今日の市況(2014年05月02日)
かたる:カタルはいつも最善のシナリオ選択で、相場に臨みます。その為に期待値が大きく実際の相場のスピードと、カタルの頭の中のシナリオとの時間差に悩まされ続けています。実際に年初から大きく株価は下げましたが、それは個人が参加している収益力の裏付けがない、夢である期待値が高い銘柄が中心に下げたのですね。日銀の黒田さんの含み笑いは、株で損をしているものにとって、憎らしくも感じます。「えい、お前の目的は、物価目標じゃないだろう。」と…毒づきたくもなりますね。1989年に上京して以来、数々の失政の為、55年体制は崩壊、政権交代を二度かな…を経験しました。本来、日本人は画一化教育のロボット民族で、イワシ民族と揶揄されるほど従順な国民です。それは地理的に守られてきたからですね。大陸続きなら、違った国民性を有していたでしょう。蒙古襲来の神風神話などは象徴的な寓話です。長らく、カタルもそうでした。
しかし数々の失敗を重ね…メディアの論調を疑うようになっています。ミツミ電機の業績修正は大きな痛手でした。上京した直後だったと思います。決算発表の2日前ぐらいだったと思いますが、大幅増益の観測記事を日経新聞は大きく掲げていましたが、実際は減額修正で、2日間の連続ストップ安だったと思います。おそらくヤラセなのでしょう。その後、様々な経験を重ね、官僚による観測記事であるアドバルーン記事など…世論の誘導が試みられています。キャリアと言うのは、純粋さが薄れるものですね。今では政策の失敗より、メディアの責任が日本の停滞を招いていると思うようになっています。日経など…幹部のやっていることは、三文ドラマそのものです。改革を怠り…石川島やオリンパスを見るような思いです。でもこれが大人の現実社会なのでしょう。
どう考えても…東京都知事の猪瀬さんと、みんなの党の渡辺さんのやっていることに大差はありませんが、ライブドアとオリンパスの二重基準が、日本にはあります。フェアじゃないですが現実ですからね。僕はダヴィンチの金子さんが好きでしたね。テーオーシーのMBOにたいし、敵対的なTOBを仕掛け、株式価値を正当化する姿勢が好きでした。1兆円ファンドを創設し、東京駅隣の「パシフィック・センチュリー・プレイス」の一部を買収したり、不良政権のもとになった「芝パークビル」(軍艦ビル)を買ったりして、信用創造に尽力していました。…がしかし、福井日銀総裁の小心に潰されましたね。まぁ、米国の金融危機の影響の方が大きいかもしれませんが…。でも厳格な金融庁の不良債権認定がおかしいのですね。だって利回り採算に合うなら、大目に見る大岡裁量をすべき時期だったのでしょう。
小さなことでは、お巡りさんが一停止違反などの小さな交通違反を見逃す行為が認められなくなった社会構成と言うか…。最近のニュースもキセルをする地下鉄職員かな? 女子トイレを盗撮する法務省職員の懲戒免職など…悪い事には違いはないが、容赦のない処分に見えます。中学生の悪戯レベルも、厳罰化になっていますね。社会にユトリがなくなっているように感じるのは僕だけかな? 昔はもっと社会が大らかだったように思います。僕自身もお巡りさんから、交通違反を免除してもらったこともありますからね。ケース・バイ・ケースの大岡裁きが消えましたね。まぁ、甘いと言われれば、二の句は継げませんが…。
さてゴタクを書いていると、スペースがなくなりますね。今回の下げは、富士通などをみると個人好みの裏付けない乏しい銘柄が、大きく下げたに過ぎないのですね。事実、年初かな? カタルの感覚では古河電工や板ガラスの類似する発想で、欧州景気の改善から、取り上げた銘柄で、コイルの「スミダ」6817なども株価が上がってきましたね。介護のツクイもそうですが…。結局、収益性がバックにある銘柄は、下げてないのです。ただ三菱UFJのように、全体は、どう考えても安いのですね。これは委縮した社会だからです。大岡裁きが消えたのも、きっと社会にユトリがなくなったのですね。社会に希望が感じられるかどうかなのです。希望が生まれると、カタル銘柄のような…夢の銘柄は大きく上げますよ。赤字のJ・TECも、007だって…ケネディクスは、既に復配ですからね。相場としては、まだ3合目程度でしょうが…。
