未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年03月21日)

かたる:今日はたまには皆さんがお好きのチャート論を展開してみましょうか…。もともとグラフ等を用いて視覚化した方が素人目には分かりやすく理解が進みます。多くの人は統計上の数字をグラフ化したことはなく、時間軸の話しや目盛の変化も気に留めませんが、同じチャートでも取り上げる期間により感じ方が大きく変化します。昔はこんなことを感じなかったのですが、10年以上もネットでレポートを毎日書いていると、自分の主張のようなグラフにならない為に、そのグラフを加工することもあるのです。…と言っても、嘘を掲載している訳ではないのですね。自分の主張に沿う期間に変化させたり、場合によれば対数を用いたり…工夫をするわけですね。結局、自分がレポートを毎日書くようになり、新聞記者が記事をねつ造とまで言いませんが、作為的に創作している意図を読むようになるわけです。メディアの主張は、その裏に隠された意図を読まねばなりません。

例えば…推測ですが、シャープの増資記事に対し日経新聞はどちらかと言えば悪意に満ちた報道を繰り返しています。増資が危ういだとか…この記事にIGZOの技術評価の掲載をせずに、何故、資金繰りの報道ばかり繰り返すのでしょう。因みにIGZOの技術評価の一旦は此方です。亀山工場の稼働率がアップル5の生産後退で落ち、減損会計問題が浮上しているのでシャープはサムソンの資本を受け入れたとも考えられます。更にサムソンにとっては技術変化の激しい激動期、この時期に陳腐化する可能性のある大型投資をせずに、製品の供給を受けられる選択は経営者としては当然でしょう。

革新機構が、どうしてイタリアの産業まで資本を出すのでしょう。おそらく大型投資の案件が少なく自分達の存在感が薄れる可能性があるのかもしれません。つまり自分達の職場を守る必要に迫られている可能性があります。だから存在感を高める為にルネサス・エレクトロにクスなどのような実績を、更に欲しているのかも知れませんね。つまり日経新聞は彼らの意図を受けた世論の誘導記事であり、メディアと政策当局が繋がっている意図を受けて記事を書いている可能性が高いとも考えられます。株価は低い方が自分達の権力は増します。株価が高くなると株数が減りますからね。産経新聞にしても毎日新聞にしても…官僚様ご用達の観測記事を掲載する必要があったとも推察できます。日経新聞もその類でしょう。

最初は、かたるも新聞記事を鵜呑みにしていたのです。画一化教育のおかげで、カタル君は素直に育っています。他人を疑う事を基本的にしませんから、表面的な発表を信じて相場のイメージを構想するわけですね。しかし30年以上に及ぶ現役生活の中で…騙され続けると、メディアの作為的な記事も常に裏を取るようになります。日本のメディアだけでは不安なので、海外のものも含め検証をする事がありますが、勢力図が違うというか…中国系のメディアの記事も読むようになっています。インターネットは便利ですね。視点が変わると主張も変わる訳ですね。米国の強引な覇権政策が正しいのかどうか…訳が分からなくなります。シリアの構造なんか…どちらが正しいのか分かりませんね。CIAは暴動を扇動し政権の転覆を図ることも平気でやりますからね。その為にその国の人達は犠牲になる訳です。

田中角栄が陥れられた構図は、米国にお伺いを立てずに、中国と国交を結んだから…と言う説もありますね。その為に小沢一郎はその裏舞台を知っており、彼は純粋に国益を考え中国人脈を築いていたから、米国にやられたと言う説もあります。どれが本当か分かりませんが物事にはいろんな見方があるという事です。シャープの記事から政治の話になりましたが、株の世界にも色んな読みがあります。前回は実体経済と金融経済の話をしましたが両者の関係には相互作用があり、未来を決める選択が変化するので、常に未来の事象は流動的なのですね。我々、と言っても、僕だけかもしれませんが、双日の西村社長が、あの時、期間利益で借金を返済すると言ったけれど、途中で銀行団から返済を迫られたのかも知れませんね。金融庁の指示で…。だから彼らは仕方なくMSCBを選んだのかも知れません。分かりますかね? 未来は常に流動的なのですね。

