未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年04月01日)

かたる:米国はイエレンFRB議長の「労働市場支援に向けた異例のコミットメントは、依然、必要である」との発言を受け株価は高いと言います。基本的に政策担当者は、常に市場が前向きな状態になるまで、市場原理主義の場合は、このように市場を気にした発言をします。ところが日本は、株価が下がっているのに、順調に経済が運営されていると…自分の政策を容認する発言ばかりですね。政策の成否を問うのは、自分ではなく市場なのです。つまり市場が政策の成否を判断するのです。ケネディクスだけが52週線を維持できないのなら分かりますが、日経採用225銘柄が、52週線の維持を問われている現実は、何らかの政策対応が必要なことを示しています。ここで経済特区の話が具体化し発表されましたが…ケネディクスも、ナノキャリアも今のところは全く反応していません。お題目に過ぎないと…市場は無視している訳です。

ただ一つ、日本通信だけが、市場で気を吐いています。これは総務省が日本の携帯料金が国際比較で高い為に、NTTの回線を割安で利用させようと言う行政指導を材料にしています。だからイオンが発売する端末のように、料金が安い端末が登場します。これを受け年初から…たぶん日経新聞の報道は1月27日だったと思います。この日の一面トップを飾った銘柄ですね。カタルが取り上げたのは、1月29日の今日の市況で取り上げています。基本的に業績の改善が確実で、株価は上がる筈だと考えていました。故に、その後もたびたび取り上げ、3月1日の株式教室において、分岐点で誕生する人気株の解説をしたわけです。つまり、この時点で間もなく相場は変化するから、次の相場の人気株の候補としてミクシィと共に、株式教室で取り上げたのですね。しかし原稿はカタルが疑問を感じた方のミクシィが中心で、公募をしてまでTVCMを投入する手法が正しいのかどうか…興味があるミクシィを中心に取り上げていました。

所詮、総務省は携帯料金が高いと思うなら…携帯各社の料金システムの認可を指導すればいいのです。学生だと基本料金が無料だとか…。このコストは誰が負担しているのでしょう。裁判で平等性の原理を総務省相手に訴えたら、勝てないのでしょうか? 既得契約者が損をするような料金体制は、どうもおかしいですね。本来、長くご愛顧頂いていれば、サービス面で優遇されるのが当たり前の理屈です。しかし日本の携帯会社は違いますね。ソフトバンクさん不満です。カタルは既に7年以上も高い料金を払い利用しているのです。

昨日、ハーグの国際裁判所は、日本の調査捕鯨の中止を命じました。調査捕鯨…か。実態は違いますね。日本村独自の解釈の仕方です。日本は長い間、島国だったために、独自文化と言うか、考え方が発展してきました。ハッキリと白黒を付けずに、玉虫色にして丸く収める政策です。曖昧な部分を残し、不合理な部分は大岡裁きと言って、裁量決済を求めるわけです。阿吽の呼吸で、この利害調整は上手く行ってきましたが、成田闘争に代表されるように時間がかかり、時代の進化に遅れてきたのですね。これが失われた時代を生んだ要因の一つになりました。

今日の日経新聞には、日本政策投資銀行が北海道電力に資本支援をすると言います。原発を止めて、どうやって効率社会を創るのでしょう。今まで投資した膨大な資産が無駄になり、日本は疲弊するばかりです。エネルギー政策の変更には、確りした長期ビジョンが必要ですね。誰が考えても原発を利用しないで、自然エネルギーを促進させた方が良いのは明らかです。しかし、そんな理想論は直ぐに出来ませんね。30年、50年単位での長期政策の変更で活用すべき話です。それを馬鹿な選択をするから、国民負担が増すばかりです。アベノミクスではなく、第三の矢の成長戦略に失望した外人が、アベマゲドンと判断し、株を売っているのは、補助金行政による影響でしょう。方向転換するのに、官僚は自分達の勢力図を広げようと税金投入をします。違いますね。民間の活力を利用するために制度を変えれば良いのです。金融は非常に大切です。

耐震対応する建築費を補助するために、7割も税金投入する話は、どこか間違っています。本来、星野リゾートのように資産を分離させ、利回り採算で事業を考えるべきでしょう。「リートはPFIだ」と言う考え方は、間違ってないと思っています。今は、あまりカタルの論調を見かけません。しかし金融庁が方針転換をしない以上、資産価格を上げ、経済が活性化する方策を探らねばなりません。土地資産を上げれば、金融庁様が主張する担保価値が上がり、余裕分が投資に向かいますね。地価が1300兆円も下がったので、国民財産が減ったので…投資が停滞したのですね。ここで資産価格の元である地価を反転させ、投資の原資を創らねばなりませんね。邦銀は世界で一番、健全なのです。お金が動かなくて経済が活性化するわけがありませんね。眠っている資金を動かせばいいのです。補助金など必要ありません。果たして…経済特区は、真の意味で活動するかどうか…市場は固唾を飲んで見守っているのです。

J・TECの黒字は見えています。しかしナノキャリアは、まだ見えませんよ。当面、駄目ですね。でも市場に希望と言う灯を燃やし続けるなら…やがて正しい方向性に、経済は向かいますね。先ずは、市場が正しい方向にスタートさせる政策が臨まれるのです。カタルは4月、5月は上昇すると述べています。今は1990年の…あの本格的な調整期入りでも、一旦は反転したのです。おそらく5月には、かなり戻っているでしょう。しかし安心はできません。だから今回、追証で苦労したなら、この時期にポジションを調整して夏から秋に来ると予想される確認調整波動に備え、準備をした方がいいのでしょう。現状は強気ですが、あまり天井は高くないと今は判断しています。しかし5月の戻り時点で、的確な選択が実施されるなら、そのまま上昇波動に移行できますね。今は分岐点なのでしょうね。何しろ日本通信の様な、人気株が誕生しています。ケネディクスも、おそらく…既に反転波動に入っているのでしょう。

1―3月と、3か月も調整局面を迎え、多くの投資家は呆れているでしょう。中には既に2012年からの上昇分を飛ばしている人も居ることでしょう。でも此処は強気に構えた方がいいのでしょう。何度も取り上げた日本通信は、既に2倍以上になりました。あっという間に、資金を2倍、3倍に出来ますよ。信用取引を利用していれば、あっという間に5倍、10倍になるでしょう。問題は、自信のある銘柄が大きく育つかどうかですね。実は、カタルも余り経験がないのですね。ケネディクスのケースは異質なのです。何故、信用残は減らないのでしょう。ひょっとすれば、演出?…かも知れませんね。ヘッジファンドは、色んな技法を用いるからね。どっちにしても相場を見ていれば、分かります。時代と言う流れに乗っている銘柄なら…株価が下がっても怖い事はありません。一番大切なことは、時代が何を求めているか? その恩恵を受ける株は、どれか?…なのですね。株価が一時的に下がろうが…上がろうが…その潮流を見極める能力が、一番大切なのです。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2014年04月01日 10:42