今日の市況(2013年04月08日)
かたる:つい最近まで、かたるはアベノミクスの副作用の弊害を考えていました。この形は食料品などの値上がりが、日銀の緩和策への批判に繋がり、折角のリフレ政策が腰砕けすると言うシナリオですね。つまりクロトン(黒田日銀総裁)の力量が試されるシナリオです。FRBのバーナンキは今でもそうですが…量的緩和に対して批判を受けていましたが持論の信念を貫き通しました。人間と言うのは弱い動物で、なかなか信念を貫くことができないものです。折角、買った株を僅かな値上がりで売ることは良くあります。途中で何度かフルイを入れるからですね。どの株もそうですが、一直線に駆け上がるケースは稀なケースです。その点、ケネデックスは最近ではヒットでしたね。もっともJ・TECも、まぁ、まぁ~と自負しています。今人気が戻っている邦銀株もそうです。しかしグリーは、何故か時間軸が噛み合っていません。カタル銘柄も全てが市場から受け入られる訳じゃないのですね。クロトンの異次元緩和政策により、次期カタル銘柄を決めました。
最新のデータ観測によれば…007は、間もなくステージを変えるはずです。ユビキタス社会を迎え、この分野に経営資源を集中させた組立ソフトを開発している企業は「宝の山」4月に解禁されたスマフォの家電操作は、007の「Navi-Ene Tap」などの評価を高めるかもしれませんね。当初のカタルの認識は…こんなものは役に立たないと考えていたのですが…スマフォの解禁は家電コントロールのイメージを変えるかもしれません。やがて電流の流れをコントロールする省エネ技術の革新が起こるかもしれません。WiFi、SQLを始め、多くのユビキタス社会に特化したソフト技術は、無限の利益を約束しているようにも感じるのです。村田が絡む販売効果は大きく、これまでは夢だった構想が現実に大きく一歩、踏み出したイメージです。この感覚を市場が評価しない筈がない。かたるが間もなくステージが大きく変わると述べた意味を、今月中には実感出来るかもしれません。だんだん株価上昇スピードは、加速され早くなります。これは株のセオリーで、云わば、常識です。
さて、そろそろ担保も増え次期銘柄も必要になる頃です。信用創造の意味は、儲けが儲けを生み、雪だるま式に資産が増えて行くのですね。ただし、再投資をするという事は、当然リスクが増えるという事です。だから生活に必要な資金で勝負した人は、せめて元本は引き上げておくべきタイミングですよ。おそらく5月上旬には、今のペースで行くと揉み合い場面が訪れるかも知れませんね。以前、かたるは三菱UFJの純資産価格の奪回が、金融相場の第一ステージと述べた事があります。三菱UFJは現在600円台に入りました。あと100円で、そのステージが達成されます。グリーは時間軸がずれているイメージだけの話ですが…次期カタル銘柄は、クロトン効果を受ける銘柄は円安の時流に乗る銘柄です。そこで以前から注目していたのですが…3Qで特別損失を計上し減額修正をした銘柄なのですね。
その背景を理解するために「比較優位と空洞化」の話を展開したのです。実はカタルは何度も大きな間違いを犯しています。まだ若かったために、1989年のベルリンの壁崩壊では、当時は「平和の恩恵」を述べていました。市場経済のパイが先進国中心から共産圏が市場経済化され、市場が広がり販売が飛躍的に増えるから、日本はこの恩恵をもっとも受けるので、日経平均株価は10万円だと言う考えだったのです。今から振り返れば、お笑いを誘うシナリオです。「比較優位から空洞化」が訪れるとは…考えもしなかったし、資産価格の下落の意味も理解してなかったのですね。まぁ、無理もありません。秀才の宮澤喜一も住宅価格を下げようと必死になっていた頃の話です。