さて皆さんも、そのつもりで…僕のページも含め、何か意図があるのかな?と、常に自分なりの感覚を育てながらレポートを読んでくださいね。むろん新聞記事も同様です。出来れば自分で背景を確かめるのですね。新聞記事の出生先をみて、自分で同じデータを作れば良いのです。統計数字などは作為的に抽出されているケースが多いのでしょう。採用期間が違うだけで、ずいぶん印象が違うものですよ。さて長々解説しましたが、株で儲けるためには自分で努力をしなくてはなりません。メタンハイドレードなどの偽物相場に、引っかからない為に、自分自身の投資尺度を持たねばなりません。株の場合は、カタルは以前から先読みは半年程度だと言っています。トヨタの株価が5000円前後で、揉み合ったのも訳があります。以前に解説しましたね。次に上がるとすれば、今年の秋以降だと…可能性があるとすれば11月頃でしょう。マツダも同様ですよ。メタンハイドレードなどの収益化は何時の事なのでしょう。試験的な掘削など医薬品で言う前臨床の段階でしょう。認可を受けるかどうかも分からないのです。

さて今日は冒頭の約束通り、チャート論を少しカタルが経験則から見出した貴重な体験を元にした大切なセオリーで、どの株にも応用できますから、皆さんへカタルのキャリアをプレゼントです。さてカタルは注目しているグリーもようやく調整が終了したと考えています。まだ鮮明に上昇波動に入ったか…横ばいなのか判断が付きませんがおそらく上昇するだろうと思っていますね。先ずは期間の長い週足を見て株価位置を確かめます。皆さんの多くはAやBの株価位置が高い時に興味を抱いています。それは銘柄を選別する力がないからです。企業業績からイメージを発想させれば、今の景気の立ち上げ時に、設備投資関連を物色することはないですね。通常は景気が良くなり商品が売れて仕方がないから、増産投資をするわけです。しかし多くの皆さんは景気循環の仕組みも頭に入っていませんから、この時期に設備投資の機械などを買ったりするのですね。しかし景気循環でまだなのです。

カタルが何故、相場の季節に拘り、ナノキャリアをJ・TECに拘ったのか?相場の季節感が違うから、別の可能性を探っている訳です。その為に金融相場のスタート地点をカタルの頭の中で動かしたり、色んな整合性を試みている訳ですね。最近では新成長戦略としての一環で相場を考えています。理由の一つが野田政権下でのIPS研究に対する補助金です。日本には成長戦略は欠かせません。その為に組立ソフトが動いている背景があるのかも知れませんね。この考え方ならバイオと組立ソフトは整合性が得られます。アベノミクスに欠けるのは新成長戦略ですからね。デフレボトムの脱却が成功した後には、必ずこの事が問題になります。だからカタルはアベノミクスの副作用の話も展開している訳です。

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さてチャート論ですね。企業業績の推移からみれば、グリーはそろそろ海外売り上げが計上されてもおかしくないのです。故にカタルは昨年から注目していたわけです。しかし株価位置の下値からの脱却に際し、人間がジャンプする前に屈むように、相場も一旦下げてからスタートすることはよくある事です。相場の起点であるCの局面もそうです。長いボックスを跳ね上げたと思ったら、ご丁寧にもう一度、屈みを付けて相場がスタートしていますね。今回もCの状況と似ているとも考えています。先ずは期間の長いチャートを見て株価の位置を確認するわけです。次に参加するタイミングです。

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通常は前に高値を付けて押し戻された二つの山を越えると需給バランスは落ち着きます。今度は日足のチャートを見て下さい。2日前に1240円を付け、1180円、1194円、1204円の高値をクリアしました。残念ながら1250円はまだ抜いてないので、上昇相場がどうかは確認されていませんが、少なくとも横這い、あるいは一気に1800円台程度まで急伸する場面が期待できるかもしれません。チャート的には1772円が第一目標になるのでしょう。もし綺麗にボックスを離れる相場になるなら…。出来高の推移に注意を払い、相場に参加する時期に来たようです。今日は1170円台まで下がり、チャンス到来ですね。この株価で参加してもリスクは乏しいですね。1250円をクリアしたら、買い乗せしても良いですね。

ここでチャート論を展開しましたが、相場に参加する前に期間の長いチャートで株価位置を確認する事。目先の相場では前の二つの山を越えたら、新しい波動入りの可能性が高くなることを覚えて置いて下さい。こんなことは基本なのです。証券マンである以上、自分でチャートを見て大相場になった過去の銘柄のチャートを全て記憶しなさい。007の初期波動がどの程度か分かりませんが、相場の初期波動が強ければ、強い程、相場のスケールは大きくなります。さてグリーはお持たせしました。皆さんが参加するかどうかが皆さんの自由ですが、今日の株価1170円台は悪くない株価位置の筈です。

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投稿者 kataru : 2013年03月21日 10:05