未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年04月19日)

かたる:昨日の動きは不思議な展開ですね。市場の動きにどのような意味があるのか? 常に市場を観察し、その値動きの意味を探ります。昨日のテレビでは金価格の動向を巡り、様々な意見が出ていましたが…カタルの仮説を採用しているメディアはなかったように思います。カタルは米国金融界の回復から、世界の金融機能の秩序が戻る過程にあると考えている訳です。つまり金融不安による資金逃避がなくなると考えているのですね。一般的にはインフレになれば、モノの価格は上がりデフレになると下がりますが、この部分にスポットを充て、先進国のデフレ兆候と捉える向きがありましたが…僕は違うと思いますね。あくまでも金融秩序の回復なのです。この考え方は非常に大切で、次に物色する銘柄の選別にも影響を与えますから、よく自分なりに考えを纏めておくと良いでしょう。

実はカタル君は様々な現象に対し、それぞれ自分で考え自説を持っています。そうして、その自分の仮説に従い行動するわけです。メディアが誰かの説を用いたとか…そんな事はいっさい気にしません。気にするのは市場の動きだけですね。自分の仮説通りに市場が反応しているかどうか? それだけが気掛かりで、自分の考え通り株価が動かないと、何故か?と自問し、その理由を探りますね。そうして自分の考えを修正することもあれば、株価が下がったからと言って、自分の考えを曲げない場合もあります。つまりケース・バイ・ケースですね。ただ売買は違います。「リスクの許容度」と言うものがあります。もしある日突然、何か予期せぬ出来事が起こり、株価が暴落したら…自分はそのリスクに耐えられるか? 常に検証している訳ですね。だから株価が自分の予想通り動かずに下がったりした場合、自分の考えとは違うのですが、持ち株を減らす事があります。それは自分にリスクを負う力がないからです。本来、追証になったら追加の担保を入れるのではなく、先ずはリスクを軽減させ、自分のポジションを減らすか、全てのポジションを閉じるべきですね。そうして時間を置いて考える姿勢が大切なのでしょう。この事は基本概念なのでよく覚えて置いて下さい。

僕はこれまでに二度、グリーにチャレンジして目一杯のポジションで挑戦したことがあります。しかし自分の予想通りに株価は動かずに、株は何れも下がりました。故に仕方なく短期ポジションは閉じたのですね。それが下値のボックスの二度の失敗です。もう一つは、たしか年初だったと思いますが…3Qにおいてグリーは通期の減額修正をしました。この下げに対応するために、007の利食い売り…と言うか、心情的には投げですね。…を実施しました。馬鹿らしい限りです。そのおかげで騰がると分かっている株を売る破目に陥り投資効率を大きく下げたのです。これだけ当たっている訳で、既に10倍程度まで資金は膨らんでも良いはずなのに…スタート時点の躓きは、非常に大きいのです。それもこれも時間の壁が越えられない最後の難関の壁、「タイミング」への挑戦を繰り返している訳です。

しかし時々、そのスタート時点が当たるから困ったものです。ケネデックスやアークをIRNETで取り上げたタイミングは絶妙でしたね。どちらもその後、株価は急騰している訳で…、もしこの技術が完成するなら、僕は間違いなくバフェットやソロスの領域の仲間入りになるのですが…ところが現実は厳しいからね。まぁ名前が「未来かたる」で、夢を見る男だから…ね。戯言もお許しを…。

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その失敗作のグリーを今日は失敗に懲りずにまた買ってみました。3度目の挑戦ですトホホ…。今度こそ…頼みますよ。実は昨日予告した「3Qの謎」と言う奇妙な現象を、何れ述べることになるかも知れないのです。その一つがアークで、この始まりが4月9日でしたね。そうして昨日のグリーが、その一銘柄で、もう一銘柄あるのですが…。こちらは、この仮説にまだ反応していません。この仮説は間もなく行われる決算数字に反応するパターンもあります。もしこの仮説に従いグリーが順調に、アークと共に育つようなら…、また一つ、カタルは「成功法の武器」を手に入れた事になります。何しろ、これまで数えきれないほどの失敗を繰り返し、ようやく実践の段階と踏み切った途端に、大震災や欧州金融危機で、なけなしのお金を磨ってしまい途方に暮れていたのですから…人生は面白いものですね。まるでドラマですよ。事実は小説より奇なりと言いますが…本当ですね。

