今日の市況(2014年02月03日)
かたる:ようやく、カタル銘柄で注目する二つの銘柄にも変化が訪れ、今週は注目される展開になるようです。問題は此処からですね。人間心理と言うのは、やはり時間調整には勝てないものですね。此処が、株の難しさなのでしょう。特に利益の裏付けがない株は、どうしても「未来利益」は見えない為に、現実の株価に、気持ちが引きずられるものです。しかし市場を見ると、明らかにアベマゲドンを懸念している売りではないですね。今までの調整のパターンと違います。先日、東洋経済に勤められた知り合いの話を引き合いに出し、我慢の話をしましたが、その「アルプス」は、この環境下でも株価は全く崩れていません。「富士通」の業績推移はサプライズでもないのに新高値ですからね。確実に相場は変化しているようです。
実は昨日掲げたグラフですが、貸出先別貸出金の不動産産業への融資額推移は、四半期ペースの発表で12月はまだ発表されていませんが、2011年6月の総額59兆3802円で底に打ち、2013年9月時点で61兆382億円と増えているのですが、総額比較では分かり辛いのですね。人間心理と言うものは、変化率により心が動かされるものなのですね。だから前年比でグラフを作成しました。あのグラフは信用創造の実態をよく表しています。異次元緩和の状況を見る時も同じことなのです。わが国が現在行っているベースマネーへの資金供給額は、非常に変化率が高い異次元緩和なのです。この意味を、やがて皆さんは知ることになります。ガラガラポンのリスクを恐れているのは、何も私だけではないでしょう。日銀に借金の肩代わりをしてもらっている訳で、円の劣化は、通常の円安とは大きく意味合いが違います。故に、カタルはルビコン川を渡った割に、ノー天気に黒田さんが見えるのです。
何故、カタルがケネディクスに拘り続けるか?
紙であるお金は、いくらでも刷れますが、利回り採算の合う都心の土地は限られたものだからです。これだけマネタリーベースを増やして、過去に株や土地が上がらない事例は、ないからですね。おそらく国際優良株が下がらないのは、グローバル化が進んでいるためです。確実にアベノミクスは、進化しているのでしょう。一部で行われているヘッジファンドの持ち高調整は、早晩、終了する筈です。分からないのは消費税の引き上げ後の消費低迷がどれだけ落ち、その落ち込みが立ち上がりつつある景気浮上の火種を消すことになるかどうか…。此処に難しさがあります。ただ世界経済は、欧州のイタリア国債など見ても分かりますが、危機を叫ばれた多くの国の国債は正常な金利で消化されています。
今、指摘されているフラジャイル6の新興国も、それほど深刻ではありません。やはり予行練習が済み、充分な時間を確保した為に、大方の資金移動は既に済んでいると思った方が常識的でしょう。カタルが批判した新興御三家(エナリス、アドウェイズ、コロプラ)の株価が崩れましたから、多くの個人好みの株価も軟調になっています。しかし富士通はあらら…600円台に入りましたね。クラウドで注目していた会社ですが…。まさか、このクラスで、昔の古河電工のような再現はないと思いますが…カタルは、先日指摘したようにコマツ型ではないかと考えているのですが…どうなのでしょう。富士通は兎も角、ソフトバンクのチャートを見れば、流れの変化は明らかで…昨年、後半の人気株は明らかに調整に入っています。問題はカタル君が注目している2銘柄ですね。
5300万株もの信用買い残を抱える株を買い切るファンドの登場まで、日本は信頼されてないようです。海外報道を見ると、アベマゲドン・リスクが残っているからでしょう。今日は株価が下げている割に出来高はまだ膨らんでいませんね。あらら…まだ早いのかな? カタルが想定する株価まで下げたのですが…。出来高の膨らみ方がないという事はもう一段下げの演出があるのでしょうか? でも野村証券の板状況も、意外に…好業績の為か、崩れないように見えます。全体をさらに叩くのは、難しいそうに見えるのですが…ファーストリテイリングとソフトバンクだけ叩いても、全体のムードを悪く演出させるのも限度がありますからね。後場からが勝負ですよ。追証の投げは後場に重なるものです。この試練を経て相場が変化します。株価が下げると、新たな参加者が増えます。期待しているのですが…どうかな?
通常は株価が下げている段階で、買っては駄目です。重要なのは出来高推移ですね。こんなところで大切な、なけなしのお金を投じても無駄ですね。もっと出来高が膨らまないと…株価は関係ありません。出来高推移だけに注意を払ってくださいね。怖いのは、相場がなかったケネディクスや007ではなく、最後まで買ったコロプラやアドウェイズですよ。決して値惚れで買って、鞘を抜こうとしないことです。それが多くの場合は、命取りになります。逆にこの環境下で強い株、富士通などですが…そのような株の動向に注意を払ってください。下げ過程の中で上がってくる株は、次のスター株だと思って間違いありません。
ただ資金的に余裕がある人は、此処から買い場であります。どんどん買っても大丈夫でしょう。ケネディクスで311円まで、007で1332円までかな? まぁ、そんなものでしょう。資金のゆとり度の問題ですが、買えるがあまりユトリがない人は様子見です。出来高が膨らんでから、あるいは確実の上昇に移ってから、高値を買って参戦すればいいのですね。見ていれば分かりますから…。上手に買おうとしないことでしょう。追証の投げは待ったなしですから、意外安の株価を付けるものです。はやく400円を割らないかな…なんて調子をこいていると叱られそうです。
此処での注目は富士通と野村証券かな?
勿論、ケネディクスに007は永遠です。利益が出てきて、市場から妥当な株価評価を受けるまで…。必ず、人気株に育ちますから、それまで買い続ければ良いのです。今日は「節分」ですね。イワシを焼いて食べて、恵方巻きと豆まきだね。それにしても、昔からある「節分天井彼岸底」の諺は、制空権を外人さんに握られ消えたようですね。それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2014年02月03日 10:08