未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2014年05月22日)

かたる:流石に…細かいことは分からないものですね。ネットトレイダーを含め、多くの人は「目先の場味」をもとにして株を売り買いします。でもカタルは少し違いますね。基本は、もっと大きなトレンドを狙っています。だから時代考察は欠かせません。今、一番の関心はクルミア半島に進出したロシアと海洋利権を争う中国の動向で、東西冷戦の復活を言う人もいます。でも日本が時代考察を誤って、柳条湖事件を切っ掛けに、満州事変に発展して行った関係に似ているように思います。グローバル化が此処まで進み、「アラブの春」から国際情勢に目覚めた人類が、時計の針を後戻りさせるわけがありません。

サイバー問題で人民解放軍将校5人を起訴した問題は、非常に大きな問題だと思います。故にカタルは、折角、買い増しした玉の持ち高整理に動いたのです。でもこの辺りは難しいですね。時間軸の関係が全く見えません。小型現物株の活躍では市場全体を引っ張れないと…切り捨てたミクシィが昨日は人気になっていました。カタルは述べています。ミクシィを始め、007もJ・TECも含め、現物小型株では相場全体を引っ張れない…と何度か触れていますね。この背景には、そろそろ本格的な上昇が始まるとの読みもあります。この時間の読みは難しく、サイバー問題で揺れれば、全体の浮上はズレますから、小型現物株の活躍になります。だから007の原稿を、昨日、登場させました。J・TECも同じですよ。でもこの時間軸の読みは難しい。ここに「セル・イン・メイ」のヘッジファンドの決算が絡みます。

しかし米国自身が、習近平氏に考慮の時間を与えている様なのです。中国は粛清の真っ只中です。内部の権力抗争も共産党の一党独裁だけに激しいのでしょう。昨年2月に米国のインターネットセキュリティー企業の「マンディアン」が、長年の中国によるサイバー攻撃の調査結果を発表しました。これを受け、昨年6月の米中首脳会談で、サイバー攻撃問題が議題になっています。そうして、このタイミングで人民解放軍の61398部隊がターゲットにされたようです。この問題は「TPP交渉」とも絡み、大きいのですね。TPP交渉がまとまると、中国は孤立感を一層、強めるでしょう。だからこの夏に予定されるTPPの会談は重要ですね。中国との絡みがあります。巧妙に仕掛けられた中国への防衛網が作られているようです。

欧米の植民地支配をみて、日本は中国に進出しました。「八紘一宇」と言う大義を掲げ大東亜戦争に突入しました。しかし時代は既に変化していましたね。時代の選択を間違うと大変です。「失われた時代」のデフレ時代も同じ選択ミスで、切っ掛けは1985年のプラザ合意に於いて、同じ轍を踏んでいます。本日の日経新聞に、日経採用企業の一株利益の推移が載っています。同時に「高ROE銘柄、株価底堅く」との見出しが躍っていますね。黒田さんが述べた昨日の話は、実に面白いですね。様々なヒントが眠っています。白川さんの人口問題の発言から、黒田さんは供給力強化の重要性を強調し、低下を続ける潜在成長率への危機感を訴え、女性や高齢者などの労働参加を高め、高度な外国人材の活用で労働の供給力を高めていく事に触れていたようです。建設需要を賄えず、入札のやり直しが増えています。

少しカタルの考えを纏める為に、今日は原稿を書いたので…皆さんには趣旨が伝わらず難しいかもしれません。相場論の構築の一部を披露しました。お金が動くので様々な展開があり、その様々なシナリオの中で、どの路線を歩むか…。この読みが当たるなら、運用効率は飛躍的に高まります。買い増ししたケネディクスを、わざわざヘッジする必要もなかったかもしれません。でもカタル君の現在のシナリオは、2000年の日揮の動きです。あの時、1999年の春に、カタルは第一弾のカタル銘柄として、世に送り出したのですが…1年と言う時間を待たされました。まるで同じ失敗の轍を踏んだようなのですね。ケネディクスで…。とっても、あの時と推移が似ています。だからその動向を掲げておきます。本当は1999年の春を含めた動きを提示した方が良いのですが…グラフの視界上、限られた期間設定になり、省きました。

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さて、かたる銘柄の3兄弟は、何れも株価波動が変わったと述べています。なかなか、この波動は転換しないものです。そうして基本構想は、多くの銘柄で26週線のマイナス乖離が縮まり、25日線のプラス乖離が増える「戻しの相場」だと述べています。そのリーダーがケネディクスやアイフルですね。自民党はGPIFに対し運用力を高めるように促しています。そうです、不動産や株式投資の割合を増やせと、述べていますね。ノルウェイの年金基金が、日本で物流リートを仕掛けた話しを以前しました。分かりますかね。地所に続きGPIFも参加します。都心にある物件は限られたものなのですね。何故、カタルが株価の上昇は既に確定しており、問題は途中経過だけ…と述べているのか? 時代を眺めれば、自ずと路線は見ています。007も同じなのですね。今日は1269円の壁を1296円と取りましたね。次は1308円の壁です。これを抜けば…1500円はクリアでしょう。

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カタルは6月半ばまで警戒モードを継続しますが…どうも過剰反応のような気も同時にしています。それは、昨日のケネディクスの大口買いですね。VT指数は3月18日の8835を上回り、9789となっていました。やはり手替わりの可能性のように見えます。続々と新規参加者が増えているようです。だから6月半ばの日揮型を想定しているのですね。昨日、紹介されたGSの宇根さん説とも合致します。昨日の日経新聞にあった、現在の2014年は2004年7月から2005年の動きに似ているとの指摘があったので、そのグラフも調べ、自分なりに加工しました。新聞に載っていたのは、上のものですね。ただ今は5月で、2004年の比較対象は11月ですね。同じヘッジファンドの決算対策と重なっています。自分で調べないと駄目ですよ。証券マンは商売なので、自分で新聞の裏を取るように勉強しなくてはなりませんね。今は様々な資料が、ネットを通じて簡単に集まります。

今日の一株利益の上昇の記事と昨日の日経を持って、お客様にセールスすると良いですね。いくらでも注文は取れます。問題は中国などの動向なのです。さらに一部で米国の景気動向を気にする向きもあります。でもGSEの復活は、大きいでしょう。更に30兆円規模の社会資本整備もあります。イギリスは利上げの話も出ているようです。ECBは量的緩和をチラつかせているのに…。もっとも難しいのがやはり中国です。シャドーバンキングから公害問題、更に軍部との関係からか…近隣諸国との軋轢がありますからね。既に日本は米国より貿易関係が深いのですね。カタルがサイバー問題に過剰に反応した理由もご理解いただけると思います。此処にヘッジファンドの決算が絡み、株価の動きが複雑化していますね。でも基本は日立の中西さんと同様に…、日本の大半の企業はROEに目覚め始めています。日経新聞の記者は、この方向性の記事をどんどん増やすべきですね。日本は総資産経営をしてきたのです。だから一度、目覚めると…イワシ民族の強みが生き、あちこちで日立現象が生まれますね。ほら…日経平均株価10万円が見えてきますよ。

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投稿者 kataru : 2014年05月22日 11:30