今日の市況(2014年04月22日)
かたる::いくつか書かなくてはならないことがあるのですが…。Jトラストからアイフルなどのサラ金株を長く推奨していたカタル君にとって、昨日の相場を振り返る必要があるのでしょう。19日の日経新聞に自民党は貸金業者向けの規制緩和を検討していることが報じられ、月曜日は買い気配スタートの株が多くありました。理由は此方のグラフです。(出典は金融庁)確かに異常な金利を搾取する団体だったので、武富士のような傲慢さが生まれ、国は規制強化に動きました。国の権力は絶対的な価値を帯びる事例の一つなので、よく理解しておく必要があります。このグラフは小さくて見づらいですが…イメージを掴めばいいのです。最盛期、我が国には47504件の貸金業者が暴利を貪っていました。しかし節度を欠いた業界とは言え、最高裁の今井判事の裁定により、業界がなくなる構造になっていますね。47504件が現在は2123件に減ったのですね。1/22です。およそ5%しか残らなかった政策選択で、最高裁の今井判事の判定が如何におかしいか…実感できるデータです。
昨日の相場は大きな流れの反転なのですね。何も偶然ではありません。相場論的に先駆し、沈んだサラ金株は反騰するタイミング下に、相場は位置していたのです。だから材料に素直に反応したのですね。このような過程を経て、直ぐには上昇相場に入りませんが兆しなのですね。このような過程を経て、相場は反転するものなのです。だから飛びついて買った人も、目先は駄目でしょうが…やがて成果を得ることもできるでしょう。
さて国家権力の凄さが、このデータで分かりますね。恐ろしさも感じます。UFJが消えた構造ですね。権力の恐ろしさを証明しています。理屈は通りません。ソフトバンクと日本通信の関係も同じです。業績動向の明暗は役人様が握っています。だから理路整然と自己主張をしなくてはなりません。役人は間違った裁定を良くします。昨日、NHKで役所の後援が減っているとの報道がありました。面倒を避ける傾向にありますね。所謂、「臭い物には蓋をしろ」と仕事を放棄するのです。あのテレビを見ていた人は分かると思いますが、僕はあの学者先生の判断は正しいと思います。活発な活動を引き出すのが、行政の仕事ですね。しかし最近は補助金行政の行き過ぎが目立ちすぎます。行政関与は最小限にすべきですね。小さな政府は地方自治体も同じです。無駄が多過ぎます。夕張を模範に見習うべき事例は多いのでしょう。
一昨日、スペースXがドラゴン補給船3号の打ち上げに成功しました。NASAから民間へ宇宙時代の始まりを感じさせる出来事です。現在スペースXではコスト削減の為にロケットの再利用を計画しており、その実証実験を兼ねています。日本では三菱重工が民営化に取り組んでいますが、スペースXでは、何と、コスト1/100を目指すと報道されています。官から民への流れが如何に必要か…。お分かり頂ける事例の一つです。わが国はこの補助金で食っているダニが、たくさん存在します。JA組織は代表事例の一つです。役割を終えたら組織を解散し、人材は民間が引き受ける。公的な役割はボランティア精神で薄給にすべきですね。その代り地位と言う権利が貰えるのです。ところが日本は産業再生機構のように、役割を終えても形を変え延命し、国を食い物にする輩が多いのですね。
さて米国経済は、流動性の罠の陥った所から、どうにか過剰とも思えるQEシリーズで、信用創造機能が復活しているようです。銀行貸し出しが8%増となっていましたね。市場原理では、金利は絶対的なコストです。このさじ加減で景気のエンジンを早く回転させたり、回転数を落としたりします。ところが中国の組織は、共産党が権力を保持し…そのさじ加減を握っていますね。過去の歴史において…市場原理が正しい資金配分を実施するのですね。だから日本空港ビルディングのようなM&Aに対し、政治家が口を挟むべきではないのです。安全保障と市場原理は、どちらが優先させるか? よく仕組みを理解し、深い洞察が必要ですね。今の商船三井の鉄鉱石運搬船を中国は担保として抑えたと言いますが…この問題は大きな問題ですね。
