未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年03月15日)

かたる:昨日は不動産のオンパレード相場になり、カタル君が昨年のマネタリーベースの話しから、信用創造の話を展開していた理由が、実感して頂けるかと思います。期待インフレ率を引き上げると、当然、資産価格上昇が期待され投資が進みます。わが国は実に20年以上も資産デフレを続けてきました。2010年、カタルはダヴィンチの金子さんを大きく評価していました。彼の考え方は素晴らしく、彼を受け入れない日本社会に問題があると考えていたのです。日銀は2010年10月に、ようやく本格的な対策を講じます。しかし演出が下手ですし、態度もおっかなびっくりの及び腰でした。この為に日銀法の改正を材料に脅され、金融緩和の拡大を続けています。そんな場面にアベノミクスの登場ですからね。

この包括的金融政策は、実はFRBも実施してない画期的な出来事だったのですね。ようやく20年以上に及ぶデフレが終了すると、当時は考えました。あれから2年以上が経過します。何故、画期的なのか? 日銀が自ら危険資産であるリートやETFの購入に動くからですね。FRBも国債投資までなのです。その後、日銀がETFを買いましたが購入量が少ないために、株が下がり含み損失になりますから日銀批判が生まれました。馬鹿なメディアの論説です。なにも経済の事を分かっていませんね。日銀が「ラストリゾート」と呼ばれる意味を、もう一度、かみしめた方が良いのです。ドイツの事例を見なさい。ジンバブエでも良いです。所詮、お金は紙くず、資産価格はいくらでも上げる事が出来るのですね。日銀が投資して負ける事はないのです。だって無尽蔵にお金は刷れるから…。

カタルはマネタリーベースから信用創造の話を展開し、貨幣乗数効果に言及しています。この貨幣乗数効果とは、日銀のマネタリーベース(ベースマネー)が市中に出回り回転する様子を示しています。つまり市中に出回っているお金の量、マネーサプライとベースマネーの比率ですね。経済が低迷すると寒くなり凍えて、お金が動かなくなります。そりゃ、当たり前です。資産デフレが続き投資すれば損失が膨らむだけ、いくらお金があっても動かない厳寒の季節ですね。日銀が緩和をしてもお金は動きませんね。株も土地も下がり続けるわけです。だからこそ、ダヴィンチの上場廃止は、避けなければならない事象だったのです。それを誰も助けずに…ダヴィンチの投資先は利回り採算に合った物件ばかりですね。フローの見通しが立っているのに、運転資金も提供できない金融環境は明らかにおかしいのですね。日本経済の長引く失われた時代の根底に流れている根源は、資産価格の劣化なのですね。三菱UFJの純資産価格700円は毎年厳格に減損会計を実施しており、必ず回復させるのが筋ですよ。約束された株価なのです。しかも配当利回りでも買える水準ですね。カタルは昔、500円でも安いと思い、ずっと金融株を薦めてきました。しかし政策は転換しませんでした。

一幕の終了は、故に三菱UFJの倒産価格である純資産価格の回復ですね。この目標が達成されて初めて景気の立て直しの入り口に到達するのでしょう。それまでは売られ過ぎの水準訂正に過ぎないのでしょう。金融相場とは…政策の方向性が決められ収益が生まれないのに…景気回復の方向性を先取りする相場です。今の証券株は割高に見えるでしょう。しかし僕のあの時の収入は、年収100万円が1億円に変化する世界の話ですよ。これは実話ですからね。皆さんの多くは金融機能の意味も知らないでしょう。お金って、何か?体験しなくては分かりません。額に汗して朝から晩まで働いて…稼ぐお金は、せいぜい1000万円どまりでしょう。しかしバフェットは…、ソロスは…数千億から兆円単位のお金を稼ぎます。お金など使えません。自分でやってみれば分かります。でも必要ですが…。人間の幸福とは何なのかな? 

僕はお金持ちになりたくて…、一所懸命に努力してきたつもりですが…ライブドア、ダヴィンチなどの仕打ちを見ると…、ベンチャリだって僕には魅力的な会社に見えたのです。FCは無尽蔵の利益を生む組織ですね。彼等の間違いは契約の意味を、資本の力を見逃したお人よしだったのですね。もし僕に力があれば商社と結びつけ、30億円程度の出資をすれば、銀行団も融資を実行したでしょう。そうすれば今頃は…しかしダヴィンチもベンチャリも武富士も、みんな消えました。僕の失敗劇ですね。レーサムは、サンフロンティア、ケネデックスは残り、Jトラストもアイフルも残っています。大きく売られた株の修正ですね。

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リストは10月末からの上昇率のものです。3番目にJ・TECが8番目にケネデックスが、12番目にマツダが…何れもカタル銘柄が登場しています。3倍以上になった銘柄16銘柄のなかで3銘柄をカタルは掲げています。残念ながら007は時価総額の点からリストから漏れています。さらにまだ3倍に到達していません。10月末は58500円でしたね。まぁ僕が再度、推奨を開始したのは村田の資本注入の後ですが…。最近の失敗はグリーでしょうかね? 僕は失敗とは思っていませんが…、買ってから株は上がっておらず、大きく時間の概念が外れているのは、今の所は事実です。僕は時間認識の違いだけとの理解ですが…世間は外れていると取るでしょう。

