未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年03月26日)

かたる:広島高裁の筏津(いかだつ)順子裁判長は、昨年の衆議院選の無効判断を下しました。カタルが以前、選挙のやり直しの可能性を指摘していた問題です。早急に区割りを終え、再選挙を実施しなくてはならず、今年の参議院選で同時選挙の可能性も出てきたようですね。今の所は安倍政権の失政は感じられず、むしろ好感を抱いています。メディア対策が民主党と違い、確りポイントを押さえている様で…各社のフライング報道を抑えています。情報のコントロールと言うのは、大切なのですね。もともとメディアが官僚の言いなりになるのは…情報源だからですね。記者の多くは独自の取材能力は低く、統計数字を専門に扱う省庁の機能とメディアは一心同体の関係です。かなりキャリアがないと…この関係を上手くコントロールできないのでしょう。政治家も官僚もメディアも情報の扱い方をどうやるかは…それぞれの生命を左右する問題なのでしょう。

株屋も似たようなもので…一般に溢れる情報の中から、株価と関連付けて相場のシナリオを構築できる熟練工レベルの株屋は貴重な存在になりました。昔は、どの証券会社にも、特に中小の会社には相場好きの人間が多く居たのですが…長いデフレと手数料の自由化などの構造改革により、株の専門家が消えましたね。独自の取材ルートを確保する人脈を抱える人間が減ったのでしょう。その反面、ネットは大きな武器になりました。日銀の統計数字とか…昔は足で集めたものですが…今では簡単に利用できます。ただこの利用術が曲者で…この扱いを出来るようになるまで、やはり数年の歳月は必要なのでしょう。株価の関連付けが出来るまでは更に10年程度は必要なのでしょうね。

さてカタル君は、前から実体経済と金融経済は車の両輪と同じで…鏡のような関係で、表裏一体と述べています。つまり鶏と卵の関係にも似ています。しかし日本では金融経済を軽視して、実体経済を重視します。その為に米国に大きくリードされ、その差は開くばかりですね。最近では中国の覇権主義にも大きく負けています。アフリカ諸国への取り組みなどを見れば、差は歴然としています。習近平氏はタンザニアを訪問し、早速、資源確保の動きで…ロシアでは潜水艦や航空機を購入したとか…。温家宝は退任にあたり、軍部に恩を売り、米国のNYタイムズが報じた温家宝への楔も、なんのその…ですね。全人代で演説した海洋権益拡大表明は、効いています。その全人代でアメリカドリームならぬ「中国夢」を演出した習近平氏の効果は、これからの演出によるのでしょう。

株と同じで…世論の誘導も仕掛け人が誘導するのでしょうね。株が上がる構図も組織力が無くては、なかなか上がるものではありません。ここ2日の株価を見ると、グリーよりDeNAの方が強いのは野村証券のフォローによるものですね。ソニーの売り出しに対する野村証券の営業力が背景にあるのでしょう。あまり動いておらず、先に調整を入れているグリーの方が、調整の時間効果は大きいはずですね。ところが野村証券の組織力によりDeNAの方が値動きは良いのです。不思議なものですが…これも相場でしょう。

株価が大きく育つには、「強弱感の対立」が、非常に大切なのです。007はうってつけの背景を持っていますね。僕のように無限の利益を感じる人間がいる一方で、現実的に…実際の利益を見て、こんなボロ株…と評価する人もいます。村田にとっては、僅かな株式購入代金ですが、それを社長に提言する人間がいたはずで…資本提携は、どんなに小さな金額でも社長に説明する筈ですね。一般論ですよ。執行役員が通常は取引などを決めますが、資本を出すか出さないかは、必ず取締役会議で議論され、出資が決まる筈です。…という事は、その背景を説明しなくてはなりません。理由がなくて出資を出来る道理がありません。つまり合理的な判断が成り立つわけですね。村田製作の取締会議で認められる背景がある筈です。007の魅力はQBなどの独自のソフト技術と、ユビキタス社会に特化したソフト分野です。WiFi通信は今や一般的な情報の伝達手段になっています。この分野で世界の任天堂に認められた技術を有し、家電がスマフォと合体しているのですね。考えただけでも僕はワクワクするのです。村田は世界の家電相手に商売をしている会社ですね。想像力が飛躍的に膨らむでしょう。この「見えない利益」が仕手戦の焦点になります。故に村田との具体的な商談が進むにつれ、相場が拡大して行くのですね。壮大な相場です。