政策の選択次第ですが、昨日はどうもGPIFの買いじゃないですかね。日経新聞には、リターンリバーサルと、大きく下げた銘柄の買戻し…となっていましたが、6月の成長戦略や7月のボーナスで消費税懸念が一掃されるので、やはり5月、6月は堅調でしょうね。問題はその後ですが…消費税の二段ロケットを点火させたい官僚筋は、飴玉を出すとの読みは一般的ですからね。その為の演出として、1―3月が大きく下落したのでしょう。これが一般的なシナリオでしょう。ケネディクスを見ていると、何故か、カタル銘柄、第一弾の「日揮」を連想します。あの時も1年以上かな…。待たされましたね。そうしてヤレヤレと…僅かな幅で利食いをすると、そこからが大きかったですね。きっと619円を抜けた辺りから、相場は加速するのでしょう。ここは関門で380、390、405、418円ですからね。大きなエネルギーが必要になります。真空地帯と違いますからね。でも1300兆円の逆襲なのです。
昨日はロンドンで、安倍さんは日本に投資をして欲しいと…訴えたそうですね。信頼される政策をすれば、20年以上も眠っていた宝物の日本経済を、世界のヘッジファンドが放っておくことはありません。みんな必死なのです。量的緩和で溢れているマネーが、一気に流れ込んできますね。ケネディクスは値嵩株になります。だって1兆円以上の不動産を管理している会社は、他にないですからね。 地所や三井不動じゃ…ギャップがありません。野村の常務は仕事をしているのでしょうか? 中東の王様とのパイプは継承されている筈ですね。過去のOBにお出まし願って、セールスをすればいいのです。「仕掛け」も必要ですね。地銀とリートを結び付け、国債に眠っている100兆円規模の資金を移動させるのです。良い仕事が出来ますね。みんながウィン、ウィンです。金融デリバティブを利用し、高利回り商品を幾つも世に出せます。いつまでも600円台の株価に甘んじてないで、ちゃんと、年収1億に見合った仕事をして、10億、20億と黒田君を上回る年収を貰わないと、誰も後に続きませんね。確り証券マンは仕事をして欲しいものです。
僕はバブルの頃、なんど野村の社員に負け、悔しい思いをしたか…。だって勝てるわけがありません。CBを100万しかもらえないのです。それで1億の投信は売れませんね。彼らは1000万、2000万は当たり前、場合によれば、1億の投信に、1億のCBを付け販売するのです。馬鹿でも投信は売れますね。スター株を市場に創れば、市場は夢を感じ全体が引っ張られます。300円のケネディクスが1万円になれば、黙っていても相場は活況化しますね。昔は任天堂やセガのように…。野村の役員も器が小さくなったものです。昔はやくざの親分相手に、商売をしたのですね。男としての器同士の戦いです。今は煩いですが、アラブの王様や政治家との駆け引きは、同じことです。セールスは人間の度量が、勝敗を決めますからね。僕の先輩が注文を取る為に、料亭の玄関で土下座をしてお客様のションベンを飲んだとか…。本当かどうかわかりませんが、彼は段違いに仕事が出来ていました。残念ながら、彼は脳腫瘍で亡くなり、彼の下で働く機会がなかったのですが、彼が本部長時代にキャバクラなどに同行させてもらい、世話になりました。懐かしい思い出です。
安倍さんはロンドンで、金融マン相手に講演をしたとか…なかなかの器ですね。様々な条件は揃っているように感じています。
投稿者 kataru : 2014年05月02日 10:34