未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年03月01日)

かたる:どうもスッキリしない相場観です。見えない時はポジションを整理して枠を空けておくのがセオリーなのでしょう。物色されている銘柄はどれも魅力に欠け、触手が動かないし…カタルの描く相場観の実現化は現実の数字が出てこない為か、市場から支持を受けていないようで時間待ちなのでしょう。仕方なく短期のポジションは手仕舞った次第で…本当は資金があれば持ちたかったなぁ~。グリーやDENAは、ガンホーや昨日の日経報道のコロプラに比べれば、筋は通っていると思うけれど…自分の思い描く絵と実際の市場の姿は違う訳で、これが現実と思い…仕方ないが受け入れるしかありません。007はマズマズの動きですが、しかし今回の6万円台の下げは想定外の下げでした。僕のイメージは8万円を割れたとしても下値は堅いと考えていたのに…。短期筋の買いが多かったのでしょう。ただ株価は時間の経過と共に次第に市場の支持者を集め、カタルのピカ一銘柄との評価も、何れ市場から支持を受けるのでしょう。J・TECも選択していれば良かったけれど…資金には限りがあります。

しかしジョージ・ソロスも年を取りましたね。
「女王を負かした男」と異名を獲得した一流のファンドマネージャーだったのですが…今日のWSJの記事を見て、このタイミングでモルガンスタンレーを、彼は買っているのですね。昨年暮れに買ったそうです。バフェットはウェルファーゴを、金融危機時から支援し継続して買っていましたが…ジョージ・ソロスは最近買ったのだそうです。この時間差は、彼らの技量レベルでも時間が的確に読めてないのでしょう。今回の円安場面でジョージ・ソロスは大儲けしたとか…。心配していたソフトバンクも為替予約を入れており2000億円の利益が生まれているそうですね。支持者としては良かったと…胸をなでおろしております。

もう一つ、カタルが以前から述べている信用創造に言及した記事が、WSJに掲載されています。一部紹介すると「2008年の金融危機のドミノ倒しの最初の駒である大手投資銀行のベア・スターンズが実質的に破綻してから5年近くがたつ。今では、当時は過度のリスク資産投資と過度の借り入れ、特に大手金融会社による借り入れがあったことが十分に明らかになっている。世界経済は依然、その後遺症に悩まされている。」で始まり興味深い記事は続きますが、要するに金融機能が、まだ回復していないと言う記事です。「流動性の罠」の状態が続いている訳ですね。故に過剰と思われるほど、金融機関に利益を与えないと彼らはリスクを取らない訳です。

日本のバブル崩壊は、明治以来、積み重ねてきた金融界の利益を全て飛ばしたのです。このデフレ環境で…。故に三菱UFJを始め、大手金融機関は自己資本比率重視と言う理由ですが大規模な増資に踏み切ったのですね。この辺りの解説が必要かな? 同じことですがソニーが米国本社に続き、都内の土地を売ったそうです。特別利益を計上して今期の黒字を作っています。パナソニックは今期も大幅赤字確定で、シャープもそうですが、ソニーは内部留保を実現利益に変えて黒字を作ります。この選択が、あとあと響いて来るのでしょう。銀行は過去において苛められ、全ての含み利益を吐き出しました。その為に金融庁に慄きマニュアルが跋扈しましたね。個人情報保護法案の行き過ぎた扱い方など、ヘキヘキとしています。この背景は悪用する犯罪者が増えたためでしょうが…何もここまでやらなくても…と、人の良いカタル君は思うのです。一部の犯罪者を警戒するあまり、社会の許容度が減りギスギスした社会になっていますね。「3丁目の夕日」に憧れる時代背景への願望は、あの社会の雰囲気の匂いなのですね。終身雇用や年功序列と言った日本的な仕組みを壊し、いったい僕らは何を手にしたのでしょう。

まだ見えませんね。業績推移と株価の関係はケース・バイ・ケースの為に時間差が見えにくいのですが、なんとかこの壁を克服すれば…既に上がる株は選択できる技量に達したカタル君。だいたい推奨した株は必ずと言っていいほど上がっている筈です。そりゃ、当たり前ですね。カタル君は3年前に薦めた株が下げても、また買う訳ですからね。失敗したのは倒産した株と上場廃止の株だけだから…ハハハ…呆れた感覚です。グリーは最近では失敗作の部類ですね。故に何故か、ここで取り上げる事が多いのです。トホホ…。本当はこの下げは狙い目の筈ですが、どうもファンドが介入しているように見えませんね。時間軸を考えれば仕掛けが入っても良いように思うのに…DENAにしても何故か僕のイメージとかけ離れています。いつも僕が正しい訳じゃないから仕方がない結果ですが…。僕はグリーはゲームに特化しているから、DENAより変化率が高いと考えていたのですね。故に業績の変化のウェーブが大きいと…思っていたのです。しかし時間軸が完全にずれている印象です。お金のある人は拾っておけばいいのでしょが…いつになるか分かりません。

バフェットとジョージ・ソロスの時間軸は5年ですよ。まぁ、大規模な資金などの仕方ないのでしょうが…。投資の世界で5年程度の時間は大きな時間ではないのでしょう。株は一旦人気になれば、2倍、3倍とあっという間ですからね。007には期待をして置いて下さいね。村田効果は非常に大きいのです。何故、英ARM社の話題を書いたのか…を察して下さい。現物で保有して宝物になれば良いですね。

さて今日の人気は相変わらずバイオに不動産も来ていますね。僕の相場の時間軸を少し前に戻すべきなのでしょうか? 金融株は配当があるので通常は価格維持をしやすいのです。配当落ち後にこの水準を保つことができるなら、5月にも再び相場が生まれると考えています。今の所は下がることは、イメージの中にありません。この休んでいる中で物色させると予想していた株が動かすに外れている印象です。グリーもそうですが、ファナックも今期減益修正組、カタルが注目しているJVケンウッド6632もそうです。もう一つのAは円安効果銘柄ですが…こちらはまったく圏外の動き。シャープの増資問題で狙いがズレています。証券マンならシャープの株価を600円以上に上げて台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との払い込みを正当化させれば良いのに…骨のある仕掛け人が不在になった証券界ですね。情けない話です。みんな小粒になり…面白味がなくなりました。野村には武者がいなくなりましたね。昔は色んな人間がいたのです。やくざ相手に立ち回りですからね。それが保身の連中ばかりになってしまった…。大御所さんの時代が懐かしいですね。

いよいよタイミング的にはシャープの仕掛け時期になります。75日線と200日線がGCしますね。この時期活躍していたアイフルも、ようやくチャートの形がこなれてきたようです。まだ早いけれど…。通常は繰り返すのが妥当な筋論です。山手線のように…クルクルと回り、乗り遅れた乗客を拾うのです。さてどうなるかな?

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投稿者 kataru : 2013年03月01日 11:08