一方、多くの銘柄は「見える利益」です。せいぜい「過去最高利益」ですよ。マツダなどもその水準で止まりました。山手線理論とは…電車が駅に到達したら、その電車に乗るかどうか…決める事ですね。株は必ず休みます。どんな株も利食いに対する乖離調整は欠かす事が出来ません。ケネデックスが、どんなに素質があっても…。007もそうですね。26週乖離が100%も超えるようだと…僅かな期間に株価が2倍以上になったのです。最近、株を買って株を持っている人、全てが利食いになるのですから…当然、儲かっている人は株を売りますね。証券マンは連日、電話をかけてきます。その誘惑に勝てるものではありませんね。さて第一関門の1240円を抜いたグリー、果たして今日は1250円を抜くことができるかどうか…。

良いですか…株はジリジリと上がる段階は、まだ買い場なのです。その動向が続くと、間もなく売り物が切れます。新規参入組が目先の利食い玉を消化するからですね。そうすると一時的に、需給の空白期に突入します。その時に株価が大きく飛びますね。007はカタルが再介入した6万円台は、多くの人は見向きもしませんでした。しかし7万、8万、9万と上がってくると…やがて世間から認知を受けるようになります。最初は何故上がるのか?理解できないのでしょう。しかし現実に株価が上がってくると、その理由を探し、中にはカタルの想像に、同調する人も出てきますね。見えない利益が現実化する想像に、同調する投資家が出てきますが、この人達は元来、付和雷同組の「にわか投資家」です。そのにわか投資家は、007のような株価調整を見て気持ちが動揺し利食いをします。中には高値で買って、失敗したと思い投げる人も居るでしょう。しかしやがて背景が本物なら…株価は需給バランスを獲得して、その需給バランスに変化が生まれます。今度は二度目の市場認知になりますから、前の上昇幅より、より上昇幅が大きくなります。信頼感が調整により、生まれるわけです。調整と言う試練を潜り抜ければ、その果実はとっても大きいわけですね。

グリーはまだ市場から認知を受けていませんが、株価が1300円、1500円に上がるに従い、やがて市場から実態に見合った評価を受けます。下に最近株価が上昇した時価総額が500億円以上のリストから、2011年新春号の従業員数と年収、今回の2013年春号の従業員数と年収を掲げました。実体経済と金融経済のギャップを埋めるのが、株式投資の儲けに繋がります。株価と実体経済の乖離を発見し、その乖離を埋めることが、株式投資の儲けになりますね。故に実態社会で大きく貢献しているゲームの2社の実体と株価が遊離しているから、カタルは連日グリー、グリーと推奨を繰り返している訳です。株価が下落し、今日の市況では、先週の木曜日かな?1170円台で推奨をしています。間もなく、株価が大きく飛び出す筈です。早めに乗っておく方が良いと思います。

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あらら…007は14万2000円と…僕の思惑とは違い、調整を続けていますね。これも仕手株的な動きで…良いのかもしれませんね。ただあまり株価が下がるようだと…市場からの信認を受け辛くなります。昔から「3割乱高下に向かえ」と言う格言は、その辺りから生まれているのでしょう。その水準は、直近の高値は18万8500円だから0.7を掛けて、13万1950円ですか…ソロソロですね。通常はその前に値幅調整を終えて、短期の出直りとなるのでしょうが…。時間調整と言う手もあったはずですが…、まぁ、利益が出てないから仕方ないかな…。さてお昼からグリーは1250円を抜けるかな? あらら…こちらも下げてきましたね。1230円か…。どっちも頑張れよ。

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投稿者 kataru : 2013年03月26日 10:08