未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年04月04日)

かたる:先ずお詫びです。
昨日の原稿で…建設資材の話の中で「カタルはバブル当時1万円を超える値嵩株で、今は100円台のある株も視野に入れています」のくだりがあります。昨日、友達からの問い合わせがあり、詳しく見たのですが…、最高値は株式上場時の1990年の22600円で、昨年9月まで114円前後で揉み合っていたのですが、その後9月から210円前後の推移から今年に入ってから動き2月26日に579円まで買われ昨日は395円でした。

原稿を書いているときは詳しく調べず、感覚で原稿を書いていました。既に株価の水準訂正が始まっていました。ごめんなさい。でもカタル君、流石…と思いました。何れ動くだろうと考えていた銘柄ですからね。どうも四季報を見ると…今回の四季報から今期予想を大幅に増額修正したようですね。これが株高の原因のようです。かたる好みの大幅赤字からの転換企業です。ケネディクスと同じで、赤字が多かったために利益余剰金はマイナスなのですが…。リストラ損失を計上し経費を削ったところに需要が大きく伸びる形ですね。原稿の100円台の株でなくて…既に上がっていましたから、原稿の誤りを訂正させてくださいね。過小資本だから銘柄の発表は控えさせてください。ジャムコの避けましたからね。

基本的に、株は景気循環で、ある程度は動きます。例えば、今日の日経新聞ですが…半導体のシリコンウェハーを薄く切る「ディスコ」の話が載っていますが、むしろ株価的には真空装置の「アルバック」の方が、変化率は高く、既に株式市場では評価されています。ディスコは世界一の技術ですが、変化率と言う観点ではアルバックに比べると劣りますね。安全を求めるか…ハイリターンを狙うかの選択です。昨日、ドコモのLTEの4000億円投資で、アルチザネットワークがストップ高と買われていました。基本的に仕掛け人の存在がないと…この手の株は、短命に終わります。基本は材料が出た時が売り場になるケースが多いですね。次々に材料が生まれるかどうか…は、時代性に尽きます。買われている背景に時代的な要求が存在するかどうかです。

カタルが好きな横河ブリッジ(5911)を先日、紹介しましたね。年初に1592円の高値から一貫して下げていましたが、おそらく先週付けた1087円が当面の安値だろうと考えています。今年の中で、おそらく後半には、再び高値に挑戦する場面があるでしょう。理由は潜在的に見込める更新需要です。日本は戦後、今の中国のように固定資本投資、公共投資の方が分かりやすいでしょうか…道路や橋を建設し一気に社会基盤づくりをしました。その更新需要が、これからかなり長い期間、訪れますね。だから株が上がることはあっても、下がることはないでしょう。景気循環に左右されやすい半導体の設備投資より、此方の方が、利益の質は高いと思われますね。関連の出遅れ銘柄もかなりありますよ。

冒頭の銘柄の他にも、建設関連で株価が2倍、3倍になる銘柄は、かなりあるでしょう。ただ仕掛け人が存在するかどうかが…問題になるのですね。仕掛け筋も単に割安だけでは市場参加者の心を惹きつけることが出来ません。アルチザネットワーククラスの銘柄は、たくさん存在します。カタルが、ピカ一評価を添えたケネディクスの核は、1300兆円の地価資産の下落からの反動と、リートはPFIに変貌すると言う二大要素があります。007はユビキタス社会でネットワークと結ばねばなりません。単なる通信ではなく…情報に命が吹き込まれるのですね。その可能性が高いのです。まだどのような広がりを見せるか明確に見えませんが、絶えず変化を続けていく魅力がありますね。

日本が劇的な成長路線を歩むと言う時代背景ですが…。一つは日産マーチのタイへの生産移管で、経営者のジレンマからの解放がありますね。日本村に拘り続けていた日本の経営者がソフトバンクやファーストリテイリングなどから刺激を受け、ニトリのように遅ればせながら米国や中国へ出店を始めました。大手金融はバーゼルなどの資本の関係で遅れましたが、ユニオンバンカルからアユタヤなど海外展開を始めました。最近では昨日のJRのように過密ダイヤの運行と言うソフト技術の提供を始めたようです。日本の交通信号制御の技術など…埋もれたソフト技術が、海外進出の武器に変わりますね。ようやく、日本人自身が物への拘りを捨て始めています。品質も大切ですが、デザインや使い方の提案など…ソフトの価値を見直し始めています。カタルが述べている究極の付加価値は、文化だと言う事を経営者が理解し始めているように感じます。

