未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年04月10日)

かたる:カタルにとって、最近の課題はいくつかあります。一つは黒田容認説を裏付ける検証ですね。貿易収支の統計や自動車生産の動向を見て、彼の主張の裏付けを検証する事です。昨日、掲げたのように非常に長いデフレ環境下の「失われた時代」だったので…時間軸が間延びしている可能性は、否定できません。「希望」と言う言葉が、日本に存在しない以上、どうしても前向きな行動に移るのは、誰しも二の足を踏むからですね。もう一つの課題が、消費税の引き上げの影響度の問題です。最近は便利で企業によっては売り上げ動向をIRで、開示している所もありますし、政府の統計データがインターネットで集められるからですね。非常に便利なのです。

僕は浦上さんと親しくないですが、先輩が彼の部下だった時期があり、非常に親しい関係で、その関係で彼の動向も知っています。昔の評論家と言うのは、専属の秘書が居るのですね。彼は興銀などに移籍するときにも、必ずその秘書も一緒に連れて行きました。理由はおそらくデータ集めです。昔はインターネットなどがないですから、官報や○○協会など…顔が効かないとデータも集まりませんでした。データを集めるのは大変な作業です。今は素人でも少し勉強すれば、経済学者の領域です。過去の検証はかなり簡単にできます。日本のみならず、海外のデータもインターネットで取集できます。株価情報一つとっても昔は集めるのが大変だったのです。カタルは騰落レシオの歴史的なデータを検証しようと、毎日、国会図書館に新聞を見に行った記憶があります。それを手作業でグラフにおとすわけですね。今はネットに接続するだけ…3か月ほどかかる時間が、僅か1分です。

この時間が効率化社会の話ですね。スマートコミュニティーの意味を、よく理解せねばなりません。形は違いますが、トヨタのハイブリッドカーなどの燃費を見ると分かりますね。昔の車と比較すると、2倍にも3倍にも効率化されています。昨日、書いたエナリスのスマフォを使った電力管理、スマートグリッドの実験が始まっていますが、使われない電力がどのくらいあるか…皆さんはご存知でしょうか? 例えば正確な数字は分かりませんが東電は、新潟県の刈羽…柏崎市と長岡市の間の日本海側の村ですが…そこから東京まで原発の電力を運んでいます。今は休止していますが…。この送電ロスが、一般的に20%だと言われています。これを超電導線で運ぶと、この電力ロスがなくなると言われていますが…、超電導状態を維持するコストが高く、実用化が難しいのですね。だからカタルは小型原発を東京の地下にたくさん建設して運営すれば良いと思っています。

スマートグリッドは電力の賢い使い方、必要な所に必要なだけ電力送る方法ですね。そうして蓄電技術が進化し始めているので、効率的な運用が出来るようになります。この形態が一般化すると、日本の電力料金が下がり世界競争に勝てるようになりますね。今は無駄な安心・安全ばかり要求し、コストを上げる事ばかりしています。これでは疲弊するばかりです。成田闘争のような…皆が損をする摩耗合戦は避けるべきでしょう。エナリスはある意味で高株価になるべきですが…。昨年末はやり過ぎです。適度に上下させ、人気を保てばいいのですね。ソフトバンクのように…。

ところが…クールジャパン機構だって? 日本と言う国は、民間の活力を奪い、官の主導権が強すぎますね。補助金行政だけではありません。最初は良いのですよ。官主導でも…役割を終えたら組織を解散すればいいのです。それなのに…国の借金が膨らむばかりで組織は拡大するばかり、この機構組織は、たぶんバブルの清算時に生まれた組織で、役割を終えたのに形を変え、延命しているのでしょう。役人らしい発想です。規制を楯に民間の活力を奪い、脅しを使い蔓延るアメーバーのような存在なのでしょう。間違っていたら、ごめんね。カタルの勝手の解釈です。