007に関するメールも頂いているので回答をしたのですが…明日か明後日の休みにしましょうか…。今日は株が高いようですね。何度も言いますが…所詮、先の事は誰にでもわかりませんよ。会社側の当事者も未来の事は分かりません。ただ背景が、時代背景は非常に重要なのですね。歴史を考えてみると市民革命の発端であるフランス革命は、起こるべくしてそのタイミングで起こっています。産業革命もそうだし…マイクロソフトが生まれた環境も、アップルもグーグルも全て、時代背景に如何に乗るかどうかです。ソニーの出井さんは、折角のチャンスでしたが、時代の考察が上手くできていませんでした。その為に薄型テレビで出遅れ、本来はアップルを凌駕する会社に育つ経営資源があったのです。映画にゲームに音楽、すべて揃っていますが、プロデュースする力が、経営陣になかっただけの話しですね。

日本商工会議所の次期会頭に、新日鉄の三村明夫さんがなられるようですが…、彼は2005年前後だったと思いますが、外資系ファンドの影に怯え、株式の持ち合いを再開したのです。我々証券マンが塗炭の苦しみのなかで、嘗て野村証券が創り上げた株式持ち合い制度の仕組みをようやく改善したのに…です。少しよくなったら、また権力構造の仕組みを創り上げようとした人ですね。それが再び否定され、今回の下げで新日鉄も銀行も多額の損失処理をしています。グローバル化の意味も理解してない人物でしょう。カタルが日本は偽物社会構造と読んでいる理由の一つでもあります。白川道の小説でも読んで、男の価値観を、少しは学んだ方が良いですよ。

この「今日の市況」の下にある「人気ブログランキング」をクリックすると、カタルページが22位と表示されて載っています。アララ人気がないページですね。1位は闇株新聞?誰がやっているのか知りませんが、現役時代に稼いだのでしょうか? たしか…5000万円以上、稼いでいた人間は10名足らずでしたね。外務員協会での話ですが…。僕も一度だけお世話になりました。税務署から追徴を受けましたから…。銀座のクラブの接待は認められませんでした。まぁ、彼らも良識派で僕にお金がないと分かると…僅かな金額で手打ちになりましたが…何しろ、僕はサラ金からお金を借りて800万の税金を払ったのですね。予定納税では足りずに…トホホ。その報いが来たのですが…。要するに、僕が本物ならもっと認められる時も、いずれ来るでしょう。

自分ではマズマズだと考えています。3月2日かな?「株式教室」で金融相場のスタート地点は?のコラムで、不動産の上昇を見て考え方を修正していることが書かれています。2月の最終週から変化していましたね。そうして3月4日の今日の市況では、ケネデックスの事を採り上げています。まだ株価は26890円の頃の話ですね。昨日は一時ストップ高を演じ、今日は4万円台になっています。論理的には、まだかなり上値が高いはずですが…、株は休むものです。僕は、むしろ休んでいるシャープとか…グリーとかに関心がありますね。今は…の話です。ここ数日間は、少し上げ方が異常です。理由は26週乖離ですね。レーサムもサンフロンティアも120%、150%と大きく乖離しています。ケネデックスクラスでも、昨日は73%でした。僕の理論株価は、まだかなり上に設定されていますが、株には節度があるものです。乖離が離れれば…調整はいずれ避けられません。

あらら…困ったな。明日か明後日…007の背景を説明しようと考えていましたが、人気は強く株価が15万円台に入ったようですね。新手のファンドが入ったのでしょうかね?良いですか、まだ赤字の企業ですよ。そりゃ、僕はJ・TECより上で、ピカ一の折り紙を付けていますが…。あくまでも現実は、僕の「想像の世界」の話ですね。だから1株でも現物で…と述べ、株価が2倍になったらリスクが軽減されるからもう1株買って、黒字になったら更に一株買いましょう。と述べていたのです。それぞれの資金量は違い、投資家それぞれにリスク認識は違いますから。皆さん自身が判断すればいいのですが、値動きに魅せられての行動は慎んでくださいね。でも僕の描いている姿は、想像がつかないほど利益が生まれそうなのですが…。その背景は社会環境にあるのです。予てからの約束だから、明日か明後日にも、その背景を少し解説しますが…あくまでも自分の力量の範囲に留めて置いて下さい。でも今日の上げで、短期急騰のチャートが出来上がっている様な…、でも、やり過ぎはいけません。大切に育ててほしいのです。相場のスケールは数年単位で続くと考えています。Jトラストは4年掛かって100倍になったのでしたよね。ただし瞬間安値ですが…。僕はあの時に武富士を選択しており、2010年に株屋を辞める前にもJトラストをお客様にお奨めたことがあります。近年のヒットですが、「もの」になっていませんね。J・TECも買いたかったけれど、資金量の都合と、選択眼のなさで僕自身の選から漏れたのです。

所詮、株で儲けられるかどうかは、自分自身との「心の戦い」が重要なのでしょう。

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投稿者 kataru : 2013年03月15日 11:22