未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年02月24日)

かたる:東京に出てきて早くも25年が経過します。カタルが上京したのは1989年の夏ですね。東京の家賃の高さにも驚きました。新潟では4万円だったものが13万5千円ぐらいだったと思います。確か…。バブル期の話ですが、カタルが住んでいたマンションの評価は当時6000万円程度の価格だったんじゃ…ないかな? 株価は最高値を付ける間際で、38915円の日経平均株価を年末に付けるのです。カタルの年末レポートは、株価10万円を目指すとしていましたからね。当時、パソコンはなくワープロで原稿を書き、それをコピーして見込み客に配っていました。土曜日も日曜日もなく毎日セールスで…名刺を100枚から200枚程度、使っていたように記憶しています。先ず、話を聞いてくれれば、第一関門は突破です。それから電話セールスなどの攻勢をかけ顧客化していきました。1か月で10名程度の新規顧客を開拓するわけです。でも大変でした。毎日、買った株が下がる日が続き、一度きりの付き合いばかりで…。1993年に、どうも自分の知識不足を感じるわけです。それから証券アナリストを目指すわけですね。勉強するために「TAC」にも通いました。土曜、日曜と…でも駄目でした。

カタルは上京した時は、必ず景気の良い業種はあるだろうと考えていたのですね。まさか日本国全体が、大きく沈むとは考えもしなかったのです。桃源社や秀和などの新興不動産が倒産し、安全信用組合などの小さな金融機関がバタバタ潰れるのは仕方ないと思っていました。そうして独自の資金調達の仕組みだった長銀や日債銀が、時代の変化で消えるのも…ある意味で分かります。しかし三和など…みんな統合され、ここまで集約化されるとは考えもしなかったのです。時代を見る目の大切さを…嫌と言うほど思い知らされました。大きな時代変化は、ある意味でチャンスです。戦国時代、今、NHKの大河ドラマでは黒田官兵衛を放映していますが…時代を考察する力が、相場にも大きく求められますね。結局、時代の波に乗れるかどうか…という事が、投資の成果を大きく分けるのです。

日本の課題は何か?
少子高齢化は、ある意味でチャンスでもあります。オリンピックを控え、建設作業員の不足から移民問題が話されていますが、ロボットを活用すればいいのですね。GPSを活用しダンプを自動運転すればいいのです。まぁオリンピックには間に合わないでしょうが…ロボットを、家事ロボットをそろそろ売り出しても良いんじゃないかな? ホンダにはアシモがあるのに…。何故、原発に対応できないのでしょう。遠隔地操作で処理できないのは、何故なのでしょうね。自動車産業などは、もう後進国にあげればいいのです。最先端の自走式の車だけ開発すればいいのです。マツダの中国の伸びが良いようですね。マツダにも株価続伸の芽が生まれてきましたね。2010年、あの時の狙いの一つです。

通常、株価が安くなると、買いたくなる筈ですね。だって…高値で買ったものが、セールになり、同じ品物が安くなるのです。ところが人間の気持ちは不思議ですね。折角、安くなったのに下がり続けると…今度は不安が生まれるのです。最初は安くなったからナンピンで買うのですが、時間の経過と下げが、気持ちの変化を生みます。カタルは600円でもケネディクスを買ったのですね。流石に600円台の買いはないか…最高は580円台かな? まぁ似たようなものです。実は今日も買いました。これで下値では4回目の買いかな? 下値での高値買いの388円の買値を今日は上回ってきましたね。ただ今日は、今の所、先日付けた高値の405円を抜いていませんね。この原稿を書いている地点の最高値は404円で現在株価は400円です。果たして抜けるかどうか…。この壁と418円を抜く事が出来るなら、底入れが確認出来るようです。通常、直近の高値の壁、二つを抜けば、流れは変わったと思っても良いのでしょう。今までは「619円を抜くまで我慢しろ」と述べてきました。しかし今度は「418円」を抜くまでが我慢ですね。200円もラインが下がりましたね。テクニカル上はそうなります。

007は徐々に売り物が切れていくかどうか…。まぁ、カタルのような馬鹿は、世の中にいっぱい居るでしょう。クラウドの富士通も確りしていますね。今回の下げ相場でも、まったく下げませんでしたね。下げたのは、個人中心の銘柄だけですね。昨年、光通信を採り上げたのは株価が6000円の時でした。それから5割上がっています。これも下げませんでしたね。ナスダック関連としてITバブルの高値奪回が、次の焦点だとも述べています。ユビキタス社会の流れは、だんだん強くなるのです。だから007も必ず復活する筈ですね。自分で調べれば分かります。目先の一時的な落ち込みなど…たいしたことではありません。大切なことは、時代をどう考えるか?…なのですね。

「3丁目の夕日」と言う映画が人気になりましたが、希望が溢れる昭和30年代のノスタルジアの世界ですが…。そもそも「希望」と言うのは。明日は良くなると信じることから始まります。アメリカン・ドリームは、その良い事例ですね。その原動力は何か? 考えていくと基礎的な生きる条件を整えないとならないのですね。資産価格は、この失われた時代で1300兆円も土地資産を飛ばしたのです。25年で毎年52兆円ですね。これじゃ日本は耐えられません。GDPの10%以上が、毎年、消えているのです。家は、人間が買う最大の資産です。車が二番かな? いや教育と言う無形資産もあるね。

官僚は自分達のミスを隠すために、実質GDPと言う物価をものさしに加え、内外価格差の是正などを加えて誤魔化します。様々な観点から2010年には、日本はグローバル価格に追いつき、既に最低価格です。確かにコメや携帯電話料金などの日本独自価格は、まだ残りますが、概ね、グローバルな価格に落ち着きましたね。カタルは資産価格の水準訂正が、必ず起こると思っています。異次元緩和は、円の価値を劣化させます。今はなかなか異次元緩和がマネーストックの増大に結びつきませんが、人気と言うのは…ある日突然、火が付くのですね。だから、その炎が燃え上がるまで、追いかけ、盛んに燃え上がるのを待てばいいのでしょう。

カタルは1997年頃には、日本は方針転換すべきと考えていました。山一や日債銀などが消えた時ですね。しかし…小泉・竹中改革は清貧思想を、さらに増長したように感じています。個人情報保護法案(2003年)などの活用の仕方は、行き過ぎているように感じますね。運用の仕方が、人間の尊厳そのものを縛っていますね。行き過ぎた清貧思想が正されるまで、時代の反動は続くのでしょう。昨日、実質GDPと名目GDPを掲載しました。確かに予想より悪かったのですが…成長率そのものより、カタルは、名目と実質の差が人間に希望を与えると考えていますね。その差を捉えたグラフを作りました。このグラフを見て自分なりに時代変化を考えてみると良いでしょう。

さて今日は、どんな相場になるのでしょう。株式市場は実体経済の鏡なのです。それも未来の鏡、黒田さんの方針が、確かめられた意味は大きい筈ですね。故に18日が転換点の筈です。あとはトヨタの動向です。

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投稿者 kataru : 2014年02月24日 11:24