未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年04月03日)

かたる:朝方のニュースを集めると、色んなものが見えてきますね。でも多くの人は経済の基礎的な背景がない為に、ニュースの意味を理解することができないのでしょう。しかし証券マンはニュースの影響より株価が動き、顧客の損得に関わりますから、熱心に新聞を読むようになります。でも一般的な証券マンは、日経新聞程度の知識しかありません。一体、どれくらい株屋が、日刊工業、フジサンケイ、日経産業などの専門分野まで手を伸ばしているのでしょう。雑誌も同じです。ある意味で日経は、多くの販売チャンネルを持っており、テレビなどを通じて情報操作をして、上手く世論を誘導します。朝日新聞などは官僚組織との密着が強く、リクルート事件などは僕にはフライングに見えますが、一般認識ではスクープなのでしょうね。

「一人を殺せば殺人者だが、大量に殺せば英雄になる」とのドラマの捨て台詞は、ある意味で本質を言い当てています。長く株屋に浸かっていると、正義の意味が分からなくなります。今までの価値観が覆ることがよくあるのです。最高裁の今井判事のサラ金判定を批判しましたが、あの批判が武富士の購入に繋がりました。しかし実際はJトラストが正解でした。誤った選択をしたのです。論理は正しかったのでしょう。アコムを始めサラ金株は、みんな復活しましたからね。ただ時間の概念が見えなかったのです。

さて今日のニュースで重要だと思うのは、やはり「GSE」の記事です。これはロイターの提供ですね。ファニーメイの業績報道ですが2012年は6年ぶりで黒字、通期で172億ドルの利益になったそうです。問題は此処からですよ。税効果は最大で590億ドルもあるのです。前年の赤字は169億ドルだそうです。僕は米国の会計システムは知らないので推測ですが、この税効果の590億ドルと172億ドルを合わせると762億ドルになります。一方、ファニーメイは財務省から1160億ドルの公的資金を投じられており、これまでに356億ドルの配当金を払っているとか…。つまりあと804億ドルを返せば、国民の損失はなくなります。引き算をすると42億ドルなので…今年の利益で完済できますね。あの政府系の住宅金融会社が借金の完済の目途がたったのです。

このニュースはバフェットのGS購入やジョージ・ソロスの銀行株の購入に繋がっていますね。分かりますかね?このニュースの意味が…りそなは、未だにバブル期の借金が返せないのです。先日、三井住友トラストは、ようやく返済すると発表していました。金融機能を知る米国は流石ですね。シェールガス効果は大きいですね。この意味を解説するとまた長くなるので止めますが重要なことですよ。一般的には米国の自動車販売が好調などとのニュースにも現れています。このニュース源はブルームバーグですね。野村証券はドイツ銀行と共に損失隠しをしていたと言うニュースも、同時に流れています。イタリアの銀行の株主向け報告書での説明だそうです。僕が野村は「薄氷の存在」と倒産を疑っていた時期の実話のようです。僕の推測はある意味で正しかったわけですね。野村は嘘を言ってCBを発行し、営業キャッシュフローの赤字を埋めていました。現実と夢は紙一重なのですね。

僕がダヴィンチの金子さんを高く評価し、あの時に残すべきだと応援していましたが、現実は市場からは消えました。減損会計を強要されたためです。(ケネデックスではなくダヴィンチなら、もっとカタルは、力を入れ応援していたでしょう。)しかし実際の利回りは7%程度だったのでしょう。2%程度の借り入れで7%の物件を持っている訳で、5%の鞘があり、それを知っているのに、市場から抹殺されたダヴィンチ。野村の詐欺と、どちらが正しいのか? 僕にはサッパリ理解できませんね。知れば知るほど、呆れる既得権力の悪さは至る所にあります。ネット時代は誰かが、その仕組みに気付き、公にされます。だから日本の偽物社会も、チャンスが広がりますね。直木賞などの作り物も…だんだん価値が薄れ、優秀なら自分で小説を書いて、ネットで発表すれば、何れ出版社がやって来てうちで出版させて下さいと頼みに来ます。時代は「アラブの春」なのですね。何もチュニジアの話しではなく、日本で進行している話ですよ。FTでは「日本の再生はまだ早すぎる」と報じているとか…法人税などの話を引用しているようです。

