今日の市況(2014年02月06日)
かたる:昨日の日経新聞の解説は重要なので…カタルなりの解釈をしておきます。問題の大切な記事ですが、17面の「日銀の資金供給量 微減」と言う項目です。通常、マネタリーベースを増やせば、マネーストック(マネーサプライ)は増えます。貨幣の乗数効果があり、元気な社会構造の時は10倍を超えるのです。しかし現状は4.3倍に過ぎません。完全に「流動性の罠」と言う金融緩和を実施しても、お金が回らない(貸し出しなどが伸びない)現象になっています。ところが中国は通貨価値が下がるインフレ状態が続くので、貸し出しにより物への投資が盛んに行われ、シャドーバンキング問題が起るほど、仮需が問題になっています。借金をして投資した方が利益が上がるからです。日本は不動産や株などが、清貧思想の為に理論価格以上に下落しても…仮需も起こりません。その様子を示したグラフを、日銀から数字を持ってきてグラフを作成しました。マネタリーベースとマネーストックの前年比の増減比の推移です。本当は連動する筈なのです。
カタルが痛烈に金融庁の政策方針を批判する理由が分かるかと思います。この切っ掛けは、「小泉・竹中改革」の下で行われた、不良債権処理ですね。過剰に引き締めた弊害は、今の日本でも存在するのです。思い出してください。鐘紡が消え、双日が存続の危機に怯えMSCBを発行したために僕らは損をしました。あの時、カタルは竹中氏の方針をやり過ぎだと痛烈に批判していましたが、同時に市場経済化するためには、このようなショック療法も必要かもしれないとも書きました。護送船団方式の甘えを断つ為に、敢えてUFJを生贄に捧げたのです。読者の中に、友達がUFJ(三和銀行)出身の銀行マンがいたら、聞いて御覧なさい。おそらく旧三和の人間は三菱UFJでは、余程の実力がなければ、日陰者扱いの筈ですね。表舞台に立てない左遷組になっています。あの倍返しのドラマは、三菱UFJの実話が基になっています。
あのような厳格な清貧思想が、今でも行われており、みずほのやくざ融資問題の温床になっています。昨日、日銀と金融庁が喧嘩をしていると、述べていますね。しかし日銀は必ず勝ちます。異次元緩和の効果は途中で、日銀が白旗を掲げない限り必ず勝つのです。黒田さんの精神力が、問われているのですね。円安による物価高、消費税引き上げによる便乗値上げなど…応援があっても、物価目標の2%は難しいかもしれません。ただ実質レートの為替相場を見ると、既に内外価格差は逆転し始めています。難しいかな? マーチは国内で製造販売すべきなのに、現状は、わざわざ輸送費をかけてタイで生産し、日本に逆輸入していますね。だからマツダに比較して、日産は利益が伸びないのです。早めにグローバル対応した会社は、円安効果が薄いのですね。故に円安下でも生産台数が落ちているのです。
何故、カタルは、株価が上がる裏話を解説するか? ケネディクスのメザニンローンの話をしたり…インセンティブなどの、様々なフィーの話をしたりするのか? 納得した投資なら不安にならない筈です。意味も解らずに株を買うと、株価が下がると不安が増大して投げますね。でも、もし実態をよく知っていれば、逆にチャンスに見える筈です。安値を売らずに済みますね。カタルなどはお金が無いのに…借金をしてまで株を買いたいと思っており、失敗の原因にもなっています。かたる程、馬鹿にならなくても程々に理解し、現物投資をしていれば儲かります。多くの人が儲からないのは、投資の本当の意味を理解してないからです。
本当は225のような変化率の乏しい完成された会社を薦めれば、リスクはありません。しかしそれではお金は、いつまでも作れません。カタルは貧乏人ですが、会社を辞め投資をしようと思ったのは、30年以上の経験を積み、かなり勉強しており、何とか食えるかもしれないと考えたからです。しかし、まだ駄目ですよ。まだ借金だらけ…。最後の壁がなかなか越えられません。ホームページを書いているのは、皆さんに認められて本物になれると思っている事と、自分の勉強になるからですね。毎日書く事で勉強を強要されます。だから成長できますね。それに若干の広告収入もあります。月に5万円か6万円か…読者が増えた時は15万ほどあったのかな?
