未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年02月07日)

かたる:今日は久しぶりのNY高により市場に楽観ムードが広がっています。ただ今回追証で資金工面が困難だった人は、このような時に、少し自分のポジションを見直す事です。このまま上がる可能性もありますが、今年は消費税が引き上がり、アベノミクスの成否を問われますからね。基本的に4―6月期が判明する8月まで揺れます。だから春闘の行方の成否などに関心が生まれます。基本的に1989年以降の日本の賃金は下がりっぱなし…と言うか、ほぼ横ばいです。

「流動性の罠」を、何度も話題にするのは、この解消が「希望」と言う言葉に繋がるからですね。マネタリーベースの増大に反応して、マネーストック(マネサプライ)が増える筈なのですが、失われた時代は、不良債権処理が優先され、更には内外価格の是正による日本の空洞化が、デフレ環境を生んだのですね。しかし実効為替レートなどから推測するに、日本はまだコメの価格など…一部には日本価格が残りますが、概ね、鎖国状態が修正されグローバル標準に変わりました。

カタルが何故、東京都の地価動向を持ち出し、不動産融資の動向に関心を払っているか? 三菱UFJの株価を、何度も話題に持ち出すか? この背景を理解しないと駄目ですね。よく論理を知っていれば、株が下がれば不安になりません。むしろチャンスに見えますね。どうしても仮需の多い銘柄は、付和雷同組が参加していますから、ムードに株価が押されます。これは仕方がない事です。所詮、多くの人は、素人のレベルでプロとは「雲泥の差」があります。カタルはあまり頭が良くないので、カタルが理解できるという事は…多くの読者が理解できるのでしょう。なるべく、論点を噛み砕いて説明しているつもりです。

このような調整が入ると、相場の流れが変わるものです。新興御三家はだんだん人気が離れますからね。値惚れ買いは、決してしてはなりません。リスクを取りたくなければ大型資本(富士通)の銘柄を買えば良いし、値動きを求める人は過小資本(日本通信)の銘柄に挑戦すればいいのでしょう。カタルはケネディクスと007にご執心です。理由は信用創造とスマート・コミュニティーですね。先日のWSJの記事の中で、社説「貿易赤字の教訓-現実から乖離するアベノミクス」と1月28日付で報道されています。異次元緩和から円安による貿易復活から経済立て直しと言うシナリオですね。Jカーブ効果で説明が付かない現象が生まれています。その為にカタルは年初のレポートで貿易統計を研究したのですね。

ソニーが再び立て直しを迫られているのも似た環境下にあります。カタルは何度もネットテレビの話をして、4Kテレビなどのハードではなく、ソフトに舵を切れと述べています。スマート・コミュニティー社会の構築であり、スマート家電の普及などですね。情報を活用した家電です。その為にクラウド環境が重要な位置を占めるので、富士通がコマツのような会社に育つかもしれないと語っています。カタルは此処で007を採り上げていますね。本日の日経新聞には中国市場のスマフォ会社の乱立が話題になっていました。先日、カタルはシャープの「IGUZO」の生産効率が、ファーウェイ(華為技術)向けに伸びており上がっていると書いています。同じことが村田のWiFiモジュールにも言えると…推測している訳です。そうして先日グーグルがモトローラを売却した話を関連付けました。ある日突然、劇的に変化する可能性があるのですね。007はある日突然、相場が始まります。だから種玉を持ってなくては駄目ですよ。安い時に買っておくといいですね。カタルは2000円以下なら大丈夫と述べています。

銘柄など一つで充分です。要するにそのチャンスをものにできるかどうか…多くの人が駄目なのは我慢が出来ないからです。よく知らないから株が上がると売るのです。バフェットは、一体、何年、コカ・コーラを保有しているのでしょう。リスクを取れない人は三菱UFJで良いのです。カタルは4ケタ以下の株ではないと述べています。流動性の罠から確実に脱出できるなら、1000円は通過点です。2000円から3000円の器でしょう。その間、何年も14円配当だから2%程度ですね。配当を貰っていればいいのです。ただそれだけの話ですね。みずほでも良いでしょう。でも日本は三菱です。

面白時代になってきました。先日、カタルが疑問に感じたNHKの籾井勝人会長の発言を追及した犯人探しが行われているとか…僕は詳しく経緯は知りませんが、おそらく些細な言葉尻を掴まえ、批判したのでしょう。カタルは長年、メディアの体質が日本を悪くしていると述べています。日教組といい勝負です。日経新聞も含めてですね。清貧思想が蔓延って日本を停滞に押し込んでいるのは、日経やNHKなどに代表されるメディアの報道姿勢が問題なのです。もっと大らかに構えましょう。笑って過ちを諭せる社会構成を目指せばいいのですね。些細な過ちは誰にでもありますよ。言葉尻を掴まえ辞任を迫るのは共産党社会のチクリの歪な社会です。清貧思想など糞食らえ! 夢を語り、憧れを抱き、行動するのですね。それが本来の人間の生きる姿の筈です。STAP細胞などを発見した小保方晴子さんらが前面に躍り出る社会構成が正しい姿の筈ですね。だからネットでも他人批判などは止めて方が良いですね。自分がみじめに見えます。カタルも良く批判をしますが…論争レベルにしないとなりませんね。

ロイターに「海外ファンドが日本株売り継続、薄れ始める日本への関心」とのレポートがありましたが、カタルが指摘した日経レバレッジファンドの構成比の影響でしょう。この辺りの知識がないと外れている論点の記事を鵜呑みにします。そうしてメディアに誘導され、騙される訳ですね。自分自身の考え方を育ててください。カタルの意見も同じです。鵜呑みにしては駄目ですよ。単に、参考程度にすればいいのです。カタルがバフェットのように大金持ちになっても同じです。まぁ、無理ですが…。所詮は自分で考え、自分なりに消化しないと身に付かないのです。だから銘柄の善し悪しなど関係ないのです。カタルは相場で成功するかどうかの最後は、精神力の勝負だと述べています。資金力と精神力により投資は成果が左右されます。

昨日のグラフを修正し掲載し、不動産融資の伸び率を加えてみました。基本的にマネタリーベースを増大させると、マネーストックが伸びて景気が刺激され、不動産融資などが増え社会が活性化されます。1985年までは正常の状態でしたが、プラザ合意以降、日銀は資産価格の高騰を見逃し、不動産融資が加速していました。この為にバブルが生まれ、この処理に2003年まで掛かったのです。流動性の罠が2002年前後に大きく拡大しています。ようやく改善し、海外勢の金融デリバティブにより不動産のミニバブル(2006年前後)が起りますが、日銀は過去の失敗に懲りて、慌ててマネタリーベースを絞りますね。この政策が失敗なのです。そうして、再び異次元緩和にまで追い込まれます。この動きに東京都の地価動向などを合わせてみると、カタルの解説の意味が理解されやすいと思います。昨日のグラフは間違っており、マネーストックを右軸に取っており、当初のグラフから訂正していますから、合わせて観てください。バブル崩壊以来、初めてマネーストックの伸び率が5%を超えるかどうか…。もう少しの我慢ですね。通常は7%~10%程度の伸び率が適正なのでしょう。そうすればスムーズに、スマート・コミュニティーへの移行が可能かと考えています。あとは黒田さん次第です。一度、日銀は失敗しているから、今度は大丈夫でしょう。

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投稿者 kataru : 2014年02月07日 10:41