今日の市況(2014年05月29日)
かたる:今日は早めに終らせないと…野球観戦ができませんからね。基本的にようやく年初からの下げパターンからの反発が始まったのでしょうが…スタート段階は何時もそうですが弱いものです。幕が近づくに従いドラスティックな動きになるのです。昨日の人気株1位は、日本通信でした。今期の予想一株利益が8.4円ですから、最大の評価がPER100倍で840円、前期までは5円程度だったので、目標株価500円としました。でも最近の人気ぶりは明らかに異常ですね。昨日述べたように新興御三家のように、必ず下がります。このように収益の先取りをする会社は、実際の業績動向を確認する作業が必要ですからね。
むしろIIJの方がまともですが…普通は二番手銘柄として動くものですが…今の市場は証券マンの知識レベルも低く、目先ばかりしか、目を向けませんからね。ネット・トレイダー等の目先筋は、業績面の考え方をせず、値動きが信条で、その場限りの動きです。ITバブル時の光通信やソフトバンクの異常な値上がりをみれば、彼らの習性が分かります。あの時、カタルのソフトバンクの容認株価は、1万円だったのです。しかし実際の現実は19万8千円ですからね。驚きましたね。相場の怖さです。
日本通信は、当初から述べているように総務省がバックアップし、携帯料金の収益は安定していますから利益の質も高いですね。間違いなく利益は2倍や3倍以上になります。でも高収益になると、当然、批判を受けますね。公共性のある利益は制限を受けます。だからソフトバンクも異常人気です。いくらアリババやスプリント、ITモバイル絡みでも…です。ただソフトバンクは、きちんと税金を払っていますね。楽天のように赤字企業を買収し、節税している企業とは違います。小さい内は容認されますが、会社が大きくなれば、社会的責任も全うしなくてはなりません。僕が三木谷氏を嫌いなのは、この点にあります。最初は応援していたのですよ。
さて株価の解説をしている場合ではありません。個別株の動向は…またね。今日は「米国金利低下の謎」を…採り上げましょう。通常、景気が回復すると資金需要が増し、金利が上昇します。しかしどういう訳か…景気指標は改善していますが、米国の長期金利は低下しています。この現象は、今、話題の不思議ですね。Jカーブ効果と同じような謎です。この動きを解説しているのが、PIMCOのビル・グロス氏です。かなり有名な人ですね。彼は今後3-5年程度、「世界の経済は、低く、安定した巡航速度(ニュートラル)の成長に収斂していく。また、景気を刺激もせず、抑制もしない中立的(ニュートラル)な政策金利は従来よりも低い水準に留まる」と述べているようです。
要するに技術革新への移行期なのでしょう。カタルはITバブルの実現を信じています。所謂、スマート・コミュニティーへの移行ですね。そうです。押井監督のアニメ映画のSFの世界が実現されるのです。現在は、その入り口なのですね。例えば新薬開発の臨床実験もスパコンを使う時代がやってきます。現在は人間を使ったモルモットの実験ですが、遺伝子治療も進み、スパコンでシミュレーションするのです。この効率は計り知れません。臨床実験は時間が掛かり、データを集める為に最低5年程度は掛かりますが、スパコンなら半年程度に短縮できるでしょう。もっと早くなるかもしれませんね。物流も無人搬送機が、空中を飛び交うのでしょう。そんなマンガの世界に突入します。その走りが007ですね。HEMSなどの遠隔地操作は、その初期バージョンです。最初に任天堂が開発したゲーム&ウォッチなどの画面は、今から思えば笑えます。そんなものですよ。スマフォの誕生は2007年ですね。構想は2004年でしたかね…。そんな時間感覚なのです。
今の時代は端境期との見方があります。その為にゴールドマン・サックスのゲーリー・コーン氏は、嘆いていましたね。「難しく、異常」な状況が続いていると…。株屋にとって市場が安定するのは困るのですね。ここで日本がドラスティックな変化をみせれば…世界から投資資金は集まりますね。昨日は「集団的自衛権」の扱いを巡り、国会論争が生じていました。これまでの内閣では、このような難しい判断の問題は先送りしていますが、安倍さんは果敢に取り組んでいます。靖国参拝に批判を受けましたが、カタルは、あの時、事の善し悪しは別にして、このような行動力がなくては、日本は脱皮できないと述べていたと思います。JAの改革も必要ですね。農家は自民党の集票マシンです。しかしJA解体論まで踏み込んでいます。
昨日、三井不動が公募発表で株価が沈んだようですが…、現状の機関投資家の良識の無さを示しています。日本生命やマリーンなどの運用担当者は馬鹿ですね。メディアも1300兆円も国民の財産が棄損したことを、誰も報じていません。しかし米国は違いますね。メールで問い合わせがありましたが…住宅ローンを抱えるおよそ2割の1000万世帯が「アンダー・ウァーター」と言う、家を売っても借金が残る状態だと…米国では話題になるのです。ところが…日本は、これだけ資産価格が下がっても、メディアは政策責任を追及しませんね。1300兆円ですよ。
政治の責任は「国民の財産と生命を守る」ことにあるのです。その責任を放棄していますね。だから55年体制が崩壊し混迷したのです。メディアの責任が、大きいことが分かりますね。この集団的自衛権の話は日本国民の自立に繋がり、安保問題から徴兵制度へと繋がる問題です。非常に重要ですが…メディアは徴兵制度まで言及していませんね。馬鹿ですよ。三井不動産は買い場ですよ。今日の株価は3186円です。5000円、1万円を目指すでしょう。当然、ケネディクスはこの公募の側面支援の役割を担います。ケネディクスが3000円になれば、三井不動も安く感じます。幹事証券は不動産株全般のテコ入れは難しいですから、不動産セクターからスター株を作れば、全体への波及効果が生まれますね。
このような現実を積み重ねることで、日経平均株価が10万円を目指し、スマート・コミュニティーの実現が達成されるのです。信用創造なくしてスマート・コミュニティーの確立はあり得ません。さて米国金利の動向をみて、自分なりに未来の経済を推測して下さいね。ネットの掲示板をみると次元が低いね。このような論争やトマ・ピケティ氏の「21世紀の資本論」などの話題が、掲示板に載るようになると、日本人の資質も、もっと上がるのでしょう。残念ながら、カタル君は英語が読めませんからね。落第生ですね。トホホ…さて馬鹿は、これからテレビ観戦です。またね。馬鹿などと、下品な言葉を使いごめんなさい。他意はありませんから…。
投稿者 kataru : 2014年05月29日 09:56