今日の市況(2014年02月19日)
かたる:市場原理主義の意味を、中央集権体制の全体体制を強要する旧態勢力は、知ることになるのでしょう。革新化軍との戦いでもあります。日本は目に見えない「アラブの春」下に時代背景は位置しています。きっと明治政府も今と同じように揺れていたのでしょう。その為に「西南の役」が表面化するわけです。カタルは既に何度か述べていますが…。江戸幕府の崩壊から明治政府の設立の歴史的な過渡期と、今回の「失われた時代」背景は同じだと考えています。長い間、日本は東西冷戦下で米国の庇護を受け、内外価格差を楯にする鎖国経済による急成長を遂げてきました。加工貿易により米国のいいとこ取りです。ところが沖縄返還やプラザ合意により、「55年体制」は崩壊の運命にあったのですね。丁度、1985年の「プラザ合意」が、江戸時代のペルーの来航(1853年)にあたります。
江戸幕府の矛盾を突いた時代変化(貿易を迫る列強)に直面し、日本は変わるしかありませんでした。今回も米国庇護の下での加工貿易による富国強兵など…眉唾だったわけです。その最後通牒が「プラザ合意」ですね。当時の大蔵大臣の竹下登が、NYのプラザホテルで「双子の赤字」に苦しむ米国に救いの手を差し伸べます。眉唾と…どの程度、竹下さんが理解していたか…彼は、その後もバブル発生から崩壊に深く関わります。そうして明治政府が落ち着くのは、内部闘争の決着がついた西南の役の1877年です。つまりリストラクチャリングに24年の歳月を要しています。今回の発端がプラザ合意で1985年なので、その24年後は2009年になりますね。米国発の金融危機に揺れ、この時期に日産自動車が白旗を掲げ、マーチの生産移転を決めました。翌年、日銀は包括的な金融政策に追い込まれます。この2010年10月の包括的金融政策は、非常に意味が深いのです。
米国は「流動性の罠」と言っても、民間企業が稼働する状態をキープしています。そもそも市場主義経済の意味を、よく知っていますね。ところが日本は「御上頼み」の護送船団方式だったために、民間トップが、ロボットなのですね。だから村論理に溺れるわけです。更に日本独特の島国根性である村論理に、国民が縛られています。その為に普通の量的緩和では、なかなかマネーストック(マネーサプライ)が伸びず、お金が回りません。個人情報保護法案などの過剰解釈もあり、清貧思想が蔓延していますね。金融庁も方針転換が出来ない有様です。完全に機能停止していたので、日銀が敢えて危険資産である「株式と土地」の購入に動いたのです。本来は強烈なアナウンス効果がある筈です。ところが必要悪の政策なので、司令官の白川自身にも、心の迷いがあったのでしょう。故に充分なアナウンスが発揮できませんでした。そうして異次元緩和に追い込まれる訳です。つまり2010年10月の包括的金融政策から、日本は禁断の実を食べ始め、ルビコン川を渡ったのですよ。この意味は重要なのですよ。だから頭のいい人は既に海外に資産を移し、シンガポールなどに住居を構えていますね。
それにも拘らず、少し良くなったら、自民党内でも島論理の内紛がおこる始末です。程度の悪い政治家が多いですね。安倍首相の靖国参拝は正しいかどうか判断は難しいけれど…その行動力は大いに評価できます。日本株はアベマゲドンリスクに抱え、正論に見える木内発言に怯えていました。確かに本格的な金融緩和ではありませんが…黒田さんはタイヤ発言をしましたね。意外に…現状を知っている可能性が高いのです。カタルなら間違いなく当座残高の付利金利撤廃など含めた処理をします。でもカタルは前から述べていました。今の注目点は、春闘と日銀の金融政策だと…。ジャブ程度の金融追加緩和ですが、日銀の行動は確認できました。あとは春闘、トヨタの動向が重要ですね。更に最後の砦のTPP交渉です。
この三つが揃うなら、日経平均株価の高値奪回は確実でしょう。外人投資家は再び、日本の再生を見るでしょうね。市場は欲張りで法人税なども求めますが…確実に二段ロケットに点火できる条件は、整って見えます。故にカタルは、本日、再び、ケネディクスと007を追加で買い増ししました。ケネディクスの安値は17日の318円です。通常は此処から2週間は我慢すべきです。007は昨日の1000円割れですね。此処から2週間の我慢です。でもカタルは買いましたが…、理由は、会社側が自社株買いを実施した株価まで下げたからですね。まだ疑問点の謎は、消えた訳ではありませんよ。ケネディクスは3月上旬に、1月地点の地価動向が発表されます。おそらく2013年の土地の動向が鮮明に出てくるでしょう。カタルは先日、25年前から眠っている土地が動き始めた話をしました。その土地にお金が眠っていたのです。更地になっており、25年も「失われた時代」が続いていた象徴的な現象です。その土地は動き出すのだそうです。異次元緩和効果は冷酒のようにジワジワ効きます。三井住友銀行が先陣を切って、長期国債を大幅に減らし、大手銀行は既にキャッシュに変わっています。それが当座残高ですね。100兆を超える資金が眠っています。
この資金は間もなく、動きますね。ケネディクスの株価が、何故、4桁目標などではなく4000円目標か…。場合によれば、政策次第で1万円の掛け声が掛かる可能性を、今から指摘するのは早いのは充分に承知しています。しかしダヴィンチの金子さんの無念、明治時代から蓄えた三菱グループの含み資産が、今回のバブル後処理で一掃されています。明治からの歴史観ですよ。土地はそれほど下げたのです。1200兆円ではきかないでしょう。毎年、毎年、この値下がり損失を補うために製造業のリストラは敢行され失業が増えて行ったのです。この評価損を埋めてきた怨念相場は、常識的に考え相当な規模でしょうね。
カタルは「見えない利益」を誇大表示するので、よく背景を知らない人は、騙されたと思うのでしょう。しかしスマートコミュニティーに絡む007と、信用創造のケネディクスの株価の動きが、カタルには見えるようなのですね。その必要条件が日銀の政策や春闘の動向、TPP交渉に安倍政権の成長戦略なのですね。どうして繋がるか? 何度も3流大学しか出てない、馬鹿のカタル君が、皆さんにも分かるように解説をしている訳です。当然、前提条件が崩れれば、株価が下がるのは当然ですね。しかし条件が整うなら…カタル銘柄は上がり続けるでしょう。爆走する筈です。
保守派の人にも、参考銘柄を提示してあります。介護のツクイは、昨年の推奨時より3割ほど、この環境下でも株価は上昇していますね。よく文中を読んで、自分自身でリスク管理をされ、自分の力量を知って行動して下さいね。2年や3年の投資期間は、当たり前なのですよ。国債金利は0.6%の世界なのですね。3%や5%なら、喜んでお金は動くでしょう。リートが買われる所以です。日銀は敢えて、銀行の領域まで踏み込んだ政策を実行している訳ですね。時代背景をよく考えれば道は見える筈です。今は明治と同じ体制転換の最中に位置しています。007も頑張れよ。ケネディクスも頑張れよ。
投稿者 kataru : 2014年02月19日 10:17