今日の市況(2014年03月05日)
かたる:プーチン大統領の侵略拡大否定発言で米国株は大幅高し、いきなり新高値に躍り出ています。ただ昨日の夕刊のようにJPモルガンの住宅金融部門縮小は、相場には織り込んでいませんね。現状の景気動向は寒波による影響と言う解釈です。しかし昨日の日経夕刊のラウンドアップ「試される米国市場の実力」と言うコラムのように、確認作業は絶対に必要なのです。既に車の販売台数も正常化に戻り、金融危機の特需効果は消えていくでしょう。この夕刊のコラムは必要な知識でしょう。JPモルガンが、何しろリストラをしている訳です。
しかし同時に、カタルは米国のナスダック市場は新高値を更新しておらず…この高値更新に関心を示しているのです。ユビキタス社会の到来である革新的な時代変化を見ているためですね。産業革命を大きく超える時代変化ですね。押井監督のSFの世界の到来です。娯楽も脳神経を刺激する時代になるでしょうし、サイボーグが当たり前の時代になると考えています。今は黎明期です。スーパーコンピュータの活用がようやく始まり、試行錯誤の実験から解放され、様々なシミュレーションをコンピュータ上で行う時代到来が、時間の流れを飛躍的に高めます。臨床試験も何れコンピュータ上で行うようになるでしょう。故にナスダック市場の新高値更新が、その扉に当たると考えています。2000年のITバブルは正しい選択だったのでしょう。通常、株の世界では、理想買いを演じ、その後、時代の変化で調整過程を経ますが、その理想買いは人間の夢であり、必ずや実現されるものです。だから株の世界では、常に理想と現実の二つの相場があります。そうです、金融相場と業績相場ですね。
カタルが007のような会社を好む理由は、この辺りに発想の源があります。政策に信頼感があれば、日本株も米国株のように直ぐに新高値を更新します。それは政策が市場の要求の沿って行われるからですね。ところが日本は村論理がこの行動を邪魔しています。JAの萬歳さんのような既得権益を食い物にしている人が大勢いるからです。通常、日本の農業がここまで衰退するなら、経営トップは交代になりますね。政策官僚は理想を持っていますが、法案を通すために妥協点の折衝を重ねます。対立がなかなか表面化せずに、水面下で駆け引きが行われていたわけです。インターネットの発展で、アラブの春のような状況は、日本でも起りはじめています。「日本維新の会」の誕生は、ある意味で必然的に生まれたのでしょう。
でも日本の過去にも意見対立はあったのです。原子力関連施設の受け入れ是非を巡り、青森県の六ヶ所村では、村を二分する深刻な選挙対立が起っていました。僅か1万人余りの村では、村民同志がスパイ活動を強いられる意見対立です。現在でもこの対立は続いていますが、僅か1万人の村に、関連施設の税収は60億円と言われますから…一人あたり60万円が毎年入る訳ですね。豊かな村なのです。昨日、NHKのクローズアップ現代で自然エネルギーが普及しない理由の特集をしていました。送電網の問題も大きく、超電導線と言う実験段階から実用化に移行できない技術はありますが…現実的ではありませんね。カタルは、東京にの地下に小型原発を沢山、作れば良いと思っています。そうすれば送電ロスなどの問題もなくなり、仮に事故になっても地下で小型なら、影響は少ないと思われますからね。何故、柏崎刈羽に原発を造り、わざわざ東京まで運ぶのか…。あまりお利口さんのシステムとは言えないと思います。核のゴミ問題も時代変化で、どうなるか分からないとカタルは思っています。
株式投資をしていると…色んなことを考えますね。先日の東京駅の空中権である容積率を売買すると、無から皆がハッピーになる方策が生まれるわけです。信用創造は、皆がハッピーになる考え方ですね。土地がお金に変わるのです。わが国の低迷は金融機能を蔑んだ事が、原因の主な部分だと考えています。「悪銭身に付かず」とか「手に汗する金」とか…如何にものづくりで得たお金が正当で…株の売買で儲けたお金が悪銭か…問うているようですが、実際はどうでしょう。地価の値下がりや株の値下がり損失を埋める為に、大量の人材は首を切られています。シャープの減損問題を考えると、よく仕組みが分かりますね。金融庁はシャープの稼働率が落ちたから、工場の建設費は不良債権だと認定し、銀行に減損処理を迫ります。これは政策とは違いますね。(実際は予想されただけで減損処理は強いられていません。)東京駅の空中権の売却で、皆がハッピーな現象を実行することが政策なのです。三菱UFJ銀行は、どう考えても論理株価は4ケタを超える筈です。それにも拘らず、何故、何年も低迷しているのでしょう。おかしいですね。他国は、みんな金融機能を駆使し経済成長しているのです。
カタルは論理的に日本の矛盾を語っています。故にケネディクスが、007が上がると思っている訳です。何故なら、必ず、必要な政策は実行されると信じているからですね。株式市場は未来の姿です。誰にでもその未来が見えるわけではありません。みんな分からないのですね。それは現在の選択により、未来が変わるからでしょう。安倍政権は久しぶりのまともな政治家のようにも感じています。本当はお坊ちゃんだし…前回もストレスからか…失敗しているので、悲観的な目で就任当時は見ていました。でも僕なら、靖国参拝はしなかっただろうと考えますが、敢えて批判を恐れず実行した行動力は…ひょっとしたら…と、期待感を抱かせる行動なのですね。事の善し悪しではなく、彼の行動力はなかなかだと思っているのです。