日経新聞はシャープの公募は、困難と報じていますが、サンケイBIZは主力銀行が1000億円増資を容認と…報道しています。本来は減損会計の問題があり、公募は不適切です。故に第三者割当を実施すべきですが…証券界にモラルがあるのかどうか…。シャープは救うべき日本の企業ですね。もしシャープの株価が上がらないと仮定すると、大変な事態になります。ソニーも倒産、パナソニックもいずれ倒産、と言うデフレの悪夢が甦りますよ。何故なら、ソニーは既に資産売却に手を出し、パナソニックも似たようなものです。減損会計は正しいのでしょうかね? 液晶の工場は有機ELと、かなりダブるでしょう。様々なニュースが流れ、その影響が、どう相場に影響するか? 株価の動きと合わせて相場を見なくてはなりません。

さて今日はダルビッシュが投げており、2回は3者連続三振でしたね。これまで5三振かな? 好調の出だしのようです。007と同じで今年は注目されます。まぁ、彼の場合は既に世間から評価を受けていますが、007は担保率を引き上げられるように…強弱感が大きく割れますからね。株は人気投票で高値になった時に、新高値を形成するときに村田との材料などが出てきて、世間からの認知を受ければいいのですね。僕らは目先の玉は100万円で売り、あとの手持ち株を無料にして、残りは塩漬けにして老後の楽しみに取っておけばいいのです。昨日のようなブレが、にわか投資家をフルイにかけるのです。ただ皆さんもカタルが現物で買っておけと言う意味を、よく噛みしめてくださいね。何が起こるか、分からないのが市場と言うものです。北朝鮮が東京に原爆を落としたら…どうなるか?予期せぬ事が起こるのが人生ですからね。

野球を見なくてはなりません。だからケネデックスの解説などもしたかったけれど…省きますね。ただケネデックスに、多く依存するのは危険ですよ。昨日の値動きや出来高を見ると調整を欲しているように感じます。どんなに有望でも、10万円以下の株でないと考えていても、無理は禁物です。乖離調整は絶対に避けられません。中にはガンホーのような事例も確かにあります。しかしあれは特殊の事例ですね。株主構成などが歪んでいます。007は間もなく試練の壁を抜けます。でも今週は慌てなくても良いと思いますね。値動きから、いつでも戻り高値をクリアできそうに見えますね。一気に走るより、一度、20万円前後で、ゆっくり揉み合ってからの発射の方が、相場は落ち着いて見えます。この落ち着きが、やがて新規の安心買いを誘います。慌てると投資家層の広がりが得られないのです。そうすると一人舞台になるのです。今は多くの人が007の良さを理解できないのです。いずれ自然に上がるようになりますから、現物で玉を拾えばいいのですね。仮にステージが変わると、今度は目先の188500円が下値に変化します。今は、まだ先ほどのように利食いをする人も居ますね。やがて僕の考える夢が、徐々に実現化すると株価は面白いように飛びます。だから慌てずに現物で買ってくださいね。あくまでも現状は夢であり自己責任の範囲の話です。

おそらく日銀の決定会議でサプライズは生まれないと思います。生まれればケネデックスは跳ねることになりますが…昨日の値動きには、僕には無理が感じられました。些か強引すぎますね。むしろシャープの動向をみると、ソニーの空売りが頭に浮かびますね。グリーはどうなるのでしょう。ROEの記事を掲げ、日経と野村はDENAの処理に、意図が見えるような…。考え過ぎかな? しかし実態はどうなのでしょう。株価が弱いという事は更に既存の売り上げが落ちるのでしょうかね? そろそろ5月の決算発表が意識され、証券株は確実にかなり業績が好調な筈です。岡三などの数字は良いはずですね。3Qで減額修正を迫られた銘柄は、グリーもそうですが、そろそろ減額が認知され新展開に向かう筈ですが…時間軸が依然、見えませんね。僕は1170円を割れるとは考えてなかったのですね。しかし現実は1100円も割れていますから…。この修正を迫られてもいるようなのです。おぉ~、まもなくケネデックスは下値ボックスの高値を抜けますね。流石、外人だな。さて今日はこの辺で…

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投稿者 kataru : 2013年04月03日 10:23