さて戯言は兎も角、昨日の市況は、実に面白い現象でした。「みずほ」が、なんと売買代金で1位でしたね。日経新聞の報道は事実なのでしょう。最近の出来高のバランス感覚、そうして物色動向の動きを見ると、外人投資家は確実に玉を拾っているようです。もともと無尽蔵にある資金なのです。その大量の資金を受ける事が出来る銘柄は限られます。しかも論理的な価格の裏付けがないとなりません。邦銀株は格好の外人投資家の的になっているようです。今の動きは鈍く個人の賛同は得られませんが、いずれ皆が熱狂するときが来ますね。邦銀ファンの人は売りではないですよ。安全で儲かる銘柄と言うのは、そんなに存在するものではありません。たかだか2倍や3倍程度の儲けで、株の値上がりが終わったと思ったら大間違いです。何しろ、明治以来培った財産を失った怨念相場は、どう考えても、こんなスケールではないでしょう。カタルはバブル期を経験していますからね。1000万株単位で玉が動くのです。僕だって当時、NTTを200万円~300万円ぐらいだったかな? 1000株買いに行ったのです。地方の証券マンの…ワンロットの注文ですからね。

日本の機関投資家と言うのは、基本的に馬鹿なのです。こんなことを書くと叱られますかね?でも僕は長い間、法人担当をしていましたからね。ただし地方なので…東京とはレベルが違うでしょうが…似たようなものでしょう。共済連や連合会などの上部団体の役員は地方の実力者が、成っていますからね。よく接待をしたものです。株の話しなんか…みんな知りませんね。債券だって素人ですよ。景気循環と金利の仕組みを知っている人間が何人いるのかどうか…先日、年金基金にプロを招き入れろと言う通達がありましたね。そのプロも証券会社に居ないのですから…、日本に居る訳がありませんね。それは金融庁の力が強すぎて、バランスが取れてないのでしょう。失敗を恐れるあまり、規制ばかりの保身機能が発展したから、市場経済の考え方の基礎が出来ていませんね。困ったものです。

日本の失われた時代の本質は、此処にあるのかもしれませんね。折角、世界一の債権大国になったのに…お金の使いかたを知っている人間が居ないのです。馬鹿は先ず、お金を使います。高級車を買ったり高級時計を買ったり、お金の使いようがないのです。銀座の女に騙されるやつも、たくさんいますね。女性も千差万別です。なかなかヒットは居るものではないです。演出に惑わされ、溺れて時間を過ごすのです。株と同じで本質が見えないのですね。なかなか株価の実態価値を理解している人は居ません。経営者さえ株価を軽視するから、ABCマートの三木さんにUアローズは痛い目に遭わされましたね。経営者は株価の動きに注意を払い、常に株主の気持ちで行動しないとなりません。その点、ソフトバンクの孫さんは、なかなかフェアですよ。先日の合併に対し、自社株が下がったので、相手株主に対し配慮しましたね。このような積み重ねが、株価の信頼感につながっていきます。つまりブランドとは、時間をかけながら獲得する信用なのでしょう。

与太ばかり…になり、本質の話しをしないとなりませんが、実際の経済は動いており、そんな早くカタルの考える想像の世界が実現される訳でもないのです。でも後場からはどちらでも良いですね。グリーも、アークも…このまま陰線でも良いし、逆に切り替えし陽線で終わっても良いし…どちらでも…いつだったか、述べましたね。髭の部分より実線の部分が大切だと…。大幅な陰線にならない限り問題ありません。いつも値動きと相場観を微調整しながら市況を眺めている訳ですね。「デフレ・ボトム・ポケット」の修正は起こるのですね。この中でカタルはアークを選択しましたが、シャープはなかなかの逸材だと考えています。いつだったか…カタルがホンハイへの割当価格の800円は高過ぎないと述べた意味を皆さんは知ることができるのでしょう。それにしても分かっていたのに…何故、日経新聞は作為的な報道をしたのでしょうね。考えられるのは誰かが買うためですね。背景には情報操作を利用して儲けた組織が居るのかもしれませんね。僕はあの時、日経の報道は片手落ちだと…WSJの記事と比較して述べました。実はソフトバンクの報道にも同じような裏があるのを皆さんは感じたでしょうか?この推測もなかなか面白いのですが…まぁ、長くなりますからね。今日は止めましょう。

後場から、3Qの謎とデフレ・ボトム・ポケットの魅力を併せ持ったアークの値動きはどうなるのでしょう。皆さん、気づいていましたか?この値動きが非常に作られた動きに見える事を…自分で値動きを見て考えてみてください。謎解きは何れします。それではまた明日。あらら…グリーはまた下がっているね。トホホのカタル君。

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投稿者 kataru : 2013年04月19日 10:30