未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年01月29日)

かたる:アベノミクスの見通しに意見が二分されています。アベマゲドンの可能性を指摘するレポートも多く、一時的でしょうが…市場は時間をかけて材料を消化するのでしょう。カタルは証券マンを辞めて、空売りが出来るかどうか…確かめてみました。でも結果、性格は変わらず…駄目でした。でも今回も繋ぎですが、空売りを実践し直ぐに買い戻しています。おそらくVIX指数の高まりを見ると、ヘッジファンドはポジション整理を強要されるはずです。その為に年が変わるとすぐに、市場全体が弱くなったのでしょう。当然、信用買い残の大きな株は、空売り筋の絶好の狙い目になり、ファンダメンタルがテクニカルに負けるわけです。これは一時的な現象ですが…市場経済である以上、様々なリスクを消化しなくてはなりません。当面は、買いではなく売りで、場合によれば、本格的な調整を強いられる可能性も否定はできません。此方を参考に…

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カタルは三菱UFJの株価位置などを見て…それほど深い調整になるとは考えていませんが、現状では、まだ先が見えませんからね。消費税の引き上げ後、様々な問題が表面化すると言う弱気発言は、その時が訪れないと…彼らは納得しません。2月の米国財政問題も大丈夫でしょうが…時間が経過しなくては分かりません。株の場合は、常に、「まさか」の対処が必要になります。これをせずに自己弁護をするから、自殺に追い込まれたり、悲惨な結果を招くのです。カタルの友達の友達になりますが…多くの仲間が消えていった悲しい現実が存在します。故に無理をしないことです。まさか追証になる人は居ないと思いますが、通常は、追証が掛かったら、先ずは整理をする事です。元本をなくさなければ、いつでも立て直しが効きます。淡い期待を抱かない事ですね。これはカタルが長い証券マン人生で学んだことです。自分の力量を知り、自分の心を知っているのは、自分だけなのです。だからチャンスが訪れるまで、じっと我慢すればいいのです。バフェットは、ここの精神力の構造が違うのでしょう。

最近、アルプスの事例や52週線の話など…、我慢の話を盛んに登場させていますが、昨年秋から暮れにかけての流れを上手く捉える事が出来なかったから、反省会を実行したのですね。僕の考え方は間違ってないと思いますが、政策がその路線を歩まなければ、所詮は絵に描いた餅に過ぎません。日本が貿易赤字に転落するほど停滞している現実は、政策官僚の責任でもあります。今の連中は安保闘争に明け暮れた年代が、主軸を占めている筈です。米国の庇護のもとで培った蓄えを吐きだし、構造改革を進展させてきたのです。そろそろ日本はスマート・コミュニティーへの本格的な時代革命に取り組む時でしょう。それを4Kやら、ハイテン(自動車用高強度鋼板)やらの僅かな技術革新に溺れ、本質を見誤っています。押井監督のSFアニメの世界に、邁進すべきなのです。スマート・コミュニティーとは、あの世界を実現させることですね。007の価値は、何れ明らかになるでしょう。

同時に現実的な対応で、信用創造のマジックを利用しなければ、国家の財政赤字も正常な方向に向かいません。ここで問題の「レベニュー・ニュートラル」(税制中立)と言う、先ず財源ありきの発想が出てきます。日銀が国債を買い、最後の買い手が買うほどに追い込まれている現実を考えれば、パイの拡大が縮小均衡の清貧思想より、正しい事は明らかですね。三菱商事の金属部門の本社移転は一つの警告ですね。冷凍食品農薬問題も同じ土壌に背景があります。頑張って時代を進めて欲しいものです。さて、ごたくはこの辺りにして…。

