未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年02月18日)

かたる:昨日はGDPの速報値の発表もあり相場は下押し展開のようでした。(メディアの数字は実質を掲げていますが、名目の世界で僕らは生きているので、敢えて名目成長率のグラフを掲げておきます。)しかし相場は、間もなく反転するでしょう。年末の「掉尾の一振」相場の演出も空しく、大発会から売り模様が続いたので、そろそろ転換期を迎える場面でしょう。昨日、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」主人公の西門悠太郎が、変電所近くに住む住人に「建物疎開」の交渉をしているときに、「一体わしらに、何処で暮らせと言うんじゃい」と反対する住民に対し、「どうせい本土空襲になれば、真っ先に変電所は狙われ、爆撃され丸焼けになるのです。」と論理的に住民を諭す場面がありました。

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東電の原発後処理を巡り、感情論を優先させ東電に責任を押し付け、その結果、日本の電力料金は上がり産業競争力が劣化し、貿易赤字は膨らみ苦しんでいます。菅内閣は折角あった原発法を活用せずに、目先の感情を優先させた光景を、昨日のドラマを見て思い出しました。あの結果がGDPの不振に繋がるのですね。そうしてブラック企業から自殺者が増えるのです。昨日はフルキャストが「派遣法の改正」から、買われていました。しかし日本は既に介護と建設の分野では、確実に正常な成長パターンを歩み始め、自動車がこれに続いています。確かにJカーブ効果はなかなか訪れず、外需の低迷が響いた形になっていますが…期間工の確保も大変な様子になり、今年から来年は正社員化が進むでしょう。異次元緩和は確実に、効果を上げますよ。つまりこの考え方が正しいとすればフルキャストの相場の上値は、魅力がないことになります。

木内さんの様な反対論に、黒田さんが負けると2006年からの再現になるのですね。一度決めたら、トコトンやれば良いのですね。論理的な展開が見込めないなら諦めるしかありません。しかし本筋は一時的に下火になっても、時代の流れから要請された相場の流れは、灯が消えることはありませんね。だんだん燃え盛るのです。かたるは目先の相場が、どうのこうの…と解説したことは余りありません。常に日本の方針に従い、銘柄選択をしていますね。異次元緩和からの円安効果により、マツダやアルプスは恩恵を受けた会社です。現在、物色されている富士通は、明らかに期待感が先行していますね。大型株にしては珍しい現象です。コマツ型になると思いますが、クラウド・サービスで利益が湧き出るのは、もっと先でしょう。コマツの揉み合いは2年程続いた後に、利益が生まれたはずですね。2003年から2005年にかけて2年程、じり高を続け玉が吸い上がり爆発しました。

富士通のような銘柄が存在する以上、失われた時代の相場再現はありませんね。故にカタルは調整入りしたソフトバンクに、指標性を見ている訳ですね。この事は007にもケネディクスの相場にも影響を与えます。そもそも仮需が発生するのは、期待感が強い為ですね。その為に市場人気になり株価が2倍、3倍になります。その時に仮需が発生し外人の利食いを吸収します。浮動株のプールになるのです。時代の流れのスピードが強ければ収益化が進行し、新たな買い手が次々に現れ、株価は維持され更に先の夢をめがけて買い進みます。しかし時代の流れが遅いと…今回のように、FRBの金融緩和縮小からの懸念、昨日の日経新聞の経済教室で、有吉章一橋教授のような考え方が生まれます。市場と実態経済が、対話をする時間ですね。昨日の日経新聞は、学者先生の割に、よく現状が描かれています。バックボーンの知識として必要なので、読んでおかれることをお奨めします。

カタルが新聞を読めと言っても、多くの人は読むことをしないでしょう。努力を怠る訳です。その結果、株に対する知識がなく値動きだけから株価を判断し、気持ちがフラフラと揺れ動くのですね。その結果、常に高値を買って安値を叩くことになります。冷静になって時代背景を考える事ですね。日経新聞の市況解説には、ケネディクスが発表した今期予想が悪いとなっていましたが…あり得ない間違った解説に素人は脅えるのですね。ハハハ…。市況の回復次第ですが、レガシーアセットと呼んでいる不良在庫は、あと250億と決算説明会で述べていましたね。含み損は71億円だそうです。含み利益が41億円あり、合計では30億の含み損になっていましたが…あんな表面化した数字は誰も信じませんね。表面化してない私募ファンドの部分に、儲けを隠すのが常識でしょう。だからカタルは受託資産全体からの上がりを計算して、妥当株価を弾いたのですね。1兆2000億円が今度は1兆4000億になるそうです。16%も増えますね。先日計算した妥当株価は2割程度上昇します。税効果を先日は慎重に見て50%としましたが、通常は30%ぐらいでしょう。

先日は1兆2000億から3%を抜くとして税金を50%にして、計算した妥当株価は677円でした。今度は現実的な数字として、1兆4000億円の3%として実効税率を現実的に35%程度に見積もると、1027円が現在の未来株価でしょうね。ヘッジファンドはこの現実を見逃しませんね。だから昨日の午前中は、売り玉の演出があり株価の押し下げを謀る訳です。彼らのしてみれば…どちらでも良いのですよ。でも後場から361円まで買って、350円には120万の売り玉が張り付いていましたが、おそらく個人中心にあの玉は吸い上がりましたね。出来高からみて、新たな参加者が参加しているようです。昨日から最低2週間は、我慢が必要ですが…。買ってみたい水準です。

007も依然、株価は下押していますが…何ら問題はないと考えています。まだ懸念が残っているので買い参加は躊躇われますが…、既に株価は自社株買いを実施した水準まで下がり、ここから下は岩盤でしょう。仮需の投げが何処で終わるか…それだけの話です。カタルは先日買った玉を、一旦投げたのですが、今日は寄り付きで少し買ってみました。理由は、昨年の9つの展示ブースの効果は今年現れ、村田の量産効果が未だに出てないからですね。更に協業作業の第二弾は、そろそろ製品化されるでしょう。さらにIVIは順次採用されるでしょう。ルネサスとトヨタの関係から、デファクト・スタンダードを握っていると思われます。QBの一般化が始まると予想しています。まだ先日の懸念が何処にあるのか分からないから…、絶対とは言えませんが時間の問題でしょう。昨年より黒字化までの時間は、努力を続けている訳で、早まっているのに、株価は昨年の半値ですからね。チャンスだと考えた訳です。新しい材料のクラウド・サービスは、カタルが前から伸びる分野だと期待していた分野への参入ですね。何ら心配はないでしょう。

要するに…会社を見つめる目が曇っていると、株価がブレると他人に責任転嫁するわけですね。故に自分で納得するまで研究し、納得したら投資をすればいいのです。眉唾だと思えば止めれば、言い訳ですね。ナノキャリアなどの薬と違い、007の製品化は早いのです。クスリは時間が掛かります。臨床にも2年も3年も、掛かりますね。その段階で駄目なものもたくさんあります。しかし007の製品群は、時代性を有しており、各社が狙っている分野ですね。だから任天堂に捨てられても、村田に拾われる訳ですね。ルネサスが共同開発という事は、トヨタにも納入されるのでしょう。自然な論理的な見方だと考えています。カタルは昨日、我慢できずにケネディクスを買い、今日は007も買ってみました。追証が大丈夫かな…?でもソフトバンクの動きや富士通を見て、政策を催促する強硬相場への可能性は低いと考えていますね。まだ可能性は残っていますが…裁定買い残の推移を見ても、そう考えています。今日は日経225のRSIの推移を掲げておきましょう。

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投稿者 kataru : 2014年02月18日 10:07