今日の市況(2014年04月08日)
かたる:みんなの党の渡辺代表が辞任すると言います。分裂から選挙資金問題か…。足の引っ張り合いに終始する野党もだらしがなく、「この国の形は…」と司馬遼太郎を偲ぶ次第です。司馬さんも結局、この国の行く末を心配しながら、ノモハンの資料を集めたまま、作品を残さずに消えました。きっと…相当のジレンマを心の中に抱えていたのでしょう。もともと政治と金の問題から、煙幕を張った今の法律自体が歪んでいるのでしょう。だから猪瀬氏と同じ間違いが起こるのでしょう。カタルには両者の違いがよく分かりません。きっと法律が歪んでいるのでしょうね。訳の分からない理屈が通らない矛盾は、至る所にあります。何が正義なのか…。
株式相場の展開を考えると、何故、好環境に恵まれながら、決断が出来ないのでしょう。豪州とのEPA交渉は纏まったとされましたが、内容をみると玉虫色も良いところ、まぁ、この時間感覚が日本の認識なのですね。失われた時代が長引く訳です。既存の酪農家などを含む保護はどうすればいいのか…カタルは別会計の保護をすべきだと思いますね。和牛はやはりおいしいですね。一流の肉は、三流の肉に敵いません。その価格差が5倍でも驚きません。一度だけ、新橋の高いステーキ店「麤皮(あらがわ)」に行ったことがあります。確か二人で20万近かったと思いますね。べらぼうな値段です。食後のデザートのメロン一切れが、1万円だったと記憶しています。日経新聞の広告料だと思い、料金を払った次第です。世界相手に商売をすれば…和牛の素晴らしさは、充分に通用すると考えています。
あらら、せっかく築いた橋頭保が…。はかなく消えそうですね。350円が入りましたね。352円は破られたくなかったですね。これで仕切り直しが再び確定するのかな? 先週末の動きをみると…、ようやく需給バランスも変化し株価波動が変わるかと期待したのですが…。何かの支援がないと難しそうな展開ですね。もともと日本通信やミクシィなどの現物銘柄で、お茶を濁す相場展開では、日本の明日は拓けないと考えています。昨日はあの悪い環境下で、ミクシィが気を吐いていましたね。僕には公募を使ってCMを打つ発想は理解できません。だから興味があり3月上旬に内容を調べたのですね。あの時に掲げたレポートは、今の所日本通信だけが…正解です。あれから株価は2倍以上になりました。当初から見ると3倍近いかな? でも…ね。カスリでは、しょうがありません。もともと成長株にはならない「ちょいの間、銘柄」と考えていましたから…。このような時期に望まれるのは…、やはり貸借銘柄の空売りを交える仕手戦です。
色んなデータを集めると、ケネディクスはその器に相応しいとの…考えに、行き着くのです。市場参加者も、日経の記者も、官僚も、みんな気付いていませんね。金融デリバティブを有効に使う方法を、つまりカタルはメザニンローンの解説をしていますね。正常な金利での貸し付けのシニアローンを利用し、メザニンを噛ませることで、エクイティーのレバレッジが格段に上がります。リートはPFIだと言う理由は、リートなら地方銀行などの運用能力が乏しい人たちのお金を、有効に活用できますからね。地方の財政も国と同じで疲弊しています。島根県隠岐郡「海士町」の事例のような試みは、多くの自治体ではできませんね。だから民間の活力を利用するしかありません。それを生かすのがリートであり、金融デリバティブなのですね。
手段を用いると、経済が動きます。2010年10月の包括的金融政策の意味を、金融関係者も、官僚もなかなか気付きません。日銀が国債ではなく、株式のETFや不動産のリートと言う危険資産を買い入れたのです。異次元緩和のような意味を持ちますね。1985年9月のプラザ合意が「ベルリンの壁、崩壊」の分岐点に繋がったのです。一気にグローバル化の流れが加速し、先進国と新興国のギャップを埋めました。この動きを利用したのが中国ですね。一気に、世界第二位の経済大国になり、米国を抜くのは時間の問題です。2010年があらゆる意味で、日本の分岐点になるのでしょう。既に動き出しているのでしょうが…、凡人にはなかなか分からないのでしょうね。きっと…。あららロスカットの逆指値で注文が成立したようです。まさか…。折角、無理をして昨日買ったのに、また投げるなんて…トホホの世界です。相場観では買いだと思うのですが、貧乏人は常に安全を優先せねばなりません。これじゃ、なかなか儲からないね。でも、まぁ仕方がない。