今回の下げの多くは、追証による下げですね。資金力が問題になるのです。最終的に信用の建玉を現引きできれば問題ありません。倒産してもお金が無くなるだけの話です。命まで取られませんね。最近は馬鹿が多く、自分の責任を他人転嫁する人も居ますから気を付けねばなりませんね。もともとカタルはハイリスク派だと何度も述べており、最初に掲げた時が、カタルの推奨価格なのです。現在は2週目でケネディクスも007も再推奨をしています。でも007は7万円だから700円で、ケネディクスも200円前後かな?最初の推奨価格は、その辺りですね。まだ下げているのは「JVCケンウッド」だけですね。この銘柄は推奨時から良いところがなく、最後に残った駄目株ですが…。最近は、誰かが仕掛けているようにも感じますね。裏付けは取れていませんよ。
後は全て抜けている筈です。あぁ、グリーは抜けてないが、フォローはしましたから免罪でしょう。何れ田中君が頑張るでしょう。あの空売り残は、依然、謎のままですね。この辺りにヒントがあるかもしれません。多少、弁解も交えて書いていますが、2度目の推奨をしたのは、それだけ魅力的だからですね。そうして、いずれもカタルの考えている姿に変身していません。時間差はありますが、多くの銘柄が、理想的な展開を実現している筈です。しかし中には、力を入れたベンチャリや双日は、過去に失敗しています。あとは皆さんの選択次第です。弁明を交えて解説していますが、今の日本株が変わる「切っ掛け」は、日銀の政策ですね。現状はマネタリーベースを大きく増やして、マネーストックがなかなか増えませんね。経済が停滞しています。大企業の投資は海外が多いですね。国内にお金が落ちないので、景気がなかなか浮上しませんね。グローバル企業に照準を合わせるより、国内企業に合わせないとブラック企業問題などの恥部の話は消えません。
昨日は厚生労働省から賃金の話が出ており、ニュースになっていました。基本的に横ばいなのです。最近は金融を情報通信が抜いていますね。プログラマーの価値が高くなっているのでしょう。平均では314150円です。何故、この話を引き合いに出したかと言えば、トヨタのベースアップが、どの程度になるかにより、日本経済の動向にも変化が生まれるかもしれないからですね。外人は日本村論理を理解できないのです。だから、変化を見れば態度は変える可能性があります。現状はアベノミクスの成功か、アベマゲドンと呼ばれる失敗になるか分岐起点だからですね。だから日経平均株価も52週線と言う攻防になっているのですね。カタルが期待するケネディクスと007は、仮需が多かったために、この水準を維持できませんでした。
市場を観察する限り、日銀は当座残高に眠る110兆円かな…この付帯金利を撤廃し、お金を動かす政策を実行するタイミングが、近づいていると言えます。市場はそう判断している訳です。しかし決めるのは黒田さんです。国債の売却資金の受け皿としてリートが選択され利回りが下がると、どんどんリートを供給するために、新たな不動産を買い入れねばなりませんね。ケネディクスのIR発表を見るとメザニンローンでも投資を実行しているようです。本当はエクイティーで投下するのが効率は良いのですが…、そろそろ採算に合う物件がなくなっているのでしょう。ケネディクスのホームページでの発表をみると、メザニン投資していますね。つまりこの事は、カタルが懸念していた疎開させた減損会計物件が、既に切れている可能性が非常に高いのですね。一昨日に発表した前期の数字は、昨年末にかけ損金を追加計上していました。たいぶ健全化しているのでしょう。だから昨日、考えたように今期の利益が、3倍に膨らむのはほぼ確定でしょう。早晩、株価が動きますね。
分かり辛いかな?
今の相場の焦点は、賃上げの「ベースアップ」の話しと日銀の「追加緩和政策」の話が、焦点になりますね。相場の出直りは、この辺りの動向が非常に大切なのです。たぶん、一昨日か、昨日の安値が底だと思いますが…まだ分かりません。ただ、もしこの次に下げがあったなら、そここそが、間違いなく絶好の買い場になりますね。最後のダメ押しの懸念は、追証発生から2週間を経過してない為に、まだ残っています。たぶんないとは思いますが…あるかもしれない。相場は、いつも、まさかの用心をして臨むことです。カタル銘柄は、特にケネディクスと007の天井は非常に高く、故に2度目も再推奨をして、何度も取り上げています。JVCケンウッドなども上がる可能性が出てきましたが、所詮、普通の人気株に過ぎません。でも2倍や3倍は、望める可能性はあります。カタルは常に10倍程度の可能性がないと…なかなか心が動かないのです。
ほら、保守派の人は富士通なども…また高くなってきましたね。他に保守的な成長株としてピジョンや沢井は、既に大きく上がりましたが…介護のツクイなども用意して、時々紹介していますね。要は、読者の選択次第なのです。そうして株は、必ず資金力が勝負を決めます。故に自分の力量をよく考えて、投資に臨むことなのです。ここが一番難しいのですね。一度、追証が切れるとは…、前日比で株価が一度は高くならねばなりません。そこから2週間が、新しい株価に適用する時間経過なのですね。これは長年の経験則からの体得したアノマリーです。
過剰に心配をする必要はありませんが、そうかと言って調子こいていると…最後の買い場なのに、投げる側に回ることもあります。常にまさかの用心をしておいてくださいね。最後は全部、現引きすれば良いのです。そうして、また信用で買えば、儲かりますね。黒田さんが二度目の日銀のミスを冒さない限り、絶対に勝てる異次元効果は、今年後半に判明しますね。その頃、ケネディクスは4桁でしょう。何度も言いますが、難しいところは避けても良いのですね。だから619円を抜いてからで…充分だと述べています。でも今は300円だから2倍にはなりますね。美味しそうだな…。
でも僕は貧乏人だし…。今朝は、朝一番に神主さんから電話があり、買いたそうだったね。神主さんは、007を1800円台と1300円台を買ったそうで、ケネディクスは355円と言っていましたね。流石に慎重だね。現物しかしないと…言っていました。彼は年金生活者だからね。彼の友達の香港のA君は、今、ファンドのマネージャーを辞めて、六本木で未公開株の上場を手掛けているとか…。既に3社程度、上場させたらしいですね。流石だな…10億単位で入るものね。みんな、仲間は優秀なのに…。カタル君だけは下手糞のままです。今に見ていろ、僕だって…。
投稿者 kataru : 2014年02月06日 11:33