「プラザ合意」「ベルリンの壁崩壊」「南巡講話」「比較優位から空洞化」「金融デリバティブの発展と金融バブル破たん」など…キーワードは、時代により移り変わります。「異次元緩和」は金曜日の相場に、劇的な動きを与えています。出来高が64億4900万株、債券先物市場の2度のサーキットブレーカーの発動、なんと0.315%への急低下から、今度は一転して0.62%と急上昇するのです。踊るイワシ民族の動揺ぶりが良く分かります。1989年、株式先物を利用しヘッジファンドは日本株の売り崩しに加担しました。その前年、1988年には実際の相場は、既に「死に体」だったのです。しかしあとの1年で、指数売買で吸い上げられた現物は、先物のコントロールにより、面白いように日経平均株価を押し上げました。金曜日の債券先物相場を見て…1989年の株式相場を連想しましたね。全く同じ手口です。かたるは何度も、1%を割れた国債金利は異常現象だと述べています。しかし頭のいい機関投資家様は、難しい微積分を応用した金融工学を使って理路整然と、今の相場は妥当だと述べるばかりです。第一生命の株価は、今日はどうなったのでしょう。今日は流石に高いようですね。EVか…バブル時代もQレシオなどと言う尺度が登場しましたね。
山手線理論でアイフルは調整を終え、再度、人気になっています。これはセオリー通りですが…11月からの相場では、円安効果でマツダが強く上がっていましたね。むしろアベノミクス効果は、輸出産業の第一便にスポットを充てていました。マツダは3年程前のカタル銘柄でした。当時は為替に加え、中国の自動車販売に焦点を充てていました。為替一本でよく300円台まで復帰したものです。この水準は過去最高利益の業績数字で、新しいスター株が必要でしょう。そこで比較優位から空洞化の予習が必要なために、カタルは株式教室などで解説してきました。全ては「A」と言う銘柄の為に…。果たしてこの銘柄を発表し、背景を語り市場から支持を受けるかどうかわかりませんが、円安効果が得られると考えていましたが…、日産のゴーンは円安になっても生産体制を日本国内に戻さないと述べていました。しかし報道によればトヨタは国内増産に走ると言います。
ここでFTAの話を、少ししなくてはなりません。米韓はFTAを締結しており、これを利用してトヨタは日本ではなく、米国生産のカムリを韓国に投入しました。韓国ではまだ輸入車の割合は10%程度ですが、このカムリのセダンが2012年に「韓国カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得しましたね。円安とTPPを考えると、日本の製造業も揺り戻しが始まるかもしれません。先進国への回帰論が、日経新聞に金融面に焦点を充てて載っていましたが…空洞化は既にピークアウトを迎えている可能性は高いですね。中国の生産人口がピークを迎え、ようやく構造調整が終わったのかもしれません。カタルが選択した次期カタル銘柄は「A」という株だと、以前から述べていた銘柄です。最近、僕と同じ考えなのか…多少、動意がみられるような気もします。この株はアイフルと同じ要素を秘めています。昨日の株価は180円でしたね。しかし最近は160円台で推移していました。
長くなったので、明日にしましょう。別に隠すわけでもありません。どっち道、カタルが銘柄を掲げても、株価が上がる訳でもないのです。そう良い銘柄が見つかる筈もなく、ピカ一の007に比べれば、どの銘柄も大きく劣ります。ケネデックスも大きく上がっていますが、ここまで上がると、流石に魅力はかなり薄れてきますね。既に3倍になりました。株価が上がっても買いたくなる007と、大きく違いますね。無限の利益は見えない利益ですが…夢の評価は過去の株式市場では、壮大な仕手戦に発達していました。僕は過去最高価格近辺で利益が出て来るまで、揉み合いを続けるのではないかと考えています。だからステージが変わる前に、1株程度は持って置いて欲しいと…いつも言っていたわけです。さて異次元緩和の効果はこんなものではないですよ。
あくまでも三菱UFjが主軸です。日本国債発行の10兆円の内、7兆も日銀が買うと、溢れたお金は何処に流れますか? 問題の焦点は此処ですね。今はみんなが100円などと言っていますが、円安の流れをコントロ―ル出来るのでしょうか? いくら債権大国とは言え、機関投資家は、所詮はイワシ民族ですよ。一斉に国債を売り、外債を買うかもしれませんね。故に円安効果から、新しいカタル銘柄を選んだのですね。長引く空洞化により国内に拠点を持っている会社が、脚光を浴びる相場は、当然考えられます。だからAと言う株が、マツダの代わりに人気になると踏んだのですが…果たして、どうでしょう? 残念ながら、ピカ一水準ではありません。
投稿者 kataru : 2013年04月08日 10:32