ベルリンの壁崩壊から市場経済化が蔓延化し、内外価格の是正が進みました。先進国も新興国も基本的な物価は同じはずです。関税もなく同じ土壌で競争が激化します。昨日、ECBは量的緩和を示唆したとか…デフレ懸念が広がっていると言います。当たり前ですね。先進国の物価は新興国に比べ割高なので、「アラブの春」と言うは、物価も同じになることを示しています。情報が人間の行動を刺激するのです。娘がイギリスのブランド品の洋服を日本でネット販売し、鞘を抜いたと言います。このような行動が底辺を支えますね。日本は村論理があったために、内外価格差が大きかったのです。だからユニクロやニトリが急成長する土壌がありました。

株価が成長するには、その理由が必ず背景にあります。ケネディクスは非常に良い素質を持っています。本当はダヴィンチを狙っていました。でも上場廃止に追い込まれましたからね。今はケネディクスが、一番、環境にマッチしています。後は仕掛け人の演出を待つだけですね。見えない利益の内に、仕掛けるから面白味は増すのです。でもあまり早いと調整と言う形で今回のように待たされます。この時間感覚は非常に難しいのです。仕掛けと業績推移のタイミングが、ピッタリ合わないと駄目なのです。政策支援により地価動向の上昇確度が変化します。2003年から2006年は、米国金融などが健在でレバレッジを大きくかけました。しかし日銀の脅えなどがあり、もう少し維持すればよかったのですが…どうしてもバブルの反省が日銀内部にあるのでしょうね。

メディアもそうですね。利回り採算が合うのに…少し地価が上昇すると「バブル」と騒ぎます。この間違った認識がケネディクスの空売りに繋がり、大相場になる素地があるのですね。だからカタルは、盛んに1300兆円の話を持ち出しているのです。おかしいでしょう。日本の地価だけが下げ続けた間、米国や中国は上げ続けているのです。信用創造機能なくして、経済成長がある訳がありません。必ず、このラインに行きつきますね。だから405円を抜いてからで充分で、場合によれば619円を抜いてから参戦しても良いのです。天井はかなり高いのですね。何しろ、失われた時代の時間を考えてくださいね。昔から「乗るは大相場」と言いますからね。

まだ株価は急騰する場面ではないでしょう。そう簡単に、これほど多い信用買い残の整理が進むわけはありません。紆余曲折は続くでしょうが…既に形は決まっていますね。本当は一気に放り上げれば、面白い相場に育つのですが…度量のある大物のヘッジファンドの参加が待たれる訳です。後は政策支援ですね。しかし官僚は、どうしても自分達の勢力図をアメーバのように広げようとし、補助金行政を推進します。安倍政権も今の所、この動きに乗っているように見えます。しかし間違っています。民間の活力を使用するPFIなどの考え方が正しいのですね。

さて相場は…。あら…ケネディクスは上がってきましたね。今日は安く始まったので…352円が買えるか…と思っていましたが353円までか…。昨日も351円が買えませんでした。トホホ…僅かに、昨日と本日は1円違いで予定数が買えませんでしたね。先日も007に買いを入れましたが、僅かな株価の違いで買えませんでした。そろそろ相場環境は良くなっているのでしょう。ただ追証を入れた人は、無理をせずに、自分のポジションを見直した方が無難ですよ。しかしカタルは前から述べているように、4月、5月と株は上がると述べています。1990年の本格的な下げ相場でも、一旦は株価が戻るのですね。空売り筋も安値続きでは儲かりません。アベノミクスか、アベマゲドンか? この評価は判明するのは、早くて6月、遅ければ9月でしょう。業績で確認が取れるのは、11月ですね。ヘッジファンドは基本的に、どっちでも儲かるようにポジションを組みます。変動率が高い程、良い訳ですね。ただ株価が下げずに、そのまま今回の上昇が本格的な上昇に繋がる可能性もあります。アベノミクスの成功ですが…。すべてはケネディクスの相場の出来に掛かっていると考えています。

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投稿者 kataru : 2014年04月04日 10:34