中国は薄氏以降、周永康氏にも汚職追及の手が及び、経済活動が鈍っています。その為にGDP成長率が落ちていますね。市場金利の仕組みと汚職の追及は、経済成長率を大きく落とす要因になっています。この辺りのさじ加減も、共産党政権ですから難しいですね。でも公害や市場原理は、通らねばならぬ関門です。日韓首脳会談が米国の仲立ちで成り立ち、オバマ大統領の訪日と…微妙なパワーバランスが働いているのでしょう。この辺りのバランス関係への注意は怠れません。
さて今日は盛りだくさんで…。J・TECにも多少、触れておきましょう。読者からメールを頂きました。カタルがジャックの適用の拡大に夢を抱いているので、現状を報告してくれた現場からのメールです。感謝です。このような実際の現場のメールは、非常にありがたいですね。J・TECの業績拡大が遅れている理由が述べられています。メールの内容を要約すると、入院の処置が必要で老人に対する適用は難しいとの事です。だから患者数は限られると言うものですね。リハビリを必要として、寝たきりになれば痴呆なども進むとのアドバイスだったように記憶しています。ジャックは飲み薬などと違い、手術の伴いますからね。当然です。カタルが日経産業新聞の市場規模、数百億円と言う予測を鵜呑みにしている訳ではありません。株価を見れば明らかです。もしこの数字が本当なら、現時点でも高値を維持している筈です。ところが株価は高値から「半値八掛け二割下げ」以下の水準まで下げています。
適用拡大が困難なことを、充分に組み込んだ株価ですね。しかし僕は運動不足など…人間と言う動物は怠慢ですからね。適用患者数は相当数、存在すると考えています。日本の人口は1億2700万人も居ます。そうして戦後のベビーブームである団塊の世代が続々とこれから人間の故障期に入ります。カタルも60に近づき、老化の意味を実感しつつあります。膝関節、特に軟骨の摩耗患者は、相当数に上り、技術の進化で手術も進歩すると考えています。おそらく宝の山でしょう。今日は人口ピラミッドを観て、自分でカタルの考えを推測して下さいね。今日のメインを書く時間が無くなるからです。ごめんね。カタル自身も多く買っている訳ではありませんが、この株価は非常に魅力的ですよ。間違いなく1年間保持すれば、株価は2倍以上にはなりますね。場合よれば、新高値更新から更なる人気株になるでしょう。
さて、ようやくメインのケネディクスです。昨日は少し…あれ? おかしいな…と感じた人は、大勢いたでしょう。謎だった信用買い残5000万株の実態を、此方のグラフから感じてください。グラフはケネディクスの日証金残の推移と株価を示したものです。日証金と言うのは、金融力の乏しい証券会社が、株を担保に資金調達に利用する金融会社です。その動向は、人気時より買い残は1/3に減っています。この理由は…特定筋が演出を兼ねて信用で株を集めているのでしょう。およそ3000万株の玉を吸い上げていることになります。だから267ドル安した、あの環境下で、変わらずまで…株価が戻ったのですね。11日の話です。それにも拘らず、折角、先日の380円をクリアしたのに…、昨日は下げて360円前後なら分かりますが…353円の安値引けでした。この意味は…おそらく演出なのでしょう。
このような演出を僕らの世界では「ふるい落とし」と呼び、目先筋のコバンザメを追い払うために用いる演出の一つですね。本来は、今日は買い気配スタートから始まるのがセオリーなのですが…。やはり、まだ重いようですね。仕掛け筋の力量が分かります。でもセオリーとしては、今日から一気に節を振り払う動きに出るのが、カタルの経験則ですね。380円は昨日クリアしましたが、次の壁390円、405円、418円と言う壁を一気に抜き、500円台復活にスタートを切るのが、メインシナリオです。果たして後場からそのような展開になるかどうか…皆さんはどう考えるでしょう。最後に007はスマートシティー関連の展示を発表していましたね。株価が下げているときがチャンスですからね。4ケタ以下は集めておいてくださいね。それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2014年04月22日 10:23