さて、気を取り直し…、そこで地方銀行の預貸率を見てみましょう。日銀では都道府県別で預金残と貸出残を発表しています。金融庁では、各金融機関の預貸率を見るが出来ます。日銀の資料から、全国平均の預貸率は2014年2月末時点で67.8%です。沖縄は優遇処置があるらしく比較的高く70.5%です。東京は94.4%なのですが大坂でも64.8%なのですね。平均以下です。奈良や和歌山は、非常に低く37.1%に39.2%と、40%のラインも割っていますね。観光の北海道は65.1%です。多くの地方は50%台なのです。だから余った資金は行き場がなく、国債しか運用できなかったのですね。1%を割れる所に資金集める政策なんて…。でも金融庁はリートでの運用を、ある程度認めています。
基本的にバブル期に発生した不良債権処理の為に、最初は認識が甘く処理が遅れたのですが…鐘紡などが問題にされた辺りは、やはり行き過ぎた金融庁の判断だったのでしょう。民間の金融機関から、貸出の裁量権を官が奪ったのです。カタルが疑問に思っているのは、ダヴィンチの処理ですね。どう考えても利回り採算に合う物件で、ある程度の支援があるなら、底で物件を投げる必要などないのですね。まだ完全復活していませんが、その後のケネディクスの姿を見れば分かる筈です。ダヴィンチとケネディクスは明暗を大きく分けました。あの時の武富士とJトラストのような関係だと考えています。サラ金は正常な観念の金利裁定が働きましたから既に妙味はなく、大きく落ち込んだリバウンド相場だけだったのです。
不動産価格のケースにサラ金のケースに当て嵌めると、1300兆円の失った資産価格のリバウンドですね。この感覚だけでJトラスの株価は100倍以上になりました。2008年の27円が、2012年6月に株式分割をして、2013年5月に4560円だから337倍ですか…計算は間違ってないよね。つまり、かたるが最高裁の今井判事の判決を批判した反動相場です。カタルは金融庁のダヴィンチへの査定を始め、みずほのやくざ融資問題に対する態度を批判しています。あの時のサラ金のイメージと何故かダブるのです。何故、カタルは地方銀行の預貸率の話を用いているか? 財政が困窮しているのは、国だけでなく地方も同じです。限られた資金の中で、スマートコミュニティーの創設に動かねばなりません。だから国債に眠っている資金を活用するのですね。幸い、日銀が国債の受け皿になっており、買い手は盤石なのです。
何故、リートがPFIに変貌するのか? この解説はこれまで、あまりしていません。ケネディクスの株価が405円を抜き、500円、600円になってからで、充分だろうと考えているからですね。経営者が意図しているかどうか、この辺りは分かりませんが…時代の流れを考えると、不動産リートの基本は、不動産なのですが、資産は何でも良いのですね。資産から生まれる収益が、継続的な計上が見込まれるなら…どんなものでも応用が効きます。ここで金融デリバティブのメザニンの考え方を導入すると、エクイティーはレバレッジを大きくかけることができ、通常は4%しか見込めない物件でも、10%にすることも可能になります。但し、資産の劣化がなく確実な資産価格の上昇が前提になります。
皆さんには、こんな話は興味がないかも知れません。相場論の方が面白いでしょうね。でも基本認識がしっかり出来てないと、上昇相場の途中で僅かな利益で満足し、利食いをして離れるのですね。しかし自分自身が確りと、時代認識が出来ていれば…カタルのように高くなると…益々、株が買いたくなるのです。カタルは、本当に大相場の芽が存在すると考えているのです。あとは時代の支援と経営者のポリシー、更に仕掛け人の存在や力量が問題になります。下手糞め! 全体相場が下がる、今日なんかチャンスなのですよ。まぁ、この程度の下げは、許容範囲でしょうが…。方向転換するとき、最初の歯車を動かすのが大変なのです。しかし、いったん動き出せば、後は惰性でクルクル歯車は回るものです。だから405円なのでしょう。さて今日は相場が面白くないから、大リーグ観戦ですね。
今日はDVDでも、借りてこようかな? グッドワイフの、あのスピード感が堪らないのです。きっと出来るビジネスマンは、あの感覚なのでしょうね。あの生活を何年も続きませんね。ジム・ロジャーズが世界中を放浪の旅に出て、資源相場の先導役を果たしましたが、彼が、あの旅に出た心境は、良く理解できます。最近は高速取引の弊害を指摘する声も増えてきました。突然、加速する取引形態は、やはり規制すべきでしょう。人間の未来に役立っているとは思えませんね。ある程度の円滑材は必要ですが…今はどちらが主体なのか分かりません。先物から振り回される相場は残念な限りです。淡い期待の日銀はやはり空振りなのでしょうか?また騙されてみたいな…。騙されるたびに、損をするロストカットかな。
投稿者 kataru : 2014年04月08日 11:33