今日の市況(2014年05月07日)
かたる:昔なら確実に連続ストップ高のような材料が、何故か、この所、市場で評価を受けないと言う「希望」を感じることが出来ない相場展開になってきましたね。しかし安倍政権は、多少、官僚のロボット的な要素もありますが、歴代の総理に比較すれば、マズマズの及第点です。6月にも本格的な成長戦略の発表を控え、法人税が焦点になっています。時期を明記できるか、20%台を実現できるか? この二つに焦点があるようですが、税率は基礎的なコストです。中国で国営企業のあがりを、国は配当と言う形でこれまでの水準より5%アップで、搾取する事を決めたそうですが、基礎的な製造コストは、依然、日本は高いのです。
先ずは原発の影響で、これまでも高かったのに…更に、割高な電力料金になりました。これでは、いくら小形棒鋼の市況が高くなっても、電炉メーカーの損益分岐点は下がりませんね。通常、これだけ建設市況が改善されれば、儲けはかなり膨らみ株式市場の人気株になっています。ところが現実は人気にもなっていませんね。だからエナリスが人気になる背景も分かりますが…、問題は収益面の裏付けです。007も同じ背景を抱えています。HEMS絡みの産業は、スマートメーターの設置から、電力の効率配分が進化し、日本に必要なスマートコミュニティーの一つの分野です。この成長分野を馬鹿にしては駄目ですね。007の提携は、非常に意義のあるものです。このような提携が、いろんな分野で進展しています。今日は007の話しじゃないから…いずれの機会にしましょう。
人口が減ってもスマートコミュニティーの進展で、生産力をアップする事で豊かな生活を維持できるのでしょう。「悪銭身に付かず」とか…「不労所得」と言って、金融収益を軽視する日本の「二宮尊徳」的な清貧思想の風土は間違っています。信用力を否定する日本の間違った一般概念を、一掃しなくてはなりません。確かにカタルは、結果としてベンチャリを始め、多くの間違いを犯し、お客様にご迷惑をおかけしました。しかしその背景を充分に解説していたと思います。ベンチャリのFCシステムは、非常に優れていました。あの時に金融支援を受けられれば、今頃は…と、考えることはあります。ロコモブームからカーブスも、保険の窓口化販売も成長していたでしょう。しかし結局は、金融庁様の査定強化で無借金企業でも貸し出しが受けられないと言うバカな制度に潰されました。まぁ、ここでごたくを並べても仕方ありません。
さて安倍さんはロンドンで、日本への投資を促す講演をしたとか…。このような積み重ねが、やがて希望の生まれる社会を形成するのです。先日、J・TECは決算発表を実施しました。売り上げが、倍、倍で伸びる企業が他にあったら、教えて欲しいものです。まさにJ・TECは成長過程にありますね。ところが…株価は高値から大きく下げています。不思議ですね。4435円まで買われたのに…。先日は、なんと1172円です。流石に、決算を受け、少し戻しましたが…今回の発表を株価は織り込んでいるとは言えませんね。故に、カタル君、懲りずに…また本日は、少し株を買いました。今回、先日発表されたIPS細胞の培養コストを下げる技術を、フィルムから研究委託されましたね。STAP細胞にしてもIPS細胞にしても、人工臓器の製造まで、何れ行くのでしょうが…、日本で一番進んでいるのは「J・TEC」(7774)なのでしょう。何故なら、既に人工皮膚や人口軟骨の分野で、培養の実用化をしているからですね。この会社のいいところは、壁を作らず、技術の供与を受けている所です。この姿勢なら、カラーは薄れ、色んな大学で開発される製品の実用化が実現できますね。
所詮、山中教授の技術研究も、実用化されてなんぼなのです。医療現場は命のかかわる分野で安全が優先され、どうしても時代進化が遅くなりますね。特に日本は清貧思想の国で米国とは違います。昨年、ようやく自走式車の実用化実験の車検が下りたばかりなのです。グーグルに先を越される訳です。これは日本国民の認識と言うか、メディアが作る文化の影響ですね。いまでもNHKは、震災の弱者救済を訴える番組を多く流しています。確かに可哀そうだし、ある程度の支援は必要です。しかし3年以上が経過しますからね。いい加減に過去を振り返るのではなく、未来に向かうべきでしょう。それなのに過去の検証は全くしません。原子力委員会が、何故、機能しなかったのか? 東電だけに責任を押し付けて、政府が原発推進をした背景や、安全審査する筈の機関が、何故、機能しなかったのか? こちらの方が大きな問題です。メディアの姿勢が問われます。こんなイワシ民族教育を、いつまでもしているから、失われた時代から、いつまでも脱出できないのです。
GPIFは国債投資しかせずに…中国や他国の年金基金に日本株の主導権を奪われているのです。信用創造をしてチャレンジする空気を創り出すべきでしょう。J・TECは必ず評価されますね。皆さんは株価が上がらないと反応しませんが、素晴らしい銘柄の一つでしょう。膝関節は長寿化する老化現象の一つで、患者は増えるばかりです。しかも日本だけの問題ではありませんね。日本が先駆して技術確立できれば…やがて世界に広がります。医療市場は1億から70億の市場なのです。だから第一三共のような失敗もあるのですが…良い技術なら輸出されますね。円安になれば…観光を兼ねて、日本で人間ドックを企画する中国向けのツワーを組めばいいのです。いくらでも商売の方法がありますね。
何をするのも…お金が必要。だから信用創造の要になる「地価の上昇」が欠かせません。日銀の異次元緩和は、物理的に機関投資家の資金移動を促します。もう直ぐ、2年になりますよ。既に下地は出来ていますね。あとは誰が火を付けるか…。そこにケネディクスの含み損失が消える時間が重なりますね。そうして「リートはPFI」との概念が、一般化すると一気に人気株になります。1000兆円の資金移動の手助けをする仕事は、証券マンとしての冥利に尽きますね。野村の役員は、本当に仕事をしているのかな? 国家財政を救うビジネスチャンスですね。J・TECの株を、皆で買い、株価を高くして資金調達を助ければ…再生医療の分野の技術進展のスピードを上げることが出来ます。社会に貢献できて、投資した僕らも儲かるのですね。これが市場原理主義の良い面です。時代が要求する会社を支援するのですね。そうして、その会社の成長を享受し、間接的に投資家も社会貢献が出来るのです。お金は有効に活用しなくてはなりません。
目先の1割や2割の鞘を稼いでどうするのでしょう。株式投資の真髄は共に栄える投資を心掛けることでしょう。その為には時代が要求する社会が求める技術開発している企業の会社の株を買う事ですね。カタルは何度も述べています。上がる株の会社は、既に決まっているのです。問題は投資するタイミングと述べています。今日は幸い、米国市場が安く、ウクライナ情勢などが影響しているのでしょう。何でもそうですが…、知ったらお終いなのです。問題化になっていると言う事は、対処が進んでいるのですね。1―3月下げ続けた株は、4月に底入れしたのでしょう。5月、6月は需給面から整理が進行し、上げやすい環境下にあります。1年に二度しかない、僅かな上昇チャンスを生かしてくださいね。それでは、また明日。J・TECが発表した此方の意義は、大きいと思っています。やがて株価に影響を与えるでしょう。安い時に100株でも良いから買っておいてください。自分の力量を知っているのは、自分だけなのです。だから無理をする事はないですよ。
投稿者 kataru : 2014年05月07日 10:17