未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年04月26日)

かたる:今日は早めにアップしないとなりません。何しろ、いぶし銀の黒田が先発の予定です。昨日のダルビッシュも好投し、日本人の活躍は力道山時代のプロレスを見ているようなイメージです。サッカーはなかなかメインに選手が居らずマンチェスターUの香川君が話題になっていますが…野球の存在価値に比べると、今、ひとつですね。イチロウは珍しく、先日はニュースになりましたが…流石に力は落ち、スタメンから外される日が多いですからね。米国は松井の時もそう感じましたが…やはり日本と違い起用に際しフェアな印象を抱きます。日本で人気になり世界に広がるパターンを増やさないとなりませんが、大概は逆のパターンです。逆輸入が多いですね。海外で評価され日本で再評価されると言うパターンの方が多く、日本ではやはり参入障壁があるのでしょう。何もスポーツや芸術だけではなく、ビジネスにもその傾向がありますから、ソフトバンクの買収に期待をかけています。どうなるのかな? ユニクロにも頑張って欲しいですね。

さて市場は夢のような展開が続き、少し素質のある株は、どれも直ぐに株価が二倍や三倍になります。最近は大型から小型株への広がりが多いようで、値上がり率のリストを見ると知らない企業が顔を多く出していますね。勉強不足が否めません。先日、知り合いが、「ようやく役員になりました。」…とメールを送ってきました。そう言えば、彼の会社の株価の市場評価が低く、何時だったか…何故、わが社の株が評価されないのか? 相談されたことがありましたね。きっと社長から質問をされ、彼が聞いてきたのでしょうが…。その会社の株価を久しぶりに見たら…なんと5倍ほどになっていました。ビックリしましたね。こんな事例は至る所にあります。そりゃ、そうですね。長い氷河時代が終わるのですから…。

今の金融政策は、バブル期を上回る規模です。良いですか…最後は機関投資家のワンロットが1000万株単位になるのです。三菱UFJの板はせいぜい多くても100万単位ですよね。お金など腐るほどあるのです。ただ回転しないだけの話ですね。その理由の根底は、先日説明した金融庁のリスク認識や自己資本比率規制が背景にあります。しかしBISなどの規制は、わが国ではとっくにクリアです。最大の関門だった中小企業資金円滑法の壁を、難なく乗り切りましたね。何しろ、ソフトバンクに兆円単位の博打資金を融資できるほど金融界の力が回復したのですね。ところが…三菱UFJの株価は、未だに純資産水準も回復していない不思議さです。こんな鉄板は、そうあるものではありませんね。それも100億規模ではなく、1000億単位での運用が可能なのです。5億や10億の話ではないのですからね。時代を読むという事が非常に大切だという事が分かります。

カタルは、この長い「失われた時代」でも、空売りは数回しかやったことがありませんでした。しかも全勝です。証券マンを辞めれば、空売りも出来るかな?と思いましたが、駄目でしたね。人間の思考パターンは、なかなか変わりません。推奨する株が、全て値下がりする悪夢を見た時期もあり…これは祟りと考えお伊勢参りもしましたが…効果がなく、証券マンを辞めたのです。今はバラ色ですよ。何を買っても儲かる時代ですからね。

僕の読者はプロの証券マンなどが多く読んでいる様で…、いつだったか香港UBSの人が会いに来ましたね。読んでいるかな? 今こそ、ベンチャリの損失を取り戻しましょうね。あの時は、共に大きくやられましたから…。あの時、僕に商社人脈が在れば…何とかなったのでしょうが…金融界は、みんな人が居ませんでしたから…。残念至極。あのダヴィンチが救われない環境だったから、仕方ないと言えば仕方ありませんが…。さて与太が長くなり…今日は「3Qの謎」の続きでしたね。しかしその前に読者の中には、素人も多く、難しいと言う声も聴きますので…、難しくても3年も読み続ければ…その辺の証券マンより金融知識がつくと自負しています。

現役の金融マンも、周りに実践派の金融マンが存在しない筈です。昔は興銀に遊びに行って…1000万株や2000万株の注文を簡単に貰えたのですね。ある日、丸紅に行き大量の注文を貰ったのですが、中小の証券マンでは、市場に注文を出すしかなく仕切れないのです。2週間も期間があったのですが…注文を消化できずに、その注文を野村に変えたら僅か1時間で消化です。この現実は本当の話ですよ。野村は注文の2割程度を市場で消化すれば、後は自己売買部門で仕切ってくれるのですね。そうして手持ちにして機関投資家に嵌めますが、できなければ投信などが受け皿になり、残りの注文を成立させます。だから野村などの証券マンが、仕事ができるように見えるのが、当たり前なのですね。中小の証券マンが、いくら頑張っても越えられない壁があります。投信でも中小の証券マンの1000万円と、野村の1億は同じようなものですよ。色んなマジックがあるのです。