今日はトヨタの春闘の話が載っていますね。常識的な線のようです。あの坊ちゃんは…冒険はしないんだね。ピンクのクラウンだから、もっと野心的かとも考えていましたが…。これで外人投資家の信頼が戻るかどうか…難しい判断ですね。でもチャートは悪くもないのです。僕には、やはりケネディクスの株価が「キー」を握っているように感じます。皆さんはどうでしょう。昨日も信用買いが増えましたね。トホホ…。人気の高さゆえですが…。参戦する新たな勢力が増えるかどうか…。株価は4割程度下げましたからね。ステート・ストリートに続く、海外年金ファンドが、どの程度参加するかが焦点でしょう。野村のキャラバン隊も力がないですね。きっと優秀なセールスが居ないのでしょう。所詮、多くのお客様は素人ですね。機関投資家と言っても素人です。カタルが野村の部長なら1000億円程度、引っ張れますけれど…。昔は一筆書くような野武士が、証券界には大勢いました。首を覚悟でセールスをするわけですね。流石に、やくざ相手は駄目ですが…。何しろ命のやり取りになるからね。彼らはなかなか強者です。信長のようなものなのでしょう。昔の野村には、東急電鉄を仕掛ける強者が居たのですね。それもやくざ相手に…役員と言うのは、それくらいの器だったのです。今は小粒になりました。
昨日の相場は東急不動産が人気でしたね。三菱倉庫に住友不動と…人気は含み資産銘柄でした。おそらく日経ヴェリタス(日経金融)の影響でしょう。「地価の夜明け」脱デフレへ 6年ぶりの反転の足音…と特集を組んでいました。最近の話題は目黒の雅叙園とか…もともと1000億規模の物件など、都内には多くないのです。カタルは様々な不動産金融の仕組みを解説しています。メザニンローンと言うのは、その一つですね。金融レバレッジの開発です。最初に20%程度、主体ファンドが現金のエクイティーを用意します。1000億円の物件なら200億円です。でも地価の値下がりがあると、簡単に2割程度は飛ぶので…銀行は融資に、二の足を踏みますね。
だからもう一つの保険を付けます。更にメザニンローンで2割付けると、4割の値下がりでも元本割れはないので、銀行は通常の融資(シニアローン)に応じるようになります。メザニンは、不動産の値下がりに対し、最初に2割が飛んだら…後の値下がりの損失を被る仕組みなので、リスクがある為に金利が高いのですね。通常の不動産融資が2%とすれば、8%程度を求めるかもしれません。(金利水準は専門家ではない為に分かりません。)つまり最初の200億円他に、追加の金利負担は加わりますが大きな投資が出来ますね。それでも物件から上がる収益が、確実に6%に回るなら…採算は合うでしょう。残り600億円は2%の金利ですから、合計で…と計算するわけですね。色んなファンドが組成されます。地方は10%程度に回るのでしょう。その代り流動性リスクが存在します。売りたくても売れない…、都会より現金化するときに難しいからですね。これらを交ぜて私募債を作り、ケネディクスは私募ファンドとして売ります。その他にビルの管理料などが入るのですよ。これは安定収益です。今度、この私募ファンドを買った投資家が、何らかの都合で現金が必要な時に、ケネディクスはまた仲介します。またフィーが転がり込みます。
カタルが注目するのは、実は、こんな事ではないのです。歴史的に見て30年近くも下落を続けた日本の土地価格は、異常な安値にあると考えているのです。行き過ぎたデフレ状態はいずれ修正されると…。1300兆円も下落したので…戻っても良いですね。時間の経過があります。7%なら10年に2倍ですよ。既に1989年から25年ですね。日本人はイワシ民族です。一斉に動きますよ。だから4000円目標を唱え、場合によれば1万円と述べています。地価グラフやマネタリベースのグラフと数字を持って、アラブの王様にセールスすれば、1000億や2000億は、必ず引っ張れます。野村の役員も小粒になったものです。本来は安倍さんと同じで、社長がトップセールスすべきですね。社員に模範を示さねばなりません。率先垂範です。自分が10億、100億と売れないのに…部下に強要は出来ませんよ。
東京駅の空中権売却の話を…もっと世界に発信しても良いですね。この発想こそPFIの先端事例でしょう。第二、第三の成功事例を示せば、世界のお金は日本に集まります。300円台のケネディクスが、おいしそうに見えてきませんか? 何しろ日本で一番、Bグレードのジャンク不動産を抱えている会社なのです。政策次第で大化け銘柄に変身しますね。ただし、条件が整わなければ…カタルの予想も眉唾に終わります。こんな事は常識ですよ。投資は自分で…自分の考えで判断するものなのですね。日本人のレベルは本当に付和雷同のイワシ民族だから…困ったものです。こんな注釈など必要ないと思いますが…早く自立して下さいね。日本通信も強いですね。でも所詮は仕掛け人の力量だからね。安全を求める人は三菱UFJで良いのです。配当利回りでも充分でしょう。それではまた明日。
投稿者 kataru : 2014年03月05日 10:54