未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年04月30日)

かたる:最近の市場を見ていると、面白いものですね。昨年の良い時の相場環境なら、ストップ高する材料なのに…。今の環境下では株価が反応を示さなかったり、逆に安くなるのです。例えば007のスカイリー・ネットワークス社との提携は、スマートグリッドの実用化の初期段階ですね。このような段階を経て有効な電力の活用に繋がり、効率的な電力の使われ方が実現する訳です。家庭の基盤整備から家電製品がクラウド環境で、情報を共有し、効率的な配分に繋がるのですね。日本は原発が停止し、電力の大切さを国民が学びましたから、今は成長する環境にある訳です。だから新築する家やマンションは、このような最新の機能を求めますね。

もともとマンションの造りなど、何処も大差はありません。何を売りにするか? 最初からホームネットワークが完備されていれば、それが売りの目玉になります。やがて松下電工なども参入します。パナソニックですね。大手は弱小企業の買収や提携に動くでしょう。丁度、村田が007と資本提携したように…。世界の流れは、開発する時間を買う時代なのです。そのパナソニックの好決算を支えているのは、住宅部門の松下電工のおかげです。

建設業界は、既に成長の好循環に入っていますから、スマートコミュニティーの受け入れは容易な環境になっています。この言葉の意味は、人間は感情の動物なのです。だから前向きな姿勢に一度転換すると、一気に時代が進むのですね。ましてや20年以上も停滞した鬱積が貯まっています。一気に、ホームネットワークはスマートグリッドを通じて華が開きます。ユビキタス時代の投資の目玉は、物ではなく…情報の活用なのです。その橋渡しとしてWiFi通信などの分野に007は特化しているから、次々に新分野の参入が生まれますね。007の夢は、依然消えていませんね。目先の業績悪を乗り越える器ですね。

さて、何故か日経新聞には報道されていない「介護リート」の発表は、日本の根幹を変える大きな材料なのです。わが国は財政難にも拘らず、官僚の意識は時代遅れの補助金行政が主軸です。これは自分達が主導権を握ろうとする古い行政のスタイルですね。民間の活力を殺す共産党政権の政策です。世界は社会主義の理想社会を認めていましたが、競争原理が上手く機能せず、結局、ベルリンの壁崩壊により市場経済に軍配を掲げました。市場が金利を通じて社会に役立つ投資先を優先的に決めるのですね。これが市場原理主義です。アマゾン・ドットコムの株価が割高だと、議論された時期がありました。…が、結局は売り上げの伸びが勝り、採算に合うラインに企業は成長しました。PER100倍や200倍が、如何に割高か…丁度、決算が発表されたツィッターのようなものですね。フェースブックは上がったそうですが…、このSNS関連が、何故、これほど高評価されているのでしょう。

おそらく情報ですね。この潜在的な価値観を睨んでいるのでしょう。スマートコミュニティーの理解を、どう進めるか? クラウドに特化し始めた富士通やNECの株価が最近は他の株に比べ強くなっています。例えば、一例です。車で移動する場合、1時間かかる筈が渋滞で3時間、5時間と言う事態が発生しますが、この無駄を情報の活用で省くことが出来るなら、それだけで付加価値が情報の活用により生まれることになります。時給1000円の時代で1万人の渋滞の迷惑者が居るなら…3時間で3000万円の付加価値が生まれることになります。その時間を有効に活用すればいいわけですね。情報の活用は無限の利益を生むのです。クラウドの考え方は実にユニークですね。

米国も日本もLTE環境が整備され、瞬時に情報が把握できるようになっています。消費者が注文すると、メーカーがその需要を瞬時に感知でき、工場の生産ラインの効率配分に繋がるクラウド化…すごい時代ですね。トヨタのかんばん方式なんて、もんじゃ在りませんね。ソフトバンクは企業にアイパッドの導入を進め、日本企業の効率化に一役買っています。熟練された技術の伝承は電子化で進みます。カタルがナスダックのITバブル時の高値更新を考えているのは、そのような未来社会の実現段階に来たと考えています。だから日本は急がねばなりません。中国は長江の開発でスマート化を取り入れるとか…。HVの技術導入の為に、日本は10年掛かりましたが、補助金と関税で現地生産化を推奨し、一気にスマート社会の構築に中国は動き出しました。日本は全員の容認を取らなければならない村論理で動いていますが…、そんな成田闘争をしている時代ではありませんね。先駆するものから、先ず時代を築くのです。

日経新聞が介護リートを報じないのは…何か思惑があるのでしょう。容易に「リートはPFI」だと言う発想に行き着きますが…タイミングを待っている可能性がありますね。日本の財政事情は、厳しいのです。島根の隠岐郡「海士町」のような事例を、全ての市町村に求めるのは無理があります。日本を再び加速させるには…、まず、国債の発行を減らさねばなりません。そうしないと日経平均株価の10万円は、夢のままですね。このままでは全ての地方が、夕張のように縮小均衡型の財政再建団体に成り下がります。だから信用創造をして、ケネディクスの1万円を実現させる必要があるのです。介護は待ったなしなのです。痴呆患者の介護は、実際にやってみなくては、この大変さは分かりません。それなのに待機患者は増えるばかりです。一気に時代を進めるのは、お金が必要になります。そこで登場するのが、金融デリバティブの力ですね。1000億円の介護リートは時代を先導するモデルケースです。

市場がこの現実を、評価しない訳がありませんね。カタルは市場原理主義者です。時代が求める産業は、必ず伸びます。産業革命時には、鉄道が施設され、鉄道株指数と言う尺度が出来るほど資金を集めたのです。歴史観を勉強して下さいね。過去の大相場は、全て時代を切り拓く会社が、大きく育っています。日本に必要な産業は…何ですか? 信用創造機能を復活させ、眠っているお金を動かし、スマート社会を構築する事ですね。そうすることで少子高齢化のハンディを補い、世界で一番高い、一人あたりのGDPを実現できるのです。クラウドに眠る情報を活用する社会の構築ですね。皆さんもカタルの夢を共有して欲しいと願っています。先ずは友達に、この構想を話します。ねずみ講のように、やがて、この理想は共通する日本国民の願いとなって広がり、社会が一気に進みます。

補助金行政を否定している訳ではありませんが、主流の方向性は、やはり民間の活力を生み、その流れを大きな流れに変えることでしょう。そうすると、日本はやがて昔のようにジャパンアズNO1との評価が…自然に生まれるでしょうね。世界をリードできるなら、やがて靖国参拝の自己主張も正論になります。今は自重し、先ずは信用創造からスマートコミュニティーの創設ですね。必ず、市場はこの考え方を支持すると考えています。夢は大きく、世界のモデルケースに…。折角、オリンピックが開催されるのです。準天頂型衛星の計画を前倒しして打ち上げ、ジオフェンスを応用した産業を育成しなくてはなりません。オリンピックの時は、外人がスマフォに向かい話しかけ、自動案内を聞く時代を実現させましょうね。国家予算は未来社会のインフラを整備する事です。革新機構のように民間金融の活躍の場を奪う事ではないですね。力のバランスを考えて欲しいものです。

ダルビッシュは精彩を欠き負けましたが、ケネディクスは逆行高の目玉に育ってほしいですね。最近は出来高が減り変化の前兆段階に入ったように感じています。全体は信用残圧迫に押されているようですが…、好循環を生む切っ掛けは、育ちつつあるのでしょう。後場からの動きに期待する限りです。

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投稿者 kataru : 2014年04月30日 10:24