未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年04月24日)

かたる:株式相場は、長いデフレに慣れ親しんで…、僕らは完全に洗脳されてしまっているのですね。故に、僅かな政策の選択ミスを叩く傾向下にあります。確かに黒田さんの発言は株式市場関係者にとって「ノー天気」に映ります。それは株が下がるからです。しかし現実社会では、確実に異次元緩和は浸透し始めており、変化が随所に見られます。問題は方向性、スマートコミュニティーは新分野で歴史上、漫画や映画の世界しかモデルがありません。情報を活用する事が、何故、大切なのか? 良い事例が車の運搬時間の概念ですね。昔なら…東京・大阪間の物流速度は、どの程度、掛かったのでしょう。僕は車で大阪まで行ったことがないから、どのくらいか分かりません。だから新潟の長岡のケースで説明すると…、高速道路がない時は、12時間程度は掛かったと思います。今は高速があり3時間程度かな…。でもゴールデンウィークの時など関越は大渋滞で、ノロノロ運転が続きますね。都内でも首都高速は良く渋滞します。もしこの渋滞が情報の利用でなくなるなら…我々の効率は、飛躍的に上がりますね。信号機の青信号の長さを、渋滞に合わせ自動調整すれば…既に、量子コンピュータが開発され、間もなく実用化されます。夢のような世界がどんどん現実化されるのです。日本はハイブリッド車の開発では世界トップで、燃費の改善があるので、これだけ原油価格が上がっても、あまりガソリンの高騰による弊害を聞かなくなりました。

日本は少子高齢化で労働力が乏しいから、GDPの成長率が鈍るとされていますが…海外投資により労働力は確保され、所得移転で経常収支は黒字化します。労働力云々と言う解釈は少し古いように感じます。やがてロボット化も進むでしょう。先日はサイバーダインが上場されサイボーグの世界への扉が開かれました。昨日、オバマ大統領の要望で「すきやばし次郎」のすしが、話題になっていました。同じ寿司でも回転寿司は一皿100円、でも職人、二郎が握ると一貫、1000円、2000円の世界です。マグロの選別から熟成させる技まで…付加価値とは何か? わざわざ米国から、二郎の握るすしが食べたいと来る付加価値は文化ですね。昔、売れていない頃、六本木の「龍吟」に行ったことがありました。山本さんは、いつしか有名人になり、今では予約が取れないほど人気だと言います。たかが中華と言うか…日本食と言うか…。最近の冷凍技術や食品の保存技術の進化は素晴らしいですね。先日、牛肉とピーマンの炒め物…あれは「チンジャオロース」と言うのかな…を、スーパーから買ってきて食べました。ピーマンを入れるなどして、少し手を加えたのですがマズマズの味でしたね。僕がニチレイや味の素に注目する理由が分かるかと思います。冷凍農薬事件を引き起こしたマルハニチロは、長期投資家にとっては買い場なのでしょう。

新聞を読むとバフェットの選ぶ銘柄とか…書いてありましたが、彼は製造業の株を買いませんよ。何故なら、景気循環に左右されるからです。余程でないと…買わない筈ですね。利益の質の問題です。今、日本人は長いデフレ環境下で、ようやく目覚めたのですね。最近の投資動向を新聞で見ると…実に海外投資が多い事か…。M&Aのスプリントやビームだけではありません。各社が競って海外展開しています。これはおそらく2009年から2010年に始まった動きです。日産がマーチの生産をタイに移転した時に、日本人自身が脱皮したのでしょう。「アラブの春」です。総務省が回線利用料を下げる行為に出て、日本通信やIIJを応援する動きに出るとは驚きましたね。これもグローバル論理の浸透ですね。TPPも成立すると良いですね。今朝の新聞各社は、決まるような報道ですが…農業者の65.8歳に、明日はありません。門戸を開き、自ら進んで世界競争に挑まないとなりませんね。鎖国制度に明日はありません。総務省の方針転換は、ある意味で評価されます。サラ金業界の激変ぶりを見れば、分かりますね。国家権力は絶対的な権力ですが…それを超えるグローバル論理に対応するアラブの春は、なにも進化は遅れているイスラム圏だけの問題ではありませんね。

この情報、日本人が不得意にする分野です。太平洋戦争の敗退も暗号の分析で負けていたからです。日本には過密ダイヤを運転する能力がありますね。首都圏の電車の運行は世界トップの付加価値でしょう。それこそ、二郎が握る1貫1000円、2000円の世界です。僕の読者は少し減りました。1000人程度は減ったようですね。目先筋は減っても良いのです。毎日、読んでいれば、一流に成れなかった証券マンの戯言ですが、僕の30年以上の時間が集約されていますから、皆さんの投資技術を飛躍させる一つの道具として使ってくださいね。株の考え方は、毎日読んでいれば、自ずとわかるでしょう。ところが人間は辛抱が効きませんね。1300兆円の話が、今の日本経済の核心をついている筈です。GDP500兆円規模の国で、毎年50兆円以上も失い続ければ疲弊するに決まっていますね。

松下銀行と言われたパナソニックも376円まで叩かれたのです。シャープの凋落ぶりは何も技術革新と経営力に、敗れただけではないのです。なかなか表面化しない地価の値下がりは、信用力の低下を生み、信用乗数効果をどんどん下げましたね。だから流動性の罠になったのです。世界的にこの状態になったのは…、製造業重視の間違った先入観のせいですね。「ものづくり大国」を美化するメディアの報道ぶりが、間違った方向性を増長しました。ものづくりを否定している訳ではありませんが…、現状は金融力を卑下し過ぎています。お金がなければ…何もできないのです。溢れるお金がチャレンジを生み、その中で生まれる千三つの世界の成功が、人類の躍進に繋がるのです。

一昨日、貸金業者の疲弊ぶりを伝えました。47504件の貸金業者が、1/20の2123件に減った現実は、どこか間違っています。だから当然、政策転換になれば残存者利益を享受できますね。こう書くと…直ぐにアイフルが上がると思う人が大勢いるでしょうが…時代の流れと言うのは、大変、緩やかなものですね。一度、Jトラストを通じて市場は修正したので、今度はシコリがありますから、簡単に人気にはなりませんよ。

むしろ修正されてない土地資産の活用と言うケネディクスに軍配がカタルは上がると考えています。勿論、熊谷組の悪くはありませんが…しかしスター性に欠けます。ケネディクスには1兆4000億円の魅力がありますね。日本で一番なのです。Bグレードの物件保有率は、日本で一番ですから、市場の中で一番恩恵を受ける会社ですね。今年より来年、来年より再来年に、カタルの大法螺が可視化されるはずです。異次元緩和の意味を実感した方が良いですね。

今日はヒントとして、銀行貸し出しの前年比のグラフを観てくださいね。5%超えが正常値なのです。失った時間の反動が、必ずやってきます。船でも大きく傾けると復元力がありますね。同じことで、自然の摂理なのです。ここまでくれば、完全に確認される390円の壁を取ったのを、確認してからで充分ですよ。更に慎重を期して、下値ボックスの418円を抜けてからでも良いですね。更に、理解できない人でも619円を抜けてから、参戦しても良いのです。最近、開発したテクニカル分析のBT指数も、ABもAVも波動転換しています。でも皆さんは完全にチャート上で、上昇波が確認されてからの参戦で充分に間に合う値幅なのですね。

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投稿者 kataru : 2014年04月24日 10:58