昨日、STAP細胞の小保方さんが会見をしていました。僕にはよく理解できないのですが…会社組織が特許申請をするときには、組織がデータを検証し提出しますね。彼女は30歳と言う事は、チームリーダーと言うのは、一般の会社では主任か課長クラスでしょう。当然、上司がいるわけで監督責任がありますね。理研と言う組織は腐っているように感じるのは、カタルだけでしょうか? 理研と言うのは税金で食っている団体かな? もっとも大切なことは…STAP細胞の存在で、その研究でしょう。誰が悪者と言う訳ではなく…その点が気掛かりです。実に日本村論理の構造を見せつけられている様で、非常に不愉快ですね。こんな組織なら解体すればいいのです。必要なら、新しく予算を縮小して、作り直せば良いでしょう。株式相場がなかなか低迷から抜け出せない訳です。ヤンバダムや諫早湾の攻防を見ている様で、不愉快極まりない現象です。彼女が可哀そうだと思います。何とか、できないのかな?

JAにしてもそうですね。ハッキリ言って、本来の必要な機能だけに絞ればいいのです。僕のイメージは、社会のダニのような存在です。まぁ、こういうと株屋だってダニじゃないか…と言われそうですね。ものづくりには負けますね。でも効率的な資金運用なくして成長はありません。国債投資に、凍てつく民間金融は、日銀の異次元緩和により解き放たれるのです。故に黒田論理の価値を見直す必要があるのかもしれません。確かにスピードアップするためには、追加緩和をすべきだと…市場は訴えているようですが…。異次元緩和は、かなりの政策に違いありませんからね。今日は不動産投信(リート)が、地方経済にも恩恵を与え始めている現象が、報道されていますね。カタルが述べているリートは、PFIに変化する助走が日経新聞を飾っています。

物流リートが地方経済も潤す実態が、報道されていますね。必ず、介護リートが生まれ、水道リートなどにも発展します。何も不動産リートは土地や建物だけではなく、全ての固定資本形成に有効なのですね。旅館リートと言うか、観光リートなど…も、やがて生まれるでしょう。成長分野ですよ。官が税金を使って公的な固定資本を創るのではなく、民間が金利裁定の経済論理で、運営されるのですね。効率的なお金の使い方が生まれます。リートへお金を供給する背後には、金利裁定が働くからです。無駄な投資でできなくなりますね。だからリートはPFIに変化すると述べているのです。

農業リートも生まれますよ。農業の工場建設にはお金が必要ですね。近代的なアグリビジネスには膨大な設備投資が必要で、大きな需要があります。オランダを抜く素質があるのです。JAさんの生きる道は、アグリリートを開発する事です。TPP交渉を遅らせる時間闘争をするより、世界競争に勝つ為に、たくさんやることがありますね。ケネディクスと組んでスマートアグリを推進させればいいのです。やがてオランダを抜くことになります。金融力は日本の方が格段に上ですね。国債に眠った数百兆円の資金を有効に活用する手立ては、たくさん存在しますね。日銀の異次元緩和は、このような可能性の発展に繋がり、希望のある政策なのです。あとは日経新聞などが、方向性を示せばいいのです。メディアは自分達の使命を忘れてはいけませんね。失われた時代の主要因に、メディアの存在があるのです。改革を遅らせたのはメディアの存在そのものなのです。

さてゴタクを書くより、これからマー君の観戦です。馬鹿げた相場を見ているより、余程、楽しいでしょう。株の方向性は決まっているのです。信用創造にスマートコミュニティーですね。問題はその途中経過を、どのように考え行動するか? このテクニックの問題なのですね。1990年の本格的な駄目相場でも一旦は反発するのです。今回も二番底の確認になり、おそらく上昇波動に既に移行しているのでしょう。だから300円割れのケネディクスを待っていても駄目でしょう。逆に609円から414円、405円になっていましたが、今度は390円かな? だんだん高かったハードルが、時間の経過で低くなってきましたね。それでは、また明日。マー君は頑張るかな? 彼は黒田君と違いラッキーボーイだからね。

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投稿者 kataru : 2014年04月10日 09:31