昨日はスクエニHD(9684)が人気でした。ドラゴンクエストのネット版のダウンロード数が100万に乗ったのが切っ掛けと思われます。カタルのゲーム産業への評価は低いのですね。PER10倍が限度と考えています。理由は飽きられるからです。つまり利益の質が違いますね。バフェットが、何故、コカ・コーラを長く持っていたか? 食品の利益は、農薬混入などのリスクはありますが、利益の継続性に優れているからですね。一時的な利益は、質が悪い為です。それなら公共的な利益である電力、ガスは、生活に欠かす事が出来ずに、絶対に必要なもので継続性が高いのですが、公共性を帯びる為に、儲ける事が出来ません。儲ければ批判を受け、値下げを強いられます。今回のソフトバンク株の値下がりは、総務省がインフラ整備は終わっているのに…利益を貪る業界の体質がある為に行った政策でしょう。「つながらない…」とソフトバンクが宣伝を始めたら…KDDIは常識…と、切り返すCM合戦は不愉快ですね。国際標準より、料金設定が、はるかに安いなら分かりますが、国際標準より高い水準で利益を享受する体質は、一時のサラ金業界を連想させます。故に、昨日は日本通信(9424)が人気になっていました。日立国際電気(6756)は、増額修正からの人気です。でもカタルは本質的に子会社が嫌いです。松下通信などの事例を見れば、分かります。住友特殊金属も合併で消えましたが…親会社の意向に左右されますからね。こんなところが昨日の人気株の解説でしょう。

さてケネディクスは、この辺りで切り返せるかどうか…。でも昨日は寄り前の指値とは言え、僅かに引け間際に2回か3回しか付かなかった441円の指値が買えている点に、不快感を覚えます。チャートの形も447円で引けるなら兎も角、実線は前日の458円から447円の11円に対し、昨日は454円から442円で、僅かとは言え12円と拡大しています。もう一度、下値を叩く場面は、容易に想像できます。出来高のバランスも下値を叩いた形に見えません。カタルが仕手筋なら、確実に、もう一度叩きます。買うための演出も工夫が必要ですね。この形は6月のあのパターンを思い出させます。あの時は此処から一旦、株価は上がりそうして急落しましたね。現在はそのパターンも視野に入れ、どちらに転んでも良いように対処しています。

007はケネディクスより強い形です。下値を切り上げるパターンが崩れていません。僅かな売り物しかないのでしょう。信用買い残の投げは、全体の市況が弱くなると出ますから、買うのは昨日のような相場環境の時だけですね。ただこのような時に玉を手当てして置かないと、今度は本格的な上昇に向かう確率は、非常に高いと思われます。何故なら売り物である大株主の売りが、限定されているからです。これほどの逸材は、必ず人気株に育ちアドウェイズの存在を超えると思っています。だから現物で確りと玉を手当てしておくことでしょう。タブレットやスマフォなどの大量の量産品に、村田のWiFiモジュールが採用されれば…、あっという間に収益構造が変化しますね。IVIの夢があり収益が一変するのですね。その夢があるので割高に買われているのですね。割高には割高の理由が存在します。通常は割安株より割高株を買うのですね。怖い程、儲かるのです。これが自然界の理屈です。

かたるは、昨秋から株価上昇は、指数の上げのよる弱いパターンと、今回の株価上昇を表現していました。故に新興御三家と言う眉唾の材料株の物色だったのでしょう。おそらくコロプラなどは好業績なのでしょうが…そこが売り場でしょう。赤字の時が面白いのです。今日のケネディクスは、陰線の方が良いですね。ただし447円以上で引けて欲しいな。此処で揉み合い形成をして、もし、更に急落する場面があるなら…、そこは絶好の買い場になるのでしょう。通常は、買う方も演出するわけです。大きなファンドになれば、なるほど演出は派手になります。果たして…どれほどのファンドの介入なのか…。楽しみですね。もっと下がればいいのに…と、調子こいていると叱られるかな? 参加は619円を抜いてからで充分ですよ。下手なくせに上手に買おうとしないことです。下げてコツンとこなければ…そのまま放置もあり得ます。どっちに転ぶか、今の所は分かりませんからね。それでは、また明日。

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投稿者 kataru : 2014年01月29日 11:09