今日の市況(2014年02月26日)
かたる:TPP交渉が妥結できずに、4月にオバマ大統領の来日が予定されていますが、既に年内妥結の望みは薄いとされているようです。少し景気が回復すると、危機感が薄れる自民党の構造は、やはり昔のままですね。確かに農協組織は集票の要でしょう。故に幹事長の石破さんもJAの集会に顔を出すのですが…、古いままの体質のJA組織を観ていると、悪戯に時間を浪費しているとしか思えません。萬歳さんの行動には希望がなく、条件闘争を永遠と続ける成田闘争のイメージしかありません。基本的に関税ゼロを決め、目標年度を定め、段階的な削減と農業の未来化推進や農産物の輸出の手段に力を注ぐのが正しい道でしょう。何故、三ちゃん農業に終始し、農業を荒廃させたのか?よく考えるべきでしょう。グローバル価格から、かけ離れた日本の独自価格が、この時代に通用する筈がありません。カタルがよく買い物に出かけるOKというスーパーは、同じナショナルブランドの商品が2割ぐらい、他店のスーパーより安いのですね。同じ品物なら、わざわざ高い品物を買うバカは居ませんからね。
情けない限りです。このような後ろ向きの行動の積み重ねに時間が奪われ、失われた時代は築かれてきたのです。もっとメディアは革新を突き、国内世論を喚起させねばなりません。メディアの人間が視聴率に縛られ、何処か、主眼が焦点を外れているから、国家の方向性も歪むのでしょう。地震情報など扱いを観ていると、いくら法律で決められているとは言え、改革を興そうとする気構えが、全く感じられません。日本村組織の「いやらしさ」は、既に充分に植え付けられています。「出る杭は打たれる」などの諺が存在するが、何処かおかしいのでしょう。画一化教育を正さねばなりません。金融の世界は発想力が問われます。創造性ですね。お金など、いくらでも眠っており、効率さを追及されているのが、市場経済です。何が、日本に不足しているか? 原点を良く観なくてはなりませんね。株式投資もそうですね。他人の意見など…カタルは、あまり気にしません。事件などの報道を通じて時代がどう流れているのか? 大切なのは此処ですね。
日経新聞の村田製作のレポートで面白かったのは、秘密を探る為にコンデンサーを砕いても白い粉が残るだけと言う比喩でしたね。でも本格的に分析をしようと思えば、電子顕微鏡を用いたり、辞めた従業員を再雇用したりで…生産を探る方法はいくらでもあります。競争に勝てるのは、常に自分達が最先端を走り続けようとする向上心でしょう。契約社員では、決して生まれない愛社精神ですね。スタバが800人の契約社員を正社員化し、トヨタはいったい何をしているのでしょう。カタルの計算では、既に内外価格差は解消されており、優秀な期間工は、いくらでも欲しい筈です。日本は伸び盛りのアジア市場を抱えていますからね。急激な変動がなければ、為替動向など関係ありませんね。TPP交渉も時間の問題でしょうに…。まぁ、世界一の村田が認めた007の技術を信じ、夢を抱き続けるわけですね。IVIはかなり大きな市場ですからね。スマートコミュニティー実現は、日本が少子高齢化のなかで、世界競争に勝てる鍵なのです。
国土交通省の地価動向が発表され予想通りの展開になっています。昨日、ケネディクスは資本準備金を取り崩し、繰越利益余剰金の欠損填補(けっそんてんぽ)を行うと発表しています。配当をする為には、この赤字を消す作業が欠かせません。流石、米国生まれの会社です。発表通り3円復配は、既に確定しているのでしょう。まだ含み損を抱え、今期は完全復活と言う訳ではありませんが…何しろ、Bグレードですからね。SやAなどの物件が東京に存在するかどうか…非常に疑わしいですね。あの時、米国債や日本国債は異常な価格まで高騰し、イタリア国債は、ジャンク債扱いされていました。イタリア国債の価格推移をよく見て下さいね。これから同じことが、日本の土地で起こるのですね。異次元緩和の継続は、冷酒のように、あとで効いてきます。
昨日の株主総会招集の通知の中で驚くべき事項を、皆さんは発見できましたか? カタルが再評価を感じたのは、大株主の名簿のなかにステート・ストリートの名前を確認したのですね。しかも1213万株で、筆頭株主になっています。この名簿は昨年末現在のものでしょうから、きっと米国年金のファンドマネージャーも、カタルと同じことを考えていたわけですね。このように浮動株が、どんどん市場から吸い上げられ、集約化されていきます。そうして株がプールされ、市場から消えた時に、新たな参加者が出てくると株価が急騰するわけですね。松井証券の短期筋の名前が消え、株主構成面から二つの流れが見えますね。事情通で下値を大量に保持していた昔からの株主が、株価が800円を付ける過程で売り、それを個人投資家を中心に新たな株主が買ったわけですが、このような年金基金のような安定的な株主の登場で、株価は間もなく、新しいステージに入るのでしょう。通常、日本の年金資金は、このようなジャンク債銘柄を買うことは出来ません。配当をしてないと、いくらファンドマネージャーが買いたくても、ファンドに組み入れる事が出来ない制約があるからですね。
