今日の市況(2014年01月28日)
かたる:NY市場は5連続安だといいます。やはり2月7日の財政問題を懸念しているのでしょうか? 一般的には前回の対応で共和党への批判もあり戦術を変化させたと言われています。基本的にFRBの金融緩和縮小による予行練習は昨年5月からの下げで終わっており、大きな混乱はない筈ですね。アルゼンチンにしても調べてみれば分かりますが、叩くのに無理があります。基本的にヘッジファンドなどは、時代性を背景にしての隙を儲けの材料にします。政策当局の間違った選択など…ですね。分かりやすい事例が…そうですね。原発処理問題にしましょうか…。あの時は菅内閣でしたが…既存する原発法の解釈を巡り意見が分かれましたね。間違った選択の結果、電力料金は上がり貿易赤字は増え、産業基盤の流出が続いています。この動きを捉え東電が仕手化しましたね。日本の基礎コストの上昇により産業活動が鈍っているのです。
カタルが気にしているみずほの「やくざ融資問題」は、清貧思想の極みのような出来事です。通常は長い時代の転換点に於いて、このような事象が続き、時代が変化します。冷凍食品の農薬事件もブラック企業問題に絡む事件ですね。先ほど、関連するニュースでクレイマーが、問題企業のアクリフーズに居座り続けた為に、逮捕された男がいたそうです。そう言えば…山一證券が東京駅前に居た時ですから、90年代の半ばかと思いますが、年老いた老婆が山一證券の玄関前に「老後資金をだまされて取られたので返せ…」と居座り続けていた光景を、思わず連想しました。でも山一は警察に排除を求めなかったのでしょう。故に何日も…玄関前で抗議していたのでしょうね。説明責任も難しい部分がありますね。過剰な対応を日本は求めている様で、消費者庁の偽装表示問題で「鮭弁当」の呼び名が問題になっているとか…こんなところまで、官による裁量で判断される時代なのでしょうか? あの問題でも、社長が引責辞任した事例がありましたね。
NHKの会長が籾井勝人(もみい)会長の就任会見で、従軍慰安婦問題について「戦争地域ではどこでもあった」と発言をして問題化されているようですが…こんな事がニュースになる現実の日本の社会は、どこか狂っていますね。メディアの良識は何処に存在するのでしょう。僕には、サッパリ、常識の基準が分かりません。まぁ、育ちが下品のせいか、原稿の言葉使いも悪いですからね。時々、御叱りを受けます。差別用語だとか…最近は読者も呆れたようで指摘も減りましたが…。カタルはカタル批判の意見も大歓迎ですよ。文句があったら、どしどしメールくださいね。自分は正しいと思っていますが、結果、間違う事もよくあります。カタルの意見を参考にすれば良いと思っているだけです。まぁ、読者は限定的で、10万とか100万とかの数字ではないので…好きなように述べています。でも多少はカタルファンも居るようで、ケネディクスが下がると007も下がるし…連動性も若干あるようです。
そのケネディクスは480円を割り、右肩上がりのトレンドが崩れ、昨日は下げていましたね。でも5400万株も信用買い残がある割合に、それほど投げは出てないようです。一部に留まるようです。もう一段の下げを期待しますが…どうかな? 6月の時はもう一度、下げていますね。ただカタル君は、繋いでいた空売りを買戻し、新規に買い増しをしましたが…僅かな株数です。ここからが勝負ですね。問題は株価より時間です。今日も窓を開ければ良いと思いましたが…残念ながら、高寄りしましたね。今の所、マイナスになってないようです。神様ではないから分かりませんが、後場に再び売られることもありますね。どんな形になるか? 基本的に資金力の問題です。追証の人は無理をせずに投げなさい。一発目の追証は、投げる方が正解でしょう。安値を叩いても良いのです。元金を失わないことが大切です。撤退して一度、頭を冷やせばいいのです。昨日は神主さんの他に、友達の証券マンからも電話がありました。でもこのタイミングは良く間違うタイミングですね。資金力があれば、ここから買い下がれば大儲けですが…買い下がる途中で資金切れする時もありますからね。
