローソンのように宣伝経費を賄うほどニュース化されている訳で、徐々に歯車も回るのでしょう。この調整期に活躍するのは筋として「シャープ」でしょう。僕はグリーや007に代役を求めたけれど…この選択に見事に失敗したわけですが、J・TECの動きもシャープの動きも未知の利益、見えない利益を買う材料としても、確実な利益なら相場に反映されるようです。何処で今の調整局面を抜ける事が出来るか?タイミングが注目されます。
12月26日の266円はボックスの下限で、1月31日の308円が目処になります。これまでの高値は12月18日の372円です。そこから266円まで下げていましたが、1月18日に352円まで回復しておりセオリー通りの動きで反落し、308円からわずか3日で352円を抜き357円と3点天井を付けての反落です。通常、3点天井と言われ弱い形ですが、大昔の話ですが、任天堂が海外展開するときに増資後に3点天井を形成し、一旦終わったように下げてから大きく駆け上がった姿に似ていますね。つまりこの下げ波動の何処かの時点で、反発する展開が予想され、相場が残っているように感じます。この次の株価波動は昨年3月の619円が目処になり仕手性を合わせ、2月後半から3月の銘柄になると考えています。
良いですか…基本的に年初からの相場は付録です。みずほの動きが示すように…あるいは1月に入って上昇したソニーでも良いです。年初からの全体の上げは水準訂正の一環でしかありませんね。ソニーなどは未来が感じられません。ただ大きく純資産が割れた為に上がったアベノミクス・マジックの一環なのでしょう。肝心なのはマネタリーベースの増大で信用創造だったはず、その結果の副産物として生まれる円安が、何故か、前面に出てマツダの相場が形成されていました。僕には当初から不可解な動きでした。円安が全てを解消すると言うマジックに引っかかっているように見えましたね。僕の、この考えが正しいならマツダは当面お休みの筈で、まだ下げるでしょう。何しろ11月の決算数字まで織り込んだのです。何度か、戻る筈で…また株価は噴き上げますが、おそらく空売りでしょう。
この調整は予想されており、どの時点が下値か?
これは今の所は分かりませんが、野村が指標株になっていますね。みずほでも三菱UFJでもありません。あくまでの野村証券の株価が指標です。まだアベノミクスの残存効果が残っており僕の認識は一般化されていません。昨日も日経報道により素直にバイオに波及したので、まだ整理は始まったばかりですね。ここから新しい動きが芽生えます。なるほど…そうか。一幕の終了から2幕に移る前に食事をすれば良かったのですね。だいたい出遅れのみずほが最後に遅れを取り戻し、一気に抜いたわけで…、それに刺激され野村が再び登場し舞台の延長が始まると考えたことに無理があったのでしょう。早くから主力の疲れを感じていたのに…2幕の主役探しをしたことに敗因があったのかな? 病み上がりの病人に、いきなり昔のように跳ねたりして、はしゃげと催促する姿が自分の心の貧しさに
負けたのですね。此処は優雅に幕間の食事を楽しめば、よかったのでしょう。折角、信用枠を空け始めていたのに…無駄な努力に終わってしまったね。トホホ…この辺りがカタルの限界なのでしょう。
どうせ上がる銘柄は決まっています。のんびり見守ればいいのでしょう。女王陛下の命令があるまで…。
投稿者 kataru : 2013年02月15日 11:32