未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年03月25日)

かたる:昨日は感動しましたね。大相撲で優勝した白鵬がインタビューの時間を割いて、亡くなった大鵬へ観客と一緒に黙とうを捧げました。大鵬、双葉山の8回の全勝優勝を抜き9回目を達成し、その際の出来事でした。心技体とは言うものの…精神力はどの世界でも要ですが…日本人力士がなかなか成長しない中、モンゴル勢がリードする大相撲の世界は、ある意味で、今の日本の社会を象徴している様な思いを感じた次第です。相場の世界もそうですが…どの世界も精神力が、勝負の決め手になるのでしょう。

それにひきかえ、長いデフレは社会からユトリを奪い、みんなが生きる為に必死になっています。故にライブドアやオリンパスのような事例が生まれるのですね。地検の判断が正しいのかどうか…「正義は我々が判断する」なら、どうして、このような矛盾が生まれるのでしょう。そのライブドアを買収したNHNジャパンはLINEを発展させ、買い物に乗り出すとか…。もし形が違っていたら、日本の社会の発展は続いたのでしょうか?2006年は、様々な転換期でもありました。

まだ書いてなかった問題で、重要ではないかと…推察していますが、なにぶん記事が少なく、動向があまり良く分かりませんが、最近、好調だったはずのインドネシアのルピアが売られているとか…。2012年の経常収支の赤字幅が2.7%に拡大し、財政赤字が膨らんでいるのですね。燃料への補助金政策が、要因の一つらしいのですが…何故、カタルが気にしているかと言えば、ダイハツやトヨタ系の業績に影響する事だけではなく、カタルの構想の中に、新興国から先進国への「揺り戻し構想」があるからですね。成長率の移転が起こると考えている兆候ではないかとも考えている訳です。ベルリンの壁崩壊から中国の改革開放政策などの影響が在り、BRICsを中心とする新興国の発展を、金融デリバティブの発達などの金融力が支えてきました。この流れの変化の兆候ではないかとも…考えている訳です。

多くの読者は、僕が気にする米国のGSE問題など…蚊帳の外でしょうが、基本構想は非常に大切で、大勢観が確立されていないと相場は見えません。安倍政権のメディア対策は素晴らしく…要所を押さえているらしく、野田政権と「月とスッポン」ですね。批判を受けながら消費税の引き上げを決めた野田内閣は、一般の人の評価に比べカタルの評価は高いのですが…アベノミクスの真価は、未だに見えず、所詮は演出ですからね。マネタリーベースの増大から信用創造へ繋げた相場は見事ですが、まだ新成長戦略の芽が、なかなか育っていません。バイオや組立ソフト、意外にも海洋開発もその範疇かも知れませんが…今の所、確立された成長戦略との認識は生まれていません。

相場論から市場を見ると、やはりシャープの動向は重要ですね。デフレ社会の象徴的な企業の存在ですからね。シャープはカンフル剤では救えないと言う証明で、構造改革を迫られている訳です。このあり方が、今後の相場を決めると言っても過言ではないでしょう。仮にシャープが上手く纏まるなら、経営資源にユトリのあるソニーも、パナソニックも立ち直る可能性が高くなりますが、シャープが駄目なら、ソニーはなし崩し的に消える運命にも見えてきます。所詮、資産売却など最後の手段の一つですからね。山手線理論では、シャープを育てる事が、相場を、より確りさせるわけです。米国は円安を受け日本企業の躍進にくさびを打つ為に、自動車部品のカルテル問題まで踏み込みだし、TPPの未来に影を落としています。相場は敏感ですからね。様々な角度の検証が必要で…希望のある材料を打ち出せないと、何れ失速するのは必定なのです。日銀の金融緩和など、一時的なカンフル剤の要素でもある訳ですね。既に長期ものの国債買い入れは、相場に織り込まれているのです。

山手線理論は生きている訳で、休みを入れたアイフルが先週は動意づいたのです。しかし所詮、サラ金株はデフレ社会の象徴的な産業ですね。最高裁の判決で過度に苛められた反発に過ぎません。サラ金では産業は生まれませんね。まぁ、確実に好業績になるのは証券界でしょう。おそらく3倍から5倍程度の数字は、見込めるでしょうが…株価はかなり織り込んでおり、数字が表面化しても相場は伸びませんね。

ここで信用創造の相場は、まだまだ長続きするのでしょう。ただ007と同じく乖離問題を抱えており、更に結果を求めるのは、いくら素質があると言っても難しいかな?とも考えています。ケネデックスの素質は、素晴らしいのですよ。だから株価があっという間に2倍になったのです。しかし乖離問題は避けては通れません。あまり信用創造のケネデックスについて語ってないですが、先週、公示地価の発表がありましたが、東京スカイツリー効果から、浅草の地価が9%も上昇したと言うニュースがありましたね。ここに相場を支えるヒントがあります。そうして国際会計基準の包括利益のヒントを重ねて提示しておきます。

先週、だったかな?
年がら年中、グリー、グリーと連呼しているから、またかと思われるでしょうが、売り上げ営業利益率の高い企業の株価を評価しなければ、日本の社会構造は間違った方向に向かいます。失われた時代の延長は、メディアのミスリードも影響している訳です。日本に必要な産業を叩くのではなく、方向性が間違っていたら更生させ大切に育てねばなりません。2006年のライブドアなどの過ちを繰り返してはなりませんね。馬鹿な既得権力者が、背伸びした若者と競って叩くなど…、ゆとりを失ったボケ老人のすることです。若者は間違いも犯します。自分達の過去を振り返れば…察しは付きます。だから僕はグリーが可愛いのかも知れません。田中さんは多くの欠点を抱えているようですが、それ以上に、あの負けず嫌いな精神力を高く評価するのですね。だから日本が支援をして世界に羽ばたかせないとなりませんね。相場は007と同じ構造で、需給バランスは既に変わっています。だから、おそらく人気株に再び育つと考えていますね。チャートの姿もだんだん良くなってきました。市場から、間もなく多くの信任が得られ、大きく飛び出す場面を迎えるのでしょう。DENAと共に…。カタルには既に秒読みの段階に見えます。

実はあまり触れていませんが…、トヨタの国内増産に絡み、円安効果銘柄で一つ、カタルが注目している株があります。それほど大きくなるわけではありませんが、株価の2倍や3倍程度なら人気化するのでしょう。予てから述べているAと言う銘柄ですが…問題はタイミングですからね。此方はまだテクニカル面で明確な兆候は見られないので…取り上げていませんが、何れ市場から注目されます。こんな銘柄は、きっと、たくさん存在するのでしょう。まぁ、カタル君の場合、上がると思っていても、J・TECも買う余裕がなかったし、ケネデックスも余裕がありませんでした。何しろ…ピカ一銘柄に惚れていますからね。さて今週はどんな展開になるのでしょう。電車が一回りして駅に戻ってきたら、乗るかどうかは、あなたの判断次第ですね。所詮、未来の事は誰にも分かりません。最後は精神力の勝負、少しでも白鵬の領域に届けばいいのですが…。

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投稿者 kataru : 2013年03月25日 09:57