株価が大きく上昇する一般論のステージとして、黒字化や復配と言う時期に、株価の変動率が大きいのは、このような投資制限の制約が背景にあるからです。ご存知の方も多いと思いますが、米国年金のグローバル投資の受け皿として、日本株は広く用いられています。そのなかでもステート・ストリートは名門中の名門です。パラパラと四季報をめくってみれば分かります。トヨタをはじめ…どれも日本を代表する会社の大株主に名前が出ています。彼らは、簡単に持ち株を売りませんね。正当な投資を心掛けているファンドです。正当派からの支持がある以上、もう下値は限られていますね。彼らの資金は無限です。問題は株価が上がるスピードなのです。何処で変化点を示すのか…と言う課題なのですね。信用買い残は株価が下げても減らずに…2割の水準を維持しています。この為に注意喚起が解除されないのでしょう。でもこのような人気の高さは重荷でもありますが、同時に魅力的な素質でもあるのです。カタルはハイリスク・ハイリターン銘柄として選択している理由は何もリスクばかりの面ではありませんからね。状況が整えば爆発します。
通常は失敗だったカタル銘柄のJVCケンウッドのような形の推移が普通なのです。信用買い残が減り、株価が上がるようなパターンですね。最近、JVCケンウッドの株価推移は好調ですね。200円割れから、ずっと株集めをしているようにも感じています。何れ、成果が生まれるのでしょう。この株が上がると、だいたい無罪放免かな? あとは第二ラウンド推奨の銘柄だけになりますね。ケネディクスや007のように時間が掛かるのは背景や自らの企業努力の問題など…色んな理由があるのでしょう。でも一番大切なことは、時代の流れが何処に向かっているか?…なのですね。細かい株の動きなど…本当はどうでも良いのです。多少、株価が上下しても…方向性が正しいかどうかが、問われる訳です。まぁ2倍になったり、半値が多少の株価変動だとは考えていませんが、ハイリスク銘柄を採り上げているから、ある意味で仕方ないでしょう。エナリスのストップ高に、酔いしれていませんか? あんなものは見せかけでしょう。現物株ゆえのオモチャで、一時的な現象なのですね。
本当は浮動株がたっぷりある大手都市銀行を仕掛けるのが、大量の資金が流れる大相場なのですね。しかし2003年からの展開と、今回のアベノミクスは明らかに異質な動きですね。それはボルガー法案の影響でしょうね。あの時は米国金融は無傷で、収益に追われていた背景がありました。だから不動産のミニバブルが、日本でも生まれました。何しろ無名の若者に800億円も預けるのです。これは実話ですからね。このマジックにケネディクスもそうですが、ダヴィンチの金子さんは勘違いしたのです。でも僕は金子さんの判断は正しかったと今でも思っています。時代に流れるスパンを長く見てくださいね。必ず、不思議なのですが、相場は二つのボトムを形成することが多いのですね。そうして、この時間感覚が歴史の流れなのです。2003年から2006年にかけ、僕らは3億を40億円に膨らましましたが…これは本物の流れではなく、見せかけの予行練習だったのですね。そうして2010年から2012年にボトムを打ったようですね。今は大相場の助走段階なのでしょう。
金融力に頼った経済回復が本物に繋がる難しさを、今年、米国は味わう事でしょう。イエレンさんに、最も難しい舵取りが託されています。2006年の日本の失敗を「他山の石」として、頑張って欲しいものです。今の経済指標の解釈は、厳冬の影響とされていますが、JPモルガンは住宅金融部門6000人の人員削減を発表していましたが、追加で更に2000人から4000人に増やすとされています。およそ半分にするのですね。幸い日本は内需振興が主体で経済が動いています。介護と建設から外食などのサービス産業は、労働者不足が広がって来ています。だから800円台で推奨していた介護のツクイは、4ケタを回復したのですね。株価は、ある意味で正直なのです。
相場は、明らかに18日の日銀の方向付けが、効いています。指標面がずいぶんと改善されていますね。しかし、まだ疑心暗鬼の世界です。豊田さん、早く表明して下さいね。非常に大切な時なのですね。男になって欲しいと願っています。
投稿者 kataru : 2014年02月26日 11:06