アークのような経済の背景を説明すれば、外人投資家は簡単に食いつきます。あの銘柄を1000万株も買う訳に行きませんが、300や500万程度なら、何処かのファンドに沈めればいいだけの話ですからね。玉を沈める意味を理解できれば一人前の域でしょう。007を現物で買っておけと言う意味を、皆さんが理解できるようになるのは、まだ先の話しでしょう。例えば、最近発表されたアットマークテクノ社への採用などは面白いですね。まだ村田との協業は発表されていませんが…是非、Armadillo-440等への採用の意味を考えてくださいね。何れ、ベールを脱ぎますよ。徐々に…この時間が堪らない。

そうだった。3Qの前の予備知識ですね。株価を形成するのは、「個別株要因」と「市場要因」があるのです。先ほど…カタルは祟りと考え、お伊勢参りをしたと述べました。つまり市場要因に、個別株要因が負けるのですね。どんなに業績がよくなっても、株価が上がったところが売り場となりました。そうですね。鬼怒川ゴムなどを手掛けた時期ですね。長い間、その駄目な時代の繰り返しでした。しかし今は大きく違います。個別株要因が駄目でも市場要因により株価が上がる時代です。この環境変化をよく認識して置いて下さい。

さて「3Qの謎」ですが、アークを事例に180円の株が減額修正で150円に落ちましたが、劇的な環境変化により減額修正した経済環境より、大幅に現状は改善しています。故に前回の四季報が予想した数字の方が正しいと言う仮説が、成り立ちますね。一株利益が50円から60円ほどの水準になるとすれば、今の300円前後の株は、かなり安い印象になります。故に決算発表時に、そこを起点に株価のオーロラ爆発が見られるかもしれませんね。この仮説は、かなり根拠があります。「3Qの謎」とは、何も減額修正をしなくても良かったと言う認識と、もう一つ、大切なことは、その減額修正で株価が下げたという事ですね。一時的な減額要因により株価が下げたのですから、こんなチャンスはありません。

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そこでオリックスを事例に掲げましょう。上のチャートを見て下さいね。僕は金融危機の影響を受け、一番の狙いは「オリックス」だと考えて、当時株価が1万円(現在は株式分割で1/10になっています。)を割れたところから買い始めました。この会社の実力は1万円以下ではないと、力説をして取り組みました。昔の読者の人は覚えているでしょう。しかし…株価が下がる、下がる。何しろ倒産が噂されるようになるのですから…ビックリしましたね。1万円でも安いと思ったのに…なんと2000円を割れるのですよ。この下げを見て小手川君も、個人としては、異例の大きなポジションを取り、彼は大儲けをしました。今でも持っているかどうか分かりませんが…。良いですか。人間は面白いものですね。

まだオリックスは、これからも上がりますよ。株価を見れば分かりますが、需給バランスが改善されるまで、かなり時間が掛かります。要するに安値を買う必要はないのです。僕は、今、グリーの話を展開しようとしているのですが…。「3Qの謎」はアークだけでなく、グリーにも言えるし、もう一つのJVCケンウッドにも言えます。JVCケンウッドの…この下げは買い場でしょう。あっちこっちを解説すると…混乱してきますね。なにしろ007にも大量の買い注文が入っていますね。誰かが仕掛けるのかな? まぁ兎も角、ピカ一ですからね。僕がピカ一と感じるのですから…誰かが仕掛けます。

兎も角、ブツブツがよく言っていました。株価が下げる事が最大の好材料だと…今の相場は日銀が株を買うのですからね。周りの株がドンドン上がれば、上がってない株にエネルギーが蓄積されるのが当たり前ですね。この蓄積されたエネルギーが解放されるときに株価は爆発高します。グリーの値動きを見て下さい。下値を切り上げていますね。毎日、毎日、そうして4月22日の寄り値1250円を、昨日は初めて抜いてスタートしました。需給バランスが改善されている様子が窺えます。短期投資の人は4月19日の1300円を抜いてから、参入しても良いですね。動きが変わった4月18日から2日間連続の陰線でしたが、ここ3日間は陽線に変化しています。僅かな値幅ですが…微妙な需給バランスの変化を感じるはずです。この間にグリーにとっては悪材料とも言えるサードパーティーの条件変更の話が伝わる中での動きなのですね。パズドラのガンホーが上がっても興味が湧かないのは…既に米国や中国などで社会基盤とも言えるゲームのサーバーなどの基礎基盤整備が整っているグリーやDENAの利益と、ガンホーでは利益の質が違うと考えています。この意味が皆さんに理解されるようになるのは…おそらく、もう少し先なのでしょう。カタルは常に利益の質を考慮しています。ソニーの増額が大々的に報じられていますが…あんな利益は意味がないのです。予防保全の三井住友建設か…山手線論理も生きていますね。アークは決算前に値固めをするのも頷けますね。兎に角、いくらでも良い銘柄を提供できる環境ですよ。OもJも、まだまだ予備軍は腐るほどありますが…ただ資金には限りがあり…それに何処に集中させるかの話ですね。

今日は、どうも気持ちが、いぶし銀へ流れ、文章が纏まっていませんね。ごめんね。

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投稿者 kataru : 2013年04月26日 10:05