ほら先日、アルプスの週足を掲げましたね。通常はあのように下げ過程を買うのですが…上手に買おうとするから間違うのですね。自分は下手なので、上手に買えないと思った方が良いですね。株価が上がってから買えばいいのですね。ただ資金力があるなら別ですよ。どんどんかい下げれば良いのです。所詮、100円を下回らないでしょう。アベマゲドン価格ですね。かたるは昨年6月の311円までしか、視野に入っていませんが…400円台前半で止まる確率は、非常に高いと思っています。このまま昨日の447円が安値の可能性だってありますね。でも当たらない予想をしても仕方がありません。時間概念の方が大切ですね。カタルは現在、5月に照準を合わせています。その頃は新高値(849円)を更新しており、一度、軽い揉み合いに入ると思っています。もともとケネディクスの500円割れ、007の2000円割れは、買い場であると思っていますからね。一度、カタルの予測通りに、下に振ったので…今度は619円を抜ける確率は高まりますね。資金の無いひとは、それを確認してからの方が良いですよ。株なんか誰でも簡単に儲かるのです。問題は資金力と精神力ですね。こればかりは教えて分かるものではなく…個別対応の話です。特に精神力ですね。
そう言えば、先日、滝沢さんの話をしました。大東京火災で大儲けした人の話ですね。あの話を引き合いに出したのは…彼が愚直だったからです。おそらく反町家の親戚筋に当たるのでしょう。だから増資があるたびに申込み、当時は株主割当額面増資が主流です。長い時間、株価がどんなに上がっても売らなかったのですね。この我慢が、通常の人は出来ません。米国のマイクロソフトや日本のヤフーを買った人は、大勢いるでしょうが…上がる株を持ち続けることは、出来ないものですよ。だから理論武装や時代背景を充分に理解して置き歴史観が要求されますね。理論武装が出来てないから、株価が下がると不安になるのです。通常は株価が下がると買いたくなる筈です。ところが…多くの人は違いますね。だから損をするのです。昨日は日証金買い残高で95万ほど減っています。でもまだ足りない印象をかたるは抱いています。僕がファンドの仕掛け人なら、もう一度売りますね。でも同時に…ブルームバーグの報道にもあるように、日本の不動産投資は活発化しています。
現状の時価総額は、昨日現在で1187億円です。IRの発表では、受託資産残高は1兆2000億円ですから、毎年稼ぐ最低限の利益1%を下回りましたね。現状はPER10倍を切ったのでしょう。この考え方には値上がり分は含まれていませんよ。しかし現状は減損会計時点より、2割は地価が上昇している筈です。のり代が増えてきましたね。カタルの狙いはデフレ脱却で、流動性の罠からの脱出です。その時にマネタリーベースの残高が効いて来るのです。この表現はもっと解説が必要ですが…分かる人には、分かる筈ですね。狙い通りの展開になれば、4090円を抜き、上場来高値を更新する筈ですね。場合によれば…あまりに長いデフレ環境で清貧思想が行き過ぎている為に、過剰な政策発動が連発され、1万円台の大相場に発展する可能性もあります。ガラガラポンを採用するくらいなら…、資産価格の暴騰を選択しても、なんら不思議ではありません。個人金融資産は1600兆円ですよ。資本逃避を回避させるために、どんな演出があるのか…。この辺は現状では見えません。まぁ今は、アベノミクスか、アベマゲドンか? を問われている訳で、中国の表現を借りれば、日本と言う「老人」に、興奮剤を投与しているのだそうです。
相場の全体論は、三菱UFJ株の水準が目安になるでしょう。現状は200日移動平均線ラインで、52週線は621円ですね。だから下に叩くのも苦労しますね。おそらく短期の調整ではないかな?「節分天井、彼岸底」とは言いますが、12月の上昇は先物絡みであり、1月に入った途端に、逃げを打っていますからね。何度も言いますが、上手に買おうとせずに下手ぐらいが、丁度いいのでしょう。資金の乏しい人は待てばいいのです。619円を抜くまでね。007も買い場には違いないでしょう。既に昨年で売り筋玉は切れていますから、今度のファンドの介入があれば、ストレートに決まる筈ですね。この株はある日、突然、始まりますからね。無理がないように…今は、まだ霧の中です。
投稿者 kataru : 2014年01月28日 11:29